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タイトル:Daily Drama Express 2006/01/11 アンフェア (1)  2006/01/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/01/10 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル アンフェア
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 雪平夏見(篠原涼子)
 安藤一之(瑛太)
 三上薫 (加藤雅也)
 瀬崎一郎(西島秀俊)
 佐藤和夫(香川照之)
 牧村紀世子(木村多江)
 山路哲夫(寺島進)
 蓮見杏奈(濱田マリ)
 小久保祐二(阿部サダヲ)
原  作 秦建日子「推理小説」
脚  本 佐藤嗣麻子
主題歌  伊東由奈『』

あらすじ  第1回「敏腕女刑事VS予告殺人」

 東京。
 途中、署からの犯人についてのデータを目にしながら、首都高を飛
ばして警視庁捜査一課の検挙率ナンバーワン刑事・雪平夏見(篠原涼
子)が現場に向かっている。

 追い詰められた強盗がナイフを手に銀行の女性を人質に取って屋上
に立てこもっている。刑事が説得を続けるが埒が明かない。そこへ雪
平が登場。周りの刑事の制止を無視したまま犯人に近づく。

 「早くやれば?この辺を一気に。そうすれば彼女も苦しまないで済
むから。ごめんね、お嬢さん。」その台詞で人質女性が気を失って犯
人の体制が崩れた瞬間、雪平が犯人を蹴り上げて逮捕となる。

 こんなやり方に、人権侵害だとマスコミや事件団体から警察は吊る
し上げを食う。当然雪平は上司である管理官山路哲夫(寺島進)から
単独プレイに対して釘を刺されるが、相手にしない。結局山路は、雪
平の足かせとして見習い刑事の安藤一之(瑛太)の面倒係を雪平に命
じる。

 これまで雪平のやり方に反発する小久保祐司(阿部サダヲ)刑事か
ら、もし本当に犯人が人質を刺していたらどうしたのか、と雪平は尋
ねられる。もし刺そうとしたなら迷わず銃を使ったと言い切る雪平に、
小久保は5年前と同じにか?と言い返す。

 雪平は5年前の同様の人質事件の際に、人質を刺した犯人の胸を打
ち抜いて殺してしまったことがあった。さすがに言葉に詰まる雪平。
「アンフェアなんだよ、お前のやり方は。」小久保は言い捨てた。

 雪平は同僚の蓮見杏奈(濱田マリ)と友人の松本理恵子(小林麻央)
と飲んでいた。しかし出版社に勤める松本は上司の急な呼び出しで社
に戻る。

 会社である岩崎書房に戻ると、上司の瀬崎一郎(西島英俊)から急
な差し替えの校正を頼まれる。その時松本宛にメールが入る。

 「今夜、ふたつの命と引き換えに僕の才能は蘇る。 T.H.」

 その晩、新宿中央公園で二つの刺殺遺体が発見される。安藤に家ま
で来られて起こされた雪平は一緒に現場を訪れる。

 遺体発見現場では、被害者の最後の景色を見るために死体のあった
場所に寝る主義の雪平。安藤に一人目の被害者である男の死体役をさ
せ、その上から自分が二人目の被害者である女子高生の死体の位置に
寝転んだ。

 そしてその姿で目に付いたしおりを押収する。「アンフェアなのは
誰か?」との文字が書かれていた。

 翌朝、このニュースをテレビで見た松本は、昨日のメールの言葉と
の一致をいぶかる。

 雪平と安藤は、しおりの出所を探すために出版社巡りをする。岩崎
書房の松本を訪ね、しおりのことを聞こうとする。しかし松本は不在
で上司の瀬崎が対応し、それが岩崎書房が3年前に10万部発行された
ものだと判明する。

 捜査本部での会議。聞き込みの結果、被害者の二人は何のつながり
もなく、いつもはあの公園を通らないことなどから、通り魔殺人との
見方が出ていたが、しおりから被害者二人の指紋が出たことが判明し、
捜査本部は色めき立つ。雪平は、同一犯によるまた次の殺人が起こる
と予告する。

 瀬崎は、売れっ子ミステリー作家の久留米隆一郎(井上順)のとこ
ろへ出版依頼に行くが、大手でやるからと体よく断られてしまう。

 しかし久留米の本は、平井という若いゴーストライターによって書
かれていた。平井は2年間ゴーストライターをしたら自分の著書を出
版させてやると言っていたのにまったくその様子がないことに不満を
持っていた。

