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タイトル:Daily Drama Express 2005/10/20 大奥 (2)  2005/10/26


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/10/20 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 大奥〜華の乱〜
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 信子[綱吉正室](藤原紀香)
 お伝の方[綱吉側室](小池栄子)
 安子  (内山理名)
 徳川綱吉(谷原章介)
 桂昌院[綱吉生母](江波杏子)
 音羽[桂昌院付きの女中](余貴美子)
 右衛門佐[大奥総取締](高岡早紀)
 柳沢吉保[綱吉側用人](北村一輝)
 染子[柳沢側室](貫地谷しほり)
 牧野成住(田辺誠一)
脚  本 浅野妙子
主題歌  東京事変「修羅場」

あらすじ  第2話 伏魔殿

 安子(内山理名)は、奥泊まりに宿直(とのい)が付くことにハッ
とする。
 徳川綱吉(谷原章介)は、中臈・音羽[桂昌院付きの女中](余貴
美子)は、武芸者で、いざとなったら男より腕が立つという。
 でも、このことは窮屈だと思っていた。安子の家は、くつろげて良
かった。でも、この窮屈を耐えるのも、安子をいつまでもそばに置い
ておきたかったから、と綱吉。

 そして、安子の体を引き寄せると、接吻し、前をはだける。

 ことを済ませると、寝入る綱吉。
 音羽も目をつぶっているよう。
 安子はそっと寝床を抜け出すと、太刀に手を触れようとする。

 その時、押しつぶした声で音羽が、「ご短慮召されるな」と言う。
 もし奥で何かあれば、牧野の家はお取りつぶし。牧野成貞(平泉成)
、牧野成住(田辺誠一)は死罪。どういう事情で安子が奥に来たかは
皆知っている、と言う。


 綱吉はおよそ政道に興味を持たず、毎日遊興三昧。政治は家臣任せ。

 綱吉はことのほか安子を気に入り、いつも隣に侍らせている。

 ある宴の時、お伝の方[綱吉側室](小池栄子)は安子に、一献差
し上げたいという。
 綱吉も受けるよう言う。
 お伝は、綱吉が舘林藩主時代からの側室。

 でも、お伝は酒を入れた銚子を落とし、安子の着物を濡らす。
 お伝は、風邪でも引いたら大変、と安子を一室に連れて行く。
 そして女中に、安子の着物を脱がせると、綱吉に愛された体を見て
みたい。牧野の家は安子のおかげで、大出世。成住も分家して2万石
を与えられている。
 武士の妻なら、二夫にはまみえぬもの。ここで母親を追って自害し
ても疑う者はいないだろう、とお伝は壊刀を安子に突きつける。

 安子が助けを求めても、女達は宴で出払っている。
 騒いでも無駄、とお伝。


 その時、にわかに雷鳴がとどろく。
 綱吉は急に怖がり、近くの女の打ち掛けを奪うと、かぶって怖がる。
 桂昌院[綱吉生母](江波杏子)が、そんな綱吉を叱る。
 綱吉は安子の名を呼ぶ。

 そして遂に、安子が捕らわれている部屋へ入る。
 安子は、雷を極度に怖がる綱吉にびっくりする。
 お伝は、このよう綱吉は癇の強い人だと言うと、部屋を出て行く。

 安子はそっと綱吉の話を聞く。
 綱吉は幼い頃、論語の素読ができないと、それでは天下人になれな
いと、桂昌院によって、炭蔵に閉じこめられた。
 その時、雷が鳴り、近くの木に落ちた。綱吉は怖れたが、桂昌院は、
だらしがないと慰めてもくれない。
 唯一自分に優しくしてくれたのは、阿久里(萬田久子)。自分は阿
久里のためにと思っていたのに、何で死んでしまったのだろうと言う。
 言葉もない安子。


 花を活けている桂昌院は、そばにいる音羽と柳沢吉保[綱吉側用人]
(北村一輝)に、このまま綱吉が安子に執着して、子供が生まれれば
いいと言う。あの時の太刀は、桂昌院が茶坊主に命じて、竹光にすり
替えておいたという。


 お鈴廊下。
 綱吉の後ろに信子[綱吉正室](藤原紀香)、そしてさっとお伝が
続く。その後に安子が気がないように続く。


 総振りで、綱吉は安子に新しい打ち掛けを与える。
 桂昌院は、安子に執心なのはわかるが、正妻・信子、お腹様・お伝
も大切にしない、と言う。

 綱吉は、信子には先日小袖を与えたし、お伝にも、と言うが、お伝
は、自分より先に、桂昌院に小袖を誂えて下さい、と言う。

 桂昌院は、さすが人の親になると心遣いが違うという。
 その悔しさに、扇子をギュッと握りしめる信子。


 信子が安子を呼び止める。
 そして自室のギヤマンの壺を見せる。
 「美しいギヤマンですね」と安子。
 「上さんからの頂き物です」と信子。

 それを信子は手にとって、庭石に叩きつけて割ってしまう。

 信子は、ここでいくら世辞を言われても追従も空虚。女が100人
いようが、1000人いても、自分を敬うものなど、一人もいない。
 今は綱吉は安子を気に入っているけども、所詮、ギヤマンの壺のよ
うな空っぽの人。心を移すたびに、女の躯が一つ増える。
 でも、もっと怖いのは、その後ろにいる桂昌院。例えれば、水を張
った箱庭に、アリを何十匹と入れ、必死になる様を、遠くから見てい
るような底意地の悪い人。安子が綱吉と差し違える覚悟であることは
知っている。
 その時には自分も加勢する。弱い者同士、力を合わせましょう、と
信子は安子の手を握る。

