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タイトル:Daily Drama Express 2005/07/23 女王の教室 (4)  2005/07/29


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/07/23 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル 女王の教室
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時
キャスト 阿久津真矢(天海祐希)
 神田和美(志田未来)
 真鍋由介(松川尚瑠輝)
 進藤ひかる(福田麻由子)
脚  本 遊川和彦
主題歌  

あらすじ  4

  この物語は 悪魔のような鬼教師に 小学校6年生の子供達が戦
いを挑んだ一年間の記録

 神田和美(志田未来)は母親・神田章子(羽田美智子)に、ダンス
に出なかった理由をいくら聞かれても白状しない。
 でも、章子の追求のしつこさに、「お腹が痛くて.....」と言うが、
章子は、そもそも来て欲しくなさそうだったし.....とますます厳し
い。

 帰宅した父親・神田武(尾美としのり)が、自分は娘の言うことを
信じる。それよりもカレーを食いたいと言う。
 章子は武の匂いが何?と聞き、武は風呂入ってくる、と誤魔化す。


 和美は、姉・神田優(夏帆)のベッドに一緒に入っている。
 優は自分が言ったとおり、阿久津真矢(天海祐希)には逆らえない。
和美が頑張るほど、ますますクラスで浮く。


 和美が走って登校してくる。
 近藤校長(泉谷しげる)に、6年3組のダンス、感激したよと言わ
れる和美。

 佐藤恵里花(梶原ひかり)達も和美に声を掛け、ダンスは真矢に脅
されてやったこと。別に和美がどうのことのではない。でも、真矢に
あまり逆らわない方がいい。触らぬ神に祟りなしと言うじゃない、と
言う。


 教室に真矢が入ってくる。
 今日から毎週月曜日のテストは廃止。その代わり、毎日帰りにテス
トをする。テストができた人から帰ってもいい。
 みんな、塾や稽古事に遅れるとブーイング。
 でも、真矢はいくら首謀者にそそのかされたと言っても、反抗した
のだから、当然のバツ、と言う。

 それから真矢は班分けのプリントを配る。
 六班 班長・久子 班員・和美、由介、ひかる

 これからは、班ごとの連帯責任。どんなバツを与えるかは、これか
らわかる。服装の乱れや喧嘩など、トラブルが起こらないように班長
はよく管理するように。また、他の班でも何か見付けたら、すぐ報告
すること。その時にはご褒美をあげる。さしずめ、代表委員が3人も
いる六班は気を付けること、と真矢。

 さっそく由介がふざけるが、久子が、「静かにして下さい」と注意。


 六班は体育館掃除。
 ふざける由介を、また注意する久子。
 由介が久子に、久子が真矢にチクッたのがいけないのだろうと文句
を言うが、久子は押し黙っている。
 ひかるは、真矢に責められて、久子が黙っていられるわけが無い、
と冷静。

 和美は久子に友達だから、と言うが、久子は無視。
 和美が久子のマンガ、上手だから、久子の家にいって見せてもらお
うとひかるに言うと、久子は、そう言って家に来て、弱点を探すのだ
ろう、と拒否。



 六月。
 テストで和美は、苦し紛れに、『釧路』を『苦死路』と書いている。
 ひかるが最初にテストを終わり、真矢に見せる。満点。
 真矢は、代表委員でなければすぐに帰れる。謝るか?とひかるに聞
く。
 「ご遠慮します」とひかるは答え、教室に戻る。


 図工の時間。
 6年3組の児童達は図工室で粘土細工を作っている。
 5班の班長は恵里花だが、他の班員との間で対立が起こる。

 和美は、彼女たちの対立を収めるために、椅子の上に立つと、お絵
かき歌を歌って絵を描く。

 その直後、真矢が入ってくる。みんなおとなしく着席。
 真矢は、1班の班長から次々と何があったか聞いていく。
 4班の班長まで何も無かったという。

 5班の班長・恵里花の番。
 危ぶまれたが、恵里花もやはり、何もなかったという。

 6班の班長・久子の番。
 なんと久子は和美が騒いでいたから注意したという。
 真矢はバツとして、6班に後かたづけを命じ、いいつけた久子を褒
める。

 図工の後かたづけ。
 由介は、フケちゃう?と言い出す。
 和美は、そんなことを言う由介は、結局真矢の言うとおり、弱虫な
んじゃない?と言う。
 由介は一人出て行ってしまう。

