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タイトル:Daily Drama Express 2005/07/12 がんばっていきまっしょい (2)  2005/07/19


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/07/12 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル がんばっていきまっしょい
局  名 フジテレビ
放映日時 火曜22時
キャスト 篠村悦子(鈴木杏)
 関野浩之(錦戸亮)
 田中三郎(内博貴)
 大野仁美(石田ゆり子)
原  作 敷村良子
脚  本 金子ありさ
主題歌  −

あらすじ  第2艇

 松山第一高等学校。中田三郎(内貴博)が多恵子(岩佐真悠子)を
おぶって登校してきたため、生徒たちはその話で盛り上がり、2人を
見ようと集まってきている。敦子(佐津川愛美)は「少女マンガみた
い!」と大はしゃぎだが、真由美(藤本静)は「いやーっ、そんなん
ひっつかんで!」と悲鳴をあげ、利絵は「サイテー、目立ちたいだけ
や!」と不快がる。多恵子は自分が注目を浴びて得意顔、一方で三郎
は「足くじいて歩けんからしかたないじゃろ」と迷惑顔している。

 悦子(鈴木杏)も職員室から三郎と多恵子を見て「青春ですねえ、
恋ですかねえ、若いってええですねえ」と茶のみばあさん風に眺めて
いたが、ボート部顧問の福田(相島一之)から「メンバー1人足りん
よ」とメンバー表を返される。悦子は新人戦に参加するつもりだった
が、ボートは漕ぎ手4人にコックスという掛け声をかける役1人の
5人構成だった。頭を抱える悦子だが、福田が「そういえば、あいつ」
と多恵子を見ながら何事かを気づいた様子でいる。

 下駄箱近くで三郎から降りると、多恵子はさっさと歩いていく。
「おい、歩けないんじゃなかったのか?」と面食らう三郎に、多恵子
は「退屈なん、何にもない毎日に。だからちょっとやってみたん。ち
なみにあんたにその気ないから勘違いせんといて」と言い捨てて行っ
てしまう。「なんじゃ、性格ワル!」と三郎は苦々しく多恵子を見送
る。

 授業が終わると、悦子、利絵、敦子、真由美は練習しに颯爽と自転
車を走らせていく。ジャージに着替えた後、悦子が「これより女子ボ
ート部の練習を始めます。キャプテンの篠村です」とかしこまって挨
拶し、恭一(北条隆博)の指導のもと練習を始めることにする。「え
ー、それじゃまず……」と4人を見渡した恭一は敦子を見て思わず一
目ぼれしてしまう。

 準備体操から始めようとすると、真由美はUV対策にと帽子を配る。
悦子は「さすがや、女の子やねえ」と感心しきりだが、恭一は「そん
なんでボートなんぞ漕げるか!没収じゃ」と一喝する。

 ボートを漕ぐ練習に入っても、オールが漕げなかったり、バランス
を崩したりと前途多難、挙句の果てにボートは横転し、全員海に放り
出されて散々な目にあう。敦子はすっかり自信をなくし、「部活を辞
めたい」と言い出してしまう。

 悦子は敦子を思いとどまらせる一方、多恵子に入部を誘う。それを
見た利絵は「何であんな子誘うねん」と猛反対だが、悦子は「福田先
生が菊池さんのお父さんて有名なボートの選手やったって言ってたけ
ん。やってくれるかも」と説明する。敦子や真由美は「そうかなあ」
と半信半疑だが、多恵子の回答は「ええよ、入っても」だったので、
みな驚いてしまう。悦子は「そんなら、一度練習に来て」と大喜びす
る。

 次の日の練習。恭一は「漕ぐのがダメでもコックスがある。辞める
なんて言わんでくれ」と敦子を必死に説得する。

 利絵は敦子に「もし、菊池さん入るなら私は辞めるけん!あの子は
大っ嫌いなんや!」とまくし立てる。すると練習に来た多恵子がそれ
を聞いてしまう。多恵子は俯き何も言わずに引き返してしまう。その
姿を準備体操中の浩之(錦戸亮)が目にする。

 悦子は多恵子が来てくれないのでじれったそうにしている。一方、
男子部員は男子部合同主催のビーチフラッグ大会の練習をしている。
毎年恒例の行事で各部から代表者を出して競いあう。ボート部内での
選考では浩之が抜群の成績で出場確定、みな「さすが松山東中のサッ
カー部キャプテンだっただけのことはある」と感心する。それととも
に「何でサッカーやめたんやん?」という声も上がるが、浩之はばつ
が悪そうにするだけで何も言わない。

