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タイトル:Daily Drama Express 2005/05/10 離婚弁護士2 (4)  2005/05/25


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/05/10 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 離婚弁護士2・ハンサムウーマン
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 間宮貴子(天海祐希)
 三神達也(宇梶剛士)
 佐伯絵里(瀬戸朝香)
 大庭保 (松重豊)
 柳田俊文(佐々木蔵之介)
 緒形亜紀(片瀬那奈)
 井上紀三郎(津川雅彦)
 小向つや子(戸田恵子)
 本多大介(玉山鉄二)
脚  本 林宏司
主題歌  −

あらすじ  第4話 「夫の土下座」


 佐伯絵里(瀬戸朝香)が本多大介(玉山鉄二)と共に、依頼人の女
性・狭山京子(萩尾みどり)と会っている。
 「旦那様がお金を家に入れてくれない?」
 「そうなんです。この半年間ずっと」
 「で、愛人に貢いでるんじゃないかと。何か証拠でも?」と大介。
 「勘ですよ。ほら、真面目な人ほど歳をとるとそういうのにハマり
やすくなるって言うでしょ。だってギャンブルもパチンコもやらない
人が急に生活費さえ入れなくなったんですよ」
 「なるほど。で、そのことをなじるとコレを出してきた、と」と言
いながら“夫婦財産契約”と書かれた紙を見る絵里。

 夫婦財産契約とは、日本ではあまり例がないが、結婚前に生活費な
どの分担を取り決めた契約のこと。
 例えば、生活費は旦那さんが、教育費は奥さんが・・・といった感
じで。結婚後に一方が条件を変えたくても、相手が同意しなければ変
更できない。

 京子の話をまとめると・・・。
 狭山京子と夫・時夫は、結婚前、家のローン・子供の養育費は夫・
時夫が、生活費は京子が払うという夫婦財産契約を交わした。ところ
が子供は既に独立、2年前に家のローンが終ったにも関わらず、時夫
は半年前から生活費を入れなくなった。京子のパートだけで生活費を
支払うのは難しくなり、なじると逆ギレして、何十年も前のこんな契
約書を出してきた。
 京子としては、こんな契約は取り消すか、旦那が生活費を入れるよ
うに変更して欲しい。

 京子によると、最近、時夫が急によそよそしくなったらしい。
 「生活費を入れない理由は聞かれました?」と絵里。
 「それを言うと、『うるさい、黙れ』って」
 「愛人ができたという具体的な証拠は?」
 「・・・」答えに詰まる恭子。「でも絶対そうなんです!」
 「奥さんの勘だけで動く訳にはいきません。お金を入れない理由を
もう少し探ってもらえますか?」
 「・・・夫婦財産契約って変えられますよね?」
 「大丈夫です。要するに奥さんにお金が入ればいいんでしょ」と答
える絵里を少し不安そうに見つめる大介。

 井上紀三郎(津川雅彦)から今度の絵里の依頼内容を聞いた間宮貴
子(天海祐希)は、その旦那というのが以前一緒に仕事をしたことが
ある狭山(田山涼成)だと分かり、驚く。
 「仕事一筋の真面目な人でしたよ。生活費を入れないだなんて・・
・。家庭もすごく大事にされてましたよ」
 「真面目な人に限って、意外な秘密があったりしますからね」

 狭山家にて。
 「うるさい!」と京子をひっぱたく時夫。「俺は今大変な時なんだ。
お前だってパートしてるし、貯金もあるだろう!」と言って出て行っ
てしまう。


 貴子が三神達也(宇梶剛士)から頼まれたコラムは、難航している
ということで、シンプルに“恋とは?”というテーマで書くことにな
った。一度、書いたものを読んだ三神から貴子に電話があり、「ちょ
っと堅いんですよ。今度一緒に食事させてもらって僕のイメージを伝
えさせてもらった方がいいかなぁ」との言葉に、「誘われた!?」と
浮き足立つ貴子。


 時夫から殴られたことを「許せない!」と泣きながら話す京子。
 「あれ、出してくれる?」と大介に言う絵里。
 “あれ”という言葉を勘違いして、京子にハンカチを差し出す大介
に、「違う!」と絵里。
 「打ったのはどこですか?」
 絵里は、大介に傷の写真を撮らせ、京子には診断書をもらうよう言
う。
 「夫婦財産契約を変えなくても、お金を取れる方法はあります」と
自信たっぷりの絵里。

