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タイトル:Daily Drama Express 2005/11/17 大奥 (6)  2005/11/30


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/11/17 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 大奥〜華の乱〜
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 信子[綱吉正室](藤原紀香)
 お伝の方[綱吉側室](小池栄子)
 安子  (内山理名)
 徳川綱吉(谷原章介)
 桂昌院[綱吉生母](江波杏子)
 音羽[桂昌院付きの女中](余貴美子)
 右衛門佐[大奥総取締](高岡早紀)
 柳沢吉保[綱吉側用人](北村一輝)
 染子[柳沢側室](貫地谷しほり)
 牧野成住(田辺誠一)
脚  本 浅野妙子
主題歌  東京事変「修羅場」

あらすじ  第六話 殺意

 −− それから3昼夜、安子様は蝶丸君のそばを片時も離れずお過
ごしになりました。

 祈祷僧 隆光(火野正平)も、桂昌院[綱吉生母](江波杏子)も
祈る。
 徳川綱吉(谷原章介)も公務を休み、看病する。

 しかし蝶丸は、高熱と嘔吐に襲われ、幼い命が天に召された。


 取り乱す安子(内山理名)に桂昌院は、「みっともない。そなたに
非がないわけではない。幼い子を残して席を外されていたそうではな
いか。蝶丸君に病がついたじゃないか」と言う。

 綱吉が桂昌院に、安子を責めるなと言う。ごひいきの隆光がついて
いながらなんでこのことが予見できなかったのか。あるいは天命とい
うならば、安子に非はないだろう、と。

 桂昌院は、母に逆らうのか。論語の教えにももとる。天罰が下る、
と言う。
 綱吉は、天罰なら、もう下っていると言う。
 桂昌院は綱吉の頬を叩く。

 安子は蝶丸が亡くなったのは急な病でも天命でもない。自分が座を
離れた時、蝶丸のそばにいたのはお伝の方[綱吉側室](小池栄子)。
お伝が何か蝶丸に毒を含ませた。部屋にはお伝のふくさも残されてい
たと言う。

 桂昌院は証拠があるのかと問う。
 安子はこれが最初ではない。吹き上げの石段で、湯殿で、身ごもっ
たその日からずっとお伝につけねらわれていた、と言う。是非、お伝
を詮議にかけて欲しいと懇願。


 桂昌院は中臈・音羽[桂昌院付きの女中](余貴美子)に問う。
 音羽は確かに蝶丸の異変の直前までそばにいたのはお伝だと答える。

 桂昌院は、音羽と柳沢吉保[綱吉側用人](北村一輝)に、蝶丸亡
き今、お伝はたった一人綱吉の血を引く若君の母。罪人にするわけに
はいかない。安子の言うことは無視するよう命じる。


 −− 安子様にとって蝶丸君は、大奥という暗闇に立った一筋残さ
れた曙の光でございました。それを失った今、安子様は永遠の闇夜を
彷徨うように何も見えなくなってしまったのです。お伝の方様に対す
る憎しみ以外は。
    大奥は女の恨みのるつぼ。一人の敵には、もう一人の敵が、
その背後にはまた別の敵がいることに、安子様はいつ気づかれるので
しょうか?


 蝶丸の葬儀。安子はお伝をにらむ。


 信子[綱吉正室](藤原紀香)は吉保に、あの薬で楽に寝付かれる
ようになった。またの時の為に、まだ残してあるという。
 吉保は、また必要になったらいつでも言って下さい、と言う。


 隆光が護摩壇を焚いている。
 桂昌院が祈っている。

 蝶丸はこの世に産まれるべきではない罪の子。安子奥入りの時から、
この縁談には死の影がとりついている、と隆光のお告げ。
 蝶丸ご生誕の時からのすべての記録を焼き尽くすこと。蝶丸が生き
ていた証が一つでも残っていたら、将軍家はまた死に見舞われると託
宣。

 桂昌院は早速、蝶丸の形見を片っ端から妬かせる。

 安子が桂昌院に抗議。
 桂昌院は安子とその子は呪われている。二度と『蝶丸』という名を
口にするなと言う。

 安子は、隆光とて人の子。神や仏ではないと言う。
 桂昌院は、側室の分際で何を言う、と言うと、すがる安子の手を払
い、二度と綱吉にも近づくなと命じる。


 徳松を愛でる桂昌院。お伝をねぎらい、徳松に綱吉のお世継ぎのお
墨付きを貰ったらと勧める。


 遂に徳松が世継ぎとのお墨付きを貰い、その祝いも兼ねた端午の節
句。

 お伝をずっと睨み続ける安子。
 得意げなお伝。
 遂に安子は宴を中座する。


 −− さりながら盛者必滅と申しますか。お伝の方様のおごれる
日々も長く続かなかったのであります。


 大典侍(中山忍)−−清閑寺大納言息女。
 側室として桂昌院が京から連れてきた女性。

 桂昌院は清閑寺大納言に、大典侍が綱吉の側室になることを承知し
ていることを確かめる。
 条件を出す大納言。
 大典侍は、御台所や他の側室と顔を合わせるのが嫌なので、新御殿
をと頼む。

 桂昌院は、あれだけ気が強ければ綱吉にしっかりと食いついて、早
く子を儲けるだろう、と言う。


 お伝はそのことを知り、血相を変える。


 大典侍が総振りにて挨拶。
 にらむお伝。無視する安子。


 信子の部屋に招かれる大典侍。右衛門佐(高岡早紀)にもお久しぶ
りと挨拶する。

 新御殿を巡って、やんわりと応酬する信子と大典侍。
 信子は、大典侍のような素性の正しい者に綱吉の子が出来ることを
心待ちにするという。そして素性卑しきお伝は、敵とみたら見境無く
なる。気を付けるように、と言う。
 また、安子は敵でも味方でもない。近頃気鬱が激しいので、気にし
ないように、と。

