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タイトル:Daily Drama Express 2005/05/07 瑠璃の島 (4)  2005/06/02


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/05/07 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル 瑠璃の島
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時
キャスト 川島達也(竹野内豊)
 藤沢瑠璃(成海璃子)
 仲間勇造(緒形拳)
 仲間恵 (倍賞美津子)
 米盛照明(小日向文世)
 島袋さなえ(小西真奈美)
原  作 森口●
脚  本 森下佳子
主題歌  「ここにしか咲かない花」 コブクロ

あらすじ  藤沢瑠璃(成海璃子)は、仲間勇造(緒形拳)たちの娘
のおさがりの白いワンピースを着る。よく似合っている。

 今日から小学生が5人、共同学習に鳩海島に来るのだ。
 心配し続ける勇造。むしろ瑠璃の方がしっかりしている。
 「どっちが大人なんだか」と仲間恵(倍賞美津子)。


 瑠璃は行き交う人々とちゃんと朝の挨拶をしながら登校。


 島袋さなえ(小西真奈美)は埠頭で小学生を乗せた船を待ちながら、
鞄には私立西原学園の教員募集要項の書類を入れている。携帯で、こ
の島を出られれば欠員の穴埋めでもいいから、と言っている。

 職員達は子供達にこの島をアピールするいいチャンス。要は営業努
力、と言う。
 さなえは瑠璃に、「余計なことしないでね」と釘を刺す。
 「余計なことって?」と瑠璃。
 「あなたがいつもしていること」とさなえ。
 「全然わからない」と瑠璃。

 子供達が到着。
 駆け込んできて外したことを言う、斉藤茂(賀集利樹)。

 瑠璃と5人の小学生達を前に、校長の小浜学(岸部一徳)が挨拶。
 でも5人のうちの1人、土屋哲平(桜田通)は、水道が出る。雨水
じゃないんだ、とか、ばあさんが動く。生きてるんだ、とかふざけ続
けている。


 川島達也(竹野内豊)は米盛照明(小日向文世)に、あんな子供ら
しい瑠璃を初めて見た。やはり同世代はいいんだな、と言う。
 米盛はスーツを着て、1人東京へ向かう。川島が留守番。


 さなえに案内されて島の灯台を見学する時も、徹平はふざけたまま。

 米盛は瑠璃に、東京へ行くという。
 ちょっと寂しそうな瑠璃。
 「ごめんね。東京のお母さんのこと、思い出させて」と気を遣う米
盛に、「いっちゃんに会えるといいね」と明るく言う瑠璃。


 川島が埠頭に米盛を送っていくと、巡査が船を下りてくる。
 川島はさりげなく姿を隠す。


 巡査が来たのは、3日前に石垣島で殺人事件が起きたが、まだ犯人
が捕まっていない。鳩海島には警察官がいないので、舟に乗って巡回
に来ているのだ。

 自治会長の新垣治衛(平泉成)と宮園壮平(塩見三省)は、茂が怪
しいのか、と話している。茂は半年前にこの島へ来た。


 休憩時間、哲平は瑠璃に、東京の子なら東京で学校行けば、とから
かう。そして、親は何してる?と聞く。
 「タコ。タコとりしている」と瑠璃。
 その様子を恵がそっと見ていた。


 飯ごう炊さん。
 包丁が下手なさなえ。瑠璃がバカにする。

 さなえの携帯に、メールが届く。教員募集の締め切りが近いので気
を付けるように、と。


 勇造は瑠璃と一緒に食べれば楽しかったんじゃないか、と未練があ
るが、恵が、瑠璃がお父さんはタコ取りをしていると言っていたと教
えると、ニンマリする勇造。


 新垣は子供達に、大人が片づけるから遊んでいなさいと言うが、さ
なえは自分の食器は自分で片づけるように。そうしないとこの島が甘
くみられる。自分もこの島の小学校の教師をしている間は、この島の
人間に見られるから、と言う。

