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タイトル:Daily Drama Express 2005/07/09 女王の教室 (2)  2005/07/26


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/07/09 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル 女王の教室
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時
キャスト 阿久津真矢(天海祐希)
 神田和美(志田未来)
 真鍋由介(松川尚瑠輝)
 進藤ひかる(福田麻由子)
脚  本 遊川和彦
主題歌  

あらすじ  2

 この物語は 悪魔のような鬼教師に 小学校6年生の子供達が戦い
を挑んだ一年間の記録

 朝、神田和美(志田未来)は、パンを口にくわえたままボーっとし
ている。
 和美の母親・神田章子(羽田美智子)に促されて時計を見て、時刻
に気付き、慌ててかけ出す。

 代表委員は、和美から替わっている。
 テストをサボった真鍋由介(松川尚瑠輝)と、阿久津真矢(天海祐
希)に逆らうほどクラスメイト思いの進藤ひかる(福田麻由子)。
 真矢は、今度からテストの成績にかかわらず、自分に逆らう人に代
表委員をやってもらう、と言う。
 そしてひかるに、もうロッカーを使う権利は無いので、すぐ出すよ
うに言う。
 一年の教室も四月のうちは六年が掃除。
 2人に同情して手伝ったら、即、代表委員を代わってやってもらう、
と言う。

 刈谷孝子(佐々木ひかり)は真矢に、質問があると言い、真矢は職
員室に来れば教えると言う。


 和美は仲良しの三人と一緒に帰ろうとする。
 彼女たちは、ひかるって、お高くとまっていて、変と言う。
 和美は、忘れ物、と言って、教室に戻る。

 和美は掃除しているひかるに謝るが、ひかるは自分がやったことな
のだから、気にしていないと言う。


 和美は、遂に勇気を出して、真矢に、ひかるを代表委員から解放さ
せてあげて欲しい、と言う。
 真矢は、自分に授業中以外で話しかけてもいいのは、成績上位者二
名だけだと言う。

 そこにひかるが通りかかり、真矢はひかるが和美に言わせたのか問
う。
 ひかるは、知らないと答える。


 家では、相変わらず章子と夫・神田武(尾美としのり)が夫婦げん
か。
 和美と姉の神田優(夏帆)は、優の部屋に避難。
 和美は優に勉強を教えて貰いながら、真矢のことを愚痴る。
 優は、由介と和美とで力を合わせて、真矢を倒すしか方法は無いの
ではないか?と言う。


 翌朝、和美は遅刻ギリギリに校門をくぐるが、教室には間に合わな
い。
 廊下の前方を由介が走っていて、更にその前を真矢が歩いている。

 由介は真矢の前に走って回り込むと、真矢の前でおどける。そして
その隙に和美に教室に入るよう手招き。
 和美は無事滑り込む。


 真矢は由介が教室に入ると、「あなたのせいで、授業始めるのが
2分も遅くなったわ。みんなに謝りなさい」と命じる。
 由介がふざけながら謝るが、真矢は黒板のまわりが汚い、と掃除を
させる。
 もう一人の代表委員も、とひかるにも掃除を始めさせる。

 これからは、遅刻した分数分、終わりも遅くする、と真矢。
 すなわち、休み時間も短くなる。

 どんな立派な会社でも、仕事をしているのは30%。何もしていな
いのが50%。人の足を引っ張るのが20%。もし、その20%を見
ていて、みんなが仕事をしなくなったら、会社はつぶれる。
 だから、その20%は捨てなければならない。
 そういいながら真矢は児童の鞄から、雑誌やぬいぐるみを取りだし、
教卓の上に並べる。

 たまごっちが鳴る。
 佐藤恵里花(梶原ひかり)が靴下に隠していたのだ。
 真矢は容赦なく取り上げる。


 塾で、恵里花が、こうなったら母親に言って真矢に抗議してもらう、
と言う。恵里花の母親はPTA会長。
 恵里花は、和美が雑用係をさせられていたし、ひかるの件で心を痛
めていることも言わなければ、と言う。
 このことは黙っていて、と頼む和美。


