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タイトル:Daily Drama Express 2005/06/08 anego (8)  2005/06/23


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/06/08 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル anego〜アネゴ〜
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 野田奈央子(篠原涼子)
 黒沢明彦(赤西仁)
 沢木絵里子(ともさかりえ)
 沢木翔一(加藤雅也)
 長谷川真名美(市川実和子)
 早乙女加奈(山口紗弥加)
 加藤博美(戸田菜穂)
原  作 林真理子
脚  本 中園ミホ
主題歌  −

あらすじ  新幹線で京都に向かう野田奈央子(篠原涼子)と沢木翔一(加藤
雅也)。今日一日は仕事のことは忘れると携帯の電源を切る。

 〜
 ある占い師がこんなことを言っています。
 「男と女の間に偶然が1つ起こったら、それは、ただの偶然。偶然
が2度重なったら占い師のところに相談にくる。そして偶然が3度重
なったらもう占い師のところには来ない。なぜなら、それは『運命』
と確信するからだ。」
 もし本当にこの世に運命の人がいるならば、最初から目印をつけて
くれればいいのに。そしたら33歳の誕生日に、無様な自爆をしなく
ても良かったのに・・・。こういう時こそ、明日に希望をもたなけれ

 〜

 沢木絵里子(ともさかりえ)が翔一の会社に連絡をいれるが、翔一
の居場所がわからない。
 そこで、東済商事を尋ねて黒沢明彦(赤西仁)に翔一と一緒に京都
に行ったと思うと話す。翔一と奈央子が不倫関係にあると言い、「先
週、主人から離婚届が送られてきた」と言う。

 神社で奈央子がおみくじを引くと「凶」。翔一もおみくじを引いて
も「凶」と出た。「吉」が出るまで、神社を巡るなど、奈央子と翔一
は京都を満喫。楽しい時間をすごす。

 経営戦略部では、黒沢は坂口部長(升毅)に大至急奈央子に連絡を入
れるようにと指示され、携帯へ電話をするが出ない。

 京都で翔一の思い出の場所などを巡り、終日、京都を楽しんだ。別
れ際、翔一に「また連絡します。名刺のメールでいいですよね」と言
われる。
 奈央子は最終列車で帰る予定はずだったが列車に間に合わずビジネ
スホテルに泊まった。

 翌日、お土産を買いに行くと素敵なワイングラスを見つける。
 帰りの新幹線の中で奈央子は携帯の留守番電話を聞く。
 「1日遅れですみません。奈央子さん、お誕生日おめでとうござい
ます。今年もいっぱいアネゴに良い事がありますように。黒沢でし
た。」
 「部長が大至急連絡くださいと言っています。黒沢でした。」
 「ストーカーみたいですみません。本当に部長が困っているんです。
黒沢でした。」

 奈央子は東京に戻ると、そのまま出社。坂口から18時からの重役会
議の資料をまとめるように指示され、テキパキと仕事を進めていく。

 残業中、奈央子は中野早希(小西美帆)が『タカポン』という人と
ラブラブな電話をしているのを聞いてしまう。
 実は早希は1ヶ月前に結婚していたが旦那が失業中ということもあ
り同僚達には内緒にしていた。早希は奈央子に「今度会ってください」
と言う。

 その頃、翔一の元に弁護士から連絡が入る。

 早速、早希夫婦は奈央子の家を訪ねた。奈央子はお祝いに手料理を
ご馳走する。
 早希達は3度の偶然を重ね、運命の人だと感じ結婚したと言う。幸
せそうな二人をみて奈央子は「二人とも本当に良かったね」と心から
祝福する。

 仕事中、奈央子は翔一からのメールを待っていたが送られてこない。
 一方、早希は同僚達から悪い男と付き合っていてみつがされている
と噂されていた。
 「みんなね。事情もわからないのに、そんなこと言わないの」と奈
央子がフォローするが早希は「私、何を言われても大丈夫ですから」
という。