 哲平が瑠璃の白いワンピースに、カレーの皿をわざとぶつける。
 瑠璃は走っていって、水道水で必死に洗う。
 哲平はそんな瑠璃に、ダサイ服。服屋がないから仕方がないだろう
けど、よく我慢している、と言う。
 瑠璃は我慢していない、と言う。
 哲平は更に、瑠璃のワンピースをぞうきんにしてしまえ、とドロを
付ける。

 瑠璃は哲平をぶとうと手を挙げる。

 その手をさなえが押さえて、哲平の頬をはる。からかうのと虐める
のとは違う、と注意。

 瑠璃はちなえが暴力教師として辞めさせられてしまうのでは?と心
配する。
 さなえは望むところ。教師を辞めれば、もう毎日瑠璃の顔を見なく
ても済むから、と。


 さなえが哲平を叩いたことが、職員室で体罰だと問題になっていた。
 小浜は、「うーん」と言ってお茶を注ぐ。
 「覆水盆に返らず。今日は休みましょ」と言う。そして、まだまだ
共同学習は続くので、さなえを帰らせる。


 川島は、病室で「殺せよ」と叫ぶ男を思い出していた。


 哲平はもう1人の男の子を誘って、夜中に脱走。
 自分たちが行方不明になれば大騒ぎになってさなえは先生を辞めな
ければならないはず、と。

 それを聞いた瑠璃は起きだし、絶対連れ戻す。さなえは好きで自分
の担任になったわけではないから、知らせないと言う。


 哲平ともう1人の男の子は、ハブが出るので危ないと言われていた
方へ向かって走る。
 瑠璃が必死に止めようとするが、ますます奥へと走っていく。
 瑠璃も追い掛け、捕まえた!と思った瞬間、哲平と瑠璃は、古井戸
のような穴に落ちて、自力ではあがれない.....


 瑠璃に口止めされた女児が、中嶋美月(井川遥)にやっと瑠璃達が
外へ行ったことを教える。
 美月はさなえに知らせる。


 哲平が連れてきた男の子は、穴には落ちなかったが、帰る道がわか
らず、助けを呼びに行けない。


 さなえの声に気付き、川島が外へ出ると、さなえが子供達が行方不
明と、パニック状態。
 川島が、さなえが一番子供達のことを一番わかっているはずだろう、
と落ち着かせ、子供達が島を出ると言っているなら、まず船が無くな
っているかどうか調べること。どう行っても、海まで歩いて15分の
島。いずれ見つかると言う。


 勇造と恵が休もうとしていると新垣たちが、ドンドンと戸を叩く。
 勇造が顔を出すと、瑠璃がタイマン張ったんじゃないか、と言う。
 勇造は、瑠璃がタイマン張るようなことされたのか!?と瑠璃をか
ばう。
 新垣達は、「そういえば殺人犯!」と警察に電話する。


 穴の中で哲平は、自分がこの島で生まれたこと。この島が不便で、
学校もいつなくなるかわからない状態だったので、祖父だけ残して一
家はこの島を出た。
 その後、祖父は1人で亡くなった。
 この島が不便でなければ、一家揃って住んでいられたはず。だから、
この島を憎んでいると言う。


