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タイトル:Daily Drama Express 2005/12/19 危険なアネキ (最終回)  2005/12/29


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/12/19 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 危険なアネキ
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 皆川寛子(伊東美咲)
 皆川勇太郎(森山未來)
 北村さおり(釈由美子)
 田村愛 (榮倉奈々)
 中村拓未(平岡祐太)
 武田育夫(高嶋政伸)
 矢沢俊也(金井勇太)
 田村伸一(児玉清)
 野口小春(濱田マリ)
脚  本 金子茂樹
主題歌  平井堅『POP START』

あらすじ  第10回「顔だけイイ女が大逆転」

 「”みながわ”よりも他人を取る・・・勝手にしなよ!」そういい
残して勇太郎(森山未來)がいなくなった。

 それを知った皆川寛子(伊東美咲)は田村教授(児玉清)に詰め寄
る。田村教授は、勇太郎は今の状況に必死に悩んでいる、自分は彼が
立派な医師になって戻ってきてくれると信じているから一緒に待ちま
しょう、と話す。

 さおりがいなくなって途方にくれる中村拓未(平岡祐太)。さおり
は北村太一(小室優太)と二人で新しい暮らしを始めていた。さおり
は”由希”として”みひろ”に電話をし、以前病院で騒ぎになったと
きに”みひろ”を助けてもらったことのお礼を言う。

 また、さおりは太一に寛子と話をさせてやり、”みながわ”復興を
楽しみにしていると言って電話を切る。

 勇太郎は大阪の街を歩き、”関西電力病院”で研修医として働き始
める。そこへ田村愛(榮倉奈々)から連絡が入る。自分のせいで病院
を移ったのでは?それが心配だ、と言う愛の電話を勇太郎は早々に切
ってしまう。

 部屋にこもる寛子のもとをさまざまな友人達が訪れて声を掛ける。
武田は、勇太郎と仲直りしてほしい、初めからあきらめてじっとして
いるのは似合わない、やらないで後悔するよりやって失敗する方がい
いじゃないか、と話しかける。その言葉を聞いた寛子は立ち上がる。

 寛子はその日から『ブルーベルベット』やバイトに復帰、養護施設
『ふれあいの家』にもまたかかわるようになる。

 マンション前に待っていた借金取りから、”みながわ”の土地の競
売期限があと一ヶ月と聞かされる。あと一ヶ月とにかく努力してみる、
と寛子は笑顔で答える。

 『ブルーベルベット』で拓未は荒れまくっていた。いまさら取り返
しが付かない、と嘆く拓未に、寛子はさおりに会いに行け、とアドバ
イスする。拓未から勇太郎のことを言い返された寛子は、今は会わな
いことが勇太郎のためになると信じてるから、と話す。

 勇太郎は愛に電話をする。なかなか大阪に馴染めないともらす勇太
郎に、こっちに帰ってきたくなったか?と聞くがはぐらかされる。
12/25にアメリカに発つと愛は話し、寛子のことを聞くが、勇太郎は
「あの人のことはもう僕には関係ないから・・・」と言う。

 寛子は田村教授に、自分は勇太郎に会いに行ったりはしないし、こ
れが最初で最後の手紙だから、と勇太郎宛の手紙を託す。

 武田は、『ふれあいの家』の中をのぞく容子(万田久子)を見つけ
る。寛子に合わせる顔がない、と話す容子に、武田は、寛子が”みな
がわ”のためのお金を施設に寄付したと話す。

 さらに、勇太郎が容子のために買って託されていた手袋を容子に手
渡す。受け取った容子はその手袋を抱きしめながら涙を流す。

 武田は勇太郎に会いに行き、容子に会った話をする。勝手にお金を
持ち出したことを許せないと話す勇太郎に、武田は家族だからこそ何
でも許せるのでは?寛子は勇太郎を本当に信じているから寄付できた
のだ、と答える。

 そして、寛子からの手紙を勇太郎の手に握らせて立ち去る。しかし
勇太郎はその手紙を部屋のテーブルにそのまま置いてしまう。

 寛子と勇太郎それぞれの毎日が過ぎていく中、大阪での生活に馴染
めない勇太郎は、街中でのふとした姉弟のやりとりについ見入ってし
まう。へこんだ勇太郎はついに寛子からの手紙を手に取り、そして宮
崎に降り立った。

