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タイトル:Daily Drama Express 2006/02/15 神はサイコロを振らない (5)  2006/02/20


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/02/15 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 神はサイコロを振らない
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 黛ヤス子(小林聡美)
 竹林亜紀(ともさかりえ)
 木内哲也(山本太郎)
 黛菊介 (武田真治)
 大屋本部長(岸部一徳)
 加藤久彦(大杉漣)
 坂倉将 (升毅)
 後藤瑠璃子(鳴海璃子)
 浜砂柚子(市川実和子)
 甲斐陽介(尾美としのり)
 甲斐航星(中村友也)
 黒木亮 (小清水一輝)
 浜砂桃子(佐々木麻緒)
 中武昇子(明星真由美)
 浜砂藤吉(片桐仁)
 日向啓太(丸山智己)
 霧島藍 (矢沢心)
 神蔵竜蔵(ベンガル)
 神蔵英子(大川栄子)
 早川真澄[機長](石橋祐)
 後藤杏子(高橋惠子)
 神蔵弘美(通山景織子)

原  作 大石英司
脚  本 水橋文美江
主題歌  『』

あらすじ  the 5th day「会えてよかった!10年ぶりの親子の再会…」

 哲也(山本太郎)のプロポーズを断ったものの、ヤス子(小林聡美)
の気持ちは揺れていた。

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 −402便が時空を越えてやってきたのは奇跡のようなことだが、こ
の先私を嫁さんにするという人が現れるのも奇跡ではないだろう
か……
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 彼の気持ちを受け止めよう!
 いや数日後に消える人と結婚してどうする、第一戸籍も抹消されて
いるんだから結婚は無理だ……
 結婚とはそういうもんじゃないだろ!

 考えながらホテルの廊下をうろうろ行ったり来たりしていると、た
またま通りかかった加藤教授(大杉漣)にその様子を見られてしまう。

 あれこれ詮索を始める加藤教授に、ヤス子は「結婚は何なのかなぁ
って」と少々なげやりに答えて、立ち去ろうとする。しかし加藤教授
はヤス子を捕まえ「402便の乗員乗客が数日後に消えることについて
どう思っているんだ!嘆き、悲しみ、動揺、うわぁ!ってならんの
か?」とまくしたてる。

 するとヤス子は「黛ヤス子の言葉にこうあります、泣いたりわめい
たりできたらどんなに楽だろう」と答えて去っていく。加藤教授はポ
カンとし、胸に手をあててボーっとしてしまう。

 そこへ加藤教授の携帯のベルが鳴る。甲斐の弟星(中村友也)から
で、数日後に消えるという加藤教授の理論を覆したいという。

 ヤス子が帰ろうと地下駐車場を歩いてくると、啓太(丸山智巳)と
藍(矢沢心)が現金の入ったバッグをひっくり返し、慌てて拾い集め
ているところに遭遇する。ヤス子は「ご家族のもとに帰られたんじゃ
ないですか?」と尋ねる。すると2人は「まだもうちょっと東京見物
したいんで」と答え、あたふたと去っていく。

 あっ気にとられるヤス子だが、そこへ亮(小清水一輝)から電話が
かかってくる。亮は明日母親に連れられてロスに行くのでその前に父
親に会いたいと言う。亮の両親は離婚していて、母親は亮に「お父さ
んは仕事が忙しくて来られない」と話していた。

 −10年前の情熱を今も持ち続けていますか?

 ヤス子は対策室に戻り亮の父親について調べ始める。すると亮の父
親はリストラされてホームレスになっていることがわかる。

 そんなところへ、菊介(武田真治)から電話が入る。哲也が出て行
こうとしていて、亜紀(ともさかりえ)が必死に押さえているのだと
いう。「何があったんだよ」と顔をしかめる菊介に、ヤス子は「私、
亮君のお父さん探してるの、ごめんね」と電話を切ってしまう。

 昇子(明星真由美)は柚子(市川実和子)からこの10年の状況を聞
き、「無理させて悪かったな。こうして会いにきてくれただけで嬉し
いよ。帰りなよ。いくつなの娘さん?」と柚子を気遣う。柚子は昇子
に謝り、長崎の家族に電話し、明日帰ることを話す。しかし娘の桃子
は「母ちゃんの夢を応援するため、東京へ行く」と言い出す。

 ヤス子のもとに哲也と亜紀がやってきて、亮の父親探しの手伝いを
すると申し出る。ヤス子たちは亮の父親がどこにいるのかを整理し始
める。ヤス子の記憶によれば、半年前品川のひばり公園で瑠璃子のCD
の音楽が聞こえてきたことがあって、それが亮の父親ではないかと言
う。

 すると哲也は「そんじゃ俺がひとっ走り行ってくる」と飛び出そう
とする。ヤス子は「そんな、警察に届けたり、ご家族の話を聞いたり
とか段取りがあるでしょ」と止めるが、哲也は「時間がないんだ、ダ
ッと行ってパッと見つけりゃいいんだ、クドクドさん」とヤス子の髪
をくしゃくしゃにする。亜紀も「ほら行きなよ、私は亮君のお母さん
と話してくるから」と押し出す。

 航星は加藤教授と会い、402便が10年前に戻される正確な時間を割
り出し、回避する方法を割り出したいと言う。しかし加藤教授は航星
が撮った写真を返し「残された時間で論文のひとつでも書いて有意義
に過ごしなさい」と取り合わない。
 甲斐(尾美としのり)は「人のために生きたことはないんじゃない
か、この人は。それか10年前に戻る正確な時間を割り出せないんだろ
う」とぼそりと言う。それを聞いた加藤教授は頭に血が上り時間を割
り出すと言い出す。

