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タイトル:Daily Drama Express 2005/10/17 危険なアネキ (1)  2005/10/21


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/10/17 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 危険なアネキ
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 皆川寛子(伊東美咲)
 皆川勇太郎(森山未來)
 北村さおり(釈由美子)
 田村愛 (榮倉奈々)
 中村拓未(平岡祐太)
 武田育夫(高嶋政伸)
 矢沢俊也(金井勇太)
 田村伸一(児玉清)
 野口小春(濱田マリ)
脚  本 金子茂樹
主題歌  平井堅『POP START』

あらすじ  第一話 「顔だけイイ女が大失恋」

 一人断崖絶壁に立つ皆川寛子(伊東美咲)。「私の27年間はいった
いなんだったんだろう・・・?」

 宮崎県、皆川酒造。皆川源太郎(宇津井健)は焼酎『みながわ』を
手作りで作っていた。

 1999年、皆川勇太郎(森山未来)の東京の慶聖医科大学医学部合格
から皆川家の快進撃は始まった。

 2001年、寛子は”ミスポンカン娘”に選ばれ、その仕事を担当して
いた広告代理店の谷口誠(鈴木一真)と付き合うことになる。

 2003年、『みながわ』は芋焼酎鑑評会の金賞を受賞。源太郎は、経
営コンサルタントと名乗る瀬古博也(奥田達士)とパートナー契約を
結び、工場での量産体制を敷いて事業拡大に踏み出した。

 その頃、谷口は東京に転勤が決まり、谷口は「東京で待っている」
という言葉と共に寛子にプロポーズした。

 『みながわ』は売り出しに失敗し、工場は在庫を抱えてラインスト
ップ、多額の借金を抱えて瀬古が消えてしまったため、借金取りが皆
川酒造にも押しかけるようになる。その心労から源太郎が倒れてその
まま亡くなってしまい、皆川酒造も倒産する。

 源太郎の葬式の日、やっと連絡の途絶えていた谷口と連絡が取れた
ものの、一方的に婚約破棄を言い渡されてしまう。

 すべてを失くして希望までも失った寛子は、断崖絶壁に立つが、そ
こで父の「やらないで後悔することより、やって失敗することがいい。
何もやらないっていうことはやって失敗することより失敗だ。」とい
う父の言葉を思い出して、飛び降りることをやめてしまう。

 そして、寛子は単身飛行機に乗り込む。隣に乗り合わせた武田育夫
(高嶋政伸)が寛子に見とれて気もそぞろ。そこに客室乗務員が医師
を探しにやってくる。食べ物を喉に詰まらせた客がいるから助けてほ
しい、とのこと。

 武田は医師なのだが勇気が出なくて名乗り出ようか迷っていると、
寛子がその乗客に駆け寄り背中を叩いて食べ物を吐き出させて助けて
しまう。

 東京にいる寛子の弟、勇太郎は、イタリア料理店『ピントリッキョ』
で田村愛(榮倉奈々)と食事。勇太郎は愛に、自分と付き合ってほし
いと言いたいのだが、いまひとつきちんと伝えられない。結局そのま
ま勇太郎の家に着いてしまい、話の流れから愛は勇太郎の部屋に上が
りたいと言い出す。

 これはチャンス、と愛を部屋の前に待たせていそいそと部屋の片づ
けをして、ドアを開けると・・・目の前には寛子がいた。大荷物の寛
子は愛を前に部屋に上がりこんでしまう。結局、いて欲しい愛の方が
門限だから、と帰ってしまう。

 勇太郎はすぐに寛子を部屋から出て行かせようとするが、大切な話
があると居座った寛子は、皆川酒造の倒産、源太郎が亡くなったこと、
国家試験の前日だから父の死を黙っていたことを話し、黙っていたこ
とを謝る。

 話を聞いてたとしても国家試験を優先して受けていたから関係ない、
とさらっと流す勇太郎。あんまり悲しくなさそうだね・・・?という
寛子に、田舎の人間は人一番努力しないと医者になんかなれないんだ
よ!と勇太郎はつい怒鳴ってしまう。