 右衛門佐は大典侍に、大奥は敵の多いところ。言動に気を付けるよ
うに、と言う。

 大典侍は右衛門佐に、たいそうな役職を貰っても、あのわがままな
信子に仕え、方々に気を遣い、大変なこと。でも、ここ大奥では子を
持つことが勝者への道。子を持てば、子のない信子などただのお飾り
であり、すぐ自分の立場が上になる。それまでの我慢だという。

 その様子を柱の陰から見て、唇をかみしめる信子。


 桂昌院は大典侍を綱吉に会わせる。
 大典侍は和歌を詠み、アピール。
 顔を背ける綱吉。

 桂昌院は綱吉に、明日はいよいよ大典侍との初のお閨。早く次の子
を儲けるよう命じる。
 綱吉は、まだそんな気分にはなれない。本当に桂昌院は蝶丸を愛し
ていたのか?と問う。
 桂昌院は、二度とその名を口にするなと言う。

 綱吉は、明日の奥泊まりは安子でと言う。


 綱吉は安子に、桂昌院は京から大典侍を呼び、御殿まで建てて、子
を儲けろと言う。もう桂昌院の言うことを聞くのにも疲れた。今晩は
このまま二人で起きて蝶丸をしのぼうという。
 涙を流す安子。


 綱吉が自分の所へ来ず、安子の所へ行ったことを知り、怒る大典侍。

 安子を自分の部屋へ呼ぶ大典侍。そしてねちねちと遠回しに安子が
蝶丸を亡くしてすぐお閨に侍ったことを責める。
 手に力を入れる安子。


 建設中の新御殿のそばを通ったお伝は、徳松の手から鞠を取ると、
壁に投げつけ、壁を壊す。
 大典侍が通りかかり、自分の部屋でお茶でも、と誘う。

 お伝は、新参者が挨拶に来るのが筋と言う。

 大典侍は、子さえ産めばすぐにお伝と同格、と笑う。
 お伝は徳松はお世継ぎのお墨付き。同格になることはない、と言う。

 大典侍は、何故徳松がいながら、京より自分を呼び、子を儲けよと
言うのか。それはお伝の血筋がいやしいからだろう、と言い返す。


 新御殿のそばを歩いていた安子は、鞠を見付け、蝶丸を思い出す。
 その時、徳松が鞠を探して歩いてきた。
 安子は形見の鶴のかんざしを手に持つと、鞠を転がす。

 鞠に気づいた徳松は、走ってきて縄に足を取られる。そして丸太が
崩れてくる。
 安子はとっさに自分の体で丸太を受け、徳松を守る。

 騒ぎにお伝も音羽も駆け付ける。
 音羽はその様子を見ている大典侍をじっと見る。


 徳松は、回復したかに見えたが、3日後亡くなった。
 取りすがり泣くお伝。


 安子を見付けたお伝は、徳松に何かしただろう。徳松を返せ、と言
う。
 安子はその言葉をそのまま返す。蝶丸を返せ、と言う。

 お伝は、青梅ぐらいで人は死なぬ。それにすぐ吐き出させたと反論。
 お伝の頬を叩く安子。
 お伝も叩き返し、二人は取っ組み合う。

 あんどんを倒して燃え始めるが、二人とも相手を倒すことに夢中。
 形見の鶴のかんざしを逆手に持つ安子。
 お伝は逆に、安子の手をねじり、そのかんざしを安子の喉に当てる。
 安子の喉から血がにじむ。

 人が来て、二人を分け、火を消す。


 −− それは女の直感にございました。お伝の方様は真の敵ではな
い。蝶丸君を殺めたのは別のお方だと、安子様は思われたのでござい
ます。
    この時、江戸城から遠からぬ柳沢様のお屋敷で、方々の運命
を変える新たな筋書きが産まれようとしていました。

 染子(貫地谷しほり)が若君を産む。
 「殿に似て、美しい子です」と染子。
 「いや、わたしには似ておらぬ。染子、この子はいずれ天下を取る」
と吉保。
 「天下とは、何のことでございますか?」と染子。


 「御台様、お話がございます」と声を掛ける安子。
 信子と安子はにらみ合う。


寸  評  本当に徳松まで亡くなってしまうとは思いませんでした。
 安子は材木の陰から見ていた時、徳松を刺し殺そうと思っていたの
でしょうか?
 また、安子は体で材木を受けて骨折とかしなかったのでしょうか?
丈夫な体ですね。
 それに、お伝も本当は徳松を救ってくれた安子に感謝すべき所です。

 ところで、徳松が亡くなったのもやはり信子が一服盛ったのでしょ
うか?
 大典侍も加わり、ドロドロ度はますますアップしてます。
 綱吉の男子はこれですべて亡くなり、俄然有力候補となるのが染子
の産んだ子が、綱吉の子か吉保の子か、ということになるのですね、
きっと。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 最近、東京地方は急激に冷え込みました。何十年ぶりかの冷え込みだそうで
すね。遂に先日、暖房を付けてしまいました。自分の体温だけでは、我慢でき
ませんでした。
 ちょっと風邪っぽいところを考えると、我慢しすぎてしまったのでしょう
か?
 みなさんは体調管理、できていますか?

 もう11月も下旬となり、秋ドラマも中盤を過ぎました。個人的に、期待よ
りもよかったのが「危険なアネキ」で、全然はまれないのが「恋の時間」。
「恋の時間」は、見ていてイタイ気がします。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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