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タイトル:Daily Drama Express 2006/01/11 相棒 (12)  2006/01/18


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/01/11 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 相棒
局  名 テレビ朝日
放映日時 水曜21時
キャスト 杉下右京(水谷豊)
 亀山薫 (寺脇康文)
 小野田公顕(岸部一徳)
 宮部たまき(高樹沙耶)
 奥寺美和子(鈴木砂羽)
脚  本 輿水泰弘ほか
主題歌  「」

あらすじ  シーズンIV 第12話 「緑の殺意」

  オーガニックレストラン「キュイジーヌ O」のオープニングイ
ベント前夜。新店舗のオーナーの川端敏臣(菊池隆則)とシェフ久保
寺太一(小林隆)が言い争っている。久保寺は葉山にレストランを持
っているが、川端と共同経営で新店舗を開店する。その契約内容は川
端に有利で久保寺には不利益なもの、すでに契約が交わされており、
川端は契約を破棄するなら違約金を払えと言う。レストランの野菜生
産者野澤春奈(七瀬なつみ)がその言い争いを目撃する。

 オープニングイベント。杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)
は宮部たまき(高樹沙耶)に誘われて来ている。

 厨房。久保寺は昨日の屈辱を思い出しパプリカを握りしめて怒って
いる。春奈は自分の野菜にクレームでもあるのかと質問すると久保寺
は別のことだと言う。春奈は料理のハーブとしてチャイブを使うこと
を勧める。

 野菜のグリルを皿に山盛りにして食べる薫。薫は春奈の顔を見て昔
アイドル歌手であったことを思い出し、春奈に確認する。

 久保寺のスピーチの途中、川端が血相を変えて出て行く。

 イベント終了後、たまきは生産者の春奈に野菜を使った料理やソー
スの作り方を教えてもらったとご機嫌な様子。
 薫が右京とたまきと別れてトイレに行くと清掃中の札がかかってい
る。薫が別のトイレへ行こうとすると、「社長が」と助けを求め慌て
ている店員・倉持隆弘(内田健介)とぶつかる。

 薫は階段の踊り場で倒れている川端を発見する。「亡くなられたよ
うですね」と背後から右京がやって来る。

 川端の死体は手にハンカチを握っている。転落により首の骨を骨折
したのが死因。
 薫は川端がトイレに行こうとしたが清掃中で入れず下のトイレに行
こうとして足を滑らせてしまったのではないかと推理する。

 右京と薫が上の階に戻るとトイレは1時間前と同じくまだ清掃中に
なっており、不審に思った二人が中に入ると清掃員はいなかった。

 右京は川端がスピーチの最中にトイレに行くのは無作法な行為、た
またまトレイに行きたくなり、トイレにはたまたま清掃中の札を取り
忘れたままになっており、たまたま階段で足をすべらせたと「たまた
ま」が3回重なると作為の匂いがすると、事故ではなく事件性を疑う。


 右京は倉持や春奈のアリバイを確認する。久保寺のアリバイ確認の
ため事務所に入ると、久保寺は共同経営契約書を後ろに隠す。久保寺
はスピーチ後は厨房にいたと話す。

 特命係。イベントのビデオを見る右京と薫。鑑識の米沢守(六角精
児)から非常階段にあったダンボールに川端の足跡があったという報
告を聞く。犯人はトイレに清掃中の札をして非常階段に誘い込み、階
段の踊り場にダンボールを置いて遠隔殺人を狙ったのか?右京は米沢
に法医学者による川端の胃の内容物調査を依頼する。

 トイレに行く前からハンカチを用意しているのは不自然、川端は吐
き気に襲われたのか?料理は立食形式で同じ食べ物を右京たちも食べ
ているので食中毒ではない、嫌いなものなら最初から食べないはずだ
と川端が何を食べてトイレに行こうとしたのか気にかかる。

 あるレストラン。川端の経営するネイチャフード・コーポレーショ
ンの社員・伊東麻美(岩津祥子)はシェフから契約内容について文句
を言われている。川端は評判の良いレストランに新規オープンを持ち
かけ稼げるだけ稼いだ後、手を引き、レストラン側には借金だけが残
るという契約内容でトラブルが発生していた。

 右京と薫は川端がかつて芸能プロダクションのマネージャーをして
いたということを知る。二人は麻美から川端の食べ物の好き嫌いを聞
く。そばや麺類は食べなかったという答え。川端はそばアレルギーが
あったのか?