 初めての東京に、寛子は地図片手に谷口の会社を尋ねる。アポがな
いと・・・と受付で断られるが食い下がるうちに、警備員に連れ去れ
てしまう。

 それでも会社の前で張っていた寛子は、ついに谷口が出かけるとこ
ろに出会う。
 谷口のタクシーを追いかけようとするが、いかんせんお金がなく断
念する。

 大学病院の医局。武田に先日の学会のことを尋ねると、武田は完璧
な人に出会えた、運命だ、と学会とは関係ない話をしだす。

 そこへ、寛子が現れる。驚く武田の目の前で、勇太郎と寛子が「帰
れ」「お金をくれ」と言い合いになる。この偶然に感激した武田は、
寛子に1万円を差し出すが、仕方がない勇太郎は、1万円を武田に返し
て千円だけ寛子に渡して帰す。

 仕事を探したい寛子は、人材派遣の事務所を訪ね、きつい仕事をお
願いします、と頼む。

 仕事を終えた武田は、寛子に会いたい一心で勇太郎と共に勇太郎の
部屋を訪ねる。が、寛子は不在。その頃寛子は工事現場で交通整理の
仕事にいそしんでいた。

 翌日。『みながわ』を携えた寛子が病院に現れる。患者の手助けを
した寛子に、それは看護師の仕事だと言って叱る勇太郎だが、周りの
患者や武田たちはすっかり寛子の味方となり、勇太郎の方が立場がな
くなる。

 工事現場のバイトで、寛子は谷口の乗ったタクシーを見つける。強
引に寛子は焼き芋屋のトラックを止めると、そのタクシーを追いかけ
させた。

 タクシーの向かった先は、キャバクラ『ブルーベルベット』。寛子
を追い帰す役目を仰せつかった副主任、矢沢俊也(金井勇太)は名刺
を渡して寛子を帰す。

 夜勤明けの勇太郎が部屋に戻ると、部屋にはあふれんばかりの工事
関係者・・・当然勇太郎は怒るが、酔っ払いの寛子から言い返されて
しまう。部屋を飛び出した勇太郎は、中村拓未(平岡祐太)の部屋に
行く。

 勇太郎は、父親の病院を継げばいい拓未を気楽だとうらやむが、逆
に拓未から、小さい頃からやりたくもない医者のレールに乗ってるだ
けだ、と言い返されてしまう。

 谷口からもらった婚約指輪を見つめ『ブルーベルベット』で働くと
決心した寛子は店を訪ねるが、店長からは相手にされない。矢沢はそ
の寛子を連れ出して、ネイルケア、美容院、そしてブランドショップ
での洋服の買出しに連れて行き、寛子をすっかり変身させてしまう。
結果はもちろん合格。

 愛が勇太郎に声を掛けてきた。この間のことを謝る勇太郎に、愛は
相談もあるしまた部屋に行きたいとお願いする。もちろん勇太郎はよ
ろこんでOKする。

 今日からさっそくキャバクラ嬢として働き始めた寛子は、初日から
早速いくつもの指名を受ける。そんな寛子に優しく声をかけてきたの
は野口小春(濱田マリ)。実は谷口と話をしたいと言う目的から入店
した寛子の意を知る小春は、今日は谷口は来ないかも・・・と教えて
くれる。

 また、店のナンバーワン”ゆきちゃん”は、昼は勇太郎の勤める病
院で看護師として働くさおり(釈由美子)だった。

 店を上がった酔っ払いの寛子が勇太郎の部屋に戻ってきた。今日か
らキャバクラで働き始めた、と言って名刺を出して勇太郎に抱きつく
寛子。それを勇太郎が振り払った拍子に、お気に入りのランプを壊し
てしまう。

 さらに、愛からもらったTシャツを無断で寛子が着て汚してしまう。
それを機に、一気に寛子へ思いが勇太郎の口から出てきた。

 「昔からイヤだったんだよ、どうしたらそんな風に自分を貶められ
るんですか?どうしたらそんな風にいい加減に生きられるんだ?顔が
よければ何でもアリか?」
 「僕は親父やあなたみたいになりたくなくて、田舎がイヤで、必死
に努力してここまで来たんだ。あなたとおれでは違うなんて言葉で片
付けるな!」
 「何でいっつも迷惑掛けるんだよ!なんでここにいるんだよ!いつ
までいるんだよ!頼むから僕の目の前から消えてくれよ!」

