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タイトル:Daily Drama Express 2005/06/12 あいくるしい (9)  2005/06/23


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/06/12 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル あいくるしい
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 真柴由美(原田美枝子)
 真柴徹生(竹中直人)
 真柴明示(杉浦直樹)
 真柴みちる(綾瀬はるか)
 真柴豪 (市原隼人)
 真柴幌 (神木隆之介)
 真柴唄 (松本梨菜)
脚  本 野島伸司
主題歌  『ベンのテーマ』Micheal Jackson

あらすじ  第9話「家族の崩壊」

 真柴家。朝、歯を磨きながら幌(神木隆之介)が豪(市原隼人)に
「お兄ちゃんしたことある?」と聞く。幌が照れながら「僕しちゃっ
たのかもしれない」と言う。

 朝食を囲みながら、幌が恋をしたという話に家族は興味津々。幌の
相手は聖子ではないか?と幌の意見も聞かずに勝手に盛り上がってい
る。幌は家族が盛り上がっているので、話に入って訂正することがで
きない。うっかり豪がみちる(綾瀬はるか)の失恋話で家の中がじと
っとしていたから、幌の明るい話はを歓迎している。みちるは1人ふ
くれっ面。


 『不思議に景色が変わって見えるんです。何も変わっていないはず
なのにいつもと同じ景色が何もかも。バラのような赤の色に』

 小学校の掃除中に虹色の戦士たちが集まって話をしている。南雲愁
(本郷奏多)が父・須藤義明(田中健)が愁親子を追いかけてやって
きたことと自分は不倫の子であることを話していると、校内放送がか
かり愁は校長室に呼び出される。

 湖畔でトレーニングに励む豪を見ながら、南雲夕子(桜井幸子)が
中川竜一(萩原聖人)に打ち明け話をしている。愁の父は代議士でそ
の男性から逃げるために愁に5回転校をさせた。竜一は相手にとって
夕子はよほどいい女なんだと言い、奥さんに追いかけられて困ってい
ることを相談してみればいいと提案する。夕子は、奥さんは全部知っ
ているし、私を捕まえることも奥さんは承知していることを話し、執
着しているのは私にじゃないと言う。

 愁が校長室の中に入っていくと、須藤が待っておりそれを見て愁は
逃げる。

 夕子は竜一に男性と奥さんとの間には子どもができないので、ほし
いのは愁だと話す。

 天野家。放課後幌と愁は天野家の塀に上って2階の部屋にいる未来
(大後寿々花)に話しかける。未来から部屋に上がってこないと誘わ
れ、部屋に入ろうとすると、車椅子に座っている未来がいた。未来は
幌を見て微笑むが、幌は未来の姿を見て驚く。

 真柴家。唄(松本梨菜)が髪止めをお母さんにもらったと言って鏡
の前でつけている。お母さんはご飯を作ったり、お母さんは「また来
て」と言ったりしつと言う唄の様子を見て、みちるは唄が頭がおかし
くなったのではないかと心配する。徹生が食事抜きで仕事に出かける
と言うと、唄は「唄もお母さんのとこで食べる。明日必ずだよ」と言
う。

 天野家からの帰り道、幌は豪と一緒になり、道すがら不登校でずっ
と家にいる理由が今日わかったと未来のことを話す。豪は車椅子だろ
うが口が利けなかろうが関係ないと言う。幌はそれを聞いて僕が支え
てあげられるかなと話す。豪は幌に「そういうのやめろ。そういうの
一番ムカツクと思うよ」と忠告する。2人の脇をスピードを上げたタ
クシーが走り去る。運転手は徹生。

 豪が湖畔でトレーニングをしていると原沢聖子(後藤果萌)が悲し
げな表情で座っている。豪は聖子に両親が離婚したみたいだってなと
話しかける。聖子は自分が隠していたことを豪が知っていることに驚
く。豪は優しく「寂しかったらいつでもうちに来いよ」と言うと聖子
の溜まっていた感情が噴出し泣く。聖子は父(浅野和之)と一緒にい
ることを選んだが、それはパパといたいからじゃなく幌といたいから
だった、自分は悪い子と自分を責めている。豪は結果的にパハといる
んだから気にしなくていいと慰める。

 矢口淳一(小栗旬)の部屋。淳一は瀬戸政希(田中幸太朗)に院長
である父にみちるとの交際を認めてもらいたいと話したら、病院は政
希に継いでもらうつもりで自分を結婚させるのは経営上の理由である
こと、父の頭には院長は政希、淳一は事務局長という計画があり、自
分は一体何なんだ、病院経営のために好きでもない女と婚約させられ
てと憤る。さらに政希が淳一の腹違いの兄で血がつながっていること
から病院を継ぐのに支障がないことを父から聞かされたことを話すと、
政希は兄弟であることをすでに知っており、自分は今まで何も知らさ
れていなかったことを知り、淳一は「もう父親ぶられるのも、親友ぶ
られるのもたくさんだ」と泣いて壁を叩いている。

 真柴家。花井京子(高橋ひとみ)が花井芳夫(高橋克実)を連れて
やってくる。みちると明示(杉浦直樹)は京子から、徹生が飲食店
「ひがしやま」で働く由美に似た女性園子(原田美枝子)に徹生が熱
を上げて通っていることを聞かされる。ショックを受けるみちる。

 天野家。幌が塀に上り未来と話している。未来は医者からは歩ける
ようになると言われているが、自分は歩くつもりがないことを話す。
幌は歩くつもりがないのは勇気がないからかと聞いている。
 聖子は花井耕作(春山幹介)に天野家に連れて行かれて、幌と未来
の話す姿を見てショックを受ける。