 信子の部屋からの帰りの廊下。
 安子は髷から、母の形見のかんざしを手に取り、ギュッと握る。

 そこに桂昌院が通りかかり、成済は2万石を賜ったのみならず、新
しい妻も綱吉の斡旋で娶ったのだから、安子も励むように言う。綱吉
の優しさに感謝するように、と。


 綱吉は、成住に新しい妻はどうだ?と問う。
 答えのない成住。
 綱吉は、やはり安子が懐かしいか。自分も安子と添うてみて、安子
への愛しさが増した。
 一度、安子に会ってみるか?安子も里心がつくころだから、と言う。


 綱吉は、大奥で、女相撲を催す。綱吉の隣に侍るのは、安子。

 綱吉は、勝った女力士に、褒美を取らせる。
 それを持ってきたのが成住。
 綱吉は成住と安子に、先に茶室へ行くよう言う。自分も後から行く
から、と。
 そして行司役を買って出る。


 茶室で二人きりになる安子と成住。
 最初は他人行儀だったが、すぐうち解ける。
 成住は、成貞の養子でいる間は、おとなしくしていたが、安子を失
った今は、もうこの世に生きている意味は無いと言う。
 安子は、その時には一緒に心中しましょう、と言う。

 「上様のお成り」の声に、二人の逢瀬は終わる。


 その夜の奥泊まり。安子は幸せだった。
 心は体を離れ、成住のもとにいたからだった。
 綱吉は、あの短い時間に抱かれたのか?と問う。否定する安子に、
あの間に何かできるとは思っていないと、綱吉。


 好機は間もなくやってきた。
 安子は増上寺詣でに行く。
 境内で、菅笠をかぶった成住と目と目で確かめ合う安子。

 一人で厠に入る安子。そして小さな窓から脱走。
 成住と手と手を取り、お堂に入る。

 そこで成住は小刀を抜くと、安子の喉元に突きつける。
 顎を上げ、目をつぶる安子。
 でも、いよいよという時、安子は突き上げてくる気持ち悪さに、思
わず伏せる。
 ハッとする成住。

 だが安子は、これは成住の子ではない。好きでもないものの子を孕
んでも、生きていたくない。今まで自分がひたすら耐えていたのは、
成住のことを考えていたから。
 今やもう、何も思い残すことはない、と成住を促す。

 しかし、成住がためらっている間に、侍達が入ってきて、たちまち
成住と安子は捕らわれてしまう。


 神田 柳沢吉保邸。

 安子を診察したおさじは、安子の懐妊は間違いないと言う。
 桂昌院は安子に帰城するよう促す。
 おとがめは無いのか?と問う安子に、桂昌院は単に安子は増上寺詣
でをして、帰っただけ。天下のお世継ぎをご懐妊された方に、過ちは
ない、と言う。

 女中に腕を取られて安子が廊下を歩くと、牢に捕らわれた成住が声
を掛ける。
 安子は夫に人目会わせて欲しいと請う。
 だが、桂昌院は、安子に夫などいない。成住なんて人物は初めから
いなかったのだと言う。

 成住は、武士の最後の願い。妻に一目会わせて欲しいと言う。

 やっと成住と対面する安子。
 成住は、自分は最後まで安子を守ることができなかった。上様に対
して、一介の武士である自分は逆らえない。
 でも、安子は強くなれ。そして人に使われるのではなく、使う人に
なれ。お腹の子と偉くなれ、と成住。
 安子は、たった一つの願いとして、成住の命乞いをする。


 吉保邸の外へ出される安子。

 安子は成住に会いたがる。
 その安子に、吉保が声を掛ける。
 この世は憂きことばかり多いもの。自分でよければ、力になると言
う。

 −−この時安子は、新たな敵が現れたことにも、自分の得た強い力
にも気づいていなかった。


 安子懐妊の報に、目つきが険しくなる信子とお伝。


寸  評  最近、ドラマを見ても、なかなか泣けないのが悩みだったのです
が、牢に捕らわれた成住と安子の場面では、泣いてしまいました。
 最初、今回の大奥のドラマの世界にはまれるか心配していたのです
が(今までの女優さんに対して格落ちだし、北村一輝は、最初は第1
3代の将軍だったし)、結構はまってます。
 でも、今までは、女の争いが「陽」の感じがしましたが、今回は、
「陰」に思えます。その分、後味が悪いです。
 また、前回はエンディングテーマがサザンで締まりましたが、今回
の東京事変、弱いイントロで、しまりがいまいちです。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 最近、物忘れが激しくなりました。
 先日は、忘れないように手帳にメモしたら、メモしたこと自体を忘れて、結
局忘れたままになってしまいました。
 このまま老化してしまわないように、脳の訓練をしなければ。(鈴木)

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