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タイトル:Daily Drama Express 2005/06/10 タイガー&ドラゴン (9)  2005/07/14


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/06/10 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル タイガー&ドラゴン
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 山崎虎児(長瀬智也)
 谷中竜二(岡田准一)
 林屋亭どん兵衛(谷中正吉)(西田雅行)
 林屋亭どん太(谷中竜平)(阿部サダヲ)
 リサ  (蒼井優)
 メグミ (伊藤美咲)
 組長  (笑福亭鶴瓶)
 銀次郎 (塚本高史)
脚  本 宮藤官九郎
主題歌  『タイガー&ドラゴン』 クレイジーケンバンド

あらすじ  そそっかしい奴というのは、マメでそそっかしい奴、無精でそそ
っかしい奴がおり、、

 「ヤスオ テメー何しに来たんだよ!メグミだったら居ねーよ」
 ドラゴン&ソーダの店の前に、ヤスオ(北村一輝)が現れる。
 「何か食わして」

 喫茶店に入ると
 「堅気になるんじゃなかったのかよ」
 虎児(長瀬智也)が聞くと、ヤスオは話し出す。
 「ウルフ商会で組の金庫番みたいなことやってたんだ。どういうわ
けかみんな俺に金の管理させたがるんだよ。いいかげんなんだよ。セ
キュリティーが。普通預金に一括に入れてるんだよ」
 途中竜二(岡田准一)はヤスオが組の金を使い込みしたと当てる。

 男が喫茶店に入って来る。その姿を見たヤスオは食べていたカレー
を皿ごと持ち、逃げて行く。

 虎児と竜二が外に出る。
 「何か何か面白そうじゃん。落語の話として面白そう」
 虎児はそう言い、何気なく手を振り上げると、背後でブロックを持
った男の顔面に当たり、男を倒す。

 「じゃあもうちょっと話聞いて見るわ」
 虎児はヤスオの後を追って走って行く。


 竜二の部屋にやって来る。
 「やり方が王道過ぎるだろう?舎弟の首に賞金なんて掛けやがって
 最初は勝手に通帳持ち出して10万20万つまんでいたんだよ。
 力夫(橋本じゅん)のおっさんが海外に行くって言ったから一気に
500万。
 それだけじゃない。
 誘うほうは姉御のほうなのに、よろしくやってたところを監視カメ
ラで見られていた」

 「劉さんヤクザ嫌い」
 そこまで話すと、ドアの外にはヤクザらしき姿が…
 「本当にこの部屋でいいのか?」
 ヤクザがドアを開けると劉さん(河本準一)が太極拳をしている。

 「すいません」
 ヤクザが帰って行く。
 押し入れの上から竜二、下からヤスオと虎児が出て来る。


 谷中邸
 「すいません、しばらく俺の部屋泊まりますから」
 どん兵衛(西田敏行)たちにヤスオを紹介すると、小百合(銀粉蝶)と
鶴子(猫背椿)は顔を喜ばせて気にいる。

 楽屋裏でどん兵衛は小百合ちゃんが心配だと悩む。

 家ではヤスオの話で、小百合ちゃんと鶴子が大喜び。
 あまりに楽しいので小百合ちゃんは鶴子にお寿司を注文するように
言う。


 どん兵衛が高座に上がる
 えーいっぱいのお運びで
 小虎が客席から声を上げる「待ってましたー粗忽長屋―」
 聞くところによりますと、地球上に生息する人類はほぼ61億だと
申しますね。

 そそっかしい人間、粗忽者といいますね。
 ヤメロ、夫婦喧嘩は、
 夫婦喧嘩なんかしてねーや
 オメーと俺は付き合い長いんですから、俺は未だに独り者だよ。
 あれじゃねーかと思うんだよ、そうだ犬だ。
 そいつが赤犬だったから、「赤出てけっ」と言ったんだよ
 それを聞き間違えたんだと思うよ

 長屋で片方が無精でそそっかしい
 片方はマメでそそっかしい
 この二人が隣あわせで住んでいて
 マメな方が観音様に参詣しに行きますと、
 行き倒れだそうで、、と人だかりが、、
 人だかりの股の間を歩いて前に出ると
 お役人が、
 今から何やるんですか?
 役人は、行き倒れですから
 へぇへぇ ちょっとあんた起きたらどうだ
 むしろをかぶせて横たわる人に声をかける
 役人は、起きたりしないんですよ、死んでいますから
 じゃ 死に倒れじゃないですか?
 生き倒れって言うから、、