 ---------- 寛子からの手紙

 勇太郎ごめんね、本当にごめん。
 ”みながわ”のことも、施設のことも、こうやって手紙を書いてい
ることも。とにかく全部ごめん。

 勇太郎が”みながわ”を復活させようと頑張ってくれたこと、本当
に本当にうれしかった。勇太郎と姉弟で本当によかったって思った。

 だからこれだけは信じてほしいの。施設に寄付したのは、勇太郎よ
りおかあちゃんの方が大事だからとか、そういうことじゃないの。施
設の子供達が本当の兄弟のように暮らしているのを見て、離れ離れに
なるのを黙ってみていられなかったの。

 勇太郎をがっかりさせることはわかっていた。でも、勇太郎にはい
つかわかってもらえばいいって思ったの。だって私達は本当の姉弟だ
から。どんなにけんかしても姉弟の絆は壊れないと信じているから。

 勇太郎がいなくなって何もかもがイヤになったこともあったけど、
今は”みながわ”を復活させるために頑張っています。

 勇太郎は立派なお医者さんになれるように頑張ってください。これ
は、私とおとうちゃん、おかあちゃんの願いです。いつか一緒に新し
い”みながわ”が飲みたいです。”みながわ”は私達家族の味だから。

 ----------

 ”みながわ”の工場跡を訪れた勇太郎はすぐに帰ろうとするが、や
はり戻って中を見て周り座り込む。そして寛子とのこの数ヶ月の出来
事を思い返して声を上げて涙を流す。

 『ふれあいの家』のサンタの準備をする寛子の前に、拓未が現れ、
これからさおりに会いに行く、と伝える。そして、拓未はさおりたち
の前にバルーンで作った人形を持って現れる。それを見た太一は病気
になってから初めて笑顔を見せた。

 寛子の家では武田や小春、愛たちがクリスマスパーティーの準備を
していた。しかし、寛子が家に帰るとそこには、父の写真に手を合わ
せる勇太郎の姿があった。「どうも。」

 「勇太郎!勇太郎!勇太郎!・・・」寛子は泣きながら勇太郎に抱き
ついた。

 「どれだけ離れてたってやっぱ姉弟なんだよなぁ・・・ほんと、今
更だけど、あんたがアネキでよかったです。」

 それを聞いた寛子は嬉しい、本当に嬉しい、とまた勇太郎に抱きつ
いて号泣した。

 そのとき、どこかから男の号泣が・・・じつは部屋に隠れた武田が
すべてを聞いて涙していた。前から武田、後ろからは寛子に泣きなが
ら抱きつかれる勇太郎。

 翌日。寛子は武田と主に競売の申し込みに裁判所を訪れた。寛子が
競売の申し込みにいくと受け付けられないと言われる。

 実は、債権者である借金取りのボスが初めて”みながわ”を口にし、
こんなおいしいものを失くすとは許せん!と言い出し”みながわ”の
新しいオーナーになると立候補したのである。その話を素直に受けた
寛子。”みながわ”が復活することになる。

 勇太郎は愛をリムジンバスに見送りに行く。勇太郎は、「愛ちゃん、
応援してるから。」「行ってきます!」「行ってらっしゃい!」

 そして一年後。”みながわ”復興記念パーティーが『ブルーベルベ
ット』で行われる。この日で”由希”と”みひろ”も卒業となる。

 さらに、パーティーに愛、勇太郎が現れ、一緒に容子をつれてくる。
「ごめんね。」と頭を下げる容子の手をとって、寛子は容子に抱きつ
いた。

 パーティーは大盛況のまま終了し、寛子は宮崎で”みながわ”の旗
と共に正式に”みながわ”を立ち上げた。父の墓前で勇太郎と寛子は
新”みながわ”で乾杯した。初めて”みながわ”を口にした勇太郎は
「うまい!」と笑顔をもらした。


寸  評  まるくハッピーエンドになりました。お話はこれはこれでいいと
思うのですが、そんなことよりも!先週から思ったのですが、すごい
CMの数でした。一番短いところでは5分おきくらいにCMMが入っ
ていて、視聴者をバカにしていると思います。こんなことならCMを
まとめて最終回延長!なんてせずにいつもの時間内に終わらせれば十
分ですよね。

執 筆 者 井村()

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2. 編集後記
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 無事最終回を迎えることができました。最後まで読んでいただいてありがと
うございました。今回は、私にとっては森山未來さんがいいなぁ、と思えたこ
とが収穫でした。もともとダンサーだと言う彼の踊りもぜひ見てみたくなりま
した。また原稿を書かせていただく機会がありましたら、よろしくおねがいし
ます。m(__)m(井村)

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