 大人達はみんな、瑠璃と哲平を捜す。

 さなえと川島は、途中、哲平が連れて行った男の子を見付けるが、
彼は方角がわからなくなっている。

 さなえは風に乗って聞こえてくる子供達の声を聞いた。
 川島が、「こっちだ」とさなえを引っ張る。


 必死につるに捕まっている瑠璃の顔に、懐中電灯の光。
 さなえと川島だ。

 瑠璃はまず、ケガをしている哲平を先に行かせる。
 哲平が引き上げられる。

 続いて瑠璃も。
 つるが切れる.....が間一髪、川島が瑠璃の手をつかみ、無事、救
出される。
 瑠璃の手のひらに血がにじんでいる。

 駆け付けた新垣が、瑠璃を責める。他校の生徒を連れ出して、と。
 哲平は悪いのは自分、と言う。

 その時、瑠璃の手当をしていたさなえが、瑠璃の頬を叩く。
 なぜ知らせてくれなかったのか?どうにかなりそうに心配した。自
分をかばってくれたつもりだろうが、そんなのちっとも嬉しくない。
もしクビになっても、何度でもやり直せるが、瑠璃がどうにかなった
ら、もうやり直せない。そんなにわたしがイヤなの?と言う。
 クビを横に振る瑠璃。
 さなえは瑠璃を全身で抱きしめ、「だったらもっと、わたしのこと
信じてよ」と言う。
 「先生.....ありがとう」と涙声の瑠璃。

 −− 何にもないはずの島に、また1つわたしの探していたものが
見つかった。


 さなえが生徒達に自由行動、と言う。
 「あの、オレ」と哲平。
 「良かったわね、ハブじゃなくて」とさなえ。
 一礼する哲平。

 哲平は瑠璃に、シーサーのついた携帯ストラップをあげる。
 ニコニコする瑠璃。

 仲良くボール遊びをする小学生6人。

 さなえと並んで子供達を見守る小浜。
 「校長、前に、わたしには1つ足らないものがあるって言いました
よね。なんだかわかるような気がします。まだ、言えませんが」とさ
なえ。
 「昔、ある人が、天才は一を聞いて十を知る。凡人は十を聞いて一
を知る。わかったようなわからないようなのが、いいのです、凡人で。
それとさなえ先生、鳩海島には、ハブはいませんから」と小浜。

 さなえは児童達に呼ばれ、一緒にバレーボールをする。


 松隈奈津美(西山繭子)が川島に、殺人犯が捕まったことを教える。


 一同は埠頭で帰っていく本島の児童達を見送る。

 また気分の悪くなる美月。

 さなえは欠員募集の話を見送ると言う。こんな小さな島の担任も務
まっていないので、もう少し頑張る、と。

 瑠璃はいつまでも船を見送っている。
 勇造が、この島には『さよなら』という言葉はない。『また、メン
ソーレヤ』則ち、『また、会おう』だ、と教える。

 「またメンソーレヤ。元気にね。また来てね。またメンソーレヤ。
待っているからね」と何度も何度も海に向かって叫び続ける瑠璃。


 東京の人混みの中、必死に『いっちゃん』を探す米盛。


寸  評  やるきのなかったさなえが、瑠璃と心を通わせることによってさ
なえが、教師という仕事に、真剣に取り組んでみようということにな
りましたね。こうなると気になるのが、小浜の、さなえに欠けている
一点とは何か、ということ。
 もしかしたら、最後の場面の小浜と同じく、具体的な何かがあって
『1つ』と言ったのではなく、なんとなくさなえの固さに対しての抽
象的な言葉だったのかもしれませんね。

 瑠璃は、すっかり勇造夫婦の子供になりましたね。もう悪さもしま
せんし。
 さて、瑠璃と哲平はお互いに淡い初恋を感じたということ?この
2人が今後再会することはあるのでしょうか?

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 先日、プロジェクトXで、終戦後の沖縄で活躍した公看制度について、やっ
ていました。
 思わず、瑠璃がヘリコプターで運ばれた場面を思い出してしまいました。
 それと同時に脳裏には、『Dr.コトー』がずっと立っていました。

 また、別の日には石垣島だか、与那国島だかのサトウキビ狩りの様子をやっ
ていました。この番組を見て、一番記憶に残ったのは、沖縄の方言は難しいと
言うこと。日本語なのに、テロップが出ないと意味がわかりませんでした。
 瑠璃は、最果ての島に1人来て、言葉に困らなかったのでしょうか?子供は
すぐ慣れるので、大丈夫?(鈴木)

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