 役人は、なるほどね
 知っている人かどうか顔を見てみたらどうかね?
 むしろを取り顔を確認すると
 あー知ってるこいつ、クマの野郎だ
 こいつ隣同士で仲がいいんだよ、誰がこんなことを…
 一人者だから両親もいない、身寄りのない一人ぼっちで、かわいそ
うな奴だから、

 そうだ、ここに当人を連れて来ましょう
 今朝気分が悪いからよしとくよと言っててね
 役人は驚いて、この人夕べから倒れているんですよ
 自分で自分のことはっきりしない人なんでしょ?
 当人を連れて来ますね

 長屋に帰ってクマに
 馬鹿だねぇクマ公クマ公
 こんなところに座って煙草なんかふかしてられる身じゃないぞ
 おめーびっくりして驚くな
 おめー浅草行ったんだよ


 どん兵衛の部屋で、小虎と弟子たちは“粗忽長屋”の講義を受ける。
 「家にクマが居たらおかしいじゃん」
 「おかしいが面白いってことなんだよ、そそっかしいから自分が死
んだことにも気がつかないで、家で煙草をすってる。ってそうだろ?」
 部屋で見学していた竜二がわかりやすく説明する。
 「あっちの見学者のほうがはるかに問題があると思います」
 どん太(阿部サダヲ)の指差したほうを見ると、鶴子の膝枕でヤスオ
が休んでいた。


 クマ公夕べおまえどこに居た?
 いい心持ちで観音様のわきを抜けたところまで覚えているんだが、
その先どうやって…
 悪い酒飲んであたっちまったんだ、観音様の脇でひっくり帰って
 冷たくなって死んだことに気がつかないで帰って来たんだ
 さぁ行くぜ
 死骸を引き取りに行くんだ

 死骸を抱いたクマ公は
 抱かれているのは俺だが、抱いているのはいったい誰なんだ?


 「それがわかんねーんじゃないか?落ちがわかんないんだよ。あり
えねーだろ」
 小虎はどん兵衛に言うと、代わりに竜二が応え、
 「ありえねーのが落ちなんだよ。会話と最小限の動きだけで全てを
表現する、落語だから成立する世界です。なんでわかんないかな〜」
 「小竜おまえ今良い事言ったな。ありえねー話に客を引き込むのが
噺家の腕なんだよ。それを面白いと思うか、わからないと突き放すか
客の懐次第」
 「わかんねーもんはわかんねーんだよ」


 「ごめんくださーい。竜ちゃん居ますか? 田辺さん何でここに居
るの?」
 玄関にやって来たメグミ(伊東美咲)をヤスオが出迎える。
 竜二はメグミを自分の部屋に誘うが、メグミが竜二の部屋の前を通
ったときに、ヤクザの車が止まっていたことを伝える。

 竜二の部屋の中では
 ちびT(桐谷健太)と劉さんが殴られて血を流しながら、ヤクザに詰
め寄られていた。
 劉さんはしぶしぶ、虎児の入っている新宿流星会のことを教えてし
まう。


 おでん屋
 小虎は落語の本を読んで、粗忽長屋を覚えて居る。
 するとヤスオがやって来て、
 「おまえ、俺殺せ、マジ殺すんじゃねー殺すフリ
 力夫の奴騙して、500万ふんだくって山分け、
 おまえは務所でも入っていてもらおうかな?」
 虎児はヤスオの胸ぐらを掴む。
 「したら、俺はおめーを本当に殺して500万もらうよ。
 てめーが死んでも誰も悲しまねーからな、
 だがよ、俺には悲しむ奴が居るんだよ」
 ヤスオを殴り、その勢いでおでん屋が壊れそうになる。


 組長宅に力夫がやって来る。
 「組長、田辺がお宅の山崎と繋がってるんだよ」
 銀次郎がそれに応え、
 「仮にその二枚目が山崎として、とっくに足洗ったんだよ。
 こっちがどこで何をしているのか知りたいんだよ」
 「喧嘩売りに来たわけじゃありませんよ。田辺の身柄さえ渡してく
れたら」


 虎児がドラゴン&ソーダにやって来る。
 しかし店が閉まってる。中に入ると、
 ヤクザが暴れて店はメチャクチャになっている。

 竜二は「俺ら関係ねー」と憤る。
 「いいかげん田辺って奴渡せば?」
 「それが居なくなった。まさかおまえらに手を出すとはな」
 「自分でどう思ってるか知らないけど、おまえヤクザなんだよ」


