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タイトル:Daily Drama Express 2005/09/13 海猿 (最終回)  2005/09/28


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/09/13 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 海猿
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 仙崎大輔(伊藤英明)
 井沢環菜(加藤あい)
 吉岡哲也(佐藤隆太)
 池澤真樹(仲村トオル)
 勝田孝太郎(夏八木勲)
 下川いわお(時任三郎)<=「いわお」は、[山冠に品]だが、
インターネットでは使用できないため、ひらがなで表記。
 肥後大作(伊武雅刀)
 光森千佳(佐藤仁美)
 星野怜 (臼田あさ美)
 池澤尚子(芳本美代子)
 大野里江子(奥貫薫)
 冬柴康介(鈴木一真)
 津田晋平(益岡徹)
 山路拓海(平山佑介)
 別所健次郎(三宅弘城)
 永島康太(坂本真)
 岩松大悟(坂本あきら)
 三池健児(飯田基祐)
脚  本 福田靖
主題歌  B’z 「OCEAN」

あらすじ  EVOLUTION Final

 仙崎大輔(伊藤英明)の呼びかけに、大野唯(一木有海)が目を開
け、「助けて」と言う。

 心配する大野里江子(奥貫薫)に、唯の生存が伝えられる。

 仙崎達は、Little Princess 号をワイヤーで固定しているが、潮が
満ちてきていて、もうそろそろ支えきれなくなる。


 津田晋平(益岡徹)が、会議のメンバーに現状を伝える。
Little Pricess 号が今浮かんでいるのは、2カ所の岩に支えられて
いるだけで、奇蹟に近い。少しでもバランスを崩せば危ない。

 特救隊の到着まであと10分。

 仙崎は、あと10分ももたないので、自分たちでボートの底に穴を
あけて助け出すべきではないか、という。
 下川は、穴をあけて空気が流れ込み、ショックで船が沈んだらどう
するのか?冷静になれ、という。
 でも仙崎は、唯を助けられるのは特救隊ではない。今、ここにいる
我々だと主張。

 下川が勝田孝太郎(夏八木勲)に許可を求める。
 勝田は迷ったが、慎重に、必ず救出せよ、と命ずる。


 遂にボートの底に穴が開く。
 でも、キャビンの中は海水で満たされ、唯も沈んでいる。
 下川が中へ入り、唯を助け出す。
 でも、下川が抜け出る前に、ボートは沈んでいく。


 下川が助けられるが、下川に意識はない。
 ヘリがやってきて、ヘリで緊急搬送することになる。

 助けられた唯は、病院のベッドで寝ている。
 「よかったね、唯」と里江子。そして、唯に何度も謝る。


 下川の心臓が止まっていたのは10分程度。心拍は再開したが、脳
の機能が戻ったかは意識が戻らないとわからない。
 このまま目覚めなければ植物人間。意識が戻るのは今日かもしれな
いし、もっと先かもしれないと主治医。

 仙崎が詫びる。自分が無茶をしたからこうなった、と。
 「お前を責める奴なんて、誰もいないよ」と山路拓海(平山祐介)。


 仙崎は病院の公衆電話から井沢環菜(加藤あい)に、みんなの無事
を伝える。
 仙崎に何もなくてホッとする環菜。

 環菜の部屋にはまだ、母親・井澤歌子(朝加真由美)がいた。仙崎
のことを心配してではなく、このまま帰ったら、環菜が仙崎と別れな
いからだった。こんな毎日じゃ寿命が縮まると歌子。


 勝田は津田に、退職届を出す。要救助者が肉親だと知った上で、下
川にゴーサインを出した。いつもは冷静な下川がこうなったのは自分
の責任、と勝田。ながれの引退を目の前にして、と慰留する津田。
 津田は、下川は自分の一期下だからよく知っている。下川は、たと
え要救助者が娘でなくても、同じように全力を尽くしていただろうと
いうと、勝田の退職届を預かる。


 仙崎は下川が意識を戻すまで付添っているとながれに報告。

 オペレーションセンターで手を組む矢吹(布施明)。


 唯のケガは大したことがなかった。

 仙崎は、ずっと下川に付添うという。
 電話を終えた仙崎が歩いてきた里江子を呼び止める。
 礼を言う里江子に、唯を助けたのは下川。唯を助けた代わりに下川
は意識不明で集中治療室にいる。唯が呼びかければ、下川の意識が戻
るかもしれない。だから、唯を下川に会わせて欲しいと懇願する。

 集中治療室で、下川の姿を見る唯と里江子。
 唯は、「パパ」と声を掛ける。
 仙崎がボートの上で下川がずっと唯を助けるのだと頑張っていたこ
と。下川にとって、唯は特別な存在なのだという。

 唯は下川の手を握ると、「わたし、聞こえたよ、パパの声。唯、ガ
ンバレって。目を覚まして、パパ。唯、パパのこと、大好きなんだよ。
また一緒に遊んでよ、パパ。唯のことを見てよ、パパ、パパ」と涙を
堪えて、必死に呼びかける。
 唯の身体を抱きしめる里江子。