 ひかるが、和美は少し言いすぎでは?と言う。由介は和美のことを
心配して言ってくれたのだから、と。

 「どうせわたしはバカだから、進藤さんと違って。進藤さんは、ど
うしていつもそう、クールでいられるわけ?.....ごめん」と和美。
 「別にいいけど」とひかる。


 和美が帰宅すると、優の喘息の発作がひどくて、章子も病院に泊ま
り込むと言う。
 和美が、話があるんだけど.....と言っても、章子はそれどころで
なく、飛んでいってしまう。


 登校すると、島田マリ(柳田衣里佳)が財布がないと言い出す。中
の金額は大したこと無いが、財布そのものがレアもの、だと。

 真矢が教室に入ってきて、マリに本当に無くなったか確かめると、
犯人にすぐ名乗り出るよう言う。誰もいない。
 では、犯人を知っている人は?と聞く真矢。誰も答えない。

 真矢は、犯人がわかるまで、今日は帰さないと言い、白い紙片を配
る。そこに、犯人と思う児童の名前を書くようにと指示。犯人を知っ
て黙っているのも同罪、と言う。


 近藤校長は真矢に、休み時間も児童が教室にいるが、と問う。
 真矢は財布が無くなり、犯人探しをしている。ここで黙っていたら、
犯人はどんどんつけあがる、と。

 上野教頭(半海一晃)は、体罰とか問題を起こさなければいいと言
い、近藤校長は、真矢なら大丈夫だろう。最近の6年3組は授業態度
もいいし、遅刻も少ないし、しっかりしている。6年1組や6年2組
も見習うべき、と言う。

 天童しおり(原沙知絵)先生が、犯人探しなどせず、みんなに盗ま
れた人の気持ちを考えるように指導すべきでは?と言う。
 真矢はそれを、典型的な事なかれ主義よね.....と切って捨て、和
美と同じことを言う、と言う。そういえば、カラオケボックスで2人
で一緒に会っているんじゃない?他のクラスの児童としたしているの
を知ったら、しおりのクラスの児童は、どう思うかしら?と脅す。
 児童には、勉強と、目上の者への服従と、罪を犯したら罰を与えら
れるという恐怖感が必要、と言い切る。


 真矢が用紙を回収するが、みな、犯人の名は書いていなかった。
 真矢はバツとして、クラス全体の連帯責任とする。クラス全員が代
表委員。今まで特権を持っていた児童からも特権を剥奪すると言う。
 マリは、自分は被害者なのにと文句を言うが、真矢は、でもクラス
の一員でしょ、と返す。

 一人の児童が、他の児童を指さし、ドロボウ顔だから犯人なんじゃ
ない?と言いだし、騒ぎになる。
 そのうち、恵里花がやったんじゃないかと騒ぎは飛び火。
 見かねて和美は止めようとすると、今度は和美が犯人じゃないかと
言われる。

 真矢はその様子を黙ってみている。


 休み時間、和美は偶然、恵里花がマリの財布を持って、校舎の陰へ
と行くのを見てしまい、追いかける。
 和美は手に持っていた袋を落としてしまい、その音に振り返る恵里
佳。
 恵里花は、お金が欲しかったわけじゃない。マリが財布がレアもの
だと見せびらかすので頭に来て取った、と言う。
 そして、和美から返しておいて。次は音楽だし、代表委員の和美な
ら、怪しまれないから、と財布を押しつける。
 和美は嫌がったが、恵里花は、「親友でしょ」と財布を押しつけ、
結局受け取ってしまった和美。


 音楽の授業の前、教室の片づけをする和美。
 そして自分が最後になると、そっとマリの財布を、マリの鞄に入れ
ようとする。
 が、それを戻ってきた久子に見られてしまう。