 葉山の久保寺のレストラン。薫が久保寺と川端が契約で揉めていた
のではないか?と問うと久保寺は川端はペテン師と悪し様に言う。

 右京はメニュー表に材料がすべて記載されているのに目を留め、川
端が食べたものに赤丸をつけてもらう。

 春奈の農園。右京と薫が春奈から話を聞く。農園は両親が経営して
いたが、春奈が30歳前に亡くなりタレントを辞めて農園の仕事をする
ようになった。春奈は野菜作りは自分にしか出来ない仕事と誇りをも
って仕事をしている。

 春奈はイベント前日に久保寺と川端の言い争いを目撃し、川端に久
保寺を紹介したことを悔やんでいた。

 ラーメン屋。薫は赤丸で囲んだメニューに「そば粉のニョッキ」が
あることを見つけそばアレルギーでないことを知る。右京は薫に注文
しなかったメニューに答えはあると助言する。

 薫はネギをつかった料理を食べていないことを見つける。

 ネギアレルギーに誤ってネギを食べさせた計画殺人か?しかし当日
のメニューにはネギは入っていない。野菜のグリルに特製のハーブソ
ースだった。

 当日搬入された野菜リストの中にネギ科のチャイブがあった。

 特命係に捜査一課の伊丹憲一(川原和久)らが入って来る。伊丹は
春奈のファンだったようで、春奈を調べているのが気に入らない様子。
右京は三浦信輔(大谷亮介)から検死報告書をもらう。胃の内容物に
ネギやチャイブはなかった。

 「花の里」。薫がヒジキが苦手で食べないでいると、たまきは右京
は梅干と酢豚のパイナップルが苦手と話す。たまきが好きな人の嫌い
な物はデートして食事をすればすぐにわかると話す。

 セントラルテレビ。薫はマネージャー時代の川端の評判を聞き込む。
川端の評判は悪く、担当のタレントと関係ができたため首になったと
いう話を聞く。

 レストランの厨房。右京と薫は久保寺に話を聞く。当日、春奈にチ
ャイブを使うよう勧められたがハーブソースには使わなかった。チャ
イブは匂いがきつくて他の野菜の匂いを消す怖れがあったから。

 農園。右京と薫は春奈に話を聞く。10年前川端と関係があったこ
と、春奈は川端から数千万円の融資を受けていたこと、ネギアレルギ
ーがあることを知っていたのではないかと疑問をぶつける。

 春奈はあの日の料理にネギは入っていないと言い、春奈は川端に対
して殺意があったことを認め、それが罪になるのかと開き直る。右京
は「誰かに殺意を抱くことは罪ではないが現実に移せばそれは殺人で
す」と言う。

 特命係。右京と薫と角田六郎(山西惇)は春奈の供述内容を考えて
いる。階段から突き落とせば殺人だが、春奈の場合は踊り場にダンボ
ールを置いただけ。右京は死ぬかもしれない状況を作るのと殺すのと
は天と地ほどの差があると言う。

 薫は未必の故意の可能性を示唆。「未必の故意」とは実害の発生を
積極的に意図または希望し、結果として実害が生じても構わないとい
う行為者の心理状態。
 川端が死んでもかまわないと思っていたら証明するのは至難の業。