 待っていた翔一からのメールが届いた。
 ”先日は京都を案内すると言うより、自分の行きたい所へ奈央子さ
んを連れ回してしまって、申し訳ありません。お詫びに、ささやかな
お土産を買いました。近いうちにお渡しできればいいのですが。”
 奈央子は早速返事を書く。
 ”京都ではお世話になりました。実は私もお渡ししたいもの
が・・・”

 その夜、立ち飲み屋で、奈央子は加藤博美(戸田菜穂)に不倫につ
いて色々と聞く。
 博美は「先輩、何で急にそんなこと聞くんですか?念のために言っ
ておきますが、先輩ほど不倫に向かない人はいないですからね。ブレ
ーキが効かない人が不倫をしたら、確実に事故って破滅です」という。

 自宅に戻ると絵里子から電話がかかってきた。最近、主人と会って
いるかと聞かれた奈央子は「会っていない」と嘘をついてしまう。
 そして、主人を監視して欲しいと言われた奈央子は「会社から電話
がかかってくることになっている」と嘘をつき電話を切る。

 翌日、奈央子が社内のエレベータに乗ると黒沢も乗ってきた。
 「やっぱり、謝っておきます。誕生日の夜はすみませんでした」
 [奈央子心の声]〜まさか、自爆プロポーズのこと蒸し返す気
じゃ・・・〜
 「その話はやめてね。もう思い出したくもないんだから」
 [黒沢心の声]=本当に沢木さんと不倫旅行したのかな=
 「あの。京都はどうでした?」
 「京都?すっごい楽しかったよ」
 =こりゃ行ってるな。やっぱり魔性の女だ=
 「あんまり、楽しくて、このまま京都に居たかったな」
 「そうですか・・・」
 「どうしたの?」
 「なんか急に胸が・・」
 =痛っ・・・痛い・・・なんで俺、こんなにショック受けてんだろ
う=
 「何か悪いものでも食べたんじゃないの?大丈夫?」
 「ちと、ほっといてくださいよ!」
 〜逆ギレかよ・・・心配して損した〜
 「俺、奈央子さんがわからなくなりました。いったい何考えている
んですか。沢木さん家、離婚しそうなんですよ。沢木さんから離婚届
が送られてきたって絵里子さん落ち込んでいました。」
 「そう・・・」
 「奈央子さん、とっくに知っているのかと思いました」

 夜、翔一に会った奈央子は離婚のことを聞いた。翔一は離婚届を送
ってきたのは絵里子の方だと言い、もう絵里子とやり直すのはムリだ
という。
 そして、お互いに買った京都のお土産を渡す。送ったものは、同じ
ワイングラス。それを見た奈央子は驚き、その場を立ち去る。店に残
った翔一は、お揃いのワイングラスに気づき、奈央子を追いかける。
重なった偶然に運命を感じながらも自分のルールに従ってこれ以上進
まないと自分にいい聞かせる。そこへ、翔一と初めて出会った時に奈
央子に絡んできたサラリーマンに会う。

 翔一は絵里子とやり直せない理由は奈央子にひかれているからだと
言い、奈央子と一夜を共にする。
 朝、目覚めた奈央子に「僕は、あの家を出ようと思う。これからの
人生、好きな人と暮らしたい。君と出会って、またやり直せると思っ
た。一緒に生きよう。二人で幸せになろう。その日が来るまで僕を信
じて待っていて欲しい」と言う。

