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タイトル:Daily Drama Express 2005/05/08 あいくるしい (5)  2005/05/18


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/05/08 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル あいくるしい
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 真柴由美(原田美枝子)
 真柴徹生(竹中直人)
 真柴明示(杉浦直樹)
 真柴みちる(綾瀬はるか)
 真柴豪 (市原隼人)
 真柴幌 (神木隆之介)
 真柴唄 (松本梨菜)
脚  本 野島伸司
主題歌  『ベンのテーマ』Micheal Jackson

あらすじ  第5話「家族最期の思い出〜僕達は母さんから生まれた」

 ある春の朝、由美(原田美枝子)と豪(市原隼人)と幌(神木隆之
介)は散歩に出かける。由美は二人に「男の子は損とか得とか考えな
いで行動しなさい。やせ我慢でもなんでもいいからかっこつけなさい。
男の子はカブトムシ。『間違ってる』と言われても自分が正しいと思
ったら進みなさい」と教える。三人は草原の上に手をつないで寝そべ
って幸せな時間を過ごす。

 『こうしていると僕たちはお母さんのお腹にいたことがわかります。
こうしていると僕たちはお母さんのおなかの中で作られたことがわか
ります。目や口やそうして最後に』

 小学校下校時間。下駄箱脇で原口聖子(後藤果萌)が幌に「昨日眠
れなかったんだ」と打ち明ける。昨日とは幌と聖子がファーストキス
をしたこと。
 教室では花井耕作(花山幹介)が大好きな聖子のリコーダーを持っ
て泣いているのを坂巻奈々(志保)が見つける。

 真柴家。豪が玄関前に置いてあるドラム缶を叩いて夏祭りの出し物
太鼓の練習をしていると出勤前の徹生が「俺が教えてやるからな」と
張り切っている。徹生は予約の仕事を他の人に代わってもらうほどの
力の入れよう。

 ホームヘルパーの仕事をしている木幡ほのか(江尻エリカ)は自分
を助けてくれた豪のことが気になり入浴介助の仕事の手がおろそかに
なり注意を受ける。


 湖の桟橋。「虹色の戦士」が集まっている。奈々が虹色の戦士は同
志、その中で愛だ恋だと言っているとおかしくなる」と幌と聖子を責
める。幌と聖子のキスシーンを偶然耕作は目撃してしまった。聖子は
「プライバーシーの侵害よ」と怒っている。
 奈々は幌と耕作に「潔く決着をつける」ことを提案。決着とは桟橋
の板の先端部分まで自転車を走らせギリギリまで走って止めた方が勝
ちで勝った方が聖子とつきあうというもの。幌は迷うが「かっこつけ
なさい」と言った由美の言葉を思い出し、勝負することを承諾する。
幌のことが好きな聖子は自分の意志を無視され怒って帰ってしまう。

 真柴家。豪の太鼓の稽古をつけてやっていた徹生が、豪より真剣に
なり、豪は徹生のあまりの熱心さに辟易して逃げる。

 自転車対決。耕作は桟橋の板の端でブレーキをかけて止まる。幌は
耕作よりも遠くまで走らせるが板を踏み外して湖に落ちてしまう。幌
の自転車はブレーキが利かなかった。

 夕食の時間になっても徹生は太鼓の稽古を止めない。由美はその様
子を見て徹生が熱心なのは元クラブのバンドマンだったせいだと子ど
もたちに明かす。由美は幌に徹生がしまいこんでいるトランペットの
箱を持ってこさせて、子どもたちに見せる。トランペットを見た子ど
もたちは徹生を尊敬のまなざしで見つめる。

 中川竜一(萩原聖人)の隣の部屋に越してきたほのかは手話と手帳
に書いた文字で礼を述べる。ほのかは聾唖者。暴行されそうになった
ところを豪と竜一に助けられた。「あの人は?」と問うと竜一は「真
柴豪」と名前を教える。

 真柴家。幌は夜中に目を覚まし台所で倒れこみそうになりながら薬
を飲む由美の姿を目撃する。幌の気配に気付いた由美は痛みをこらえ
て幌に微笑む。

 明示が仕事帰りにいきつけの喫茶店に寄ると由美が待っていた。由
美は「あとのことをお願いします。あの家で大人なのはお父さんだけ。
どんな時でも冷静で。子どもたちのことも心配です。一番心配なのは、
あの人。あの人が心配です。壊れてしまわないかと。幸せなことにそ
れだけ愛されてました。あの人が壊れてしまい家族がバラバラになる
のが心配です」と胸中を話す。

 真柴家。由美は豪からみちるは付き合っている人がいるらしいと聞
いており、みちるに「紹介してね」と言う。みちるはまだそんな段階
ではないと言葉を濁す。由美は「子どもは生みなさい。いつか必ず、
一人でいたとしても」「未婚の母でもいいってこと?」とみちるが問
うと由美はそれには答えずにこりと微笑む。