 その頃、時夫は会社の専務と会い、頭を下げて何かを頼んでいた。
しかし専務の答えは「誰か他の役員をあたってくれ」と芳しくない。

 京子と別れ、二人で話す絵里と大介。
 「夫婦財産契約は一方での取り消しは出来ない。なら夫婦でなくな
ればいい。簡単なことよ」
 「だけど・・・!」
 「お金は入れない、女性の影はちらつく、DVはある。離婚を請求
して何が悪いの?奥さんが望むお金は財産分与と慰謝料で取れる」
 「それは・・・」
 「依頼人の利益が第一よ」
 「でも奥さんは一時的な感情でついカッとなって」
 「一時的な感情だってあなたに分かるの?いい?私の経験から、結
婚10年以上経って離婚を切り出した場合、相当意思は固い。こっちは
依頼されたことだけをやればいいの」

 時夫から貴子に電話があり、二人で会う。
 絵里が退職金の仮差し押さえの手続きを取った為、憤る時夫。
 「役員選挙があって瀬戸際なんですよ。給料はカットされて・・・。
確かに忙しくて家のことかまってやれなかったけど・・・」
 「そこが一番の原因じゃないでしょうか?お金のことだけで騒がれ
てるんじゃないと思いますよ。もう一度ゆっくり話し合われてはいか
がですか?」
 「・・・分かりました。仰る通りかもしれません」

 事務所にて、退職金仮差し押さえのことを絵里に問い質す貴子。
 「夫婦財産契約の変更じゃなかったの?」
 「今は京子さんへの暴力による離婚手続きへと変わっています。離
婚前に慰謝料に保険を掛けるのは当然だと思います。先生がどれほど
狭山さんをご存知か知りませんが、人には意外な一面があるものです
よ」

 夜、京子と話し合おうと時夫が家に帰るが、京子は「暫く家を出ま
す」との置き手紙を残して家を出て行ってしまっていた。

 「次は旦那を呼び出すから」と告げる絵里に、ためらいがちに大介
が口を開く。
 「旦那さんの女性問題とか調べなくていいんですか?奥さん、心配
してましたけど」
 「これだけの材料でも十分な慰謝料を引き出せる。相手がゴネるよ
うなら、その時考える。とにかく、さっさと片をつけるから」

 事務所に時夫がやってきた。絵里達を前に声を荒げる。
 「当たり前だって言うんですか!?いきなりこんなもの(退職金仮
差し押さえ)送ってきて。私がどれだけ被害を被ったと思ってるんで
すか!」
 「退職金仮差し押さえは離婚する以上当然のこと。あなただって生
活費、入れてないでしょ?」
 「離婚って・・・」
 「京子さんの希望です。それから狭山さんの給料、30年の結婚生活、
暴力による精神的苦痛、これから換算して財産分与は2千万、慰謝料
は1千万という数字を出しました」
 「そんなの払える訳ない!」
 「こちらはビタ一文、譲歩する気はありません。裁判も辞さない覚
悟です」
 「勝手にやってください。こっちはそれどころじゃないんだ!」と
去ろうとする時夫。
 「勝手にさせてもらいますが、弁護士は立てられた方がいいんじゃ
ないですか?」
 「大きなお世話だ!」といい、足早に出て行く時夫を貴子が追う。

 大介も追おうとするが、「どこ行くの?」と絵里に止められる。
 「何もあんなケンカ売るような言い方しなくたって!」
 「何言ってるの。これは交渉よ」
 「でも・・・それに、何なんですか?この金額」
 「相場より高めを最初に吹っ掛けるのがセオリー。それで3日後に
妥協を図る。3日後がポイントよ。それ以上過ぎると相手が開き直る
から。それにこうやって端数の数字まで出すと格段に説得力が高まる」
 「だけど・・・!」
 「向こうはわざわざこっちの事務所まで足を運んだ。その時点で勝
負はついてる。あとはいつ、どれだけの金額で泣きを入れてくるかよ」

 時夫と会った結果を京子に報告する絵里。
 「旦那さんは話し合う気はないと言っています」
 「それじゃあ・・・」
 「離婚調停。それでダメなら訴訟となります。どちらにしろ、奥さ
んにお金は入りますから」
 京子はいまいち割り切れない様子だが、結局「じゃあ、それで・・
・」と答える。