 出勤すると早希からタカポンの就職先が決まったと報告を受ける。
 そして、早希は自分から同僚達に結婚していることを報告する。

 絵里子の元へ弁護士が翔一と話をした結果を報告にきた。
 「ご主人は奥様と生活する意思はないと言いました。離婚をのぞん
でいるということです。」
 それを聞いた絵里子は奈央子を訪ねていった。
 「主人が離婚したいと言ってきたんです。私、どうしたらいいのか。
どうしてこんなことになったのかしら。奈央子さん、どう思います?」
 「絵里子さん。私ではなくて、どうしてご主人と話し合われないの
ですか?沢木さんは絵里子さんが帰ってくるのをずっと待っているん
ですよ」
 「信じられないわ。そんな人がどうして離婚なんて言い出すかしら」
 「だって。離婚届を渡したのは絵里子さんの方・・・」
 「よくご存知なんですね。主人から聞いたんですか?奈央子さんは
主人のことを何でもわかっているみたい。やっぱり二人で会ってたん
ですね。京都も一緒だったんでしょ。」
 「絵里子さん。本当にごめんなさい」
 「あやまっても許してあげませんよ。私は奈央子さんみたいにいい
人じゃありませんから。」

 奈央子は桜の木の下にいると、黒沢がやってきた。
 「アネゴも変わっちゃいましたね。」
 「私は別に」
 「なら余計なことかもしれませんけど、不倫って年齢制限あるらし
いっすよ。無駄なエネルギーを消耗するからその歳で不倫は」
 「子供に言われる筋合いじゃありません」
 「何ムキになってるんですか」
 「ムキになんてなってない」
 「そっか。なんか、絵里子さんから話聞いたときは信じられなかっ
たけど、やっぱり、俺がバカでした。俺がアネゴをわかっていません
でした。すみませんけど、俺、振り回されるのはごめんですから。」
 「だよね。私の方こそ、すみませんでした。意味不明なプロポーズ
なんてしちゃって」
 「っていうか、沢木さんの家庭はどうなってもいいのかよ!」
 「もう、いい人はやめたの。最低な女って思われてもいいの」
 「今更、キャラ変えるのは無理があります」
 「今まで無理してたの。33になって初めて心から欲しいものをみ
つけたの。他の人を不幸にしてもいい。自分は幸せになる。そう決め
たんだから。」
 「わー。最低ですね」
 「じゃぁ」
 去っていく奈央子を黒沢は見つめていた。

 お祝いのカラオケで、唄えといわれた黒沢だが、奈央子との思い出
がよみがえり、涙があふれてしまう。
 長谷川真名美(市川実和子)が気づき「私がうたいまーす!」とフ
ォローする。

 沢木家では絵里子が翔一の帰りを待っていた。
 離婚届は翔一を試しただけだという。絵里子は「残念な結果だった
けど、離婚はしません。絶対に。火遊びはもう終わりにしましょうね」
と笑みを浮かべる。

 翌日、奈央子の会社では絵里子からFAXやメールが社員全員に送ら
れてきた。
 ”東済商事の皆さまへ 野田奈央子さんは私の夫を誘惑し、幸せな
家庭をめちゃくちゃにしました。このような人の道に外れたことが許
されるのでしょうか。 沢木絵里子”


寸  評  後味の悪い内容でした。(あらすじも淡々と書いてしまった気が
します。すみません・・・)
 原作に近づけた内容かもしれないが、ストーリーが急すぎて無理が
あると思います。

 奈央子は黒沢にプロポーズした直後に他の男を『運命の人』などと
決めつけ沢木を選ぶ。
 誰とでも良いから結婚したいわけ?
 思い通りの返事がされなかったとはいえ、プロポーズされた側の気
持ちはどうなる?
 自分勝手すぎる(ムカムカ・・・)

 しかし。エレベータのシーンで掃除のおばちゃん役のもたいまさこ
さんはスゴイ存在感でした。
 あのシーンがあって、何かから救われた気分です。

執 筆 者 西脇()

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2. 編集後記
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 ドラマのストーリーが気になるとTV雑誌を立読みしてしまいます。
 anegoの結末について、ある雑誌には「第4話の加藤のセリフがヒント」と
書いてありました。
 たぶん「幸せって無理してなるものじゃないですよね」というセリフのこと
だと思います。
 結婚=(イコール)幸せではない。。。という意味なのかしら。(西脇)

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