 亜紀は父親に会わせたくないという母親に、亮がまた消えることを
伝え、亮の気持ちを考えて欲しいと説得する。

 哲也とヤス子はひばり公園内を探す。すると乗客乗員がまた消える
という新聞が落ちているのを発見する。しかし父親らしき人の姿はな
い。ヤス子は不意に空を見、「ここ、飛行機がよく通るんだよね。た
ぶんずっと見てたんじゃないかな」とつぶやく。

 哲也とヤス子はさらに公園内を探し回る。するとゴミ箱を漁る浮浪
者がいる。
 ヤス子が「黒木さんですよね?遺族会担当の黛です」と告げると、
浮浪者は逃げ出す。ヤス子は慌てて追いかけてしがみつき「亮君が会
いたがっているんです」と必死に話す。

 ヤス子と哲也は亮の父親を連れて自宅に戻りお風呂に入らせ、新し
い服に着替えさせる。しかし父親は「どんな顔をして会えるんです?
10年は長いです」と沈痛な表情を浮かべる。

 ヤス子は「後悔して欲しくないんです。会いたいという気持ち以外
に必要なものはないんです。ただ会って抱きしめてあげてください」
と静かに諭す。哲也も「俺は亮君と同じ立場なんで分かるんです。会
ってあげてください。10年後の世界に戻ってきたことを良かったと思
えるように」と励ます。

 こうしてヤス子は亮の父親とともにホテルに向かう。亮は父親に会
って大喜びし、父親もまた亮をしっかりと抱きしめる。亮の母親もそ
の場にやってくるが、亮の喜ぶ顔を見て「ロス行きはキャンセルして
ください」と坂倉課長(升毅)に告げる。その様子を見守っていたヤ
ス子はふと哲也を見やると心底嬉しそうな顔をしているので、複雑な
思いを抱く。この2人のように自分たちはなれないのだろうかと。

 ヤス子はたまたま通りかかった瑠璃子(鳴海璃子)を見つけると、
亮の父親に引き合わせる。亮の父親は瑠璃子のCDを見せる。亮の父親
と瑠璃子の母親は共にわが子を1人で飛行機に乗せたことを悔いてい
た。しかし瑠璃子の母親は亮の父親に「大丈夫、うちの自慢の娘が一
緒にいるから亮君は寂しいわけない。この音楽を聴いて天国で楽しく
やってますよ」と瑠璃子の追悼CDを贈ったのだという。

 亮の父親は「私がぎりぎりのところで踏みとどまれたのはこのCDの
おかげなんです」と瑠璃子に頭を下げる。瑠璃子は「母のしたことは
無駄ではなかったんですね……」とつぶやく。

 帰り道、亜紀は「哲や私がいないときのヤッチの支えってなんだっ
たの?絶望のどん底だったんでしょ?」と尋ねる。しかしヤス子はす
ぐには答えられず「2人、何か食べてきなよ。私は家に約1名待って
いるのがいるから」と話を変える。亜紀は「菊坊もなんとかしないと、
ヤッチ1人残して行けないよねぇ」と考え込む。
 ヤス子は「介護保険って知っている?だから大丈夫」などと答える
と、哲也は「おまえはぁ〜」とまたヤス子の髪をくしゃくしゃにし
「俺、ホテルへ行くわ」と去っていく。

 亜紀は「もうヤッチは〜」と哲也の気持ちを受け入れないヤス子を
責める。するとヤス子は哲也にプロポーズされたことを打ち明ける。
ヤス子にとって哲也の思いが強ければ強いほど受け入れらない自分の
胸中を明かす。

 亜紀は「やっぱ、ヤッチは諦めてんだね。どうでもいいやって感じ
ない?」と言う。ヤス子は「そりゃ、若いころは100個できると思っ
たのが10個になって。あっ、諦めたったことじゃないよ。10個でもそ
れが確実にできることなら諦めたんじゃなくて、自分がわかってきた
ってことだって思うから、それが年を重ねることだから」とたどたど
しく答える。

 亜紀は「私や哲がいても10個なの?亮君の父親にしがみついたとき
の情熱は11個目にはならないの?」と怒る。ヤス子は「どうにもなら
ないことに負けたくない、負けたくないよ私だって!」と声を張り上
げる。すると亜紀は「じゃあ大丈夫。100個は無理でも12個目はある
よ」と封筒を差し出す。「1人のときに見てね」と亜紀は笑顔で去っ
ていく。

 桃子は父親と共に東京へやってきた。瑠璃子は母親に電話をかける。

 ヤス子が亜紀の封筒をあけると「東京ファンタジーパークワンデー
パス」とともに「観覧車でチューしておいで」というメモが入ってい
た。亜紀は同じ封筒を哲也にも渡していた。


寸  評  笑いの要素が強すぎるんじゃないかなあという気がします。しん
みりした雰囲気が基調となっていると思うのですが。笑いの要素は哲
也1人にとどめておくくらいがちょうどいいくらいだと思います。
 ヤス子が言ってた「100個はできなくても10個確実にできることは
自分がわかってきたこと」というのは若いころよりできることは少な
いというニュアンスでしたが、私はむしろ年をとって自分が見えると
いうことはフラフラしていたのがなくなって自分の中の芯ができたと
いうことのように思えましたが違うのでしょうか。1個できることも
大変なことだと思います。何かをやろうとしたら時間は本当に短いも
のですから。

執 筆 者 ケン()

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2. 編集後記
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 ラグビー日本選手権で早稲田大学がトップリーグ4位のトヨタ自動車を破る
快挙がありました。学生チームと社会人チームのレベル差はかなりあり、10年
前くらいは100-0くらいの試合があったように思います。今週末はトップリー
グ、マクロソフトカップ2冠の東芝府中との対戦で、どこまでやれるか非常に
楽しみです。(ケン)

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