 「花の里」。たまきは右京と薫に春奈から教えてもらったというチ
ャイブをソースにつかった料理を出す。二人は驚きの表情でたまきの
顔を見つめる。

 右京と薫は春奈をレストランに呼びイベントのビデオを見せる。川
端は何の疑いもなく野菜を口にしている。

 右京は春奈に自分の推理を明かす。春奈は久保寺にチャイブを使う
ように勧めたが、彼が使わなかったため別の方法に切り替えた。ビデ
オを早送りすると、川端の後ろでたまきと春菜が話をしている。その
直後川端はトイレに直行した。

 その時、春奈はたまきに今日の料理のソースには隠し味としてチャ
イブをすりおろして使っていると話していた。

 川端は春奈の話を聞きチャイブが口に入ったと勘違いし、アレルギ
ーの症状が出る前にトイレに行こうとした。春奈は事前にトイレに清
掃中の札をかけておき非常階段へ誘導した。

 春奈はただの偶然と言い、ビデオの時点ではチャイブが入っていた
ことは知らなかったと話す。ビデオを巻き戻すと、春奈の食事をする
姿が映っていた。

 右京はうそをつくと次のうそ、さらに次のうそとほころびを隠すつ
もりが自らほころんでしまうと言う。

 春奈は川端が自分の農園を奪おうとしたと告白する。農園を宅地に
して売れば5億の値がつくと言った。川端は春奈に野菜は誰が作って
も同じだと言って春奈の誇りを踏みにじった。自分の人生まで否定さ
れたと思った。

 右京は推理を展開したが「未必の故意」では春奈を連行しても逮捕
状がおりないと春奈を一人にして帰ろうとする。

 帰り際、右京は春奈が川端に罰を与えようとしていたのではないか
?と話す。階段にダンボールを置いても転落する確率は極めて低い。
本当に殺意があったなら本当に死んでしまう方法をとるだろう。右京
は川端が死んだことで誰よりもショックを受けたのは春奈自身、罪を
認めるかどうかはあなた次第ですと言う。

 一人泣く春奈。

 翌日。薫は右京に春奈が捜査一課に出頭したと話す。薫はためらい
ながら「よかったですね。よかったんですよ。これで」と言うと右京
も「僕もそう思います」と答える。


寸  評  顔は知っていても名前を知らない役者がいます。小林隆もその一
人でした。正月スペシャル「古畑仁三郎」のイチローの登場した回で、
元警官・向島役で登場していたのでようやく顔と名前が一致するよう
になりました。
 今回の番組宣伝だと思いますが、水谷豊が「徹子の部屋」に出演し
ていました。
 「相棒」は視聴者満足度の高い番組として評価されているそうです。
チャートでは2位なんだとか。でもその1位って一体何だろう?そっ
ちの方が気になってしまいました。
 シーズンIIIの再放送を見終わりました。高畑潤子、深浦加奈子、
吹越満、高橋由美子、高橋恵子、涼風真世、きたろう、筒井真理子、
羽田美智子などが出演しており、すでに出演している人はもう出る確
率が低いことを思うと、今後は誰がゲスト出演するのか楽しみです。
確かにシーズンIIIは面白かったです。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 今季のドラマリストを眺めていると、キャステイングの難しさを感じます。
「小早川伸木の恋」は唐沢寿明、藤木直人、谷原章介など男性俳優陣は揃って
いるのに、女優は唐沢の妻役は片瀬那菜、唐沢が一目会った時から惹かれてし
まう女性役は紺野まひるという設定です。女性陣が少し弱いのが気にかかりま
す。せめて妻役に瀬戸朝香クラスの女優をもってきてほしかったです。
 BS放送やNHKドラマなども加えると、一体どのくらいの数のドラマが放映さ
れているのでしょう。その上映画や舞台もあるとなると、じっくり良い脚本が
書けない、俳優が育たない、役にぴったりした俳優があてられないなんてこと
もあるのではないかと思います。(たま)

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発行元:ドラマ研究会
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