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タイトル:Daily Drama Express 2005/07/26 がんばっていきまっしょい (4)  2005/08/01


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/07/26 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル がんばっていきまっしょい
局  名 フジテレビ
放映日時 火曜22時
キャスト 篠村悦子(鈴木杏)
 関野浩之(錦戸亮)
 田中三郎(内博貴)
 大野仁美(石田ゆり子)
原  作 敷村良子
脚  本 金子ありさ
主題歌  −

あらすじ  第4艇

 松山第一高校ボート部は夏合宿に入った。悦子(鈴木杏)は突然コ
ーチをすると言い出した仁美(石田ゆり子)の意図がわからず、浮か
ない表情で艇庫に布団を運び込んでいる。悦子はこれまでの仁美のつ
んけんした態度から鬼のようにしごくのではないかという不安がよぎ
っていた。

 しかし多恵子(岩佐真悠子)、敦子(佐津川愛美)、真由美(藤本
静)は「合宿!チャチャチャ(手拍子)、合宿!チャチャチャ(手拍
子)」とはしゃいでいるので、悦子もその輪に加わり、さらに利絵
(相武紗季)に加わるように合図する。利絵は「あんなあ、私ら遊び
に来たんやないんよ。あんな負け方二度としたくないけん」と恐い顔
をするが、その手にはスイカ割り用のスイカがあり、みなどことなく
浮かれている。

 浩之(錦戸亮)が早出してエルゴ(陸トレ用のボートを漕ぐ機材)
をしに艇庫にやってくると、三郎(田口淳之介)がいた。ラグビー部
も合宿に来ていて艇庫に付設されたトイレなどを使うことになってい
た。浩之は「ボートはイギリスで発祥した気品あふれるスポーツや。
艇庫は俺らにとっては神聖な場所や。上品に礼儀正しくせいや!」と
文句をつけるが、艇庫からは悦子たちのはしゃぐ声が聞こえてくる。
悦子らは布団を積み上げて、その上に乗ったが、バランスを崩して倒
れ、その拍子に利絵はスイカを落とし、床を汚してしまう。

 そこへ仁美が到着した。大野コーチ(池内博之)は「あいつ、礼儀
とかに厳しいから」と困った顔をするが、仁美は悦子たちを見ると
「スイカ、片付けといて」と一言言っただけで、「今日からコーチを
やります。よろしくお願いします」と穏やかな口調で言う。悦子以外
は「よろしくお願いします」と礼をするが、悦子は何か裏がありそう
と疑いの目を向ける。しかし仁美はそんな悦子に「よろしく」と微笑
む。

 悦子たちはボートに乗り込んで仁美を待っていた。ちなみに真由美
によれば、仁美は松山一高から愛媛大学へ進み、社会人時代に全日本
大会で3位入賞の実績者ということらしく、利絵も敦子も優しそうだ
し、いい人がコーチになったと喜んでいる。

 ところが、仁美は「いかんよ漕いだら。ボートから降りなさい、松
山第一クルー」と言い、艇庫に戻ってボート理論の講義を始めたので、
悦子たちは困惑してしまう。

 男子ボート部員はボートを出して練習を始めるが、4大会連続で準
決勝敗退のため、合宿にかける意気込みは強い。大野コーチに「次こ
そ決勝へ行きたい。勝たせてください!」と頼み込む。

 ボート理論の講義が終わった後、仁美は講義の話を身体に覚えさせ
るため、エルゴでフォーム固めを指示する。悦子たちは「海で漕がし
て下さい」と懇願するが、仁美は「変なフォームで無駄な漕ぎ方をし
てるうちはだめや。ボート漕ぐんは100億光年早い!続けなさい、松
山第一クルー!」と斥ける。悦子たちはがっかりするが、仁美の指示
通り陸トレを続ける。

 夕方、新開高校女子ボート部が練習を終えて浜辺を引き上げようと
するところへ、三郎たちラグビー部がロードワークで通りかかる。三
郎はちえみ(関めぐみ)を見かけると「なあ、久しぶりに話し合おう
や」と声をかけるが、ちえみは「Someday, somewhere, by chance
(いつか、どこかで、機会があれば)」とそっけなく言って去ってし
まう。その姿を三郎はやるせない思いで見つめる。

