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タイトル:Daily Drama Express 2005/11/16 相棒 (6)  2005/11/22


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/11/16 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 相棒
局  名 テレビ朝日
放映日時 水曜21時
キャスト 杉下右京(水谷豊)
 亀山薫 (寺脇康文)
 小野田公顕(岸部一徳)
 宮部たまき(高樹沙耶)
 奥寺美和子(鈴木砂羽)
脚  本 輿水泰弘ほか
主題歌  「」

あらすじ  シーズンIV 第6話「殺人ヒーター」  

 杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)は都内の大手企業を狙っ
た連続放火事件(内2件は死亡者がある)の遺留品を整理している。
そこへ新しい放火事件の一報がはいる。

 亡くなったのはヨツバ電機・お客様係の小柳津桐子(辻沢杏子)。
連続放火の出火元はヒーター。今回の事件のみヒーターの横に消火器
が置いてあった。

 警視庁では動機は怨恨と睨み企業の客や従業員をあたっている。右
京は従業員になれなかった人物も捜査の対象にすることを提案する。

 右京は薫に消火器があったにもかかわらず使われなかったこと、火
事になることがわかっていたかのように置いてあったことを不審に思
っていることを洩らす。右京の疑問は「彼女は本当に焼け死んだので
しょうか?」ということ。

 鑑識の米沢守(六角精児)によると、今回の事件は煙による窒息死。
他の2件とほぼ同じ窒息死。死体の損傷が激しくそれ以上はわからな
い。右京は今回は犯人に絞殺された後放火されたと推理する。今回の
み消火器があったのがその証拠。

 ヨツバ電機。消火器は普段は廊下に置いてある。右京と薫は桐子の
後輩で組合役員でもある浅野仁志(近藤公園)らに話を聞く。小柳津
桐子はお客様係と労働組合組合長を兼任。組合長には自ら立候補した。
正義感が強く独身で身軽な42歳。最近見合いした。会社では有名人で、
度を超した組合活動と自社製品にクレームをつけることも頻繁で嫌わ
れていた。「こやなつは『やなやつ』」と言われ恨んでいた人は多い。

 検品課長の恩田義男(嶋田久作)は昨年まで設計部長だったのに検
品課長に降格した。恩田の開発したバイキンブロックのせいでタイマ
ー機能が働かないことを桐子が指摘した。恩田は基盤を入れ替えれば
すむと主張したが、桐子が発売日をずらしてすべて検品することを提
案したため、恩田は会社に損害を与え降格。

 恩田はヒット商品である「コードレスヒーター」を右京らに見せる。
この商品も恩田が開発したもの。

 設計事務所で火をつけようとしていた男・黒川英明を捜査一課の伊
丹憲一(川原和久)と芹沢慶ニ(山中たかシ)が見つける。

 黒川は連続放火を自白した。黒川は一流大学を卒業し筆記試験では
満点だが面接で落とされていた。自分を落とした出版社、IT企業な
どの人事担当がバカだから落とされたと逆恨みしての犯行。

 放火事件の6件のうち2件目、4件目、6件目の共通点はコードレスヒ
ーターが出火元であること。2件目と4件目のヒーターは倉庫に入って
おり、コンセントはつながれていなかった。右京は「人間だけでしょ
うかね。ヒーターのスイッチを入れられるのは」と言う。

 右京は桐子の事件の書類を再度検める。ヨツバ電機でタクシーチケ
ットを出しているのは「キャッスル交通」。桐子は毎晩タクシー帰り
をしていたというが、毎晩違うタクシー会社を使っていた。タクシー
チケットがあるのになぜ違うタクシー会社を使っていたのか?右京は
薫にそれはもうすぐわかると話す。

 鑑識の米沢とヒーターの実験をする。コードレスヒーターがコンセ
ントにつながれている場合や、充電が残っている場合、何らかの偶然
でスイッチが入る可能性がある。ヒーターのスイッチはある周波数に
反応することがわかる。

 桐子が死んだ当日に呼んでいたのは「王子キャブ」。お客様相談室
に勤務する桐子が、客から家にタクシーを呼んだらコードレスヒータ
ーにスイッチが入ったという苦情を受け、スイッチが入るタクシー無
線を使う会社を探していた可能性が浮かび上がる。実験により王子キ
ャブの無線周波数とスイッチが入る周波数が一致。