 そういって隣の部屋に勇太郎はこもってしまった。

 翌日。寛子の様子を武田が尋ねると、昨日のこともあり勇太郎の口
からはまた厳しい言葉が出る。

 価値観が合わないから、顔がいいだけで教養がなく人に自慢できる
ような資格もないし、空っぽだから会話にならない、一目ぼれだった
ら止めた方がいい・・・そんな風に寛子をなじる勇太郎に、武田が話
し始めた。

 初めて飛行機で会った時、医師として手を挙げることをためらって
いたのに、寛子はさっと立ち上がってその人を助けてしまった、その
姿を見たときに、資格ってなんだろうな?と思った、と話す。

 勇太郎は教授の田村伸一(児玉清)から呼び出される。何かと思え
ば、先日寛子が『みながわ』をもって現れたと聞かされる。

 「ほんと、私の自慢の弟なんです。勇太郎が立派なお医者さんにな
ってくれるのが、私の幸せなんです。それなのにいつも迷惑ばかり掛
けちゃってるんですよね。」

 さらに、源太郎との約束で、国家試験が終わるまで源太郎の死も倒
産のことも黙っていたこと、そのときの寛子のつらさを田村から聞か
されて、勇太郎は驚く。

 お父さんやお姉さんの気持ちに答えるためにも立派な医者にならな
いとだめですね、と言われて、勇太郎はますます田村の言葉をかみ締
める。

 勇太郎が部屋に戻ると、寛子の書置きがあり部屋を出ていた。思わ
ず勇太郎は寛子に会うために『ブルーベルベット』に向かって走って
いた。

 店に着くと、ちょうど寛子が谷口に食い下がっているところだった。
「結婚しようって行ってくれたのに何でですか?私は理由聞くまで終
われません!」と言う言葉ですべてを理解した勇太郎は、影から成り
行きを見守っていた。

 「お前とはつりあわないってことに気付いたんだよ、危うくお前み
たいな顔だけしかない女と結婚するところだったよ!結局お前はキャ
バクラでしか働けないような底辺の女だってことだよ!」
 その台詞を聞いた勇太郎が我慢できずに谷口に飛び掛った。「兄弟
そろって手のつけられないバカだな!」「私のことはいいけど、弟の
ことを馬鹿にするのは絶対に許せない!」

 さらに、”ゆきちゃん”が谷口のカバンを持って現れ「底辺の女で
悪かったな!」と谷口を一発殴った。谷口が走り去った
 後、さおりと勇太郎の目が合った。勇太郎は、この店の”ゆきちゃ
ん”が看護師の北村さおりであることに気付いてしまう。

 勇太郎と寛子は一緒に店を出た。寛子は勇太郎から晴れて部屋の合
鍵をもらえる。

 二人で歩きながら、勇太郎は一年中焼酎のことばかり考えていた源
太郎が、自分の国家試験の日程をきちんと覚えていたんだ・・・と寛
子につぶやく。それを気付いてくれた勇太郎に、うれしくなって寛子
は抱きついた。

 これまで看護師の仕事だと言って患者の世話をまったくしなかった
勇太郎が、この間の寛子の登場により、患者の世話もするようなった。

 今日こそ寛子と話したいと、武田が勇太郎の部屋に一緒に帰ってく
るが、ドアを開けると中ではまた工事現場の外国人労働者達が酒盛り
をしており、武田と勇太郎もそこに引き込まれてしまう。

 そんな勇太郎のマンションの外に、借金取りの影が現れる。


寸  評  この枠で恋愛関係以外の二人が主役になるというのは珍しいです
よね。それだけにこれからどう展開していくかがたのしみです。でも、
ついこの前「セカチュー」で高校生をやっていた森山くんが、25歳の
研修医というのもちょっと現実味がなく見えてしまいます。実年齢
21歳ということなので仕方がないかな〜?

執 筆 者 井村()

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2. 編集後記
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 今回、「危険なアネキ」を担当させていただきます井村です。初回、微妙に
時間が延長されていたり、初回特有の登場人物の紹介的な部分も多くすっかり
長くなってしまいました。読みやすい文章を目指してがんばりますので、最後
までお付き合いくださいませ。よろしくお願いいたします。(井村)

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