 虎児が組長宅へ来る。
 日向から手紙の束を渡される。
 「田辺と一緒に金持ち出した奴がガス自殺しただろ?
 その時生き残ったガキに田辺の奴、送金しとったんや」
 その親戚から届いたお礼の手紙の束。
 「後遺症でしばらく入院しとったけど、親戚に預けられて学校に行
っとる」
 組長は虎児に
 「人間の心は残っとる。完全に踏み外す前になんとかしたらどう
や?」


 どん兵衛の前で虎児は土下座をして頭を下げる。
 「事情はだいたいわかりました。意志も固いようだし、わたしも去
るものは追わない主義だし。しかし、おまえさんの立場でおまえさん
がいくら辞めたいと言ってもそうはいかない。
 わたしはどこまでも追いかけて行く。理由は一つだよ」
 「借金か」
 「小百合ちゃんが泣いているんだよ」
 「どうしても行きたいのか?ヤクザとしてではなく噺家として何と
かしておいで」

 「どうすりゃいいんだよ」
 悩みながら運転している虎児のところへメグミから電話が、
 「今、田辺さんと一緒にお台場のなんとか橋にいる・・どうしよう
虎ちゃん 田辺さんにお金貸してほしいって言われて・・」
 虎児はそこで、なんとか田辺を足止めしろと言い、電話を切る。
 ふと見ると、車の中に盗聴器が・・


 ウルフ商会の哲也(猪野学)と泰次(少路勇介)は虎児の車に仕掛
けた盗聴器を聞いて、お台場へ向かう。

 トイレから帰って来たヤスオにメグミがお金を渡し、必死で引きと
める。

 虎児がお台場にやって来る。
 メグミは虎児の顔を見て、笑顔でやって来る。ヤスオとは今別れた
ところだというメグミの後ろを、哲也と泰次にヤスオが連れていかれ
る。


 追いかけて来た虎児は港の倉庫へやって来る。
 「勘弁してよ哲っちゃん」
 泰次に銃を向けられたヤスオは哲也に謝る。

 その時、銃声が・・

 虎児が倉庫に入ると、哲也が倒れている…


 虎児が高座に上がる
 江戸と申しました時分、そそっかしいヤクザが二人おりまして、
 こういう奴に限って、自分や自分のことを抜けめのない奴と思って
いる。
 金子に手をつけた男に
 親分さんは500両の賞金をかけまして、、


 泰次は殺した哲也を何度も蹴る。
 「毎日毎日サンドバックのように殴りやがってよー、俺知ってるん
です。
 田辺さんのことチクったのもコイツだし、
 舎弟として、兄貴のこと尊敬出来なかったら最低だよ」
 虎児は泰次に、
 「おい、泰次。哲也の兄貴が田辺やりましたって報告しろよ」
 そして、ヤスオと哲也の服を交換させる。

 「もしもし泰次です。俺が田辺をやりました」

 血だらけの服ではまずいということになり竜二に服を持ってこさせ
る。
 まずいことに、竜二が到着する前に親分が先に来る。

 泰次の報告がしどろもどろになるのを見かねて
 虎児が出て行く。
 「新宿流星会の山崎です。泰次が田辺をやりました」
 代わって報告する。


 無事親分に報告でき、車で哲也の死骸を運ぶ。
 山奥に到着して、死体を捨てるのを虎児が手伝おうとすると
 「触るな。死体遺棄でおまえも捕まるぞ」
 トランクからヤスオは一人で、ヤスオになった哲也をかつぐ。

 「こいつが田辺だったら、かついでいる俺は誰だ?」


 ウルフ商会の力夫の元に“結婚しました”お祝いハガキと三重県で
農業をやっている田辺から野菜がたくさん届けられる。

 「あほちゃうか?田辺わしに報告したらあかんやろ、そそっかしい
奴だ」


寸  評  とりあえずヤスオはいろいろあったけど、無事に田舎で結婚して
幸せになりましたね。
 流星会の組長もヤスオに人間の心が残っていると見抜いて助けるよ
うに言うとは人情があっていいですね。

執 筆 者 田村()

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2. 編集後記
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 遅くなっております。誠に申し訳ございません。
 特定疾患の病気持ちでして、年に一度の更新の時期がやって参りました。
 検査は別にいいですが、いや、良くはないのですが、検査の準備をするのが
いつも苦痛でなりません…(田村)

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