 悦子たちは一生懸命練習するが、遅々として上達せず、船酔いを起
こしたりするので、「自分が漕ぐより疲れるが……」と恭一を悩ませ
る。

 しょげかえる悦子たちは帰りに気分転換に甘いものを食べに行き、
そこで偶然多恵子に会う。悦子は多恵子に駆け寄り「明日は来てくれ
るん?」と声をかけるが、多恵子は「籍を置いときたいだけや。うち
は親が何をしているのかとかいちいちうるさいけん、いい口実になる」
と冷ややかに笑って行ってしまう。

 悦子は多恵子の態度にカリカリしながら帰宅すると、浩之が親の衣
類を引き取りに来ていた。浩之が「今日菊池さん来とったで」と教え
ると、悦子は「そうなん?」と驚く。友子(市毛良枝)が「はい、じ
ゃあこれ」とクリーニングした衣類を渡すと、浩之は「ありがとうご
ざいます。いつもお世話になっております」と礼儀正しく答えるので、
悦子は「なんや、急に。気色悪い」と顔をしかめる。

 多恵子が居間に上がると、法子(浅見れいな)が「悦子、これから
カラオケ行くけん。一緒に行こう」と誘う。法子が京都に帰るのを寂
しがって、幸雄(大杉漣)が十八番にしている北島三郎の「祭り」を
歌いたいのだと言う。幸雄は「お前もいくんか?」とぶっきらぼうに
言うだけなので、悦子は「行かん」と相変わらずの冷戦状態でいる。
法子が「そんなら悦子の新人戦行こうよ」とその場を取り持つが、悦
子は「そんなん、メンバーもそろってないけん、出れるかもわからん」
とすねる。幸雄は「全国大会でもないんや、わざわざ店休んで行くま
でもないじゃろ。さっ、法子行こう」と相手にもしないので、悦子は
落ち込んでしまう。法子は高校時代バドミントンで全国大会に出場し
ており、そのときは家族総出で応援に駆けつけるほどの熱の入れよう
だったことが悦子の心に陰を落としていた。

 翌日、悦子は多恵子を見つけるとまた練習に誘うが、多恵子は無視
する。悦子はそれでもめげないが、利絵は「あんな子より他の人探そ
う、悔しいやん、あんなんバカにされて。もし菊池さんにこだわるな
ら私は篠村さんをキャプテンと認めんよ!」と恐い顔をする。さらに
追い討ちをかけるように、悦子はテストでクラス最下位になり、追試
を受ける羽目になる。しかも追試がダメなら補習、その間部活禁止を
言い渡される。

 浩之がラグビー部の練習のそばを通りかかると、三郎がビーチフラ
ッグ大会に出るという話し声が聞こえてくる。三郎は部員の中で身体
能力が群を抜いていた。

 部活禁止の危機に悦子は練習にも身が入らない。利絵たちは「とに
かく一生懸命やるしかないけん。メンバー集めは私らでやっとくけん」
と悦子を励ます。そんな様子を遠くから多恵子が見つめていた。

 練習後、利絵がボートの手入れをしていると、多恵子の父親が多恵
子の様子を聞きにやってくる。多恵子の態度を快く思っていない利絵
は父親にありのままをしゃべってしまう。

 悦子たちが部室に引き上げてくると、仁美(石田ゆり子)が「何や
ゴムボートみたいやね。ええねえ、プカプカ浮いとって。楽しそうね
え」と皮肉っぽく言う。しかし悦子は「はい、楽しいです」と満面の
笑みで答える。仁美はあきれかえり、メルボルンで「見に行って損し
た。手のマメつぶして、身体中あちこち悪くして、それでも勝てない
ことがある。いつも気ぃ抜けんプレッシャーの中でこぐ、それがボー
トや」と福田や満(小日向文世)や緑(友近)にこぼす。しかし満は
「でも素質あるんやないですか?楽しんでやれるってすごいと思いま
すよ」と言うので、仁美は黙り込んでしまう。

 多恵子が自宅で雑誌を見ながら1人夕食を食べているところに、父
親が帰ってくる。父親は多恵子を見るなり血相を変える。

 翌日、ビーチフラッグ大会当日、悦子は朝ごはんも食べずに出かけ
ていく。法子は「お父ちゃん、私京都に帰るけん。悦子のことよろし
くね。あの子ああ見えて強情っぱりの寂しがりやや。お父ちゃんから
歩み寄ってあげて」と頼むが、幸雄は何も言わない。

 悦子が大会会場にやってくると、利絵たちが部員募集のチラシを見
せる。「これなら誰か興味持ってくれるやろな」と悦子は喜ぶ。浩之
は初戦の相手がラグビー部と知ると三郎のところへ行く。しかし三郎
は英文のペーパーバックを眺めていた。浩之は「余裕じゃの、今日は
負けんで、絶対勝つけん」と闘志を燃やすが、三郎は「ええな、その
熱さ。俺は何でもできるけん、勉強も、運動も、アートも、恋愛も。
だからすぐ飽きてまう。何も俺を熱くせん」と冷めているので、浩之
はカッとなり、意地でも勝とうとするが、結果は三郎の圧勝に終わり、
浩之は砂を握り締めて悔しがる。