 でも、和美が帰宅すると、恵里花の母親から章子に、和美が雑用係
をさせられていた件が伝えられていた。
 章子は和美に、学校であったことは言わなければならないと言う。


 放課後、母親達が大挙して学校へやってくる。
 6年3組の児童たちは、これで大丈夫、と明るい顔をしている。


 6年3組の保護者達は、近藤校長(泉谷しげる)や上野教頭(半海
一晃)に、詰め寄る。
 近藤校長は、上野教頭にすべて任せてあると逃げる。
 上野教頭は、学年主任の並木平三郎(内藤剛志)から、と下駄を預
ける。


 由介がその様子を見てきて、教室でマネをしてみせる。
 和美は、真矢はもっとすごい手を考えているのでは?と懐疑的。


 真矢が職員室にやってくる。
 真矢は保護者達を無視。

 やがて真矢は立ち上がると、「できればお一人ずつと話たいんです
けど」と言う。


 個別面談で、恵里花の母親は、すっかり真矢のファンになって出て
くる。自分の家の教育方針を褒められ、レアもののたまごっちまでも
らってきたから。

 次は章子の番。
 真矢から、和美が二回続けてゼロ点を取った。適切な時にバツを与
えないと、子供は成長しない、と言われる。
 それから、専業主婦としてバカにされている章子の愚痴を聞き、和
美は頑張れば伸びる。私立にも入れる。頑張りましょう、と真矢。

 すっかりなごやかな雰囲気で帰っていく保護者達。
 それをがっかりして屋上から見ている児童達。

 そこに真矢が来て、からくりを話す。
 自分の方が親のことをよく知っている。親なんて、子供の成績が上
がれば、満足する。面倒を起こさなければいい。自分の子が、担任か
ら目をかけられていればいい。
 だから、それがわかったらみんなもくだらないことを考えずに、勉
強に励むようにと言って、去っていく真矢。


 雨の中、走って登校する和美。
 ひかるは誰も来ていない教室で、花に水をやっていた。
 そこに和美が入っていき、「やっぱ、わたしも手伝おうかな.....」
と言う。
 ひかるが、「あ、真矢だ」と言う。
 慌てて隠れる和美。
 「そんなんなら、やめとけば」とひかる。
 和美がひかるの親は、真矢に何を言われたか聞くと、ひかるの親は
来なかった。親は自分に感心がないから、とひかる。
 和美は、「子供に感心の無い親なんていないよ」と言い、ひかるは、
「あんた変わってるね」と言う。

 そこに由介が登校してくる。
 「2人とも、早いね」と由介。
 「あんたが遅いのよ。進藤さんにばかり、掃除やらせて」と和美。
 由介の家はじいちゃんと2人暮らし。じいちゃんは政治とかに、絶
対反対しないと言う。

 和美は、姉の優が言っていたこととして、自分たちで力を合わせて
真矢をやっつけるしかないと言う。


 児童達が体育館に集められ、防犯訓練。

 並木が犯人役。天童しおり(原沙知絵)先生がさすまたを手に応戦
するが、途中で転んでしまう。

 真矢はマイクを手に取ると、「六年三組、教室に戻ります」と言う。
 慌てる近藤校長や上野教頭。

 由介が手を挙げ、もし自分たちが襲われたら、どうやって真矢が助
けてくれるのかを問う。
 近藤校長や上野教頭も、教育委員会からの通達で、訓練をやらなけ
ればならないことになっていると言う。
 真矢は2人に、単に訓練をやったと報告し、実際に事件が起きた時、
責任逃れしたいだけだろう、と言う。