 事務所を出て行った時夫と話す貴子。
 「役員に選ばれそうにないから、つい奥さんに当たったんじゃあり
ません?あなたの会社の事はよく知っています。営業畑出身者が役員
になったことはない。・・・・・狭山さんの。営業での評価を聞いた
ことがありますとてもいい評価でした。役員になれなくてもその評価
は変わる物じゃありません。このまま離婚でいい訳ない。奥様だって
分かって下さるに決まってます」
 元気付けるように話す貴子だが、時夫の表情は暗い。
 「私は靴と一緒です。人生、擦り減るだけ擦り減って、何も残って
いない」

 事務所の外の階段に座り込み、悩む大介。そこへ紀三郎がやって来
て、大介は疑問をぶつける。
 「佐伯先生のやり方は正しいんでしょうか。あれが弁護士として正
しいなら、なんか俺、司法試験目指すのイヤになるって言うか・・・」
 「なかなか厄介な案件ですな。佐伯先生は法律のプロですから、自
分が正しいと思われた答えを出されたんじゃないでしょうかね。私は
結果ではなく、プロセスにこそ真実があると思ってるんですがね」

 貴子からの電話に出る時夫。
 「今どこですか?」との貴子の問いに、「会社です。今、外へ出ま
すから」と答え、時夫が外に出ると、貴子が立っていた。
 そこはハローワークだった・・・。

 時夫は半年前にリストラされていたのだ。上司と会っていたのは金
の無心の為。
 「事情を話しましょう。奥さん、分かってくれますよ」と諭す貴子。

 絵里に事情を話す貴子。
 「狭山さんは夫婦財産契約なんて、どうでもよかった。お金を入れ
ない言い訳が欲しかっただけなの。離婚なんてしなくても問題は解決
するわ」
 「私は依頼人の利益を第一に考えてました」
 「本当に依頼人の利益だったの?」
 「そう思ってます」
 二人のやり取りを見つめる大介。

 レストランに貴子・絵里・大介・京子・時夫が集まり、今回の件は
女性問題ではなかったということで、もう一度最初から話し合うこと
になった。
 その店に、時夫の元部下が偶然食事に来ていて「いいご身分ですね。
職探し中にディナーっすか」と皮肉る。
 さらに連れの4、5人と「土下座しか能がない」などと時夫のことを
散々悪く言う。
 耐え切れずに立ち上がる大介だが、同じタイミングで貴子も立ち上
がり、彼らのテーブルへ行く。
 友好的にワインを注ぎながら、「七海商事(時夫が勤めていた会社)
とコンビニのルート、開拓したの狭山さんだって知ってた?そのおか
げで楽できてるのよー、今」
 驚く一同。
 「アッタマ悪そうだから、ついでに教えといてあげるね。狭山さん
はねぇ、好き好んで頭下げてるわけじゃないの。頭下げて戦ってるの」
 わざとワインを注ぎすぎてこぼす貴子。
 「ワインよりジュースの方が似合うわよ、ボクちゃん達」
 貴子の言動に笑う大介。

 二人で家へ帰る京子と時夫。
 立ち止まり、「これ」と夫婦財産契約書を出す京子。
 「あたし、パートもうちょっと増やすから、何とかなるって」
 契約書を破る時夫。二人は微笑み、一緒に帰っていく。

 「男と女の仲ってのは一筋縄じゃいかないってこと。ま、先生には
分からないだろうけど」と大介が言うと、「分かってるわよ。イヤっ
ていうくらいね」と意味深な発言をする絵里。


 ”恋とは”というテーマのコラムは、結局『恋はいつも出会い頭で
ある。男と女に与えられた素敵な事故なのだ』という冒頭の文章を提
出した。三神はそれを誉めるが、貴子は複雑そう。それを書いたのは
絵里だった・・・・・。

 貴子が小向つや子と飲んでいると、若い女と親しげに飲んでいる三
神を発見する。


寸  評  絵里は過去にどんな恋愛をしてきているのでしょうか・・・?
 ところで前回、目立っていた柳田ですが、今回はあらすじに名前す
ら出てきませんでした(笑)。つや子も最後の最後にちょこっと出た
だけですし・・・。あと、亜紀も名前出ませんでしたね。パート1の
時は受付の友達が依頼人になった回があったので、きっと亜紀も目立
つ回があるのでしょうね。

執 筆 者 テアラ(teara-lj@infoseek.jp)

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2. 編集後記
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 時夫の元部下のうちの一人に、お笑いコンビ・エネルギーの森一弥さんが出
ていて、「おぉ、こんな所に!」って感じでした。お笑い番組では全然見かけ
ないのに・・・・・。(テアラ)

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発行元:ドラマ研究会
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