 大野コーチが心配して仁美の指導方法はどんな感じかと悦子に尋ね
ると、悦子は「コーチの言うてることは正しいってわかるんですけど、
わくわくする気分がないのです」と戸惑いを見せる。大野コーチがそ
のことを仁美に話すと、仁美は「ヒヨッコがいっちょまえに!」とあ
きれ返る。

 幸雄(大杉漣)は夕食中、悦子が合宿で宿題がおろそかになってる
んじゃないかとぼやいている。法子(浅見れいな)は「最近、ボート
のことばっかりや。悦子のこと気になってんやな」と可笑しがる。友
子(市毛良枝)は「お父ちゃん、高校中退でうち転がりこんできたか
ら青春時代がようなかったんよ」と幸雄の気持ちを代弁する。

 その夜、悦子は怪談話をしていたが、利絵たちは疲れて途中で眠っ
てしまう。

 翌日も悦子たちは仁美の指導の下エルゴを続けていた。浩之たち男
子ボート部員は「エルゴまた使われとる。俺らもフォーム固めしたい
のに」とイラつく。

 その日、悦子たちの練習は1日中エルゴで終わった。

 その夜、メルボルンでは男子ボート部員の悦子たちへの不満が高ま
っていた。
 部室もトレーニング機材も女子が占領して思うように練習できない
ためだ。恭一(北条隆博)は男子部員をなだめ、花火を買い込んで、
女子と親睦を深めようと提案する。

 ところが、三郎たちが先に悦子たちを誘って花火をしていたので、
浩之たちは腹を立て引き上げようとする。そこへ恭一の姿を見つけた
敦子が「一緒にやりませんか?」と声をかけてきたので、恭一は敦子
のところへ走って行き、浩之たちも仕方なく一緒に花火をすることに
する。

 悦子は爆竹に火をつけて浩之に投げつける。爆竹がはじけて驚いた
浩之は慌てふためいて飛び跳ねる。悦子は「飛べ!飛ぶんだブー!」
と笑い転げるが、三郎が「お前は男か」と苦笑し「こういうの、かわ
いらく持っとけばいいんじゃ女は」と線香花火を持たせる。三郎は
「思い出すなあ、昔の恋……」と呟く。悦子はそんな三郎に対して何
も言えなくなってしまい、じっと線香花火の火を見つめる。

 利絵は手にいっぱい花火を持って浩之に「やりたい花火ある?」と
見せる。浩之は「ほんなら一緒にやろか」と言い、利絵はにっこりし
てうんうんと頷く。

 打ち上げ花火が上がると真由美の左右隣にいた男子部員たちが「キ
レいやな」と言うので、真由美は「なに、うちのこと?」と嬉しがり、
敦子も恭一と並んで花火を見上げる。そんな中多恵子だけは1人ぽつ
んとしている自分に気づき「なんなん?私……」と呆然となる。

 翌日大野コーチは浩之と窪田のレギュラー入れ替えを指示する。窪
田はショックを受けるが、気持ちを入れ替え買ったばかりの自分のオ
ールを浩之に譲る。

 仁美は昨日に引き続き、今日も1日中エルゴをやるように指示を出
す。悦子たちが「今日は漕がして下さい、お願いします」と頭を下げ
て頼むが、仁美は「一度出した指示は変わりません。早くやりなさい、
松山第一クルー!」と聞き入れない。

 悦子たちは「そんならあなたのコーチなど受けとうないです!」と
反発する。
 そんなやりとりを見た大野コーチは仁美と話をするために艇庫へと
連れて行く。
 その隙に悦子たちはボートに乗って海に出る。

