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タイトル:Daily Drama Express 2005/11/03 大奥 (4)  2005/11/08


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/11/03 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 大奥〜華の乱〜
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 信子[綱吉正室](藤原紀香)
 お伝の方[綱吉側室](小池栄子)
 安子  (内山理名)
 徳川綱吉(谷原章介)
 桂昌院[綱吉生母](江波杏子)
 音羽[桂昌院付きの女中](余貴美子)
 右衛門佐[大奥総取締](高岡早紀)
 柳沢吉保[綱吉側用人](北村一輝)
 染子[柳沢側室](貫地谷しほり)
 牧野成住(田辺誠一)
脚  本 浅野妙子
主題歌  「」

あらすじ  第4話 疫病神

 常磐井の局(高岡早紀)は、信子[綱吉正室](藤原紀香)付きの
上臈お年寄りとして大奥へ入り、名を右衛門佐と改めた。
 その気品ある美しさは、大奥の女達の羨望を集めるが、その奥に鋭
い牙を隠していることには、まだ誰も気づいていなかった。
 だが、桂昌院[綱吉生母](江波杏子)は、右衛門佐を快く思って
いない。


 三の丸 桂昌院の部屋
 右衛門佐が挨拶に来る。京より持参の菓子を渡す。
 右衛門佐は、昨日、柳島の妙見院に参ったと言い、桂昌院寄進の参
道の敷石を褒める。
 桂昌院は右衛門佐を気に入り、大奥に入ったからは家族も同然。わ
からないことがあれば、何でも聞くようにと言う。


 お伝の方[綱吉側室](小池栄子)は、次は自分のところ、と慌て
て片付けさせ、居住まいを正す。
 でも、右衛門佐は素通り。
 腹を立てるお伝。


 桂昌院は中臈・音羽[桂昌院付きの女中](余貴美子)に、妙見院
のことなど何とでも言える。腹を立てたのは、堀川の落雁を持ってき
たこと。京の城下の出という当てつけだろう。気を付けないと寝首を
掻かれると憤る。


 宴の席。
 右衛門佐は寛永寺に参拝へ行き、不在。
 桂昌院は、右衛門佐は気品があり、教養も高く、美しいと褒める。
 お伝は自分のところに挨拶にも来ないのは、教養があるとは言えな
い、と文句を言う。
 信子は、「さあ.....」と言葉を濁す。
 安子(内山理名)がそれは違う。右衛門佐は、御台所付きの上臈お
年寄り。側室に対して遠慮することこそ、教養の表れという。

 徳川綱吉(谷原章介)は安子の言うことに、一理ある。産み月だか
ら体を大切にするよう言う。
 そして、右衛門佐に対して、並々ならぬ興味を持つ。


 信子の部屋。
 信子は自分が言えば角が立つことを、安子が言ってくれたと礼を言
う。
 安子は、ただ思ったことを言っただけという。


 庭を散策する右衛門佐と安子。
 右衛門佐は、宮中も大奥も鳥のさえずりは同じ。そしてまた人が権
力を求め、高みに登ろうととし、他人を蹴落とそうとするのも同じ。
 大奥を正しい姿に戻すと言っても、それは信子が力を得たいと言う
だけのこと。世が乱れるのは殿方がふがいないから。おなごはそれを
黙って見ているしかないと言う。

 安子は、それなのになぜ、右衛門佐は大奥へ来たのかと問う。
 右衛門佐は、大奥は、唯一おなごが世の中を動かせるところだから
と答える。
 やはり、大奥総取締になりたいのだ.....と納得する安子。

 そんな様子を、音羽が木の陰から見ている。


 お伝の部屋子が、一人しか残っていない。他は皆、右衛門佐の講義
を聞きに行ってしまったのだ。


 この日より、右衛門佐は毎日開講した。その流れるような言葉、教
養の深さに、皆魅了されていた。


 桂昌院は音羽より、右衛門佐が、大奥総取締を狙っているとの報告
を受ける。
 桂昌院は、自分が認めなければ、それはできないことと、言う。
 柳沢吉保[綱吉側用人](北村一輝)が、側室は大奥総取締にはな
れない取り決めでしたね、と言う。
 桂昌院は、綱吉をけしかけるか、と言う。
 子を孕んだら新たな火種になると吉保。
 桂昌院は、そうなったら流せばいいだけと、気にとめていない。


 お伝を、実の兄が訪ねてくる。
 お伝が会いに行くと、兄はもてあそんでいたサイコロを袂に入れ、
横柄な態度で金の無心。
 お伝は、この身を売るように桂昌院に仕え、兄と父に貢いだ金も
100両や200両ではない。自分は打ち出の小槌ではないと怒る。
 兄は、それなら徳松を跡継ぎにすればいいと言うが、お伝は兄が何
か不始末をすれば、特松君にも災いが及ぶと怒り、懐の小判数枚を投
げつける。
 兄は慌てて拾う。


 安子は、腹の中にいるのは愛しい我が子。でも、にくい人の子。と
子が動くたび、心が乱れた。

 安子が庭に出ていると徳松がやってきて、安子に弟が欲しいという。
そして走っていって石段に躓き、転ぶ。
 安子が駆け付けて助け起こす。その石段は、いつぞや安子が転び落
ちたところ。
 その石段の上にお伝が現れ、きつい顔で、徳松を呼ぶ。