 和美は必死に「違うのよ、馬場ちゃん!!」と叫んで追い掛けるが、
真矢に見つかってしまう。


 教室の真ん中でつるし上げられる和美。
 和美は、自分ではない。自分は友達から返しておいてくれと頼まれ
ただけと抗弁。でも、友達の名前は言えないと頑張る。

 真矢は、その頼んだ友達が名乗り出ない限りは、和美を犯人と見な
す。六班全員連帯責任として罰を与える。まずは、みんなに迷惑を掛
けたのだから、謝れ、と命じ、和美はみんなに謝る。


 みんなが下校する中、掃除をさせられる由介、ひかる、和美。
 久子は掃除をせず、和美に「最低」と言う。
 久子を睨む和美。そしてひかるに、わたしではないと信じてと言う
が、ひかるは自分が信じてもどうにもならない。みんなもう和美が何
を言っても信じないだろう、と。
 由介は、もう当分学校に来ないと言う。


 下校途中、和美はしおりを見掛け、今日、カラオケに行ってもいい
か聞くが、しおりは当分カラオケには行かないことにしている。給料
日前でお金が苦しいから、と。


 和美は恵里佳を呼び出す。そして、なぜ自首してくれないのかと問
う。
 恵里花は、今更言えないでしょ。だいたい、和美が余計なことをし
たのがいけない。あの時、お財布を捨てていれば見つからなかったと
いう。

 そこに安藤桜(森本更紗)や田中桃(伊藤沙莉)も来て、恵里花は、
和美が自分を犯人扱いする。もう和美とは絶交!という。


 和美は雨の降る公園を、すっかり暗くなるまで彷徨っていたが、や
がて帰宅する。
 だが、居間では両親が、武が浮気した、しないで喧嘩していた。
 和美はいたたまれなくなって、傘もささずに、しのつく雨の中、暗
い街に飛び出す。

 でも、歩いている途中、ふと顔を上げると、目の前に黒い大きなこ
うもり傘をさした真矢が立っている。そして、自分の言うとおりにし
ていれば、もう泣かなくていいという。このままではもう、和美の味
方は誰もいない、と。

 和美はやがてキッと顔を上げると、真矢に、「わたし、もう泣きま
せんから」と宣言する。


 和美はランドセルを抱えたまま、優の部屋へ行き、まだ具合の良く
ない優のために、またお絵かき歌でモグラを描いて元気づける。

 優は、自分は身体が弱いが、和美の味方だからと言う。そして2人
は固く抱き合う。


寸  評  真矢が一方的に和美を犯人と決めつけたこと、許せません。
 真矢お得意の社会で言うならば、法律の世界では『推定無罪』です。
 また、久子はなぜ自分も連帯責任にされるのにわざわざ言うのでし
ょう。それとも、久子は連帯責任を取らずに済むのでしょうか?だか
ら、掃除をしていない?
 腹が立つのは、恵里花ですね。真矢の功績は、恵里花は親友の仮面
をかぶっていただけで、本心は違うことを暴き出したことでしょうか。

 ところで、和美はなんてあんなに言いなりになっているのでしょう。
 でも、自分を振り返って悲しいのは、多分わたしが小学生の時なら
ば、和美のような目に遭っていたかもしれないということ。今でこそ、
社会人となり、強く文句を言える人間になりましたが、小学校四年生
までは、答えがわかっていても先生に指名されたら答えを発表できな
いような児童でしたから。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 今回の『スローダンス』は、よくも悪くも、月九らしいドラマですね。相変
わらず、ディナークルーズとかバブリーですし、住んでいる部屋も、兄弟でシ
ェアしているといえども広い!しかも英介はエリート銀行マンで、それがあっ
さりと退職してしまう。女性の職業はスチュワーデスにブティックの店長や店
員。
 そういえば、妻夫木くんは、男兄弟の弟役がはまっていますねぇ。
 それと、出産後の復職、松島菜々子はいい役をもらいましたが、もう、昔の
輝きがなく、失敗だろうと思っています。それに対して広末涼子は上手く復活
できるように感じます。今まで数々の奇行で消滅しそうでしなかった経験が今
回も生かされているのでしょうか?ちっとも母親に見えないところがいいので
しょうか?(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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