 多恵子は、会場内で利絵を見つけると、「あんた、何言うたん?」
とものすごい剣幕で怒鳴りつける。利絵は「正直に話しただけや。部
活来んで、そこらへん遊び歩いてるって。これだからお嬢さんは何や
っても許されるなんて思って、甘い考え持って」と言い返すが、多恵
子は「そんなことない!父親は他に女作って、母親とはもう何ヶ月も
会っとらへん。顔合わせば怒鳴りつけてくる。あんたはいんやろ両親、
おるんやろ家族。どっちがお嬢様や!」と半ば泣きそうになりながら
怒鳴って立ち去ってしまう。それを聞いて利絵は黙り込んでしまう。

 悦子は、「菊池さん昨日練習に来てたけん。でもああいう性格やか
ら素直になれへんのや。私もボートなければただの落ちこぼれやから、
何となくわかるんや。菊池さん、何かやれば何か変わるって思ってる
はずや」と利絵たちに言って聞かせる。

 その夜悦子は翌日に迫った追試に向けて徹夜で猛勉強する。その甲
斐あって何とか合格ラインに達せそうなところまでできたので、張り
切って追試に向かう。
 その途中、多恵子を見かけたので「練習に来て」と声をかけるが、
多恵子は「もうええんよ、やる必要なくなった」とどこか寂しそうに
言って行ってしまう。利絵が「篠村さん、早く視聴覚室行かんと追試
始まるで」と心配するが、悦子は多恵子を追いかける。

 多恵子が海辺で思い悩んでいると、悦子がやってくる。多恵子は
「うちの両親離婚するんや。青かったん。私がボートやったらあの
2人、また昔のように仲良くなってくれるんやないかって思ったけど、
そんなことなかった」と寂しそうな顔をする。悦子は何も言えないで
いると、多恵子は「何も言えんのね」と呟く。悦子は「何も言えん、
菊池さんに比べたら私はこどもや。でも一生懸命なんやな。私好きよ
一生懸命やってる人」とたどたどしく言う。

 利絵が「もうはじまっとるよ、追試。戻ろう、部活できんくなるよ」
と走ってくる。多恵子も「はよ行きな」と言う。しかし悦子は「ダメ
や、今日は菊池さんとおる。友達やから。こんなん悲しそうな顔して
るのに放っておけん。部活やるんは大事な友達作るためや。1人にし
とけん。好きなだけおる、だからたそがれてええんよ」と多恵子の手
を握り締める。そんな悦子に多恵子は「私……ボートやりたい」と涙
に声を詰まらせる。それを聞いて利絵もわだかまりが解けたかのよう
に微笑む。

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 −こうして5人やっとそろったんよ。そのあと悦ねぇは試験受けな
おして、たっぷりお仕置き受けて……。いつのまにかあだ名で呼ぶよ
うになって、悦ねぇ(悦子)、りぃー(利絵)、ダッコ(多恵子)、
ヒメ(敦子)、イモッチ(真由美)。この5人でとうとう大きな大会
にでる日が来たんよ。
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 元気よく浜辺で練習する悦子たち。同じ浜辺に名門新海高校の女子
ボート部員たちが練習しているのを見て、5人はますます練習に気合
いを入れる。

 悦子「新人戦目指して、がんばっていきまっしょい!」。利絵、多
恵子、敦子、真由美「しょい!」。


寸  評  多恵子がボート部に加わってようやくメンバーがそろいました。
悦ねぇの頑張りが実った形ですが、利絵と多恵子の確執はこれできれ
いさっぱり消えたのでしょうか?まだまだちょっとしたところから火
種が燻りそうな予感もします。
 また、悦子と幸雄の父娘関係、三郎、浩之ら男性陣の動きもこれか
らいろいろと出てきそうですし、結構、複雑なところがありそうです。
そのために、ボートで頑張るところが薄れないようにしてほしい気が
します。ボートというこのドラマの軸が登場人物の心情にどううまく
リンクされるのか楽しみです。

執 筆 者 ケン()

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2. 編集後記
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 今クールも数本ピックアップして視聴するつもりですが、常々思うのはどう
してもフジの月9がリストに入ってこないです。巷では一番人気のドラマがこ
こで放映されているわけですが、なぜか途中リタイアしてしまいます。好みの
問題と言えばそれまでなんですが。(ケン)

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発行元:ドラマ研究会
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