 遂にお伝が右衛門佐の講義に出る。
 廊下でそっと聞いていた綱吉も、女達に気づかれ、部屋にはいると、
右衛門佐に講義を続けさせる。

 右衛門佐が問題を出す。
 お伝が答え、みんな内心驚く。
 右衛門佐は、「お見事」と言った後、でもそれは烏丸の解釈と似て
いる。だが、烏丸の解釈は平安時代の宮中を知らぬものの解釈、と続
ける。

 綱吉が正解を出し、右衛門佐は褒める。
 綱吉は、幼い頃からの桂昌院の薫陶のたまものと言う。

 「おしゅうございましたな」と勝ち誇る信子。
 お伝は、机の下に隠した解釈本を、悔しさの余り、くしゃくしゃに
する。


 綱吉は、政務の間も源氏物語を読み、政務は上の空。
 桂昌院が、そんなに右衛門佐が気になるなら、自分が段取りを付け
るという。
 綱吉はニヤリとする。


 綱吉が度々右衛門佐の講義に出るのは、無理があるのでは?と心配
する安子。
 だが、綱吉は二人きりで講義を受けるから心配するなとつい言って
しまう。
 ハッとする安子に、もうこの話はしないと綱吉。


 桂昌院が右衛門佐を側室にとの話を持ってくる。
 信子は右衛門佐は自分の学問の師。側室にはできないと断る。

 桂昌院は信子に、お渡りが無くなってからどれだけになる。もう年
なのだから別の女を差しだしてでも、綱吉の心をつなぎ止めるべきだ
ろうという。

 信子は、自分は正室なのだからできない。それに側室になることで
右衛門佐の学問の道が閉ざされるのは心外という。

 桂昌院は、右衛門佐に直接聞く。
 右衛門佐は、桂昌院の言うことは信子の言うこと。従いますと答え
る。
 あっけに取られる信子。


 安子が驚いて駆け付ける。そして、右衛門佐の真意を聞きたいと言
う。

 右衛門佐が遂に口を開く。


 離れに綱吉を訪ねる右衛門佐。自分を側室にと望んでくれたことの
礼を言うために。
 だが、隣の部屋では、信子と安子が様子をうかがっていた。

 右衛門佐の手を取る綱吉に、右衛門佐は自分の身上は、『難きを先
にし、易きを後にす』。
 綱吉も同じという。そして体を求めようとするが、右衛門佐は、自
分にとって、側室になると言うことは楽しいこと。もっと前に、世の
為になることをやらなければならないという。

 綱吉はそう言って自分を言いくるめるつもりかといきり立つ。
 右衛門佐は綱吉の手を取ると自分の胸に押し当て、肌を触れ合う一
時の快楽ではなく、学問を通じ、一生、綱吉の一番そばにいたいとい
う。

 綱吉は右衛門佐の顎を取ると、接吻しようとする。
 右衛門佐は動じない。
 綱吉は「大したおなごじゃ。のぞみを申してみよ」と言う。


 大奥総振り。
 突然綱吉は、右衛門佐を大奥総取締にすると発表。これで桂昌院も
安心してすべてを任せて楽ができるという。
 慌てる桂昌院。
 だが、綱吉の心は変わらない。

 悔しさに顔をしかめるお伝。
 うれしさに顔もほころぶ信子や安子。


 お伝が安子を呼ぶ。どんどん奥へ行き、湯殿の更衣室に入る。
 そこでお伝は、安子が自分をあざけ笑ったと言いがかりをつける。
そして湯掻き棒で安子の腹を押す。

 押されてバランスを失った安子が、水を張った浴槽に落ちる。

 お伝は湯殿を出ると、表からかんぬきを掛ける。

 湯殿から慌てて立ち去るお伝の姿を右衛門佐が見る。
 でも、何事もなかったかのように歩き出す。


 安子はやっとの思いで湯船から這い上がる。水をたっぷりと吸った
着物や帯は、ずしりと重い。
 扉は開かず、体当たりするがびくともしない。
 助けを求めても、誰にも気づかれない。

 安子は倒れてしまう。


寸  評  安子は甘いですね。なぜ自分を憎んでいるとわかっているお伝に
ついて、あんな人気の無いところに行ったのでしょう。
 また、桂昌院はお伝以外の側室に子を産ませたいのに、監視が弱い
ですね。それにいつも影のようについて歩いている音羽はどうしたの
でしょう。
          ところで、この時の安子のは、打ち掛けも着ていないし、着物も安
そうで、いかにも水ぬれOK!という感じでした。

 ところで、右衛門佐は、まんまと大奥総取締になりましたね。
 実は今回のシリーズで、一番のダークホースは右衛門佐だったので
すね。番宣の時は、信子、お伝、安子で、安子が中心かと思っていた
のですが。
 高岡早紀、いい役をもらいましたねぇ。離婚して、稼がなければな
らなくなった?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 最近、メールボックスに届く迷惑メールの数が半端ではありません。一日経
つと、200通ぐらい貯まっています。解除依頼を出したり、返信して抗議す
ると、アドレスが実在することを知らせることになるらしいので、放っておく
しかありません。いままでウィルスの被害にも遭っていないので、問題として
は、消す為の通信費がちょっとかかるという程度ですが。でも、腹立ちますね。
 でも、社会全体で考えると非常に大きな経済損失だそうです。
 迷惑メール、無くなる日は来るのでしょうか?アメリカは強力に撲滅を進め
ているようですが。
 早く迷惑メールを送るような不届きものに居なくなって欲しいです。(鈴木)

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