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タイトル:Daily Drama Express 2005/08/11 女系家族(6)  2005/08/17


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/08/11 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 女系家族
局  名 TBS系
放映日時 木曜22時
キャスト 浜田文乃(米倉涼子)
 矢島藤代(高島礼子)
 矢島千寿(瀬戸朝香)
 矢島雛子(香椎由宇)
 梅村芳三郎(高橋克典)
 大野宇市(橋爪功)
 矢島嘉蔵(森本レオ)
 矢島芳子(浅田美代子)
 矢島良吉(沢村一樹)
原  作 山崎豊子
脚  本 清水曙美
主題歌  今井美樹「愛の詩」

あらすじ  第6話「修羅場」

 浜田文乃(米倉涼子)は流産の危機を脱した。梅村芳三郎(高橋克
典)が文乃のそばに付き添い面倒を見ている。文乃が芳三郎に助けて
いただいてばかりですみませんと礼を言うと、芳三郎は逆境にある子
は強いんですよと言う。

 矢島藤代(高島礼子)、千寿(瀬戸朝香)、雛子(香椎由宇)ら三
姉妹は大野宇市(橋爪功)と山守・戸塚太郎吉(石田太郎)の案内で、
矢島家所有の山林を見に行く。藤代が山林の面積を尋ねると太郎吉は
広さは20ヘクタールと言い、40ヘクタールと言っていた宇市の発
言と食い違う点が出てくる。藤代と千寿は宇市の言葉に疑念を抱く。
宇市はこちらの山とあちらの山を合わせて40だと適当なことを言い、
太郎吉はボロが出ないように、霧が出てきたことを理由に山を降りよ
うとする。
 藤代はまだ山を見たい気持ちがあったが、雨に濡れたくないという
雛子にせかされて降りることになる。

 居酒屋。宇市と太郎吉が酒を飲んでいる。太郎吉は藤代が山林に詳
しかったことに驚いている。二人はすでに立ち木を売ってしまってい
たが、そのことがバレなくて安堵している。さらに二人は能代の山林
の所有権を担保に信用金庫から金を借りている。太郎吉は亡くなった
嘉蔵(森本レオ)が宇市に何も遺さなかったのは、宇市の横領に気付
いていたのではないか?と言う。

 千寿の部屋。千寿が山から戻ると良吉(沢村一樹)が文乃が流産し
そうになったと話す。千寿は疲れているのであんな女の話はしたくな
いと言う。良吉は千寿から山の話を聞き、宇市がごまかしているので
はないかと口にすると、千寿はそういえば宇市がそわそわして落ち着
かなかったと話す。千寿は藤代さえ出戻ってこなければ相続がややこ
しくならなかったのにと口惜しそうに言う。

 藤代は宇市を自分の部屋に呼び出し、矢島家所有の山林の所有権は
本当にあるのか問いただしている。宇市は先々代から矢島家に仕える
自分を疑うのは心外であると怒って部屋を出る。

 矢島家。矢島屋の社員・木村かおり(田丸麻紀)が本社に届いた藤
代宛ての荷物を持ってくる。かおりは展示会が文乃の機転でうまくい
ったと話す。文乃が人気の見本商品が紛失していたのを有楽町のデパ
ートに取りに行ったが、会場に商品を持ってくると同時に気分が悪く
なり、客として来ていた梅村芳三郎(高橋克典)が病院まで運んだと
いうのだ。藤代は思いがけず芳三郎の名前が出てきたことに顔色を変
える。

 芳三郎の稽古場。藤代は芳三郎の稽古場へ行き、芳三郎が文乃を助
けたことをなじる。芳三郎は今まで自分が知恵をしぼって藤代の相談
相手になってきたことを持ち出し、自分が信用できないなら別の方に
相談してほしいと言い、文乃のことは嘉蔵の愛人とは知らずに助けた
としらを切る。
 芳三郎は文乃と面識ができれば、探りを入れやすくなると言うが、
藤代は文乃はしたたかなので、芳三郎が丸めこまれないか心配だと言
う。芳三郎は自分はあなたが想像もできないような修羅場をくぐり抜
けてきた人間だと言う。

 文乃の部屋。退院した文乃は整理だんすの引出しの中から銀行の封
筒を出す。
 その中には遺言状らしきものが入っており、文乃はそれを大事そう
に抱きしめる。

 芳三郎の稽古場。芳三郎は杉は植林してから70〜80年経つと高くな
り、秋田杉は価値がある、矢島家所有の山を見るのに2日はかかるの
で泊まりがけで山を見に行こうと誘う。芳三郎は向こうでゆっくりあ
なたの相談に乗ると言うが、藤代は泊まりとなるとそれなりの口実を
もうけなくては家をでにくいと即答をさける。

 文乃の部屋。宇市が文乃の見舞いにやって来る。文乃は嘉蔵が宇市
のことを信頼しており、陰日向なく働くと誉めていたと話す。宇市は
そんなに信頼されていたのに、嘉蔵はどうして文乃の妊娠を黙ってい
たのだろうと言うと、文乃はそれは自分の一存で決めたことと説明す
る。宇市は文乃に嘉蔵が文乃と子どもに格別な配慮をしていたのでは
ないかと探るが、文乃はないと言う。
 文乃は気分が悪くなり倒れてしまう。宇市は文乃をベットに寝かせ
る。宇市はベットで寝ている文乃に触れたいという衝動にかられるが
思い止まり、文乃の部屋に書付のようなものがないか探す。宇市は文
乃が遺言状を隠している引き出しに手をかけようとした時に、文乃が
起きて来て「何をしているんですか」と声をかける。宇市はタオルを
探していたとごまかす。