 そこまで言うならと、並木の犯人役に、真矢が応戦することになる。
真矢は黒のジャージの上下を着用。

 真矢は並木を素手で投げ飛ばし、最後、並木の身体の上に馬乗りに
なると、のど元に小刀を突きつける。
 「護身用ですから」と真矢。


 真矢に連れられて、六年三組の児童達は教室へ戻る。

 真矢は、みんなが考えていることは全部知っている。親に隠れてや
っていることも、と言う。

 そして突然松本エマ(高田彩香)の名前を呼び、塾へ行くといいな
がら、中学生男子と遊んでいるとばらし、デジカメを取り出すと、証
拠写真を突きつける。

 次に島田マリ(柳田衣里佳)の名を呼び、休み時間に親の悪口を言
っているでしょとばらし、ICレコーダーを取りだし、証拠の録音を
再生する。

 由介が手を挙げ、自分にはみんなに知られて困るような秘密は無い
と言う。
 真矢は、由介は祖父と2人暮らしよね、と確かめると、では両親は
どうしたの?と言う。
 由介は、自分も知りたいと言う。

 真矢は、由介の母親は、由介同様フラフラしていて、由介を保育園
に預けたまま男と遊び回っていて、やがて由介を捨てて家を出て行っ
た。
 その後父親は酒浸りとなり、事件を起こし、今、刑務所に入ってい
る。父親は由介は自分の子供ではなく、別の男の子ではないかと疑っ
ている。
 母親は、由介なんか産まなければ、もっと人生が良かったのにと思
っている。由介は誰からも愛されないのではないかと思っている。誰
にも頼れず自分の弱みを見せないため、おどけている。事実、由介を
好きな人なんていないのではないか、と。

 その時、和美が反論。由介には真矢の知らないいいところがたくさ
んある。先日遅刻しそうになった時、由介が真矢を引き留めて助けて
くれた。
 そもそも小学校一年生の時、友達がいなかった和美に最初に声を掛
けてくれたのも由介。虐められて隠された靴も、夜暗くなるまで一緒
に探してくれた。運動会のリレーでも失敗した自分を慰めてくれた。
 和美は由介が好きだという。

 真矢は、それなら2人でずっと代表委員をやりなさい。ひかるはも
うやらなくていい。2人がいる間は、他の生徒は代表委員をやらなく
てよかったね、と真矢。


 由介と和美が放課後、掃除をしている。
 由介は、自分は誰からも愛されていないとは思っていないし、寂し
いとも思っていないし、弱くもないと言う。
 そして最後に「ありがとう」と言う。
 それから、「好きって?」と言ってからかう。
 和美は必死に、それは人間として.....と言う意味で、と反論。


 その頃、雨の中、下校する馬場久子(永井杏)。
 目の前にいきなり、黒い大きな傘をさした真矢が現れる。そして、
由介と和美が謝ったら、次は久子が代表委員。成績が最下位なのだか
ら、と。
 そして、友達もいないのだから、自分と組まない?と言い出す。そ
うすれば、いいことがいろいろある、と。


寸  評  先週、真矢が担任というのもいいかもしれない、と書きましたが、
こんな代表委員の選択基準をころっと変えてしまうなんてイヤです。
 言うことに逆らったら代表委員などというのは、単なる見せしめで
はないですか。こういう恐怖政治のようなやり方には、絶対反対です。

 それとフラストレーションの元は、保護者−−母親達のだらしなさ。
 自分の子供が酷い目に遭っているのに、どうして気付かないのでし
ょう。母親はたとえ世間的に間違っていたとしても、我が子の味方を
しようとするものではないのでしょうか?
 また、みんな家の外で親に隠し事をしすぎですね。わたしは、よく
家にいて、自分の机に座って隠し事をしていました。こういうのは、
真矢とて、発見できないでしょうね。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 真矢が言っていた言葉ですが、わたしは会社の大先輩のおじさんから、『御
神輿の原理』と言うのだと教えられました。すなわち、社員の20%は頑張る。
20%はぶら下がっているだけ。後の60%は可もなく不可もなし。
 その後、ぶら下がっている20%を取り除くと、残りの80%の中の20%
しか、まじめに働かなくなります。また、その80%の中の20%(すなわち
最初の16%)が、今度はぶら下がるようになるそうです。
 みなさまの実感はいかがでしょうか?(鈴木)

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