 右京らは、恩田に桐子からタクシー無線とスイッチの関係について
報告を受けていたかどうかを問いただす。スイッチと無線の関係を調
べている間は、工場を止めることになるし工場長も知っていたことを
明かす。

 ヨツバ電機京浜工場。右京らは工場長・沖田健次郎(笹野高史)か
らも事情を聞く。沖田は桐子からの苦情は日常茶飯事、確かな根拠も
なく工場を止めることはできない、リコールは社長の判断によると自
分には責任はないと言い逃れる。

 「花の里」。やりきれない思いの薫は帝都新聞記者・奥寺美和子
(鈴木砂羽)に会社ぐるみの隠蔽を告発する記事を書いてほしいと頼
むが、美和子は証拠がなければ新聞には書けないと断る。右京は「無
責任の連鎖ですね」と話す。

 右京と薫は社長・卯月健次郎(峰岸徹)に会いに行く。薫はタクシ
ー無線のことに気付いていたのに利益を優先しリコールを行わなかっ
たことを責める。桐子の苦情を無視したのは、桐子を嫌っていたため
かと問うと、自分は桐子に見合いを奨めたこともあると話す。

 卯月はいつも完璧な製品を作れる訳ではない、事故で亡くなっても
罪ではないと動じない。薫は桐子の苦情を隠すために殺したなら立派
な殺人罪だと言う。

 右京は卯月に「小柳津さんを殺したのはこの会社の人間です。明ら
かな殺人です。今日中に証明できます」と断言する。

 社長室。卯月、恩田、沖田が集まって今後の対応策について話し合
っている。

 事件現場。右京は浅野に話を聞く。右京は自分の推理を話す。桐子
は王子キャブのタクシーに乗る前に殺された。

 浅野の自白。桐子が取引先の重役とお見合いしたと聞いて、恋愛関
係にあった浅野は逆上し絞殺。桐子の遺体を置いたまま、部屋を出た。

 その後、桐子の呼んだタクシーが到着するが、桐子がいないので運
転手が無線を使って会社に確認、無線によりコードレスヒーターにス
イッチが入り、散らばっていた書類に着火した。

 浅野は桐子が死んで「いい気味です。僕は捨てられたんです」と話
す。そう話す浅野の指には桐子とお揃いの指輪がはめられたままだっ
た。

 ヨツバ電機。桐子の事件は、会社の人間による殺人、製品の欠陥と
は無縁で会社はヒーターについて調査中だった、桐子のおかげで欠陥
が明らかになったので今日リコールをすると発表。

 薫は桐子が浅野を捨てて条件の良い相手に乗り換えたことを責める。
右京は桐子が見合いをしたのは、浅野から身を引くためだったのでは
ないかと話す。

 薫は会社の無責任体質に憤る。右京は「結局、彼らの無責任を誰も
裁けない。満足に裁けた試しはありません」と話す。

 右京が桐子の遺留品を調べていると、小さなポーチに入った指輪を
見つける。
 それは浅野から贈られたお揃いの指輪だった。

 薫が角田六郎(山西惇)から見せられたスポーツ記事には「年の差
カップルの悲劇」として桐子と浅野の記事が載っている。その下に小
さくヨツバ電機のリコール広告が掲載されている。


寸  評  嶋田久作、笹野高史、峰岸徹などあやしそうな人物が揃っていま
したが、犯人は意外にも近藤公園演じる年下の恋人でした。浅野は犯
人でないと思っていたので、役名と役者名を一致させるのに手間取り
ました。4月のJR脱線事故や過去の日航機墜落事故など、大事故が起
こるたびに責任の所在が曖昧になる、それを風刺するかのような内容
でした。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 今回ドラマは続けて見ていませんが、唯一ビデオ録画しているのはドラマで
はなくテレビ朝日系の「オーラの泉」という番組です。国分太一が司会で、美
輪明宏・江原啓之がゲストの芸能人の前世を明らかにするという番組です。
 「愛のエプロン」に出演していた鶴見慎吾を見て「鶴見慎吾は『オーラの泉』
に出ないのかな」とぼんやり考えていたら、次の週に「オーラの泉」にゲスト
出演していたので驚きました。(たま)

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