 矢島屋。良吉が出社した文乃に展示会での礼を述べている。楽しげ
に話す二人の間に藤代が割って入って来る。藤代は文乃に悪運の強い
人ねと言い憎しみをこめた表情で腕をつかみ「社員として当たり前の
ことをしただけで、いい気にならないで下さい」と展示会での功績で
文乃が図に乗らないように釘を刺す。文乃は藤代の手を振り解いてそ
の場を去って行く。
 藤代は良吉に、文乃に親切そうなふりをして何を考えているんです
か?と良吉を責める。良吉は文乃の仕事ぶりに会社の人間としてお礼
を言っているだけと説明するが、父の代わりに良吉が文乃を愛人とし
て囲おうとしているのではないかと牽制する。

 雛子はお見合い相手・金正六郎(海東健)と厨子マリーナでデート
している。
 雛子は矢島家の遺産相続の話をして、お姉さんたちには負けたくな
いと話す。姉たちは遺産相続で得をすることばかり考えており、一緒
にいても私は一人と孤独な身の上だと話す。話を聞いた六郎がこれか
らは自分がそばにいるからと雛子に同情を示しキスをする。

 矢島家。叔母の芳子(浅田美代子)が尋ねて来る。芳子は千寿に千
寿には良吉に頼っていればいいので気楽でいいわね、後ろ盾のいない
雛子は自分が力になってあげなければと言い、男は仕事を理由に何を
しているのかわからない、地位がついてくると浮気が心配であると話
す。千寿は芳子の言葉に苛立ち、良吉にはそんな心配はないが良吉が
もし浮気したら家から追い出すと話す。芳子は良吉は嘉蔵よりもてる
だろうからもっと心配だと言って、千寿を一層苛立たせる。

 千寿の部屋。芳子は雛子と六郎を結婚させて矢島家を乗っ取ろうと
していると話す。良吉は文乃の子をいずれ自分たちの養子にしようと
考えており、千寿に展示会での活躍をねぎらう意味で文乃をランチに
誘ってほしいと頼む。千寿は拒むが、良吉は自分たちの将来のためと
説得する。

 フランス料理店の個室。千寿は文乃をもてなしている。文乃はこん
なことをしていだくのは心苦しいと話すが、千寿は自分は不妊治療を
していたので文乃を妬んで辛く当ってしまってごめんなさいと謝る。
文乃はお気持ちわかるような気がしますと言うと、千寿は同情しない
で言う。

 フランス料理店に藤代が友人連れでやってくる。店員から千寿が個
室にいると聞かされて、個室に入って行く。藤代は千寿に「この人に
随分優しいのね」と嫌味を言うと、文乃は自分はそろそろ会社に戻ら
なくてはいけないと帰ってしまう。藤代は千寿にあの女と食事でよく
のどを通るわねと言い、千寿はお腹の子がどうなったかちょっと探っ
てみたかっただけとかわす。藤代がひがみっぽくって陰湿と千寿を責
めると、お姉さんはわがままでごうつくばりとやり返す。
 千寿は藤代に出戻りなら出戻りらしく控えてほしいと言うと、藤代
が本社で良吉と文乃が親しげだったので、文乃に良吉をとられないよ
うにと忠告する。

 矢島屋。文乃は芳三郎の踊りの衣装を納品するため稽古場へ行く。
文乃と芳三郎が話をしていると、藤代入って来る。藤代は「珍しい方
がお見えですのね」と声をかける。


寸  評  藤代が出戻りであるということは、何度も出てきますが、どんな
相手であったのかどんな夫婦生活だったのかはでてこないので今のと
ころわかりませんね。原作では藤代は恋愛結婚でのぼせて結婚してし
まうが、姑と合わなかったこと、嫁ぎ先の家業が傾きかけて贅沢がで
きなくなったことなどを理由に出戻ってきたことになっています。
 この先、藤代は芳三郎と文乃の仲を疑い、千寿は文乃と良吉の仲を
疑うということになるのでしょうか?この辺は原作にない流れなので、
展開が楽しみです。
 矢島屋は老舗で手広く商売をやっているようなのに、顧問弁護士の
一人もいないというのは、何だか納得がいかない気がします。弁護士
がいると愛人の顔など見たくないとしきりに言っている三姉妹も文乃
と顔を合わせる回数が減ると思うのですが。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 ドラマを見ていて細かい点が気になります。「幸せになりたい」で深田恭子
は家が貧乏でお金がないことを強調しているのに、爪にきれいなマニキュアが
塗られていました。
 「ナースのお仕事3」と「幸せになりたい」共にプロデュサーが大賀文子と
両沢和幸です。出演者も伊藤かずえと松下由樹が重複しています。後輩の面倒
を見る姉御肌の先輩という役どころが松下由樹に定着し出したのは「ナースの
お仕事」からだったのかなと思います。(たま)

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