 大野コーチは仁美に指導方針を変えないと悦子たちに不満がたまっ
ていると注意するが、仁美は基礎が大事だと譲らない。

 三郎が浜辺をロードワークしていると、悦子たちがいつもと違う方
へ漕いで行くのが見えたので、慌てて大野コーチ、仁美に伝えに行く。

 悦子たちは、仁美に教わったやり方で漕いでみる。すると無駄な動
きがなくなりボートはぐんぐん進む。調子に乗って悦子たちはどんど
ん先に行ってしまう。

 一方、浜辺ではなかなか悦子たちが戻ってこないので遭難したので
はという話になっていた。福田(相島一之)は「とにかく通報を」と
慌て、浩之たちも探しに出る。

 悦子の実家にも遭難の連絡が入る。幸雄は「慌てんでええ、慌てた
らだめや」と友子たちを静めるが、自分自身が一番落ち着かない。

 大野コーチは仁美の行きすぎた指導を非難し「こんな事態を起こし
たんはお前のせいだ。お前にボート教える資格はない」と言い捨てる。
仁美は「私がコーチしよう思うたんは、気づいたんよ。私はボートが
やりたいんやって。私はあのころに戻りたい、そう思ったんや。あの
子らと一緒に本気でやろうと思ったんやもう一度」と胸の内を告げる。
大野コーチと結婚後ボートを辞めてしまったことを仁美はひどく後悔
していたのだった。

 悦子たちは快走し、気づくと夕暮れ時になっていた。悦子は「コー
チの言うこと聞いて練習すればこんなに漕げるんや。そしたらこんな
きれいな夕陽とか見れるん。もっとうまくなりたいなあ、コーチに教
わって」ともの思いにふけりながら言い、利絵たちも頷く。

 パトカーや巡視艇が出て、悦子たちの大掛かりな捜索を始めていた
が、そこへ悦子たちが戻ってくる。

 悦子は「この騒ぎは……」とバツが悪そうに尋ねると、浩之は「ア
ホ、お前らどれだけ迷惑かけるんじゃ」と怒る。悦子は仁美を見つけ
ると走りより「コーチの言うたことわかりました。基礎がどれだけ大
切かということを。これからも指導してください」と頭を下げて頼む。
しかし仁美は「さんざん勝手して、迷惑かけて。私は許さんよ。もう
あんたたちには何も教えん」と厳しく叱責して引き上げてしまう。

 帰り支度をする仁美を大野コーチが追いかける。大野コーチは「お
前が俺との結婚生活後悔してたの気づかんかった。お前は好きにした
らええ、これからは。俺たち別々の方がいいかもしれん」と伝える。
しかし仁美は何も言わずに立ち去ってしまう。そんな仁美の態度に大
野コーチは苦悩する。

 悦子が無事だったことが電話で友子に伝えられ、みな安堵するが、
幸雄の姿がない。幸雄は悦子のことが心配で浜辺の方へ車を走らせて
いた。

 悦子は「コーチに謝ってくる」と仁美を探しに行こうとするが、浩
之が「待てや!」と止める。悦子は「ゴメン、後で怒って」と行こう
とするが、浩之は「ふざけんな!」と怒鳴る。悦子たちが使ったオー
ルは窪田が浩之に譲ったものだった。窪田の思いを踏みにじられたこ
とに男子部員はついに不満を爆発させる。

 恭一は「俺らのボート用具一切使うな」と声を震わせれば、浩之も
「艇庫から出てけ!」と激昂する。他の男子部員からも「出てけ!」
という声があがり、悦子たちは男子部員の激しい怒りにただ呆然と立
ち尽くすしかない。


寸  評  伝統、しきたりを重んじる男子部員にしてみれば、合宿中の悦子
たちの行為は目にあまるのも無理ありません。実績がないのに用具を
勝手に使うこともそうですし、エルゴを占領してしまうこともうかつ
すぎます。ついでに言えばラグビー部と先に花火をやり始めたことも。
いかにも地方の名門校にありそうな光景だなと感じました。
 とは言ってもよくよく考えると、事の発端は大野夫妻の夫婦生活が
ぎくしゃくしていることにあるような気が。それぞれが勝手に男子、
女子を指導してスケジュールのすり合わせがされてない(だから用具
を使おうとしても占領されているような事態になる)ことが問題だっ
たのではないでしょうか?ボート部としてはとんだとばっちりを受け
た格好に見えるのは気のせいでしょうか?

執 筆 者 ケン()

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2. 編集後記
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 NEWSメンバーの「飲酒問題」で11話構成から10話構成に変更になるとのこと。
 来週はバックステージ編になるそうですが……。せっかくこれから中盤の盛
り上がりに差し掛かるというところで非常に残念です。10話になることでスト
ーリーが雑になったりしなければと願うばかりです。(ケン)

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発行元:ドラマ研究会
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