 芳夫の車で「ひがしやま」に向かうみちる。由美に似ている園子を
見て驚く。店には徹生と唄が来ていた。

 真柴家。台所仕事が手につかないみちる。唄がお母さんの絵を書い
て見せると、みちるの心に一気に火がつき、「どっちのお母さん?」
と責める。徹生に向かってみちるは「何を考えているのかわからない」
と怒りをぶつける。みちるは、似てるけどお母さんじゃない、みちる
は父が母の葬儀の時に言った由美は1万人に1人の素晴らしい女と言
ったことを持ち出して、由美の死後間もないのにもう他の女性に熱を
あげている徹生の態度を激しくなじる。徹生もみちるからなじられて
「もう会わねえよ」と吐き捨てるように約束する。みちるは唄にも園
子に会いに行ってはダメと強く激しい口調で言い含める。唄はどうし
て園子に会いに行ってはいけないのか理解できず、唄は泣き叫ぶ。
 家に帰ってきた豪がその様子を見て、みちるが失恋で心が荒れてい
ると勘違いする。

 みちるが2階で洗濯物を畳んでいると、豪は母が生前、自分ばっか
りみんなのことをしていると思ってはダメだと言っていたことを持ち
出し、失恋したから唄に当るのはみっともないと責められて、みちる
は泣いてしまう。

 スナック「夕鶴」。夕子が竜一に「逃げていたのは私だけ。愁には
逆のこと話していたの。ママを今でも愛しているからずっと追いかけ
てくる。(愛されていると)そう思いたかった。追いかけても届かな
い人。だから私が逃げたの。逃げて追いかけて来てほしいと思った。
追いかけて来てくれた。その相手は息子の愁だったの。本当のことを
愁に話した。ひどい人じゃない。素敵な人よ。あなたのパパはって。
今頃2人で会っていると思う。立派な人間に育ててくれるって約束し
てくれたの。その方が愁にとってもいいに決まってるじゃない」と自
分に言い聞かせるように話している。

 愁は幌に付き添ってもらい待ち合わせの喫茶店に出向く。

 唄はみちるに叱られて家出してしまい、みちるは唄を探している。

 スナック「夕鶴」。愁が幌と帰ってくる。愁は父と会って父は誰も
愛そうとしない人、ママは愛されなくてもあの人を愛している、父親
はいらない、ママの息子でいたい、だから手放そうとしないで、ここ
には友だちもいるんだと頼む。愁を抱きしめる夕子。

 みちるが唄を探していると偶然政希に出会う。政希は唄を一緒に探
しながら淳一からの電話に出てよりを戻してほしいと頼む。みちるは
以前政希が淳一とは別れて自分と付き合えと言って強引にキスをして
きたことがあるので、政希の言葉を不審に思うが、政希が淳一を心配
するのは自分が腹違いの兄だからと告白する。

 唄が園子の店までやって来る。

 真柴家。園子からの入り唄が「ひがしやま」に来ているという電話
が入る。明示が電話をとるが近くに豪がいて、明示は豪に徹生とみち
るとの間に喧嘩があったことその原因は「ひがしやま」に行くとわか
ること、「火に油を注ぐようなことなるかもしれないが、長男である
お前が解決する問題だ」と言って唄を迎えに行くように促す。

 天野家未来の部屋。幌は自分の貯金をはたいて買った赤い靴を未来
にプレゼントする。未来は「わかってないのね」とつぶやく。

 『お兄ちゃんに言われた言葉を思い出しました。お前それって一番
ムカツクんだぜ』

 未来は「やっぱりあたなはポロじゃないボロよ」と幌の顔に靴を投
げつける。

 『僕はどうしてもその意味がわかりませんでした』

 「ひがしやま」に唄を迎えに行った豪は園子を見て呆然とする。園
子は「本当に似ているみたいね。あなたたちのお母さんに」と言って
笑う。

 唄が見つかったことを知らないみちるは、必死で探している。


寸  評  夕子の過去が明らかになりました。今まで逃げ回っていて愁と父
との話し合いであっさりと決着がついてしまうのは、気を持たせてい
た割にはあっけない気がします。終盤でストーリー展開を急ぎ始めた
せいのなでしょうか?夕子を通した須藤像だけしかわからないので、
2人の関係が曖昧でぼんやりとしている感じを持ちました。

執 筆 者 たま(dorama_last@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 ドラマが終盤になってきて「曲がり角の彼女」も「anego〜アネゴ〜」も年
下の男性から結婚の申し込みがありました。子育て仲間のご主人の年齢を聞く
と年下という回答が意外に多かったです。2歳年下というケースが一番多かっ
たような気がします。そのうちの1人もご主人は2歳年下なのですが、彼女の
お姉さんのご主人は12歳年下という話を聞きました。現実でも充分ありえる
話なのだなと思いました。
 「anego」の野田奈央子(篠原涼子)という女性、いつも自分より他人のこ
とを大切にして、しかもとても不器用な生き方をしている、長女っぽい不器用
さだな思ってしまいます。一方の沢木絵里子(ともさかりえ)は女性から嫌わ
れるタイプだと思うのですが、「アフリカの夜」(鈴木京香・佐藤浩市・室井
滋・松雪泰子らが出演)というドラマでともさかりえが演じていた女性をいつ
も思い出してしまいます。人に迷惑をかけていても悪びれていない所が似てい
るのかな。(たま)

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