 看護師が入ってきて、里江子が唯を連れ出そうとした時、唯が、下
川の手が動いたと言い出す。

 みんなで下川に呼びかける。
 今度は明らかに手が動き、そして目を開ける。
 そして、唯の頭に手をやり、涙ぐむ。

 連絡を受け、ホッとする津田。
 そして矢吹。

 吉岡がながれのクルーに伝え、喜び合う。

 津田が勝田の辞表を返し、下川の件の責任を取って、ながれ敗戦後
の横須賀での陸上勤務の辞令は撤回し、巡視船みさきの船長として、
まだ遭難現場で頑張って働いてもらう、と言う。


 下川は仙崎に、冷静に娘を他人に任せることが出来なかった。もう
潜水士を辞めると言う。あの時、娘さえ助かれば、自分は死んでもい
いと思ったという。

 仙崎は、父親として当然、と言う。

 下川は仙崎に、潜水士の鉄則を言わせる。−−生きて還る。
 だから、潜水士失格なのだ、と下川。そして、陸上勤務に移るとい
う。


 仙崎は環菜に電話し、歌子とどうしても話がしたいと頼む。

 環菜が仙崎が待っているところに、歌子を連れてくる。
 歌子は、昨日帰るはずだった。だが、歌子もどうしても仙崎と話が
したかったから残ったのだ。

 仙崎は、訓練生の時に同期を、そして現場でバディの池澤を失った。
潜水士が生きて帰れるという保証はない。
 でも、自分たちが毎日厳しい訓練をしているのは、救助のためであ
り、同時に自分の身を守るためでもある。それが出来なくなった
ら.....環菜を悲しませるようなことになるなら、この仕事を辞める
という。

 歌子は、仙崎が事故現場に行った時、環菜が平気な顔をしているの
にびっくりした。覚悟が出来ているんだね。ちょっと見ないうちに、
大人になったのだ。こうなったら、別れちゃうことのないようにしな
さい、と歌子。


 環菜と食事しながら、ため息ばかりつく吉岡。明日は、ながれの廃
船式。
 「海の男にとっては、船は女みたいなものだ」とダイニングバー・
オーシャンズのマスター・肥後大作(伊武雅刀)。
 北海道にとばされたらどうしようという吉岡に、「海はつながって
るんだ」と肥後。
 星野怜(臼田あさ美)も待っていると言う。
 ならば、海を泳いでも来ちゃう、と吉岡。


 ウェットスーツを着る下川。
 里江子から、身体を案じる電話。そして、彼と話し合ってこれから
も月に一度、遊んであげて。唯には、優しいお父さんが2人いて幸せ
だね、と言う。


 下川と矢吹が最後のダイブ。
 矢吹が現場復帰したが、下川は引退する。


 ながれの廃船式。
 ながれはスクラップにはならず、フィリピン沿岸警備隊に買い取ら
れたのは、津田の尽力による。

 勝田は挨拶で、今後どこに配属されても、ながれの時を思い出せば、
天国、と言う。これほど古くて扱いづらい船はないだろう。
 でも、我々の使命はいつでも愛する者を助けること。

 ながれの汽笛と共に、白いペンキで船名が消されていく。


 廃船式の後、環菜に会いに行く仙崎。まだ、どこに配属されるかわ
からない。
 でも、環菜はどこに配属されても大丈夫、と言う。遠距離恋愛にな
っても、信じて待っている、と。

 キスし合う2人。


寸  評  最後、来年の映画につながるせいか、あっさりと終わりましたね。
 最近、最終回の放送時間が長いのがはやりですが、延長も無く。
 途中でながれが廃船されてしまうのかと思いましたが、最後まで、
仙崎達が乗っていた船はながれだけだったのですね。
 環菜ともいい感じで終わりました。環菜のお母さんにも認めてもら
いましたし。

 矢吹は多分40歳を過ぎていると思いますが、これから潜水士に復
帰してどうするのでしょう。潜水士の教育にもお金がかかるのですか
ら、それなりの年数、潜水士を続けなければならないと思います。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 夏のドラマでは、「女王の教室」が私立中学に行けといい、「ドラゴン桜」
が東大に行けと言う。ここに来て、急に学歴偏重か?というドラマが揃いまし
た。
 東京都心では、今や過半数の児童が私立中学に進むらしいです。わたしは、
東京近郊の小学校ですが、当時は私立に行くのはクラス40人の中の3人だけ。
うち成績の良い子は1人。他2人は医者の子弟でした。
 今は、公立中学に進んでいい大学へ入るのは難しいでしょう。

 確かに、東大に入るのは頑張りがかなりの力を発揮します。だから、ドラゴ
ン桜が全くの夢物語とは言いません。でも、3年から1年間頑張っただけでは、
もう遅いのでは?とも思いますが。

 今や日本も階級社会に突入している、という説もあります。つまり、お金が
ある家は子供を私立や塾に通わせて、学力を向上させることができる。そして、
いい大学へ入ると、やはりそれなりに仕事を得られ、また、お金を手に入れら
れる。そうやって、代々お金持ちを継承するというのです。
 よって、大学入試を受けることまでは、受験料が払えれば平等化も知れませ
んが、その入試に望むまでの投資は平等では無いということです。
 これから、日本の教育はどうなるのでしょうか?(鈴木)

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