 夏祭りの手伝いにきた原沢千秋(南果歩)と花井京子(高橋ひと
み)。京子は千秋に面倒でも村の行事には参加した方がいい、役場に
勤める千秋の夫・篤(浅野和之)のためと話している。田舎の良き主
婦におさまりきれない千秋は京子に「(夫は)あなたみたいな人と結
婚すればよかったのに」と言う。
 夏祭りでも自分の女房も仕切れないようなだらしない旦那と陰口を
たたかれていると愚痴を言って飲んだくれている篤。それを見た徹生
が腹を立てて篤の胸倉をつかみ、花井芳夫(高橋克実)が止めに入る。

 真柴家。幌はお腹が痛いと言って寝ているが、由美が祭りに出かけ
ると声をかけに来ると、幌は由美の浴衣姿を見て元気が出て、由美と
夏祭りに一緒に出かける。

 みちるは矢口淳一(小栗旬)と夏祭りに来ている。みちるは大学進
学を断念したことを淳一に話している。やりたいことは今じゃなくて
もできるし、少なくとも今うちでは私が必要と話す。淳一は「お父さ
んは僕じゃ不満だろうか?僕が君の恋人じゃあ」とみちると本気で付
き合う意志があることをほのめかすが、唄がトイレに連れて行ってほ
しいとやってきて話は一時中断する。

 夏祭り会場で由美と幌は幌の友だちに会う。幌たちは由美に由美の
病気が治ることを祈って「虹色の戦士」を作ったことを明かす。由美
は「心配してくれてありがとう。もうすっかりいいの。ずっと仲良く
してね」と礼を述べる。南雲愁(本郷奏多)が「嬉しい時も悲しい時
も一番近くで支えあっていきます」と答える。

 夏祭り。出店で中川竜一(萩原聖人)と南雲夕子(桜井幸子)がお
茶を飲んでいると、豪が近寄って来て唐突に竜一にボクシングを教え
て欲しいと頼む。竜一は「何の思いつきか知らないけど止めとけ」と
素っ気無い返事。豪は竜一が奈々の父をボクシングの試合で死なせた
ことを持ち出して竜一を挑発するが竜一は乗ってこない。
 豪が竜一に殴りかかるが止めに入ったほのかの腹にパンチが入って
しまい、ほのかが失神する。

 神社の境内の階段に座る由美と幌と唄。由美は二人に「人の悪口を
言ってはダメよ。口に出して言ってはダメ。口に出して言わなければ
思うこともなくなるわ。人を指で指してはダメよ。人指し指で指して
も中指・薬指・小指は自分を指しているでしょ。優しい人になってね。
傷つけられても優しい人に。『好き』って言葉は魔法なの。言われた
人を幸せにするの。友だちにでも誰にでも。悲しい人は『好き』って
言われたことがない人だから」

 真柴家。祭りの途中で眠ってしまった唄を布団に寝かしつけた由美
は、唄のそばで添い寝をする。唄の寝顔を見ながら「ごめんね」と由
美は謝る。「なんてあいくるしい」と言ってむせび泣いている。幌が
由美にお茶が沸いたことを知らせに来るが、眠ってしまった由美を揺
さぶっても反応がない。幌は天文台で働く明示に電話をするが気が動
転して「おじいちゃん」と言う叫び声しか発することが出来ない。明
示の電話を切った幌は、徹生たちを探しに夏祭り会場に走って行く。
唄が目を覚まし泣いている。

 『こうしていると僕たちはお母さんのお腹にいたことがわかります。
こうしていると僕たちはお母さんのおなかの中で作られたことがわか
ります。目も口も。だけどもう二度とそこに戻れることはありません。
どんなに探してももう二度と』

 夏祭り会場の神社に着いた幌は懸命に家族を探している。


寸  評  早いもので、もうストーリーは中盤になってきました。由美の残
した言葉で意味深なのは、「一人でも生みなさい」という言葉です。
みちるは未婚の母となって淳一の子どもを生む?のでしょうか?みち
るの将来を暗示する言葉なのでしょうか?気になります。「男の子は
カブトムシ」というセリフも野島伸司らしい言い回しだと思いました。

執 筆 者 たま(dorama_last@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 「離婚弁護士」は第2話から見ています。毎回無理難題と思われる事件を貴
子(天海祐希)が処理していく姿は胸がすく思いです。「汚れた舌」も第2話
から見ています。妬み・恨み・嫉みといった内舘ワールドのドロドロとした世
界が満喫できます。昼のドラマ「危険な関係」は愛憎・裏切り・ありえない展
開でつい見てしまいます。「汚れた舌」も「危険な関係」も実際にはかかわり
たくない世界です。「雨と夢のあとに」第4話で桜井朝晴(沢村一樹)が母親
(沢田亜矢子)に生活費を借りるシーンがありました。父一人子一人の生活で、
父親であるが亡くなり幽霊になっているのに、お金がないなんて雨(黒川智花)
の将来が不安になってしまいました。(たま)

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