 そこで、新しい久留米の原稿を誠文出版の編集者・野口(入江雅人)
にすべてを告白するが、そんな話は珍しくないと一蹴される。

 飲み屋で夕食をとる雪平と安藤。安藤は、雪平がバツ1の子持ちだ
と聞いて驚く。

 その頃、雪平の娘の佐藤美央(向井地美音)は父であり雪平のかつ
ての夫佐藤和夫(香川照之)を寝ずに待っていた。現在佐藤家のお手
伝いさんが見つかっておらず、美央は放課後から父が帰るまで一人で
過ごしているのだった。

 松本は夜道で誰かに付けられている気がして雪平に電話をする。何
とか走って家に帰った松本だったが、途中で連絡が取れなくなった雪
平は警察官を松本の家に回し、自分も安藤と共に松本の家に向かった。

 松本の家には元彼の平井がかつて渡した合鍵で入り込んでいた。追
い返そうとする松本に、平井は、今人が次々殺されるすごいのを書い
ていて、俺の才能が世間に認められるんだ、と話し、松本を拘束する。

 松本の部屋に到着した雪平はマスターキーで部屋に入り込む。しか
し、平井はすでに逃走しており安藤を差し向けるが取り逃がしてしま
う。一方、松本は雪平から事情を聞かれるが黙りこんでしまう。

 翌朝。雪平のベッドで安藤は目覚める。しかも二人とも素っ裸。焦
る安藤をよそに雪平はまったく気にしない。そんな雪平に安藤は、ど
うしてそんなにいつも悪いやつに一生懸命になれるのか、と尋ねる。

 雪平の脳裏には、父が死んだ現場、そしてその遺体のチョーク跡に
自分が横たわって父の最期の景色である東京タワーを見上げる自分が
思い出されていた。

 そんな折、マスコミ各社、捜査本部宛に『推理小説・上巻』と表題
が付けられた原稿が送られてきた。なんとなく気になった雪平は、そ
の原稿を読み始める。そこには、犯人しか知りえない殺人事件の詳細
が書かれていた上、次なる殺人の予告まであった。

 久留米隆一郎のデビュー三十周年記念パーティーが世田谷の香緑苑
で行われていた。そこに松本や瀬崎も訪れる。そこで瀬崎は誠文出版
でのかつてのライバル野口に会う。さらに、松本にまたメールが入る。

 「編集者は墜ち、人々は僕の才能を認める。 T.H.」

 『推理小説・上巻』には世田谷の香緑苑での殺人予告があった。そ
してその通り殺人が行われた。第3の被害者となったのは、野口だっ
た。屋根裏から腹部を刺されたあと突き落とされ死亡した。

 現場に向かった雪平は、相変わらず最後の野口の遺体場所に横たわ
っていた。そこに、安藤がしおりが見つかったと報告に来る。しおり
は瀬崎のポケットから発見されたと言う。

 雪平と安藤で瀬崎を取り調べる。殺された野口とは同じ出版社に勤
務していたこと、最近は久留米の作品を巡って競合していたこと、し
おりには見覚えはないことなど瀬崎は正直に話す。

 瀬崎に興味を持った雪平は、しおりにかかれた「アンフェアなのは
誰か?」と瀬崎に問う。瀬崎は、自分がフェアだと思っている人間の
ことでは?と答える。

 マスコミ各社、捜査本部に、続きとなる『推理小説・予告編』が送
られてきた。
 次なる殺人を止めたければ小説の続きを落札しろと言うのだ。期限
は3日後、新聞に入札金額を掲載し、最低入札価格は、3000万円。次
の標的は「愛する者」だという。

 そして、別れて暮らす雪平の娘・美央のもとには牧村紀世子(木村
多江)という新しい家政婦がやってきた。


寸  評  次々と場面が切り替わって台詞がなく説明が進むので、言葉にす
るのがなんとも難しいです。公式HPを見ても、本当に主要な人物につ
いてしか説明が出ていませんし・・・でも話としてはなかなか興味深
いお話なので楽しんで見て行きたいです。

執 筆 者 井村()

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2. 編集後記
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 「アンフェア」を担当することになりました井村です。ミステリー、かつ、
寸評にも書きましたがなかなか言葉少ない演出で言葉にするのが難しいので、
慣れるまでは読みづらいかと思いますが、最後までお付き合いいただけるとう
れしいです。
 よろしくお願いいたします。(井村)

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