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タイトル:Daily Drama Express 2005/04/28 恋に落ちたら (3)  2005/05/18


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/04/28 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 恋におちたら・僕の成功の秘密
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 鈴木島男(草なぎ剛)
 高柳徹 (堤真一)
 星野守子(佐藤江梨子)
 鈴木まり子(木村佳乃)
 安藤龍太(山本耕史)
 神谷陸 (谷原章介)
 桐野七海(和久井映見)
 白川香織(松下奈緒)
 藤井裕美(滝沢沙織)
脚  本 佐藤嗣麻子
主題歌  −

あらすじ  第三話『ヒルズの成功とは』

 「起きて! 起きてよ!」
 日曜の朝。寝ている島男(草なぎ剛)をまり子(木村佳乃)が揺す
って起こそうとするが、島男は「カオリさん…」と布団を抱えたまま
 寝ぼけている。
 「カオリ? カオリじゃないよ! まり子だよっ!! 寝てる場合
じゃないでしょっ!」
 借金をしている運送屋に会う約束を思い出し、島男は飛び起きる。

 近所の喫茶店。
 「すいませんっ!」
 島男とまり子は ひたすらテーブルに頭をこすりつけている。
 「利子は、必ず お返しいたしますっ!」
 だが 相手の運送屋は、「利子は まだいいや」と言う。
 「先代からの付き合いだから」
 そう言って帰ろうとする運送屋に、二人は「ありがとうございます」
と声を合わせ、深々と頭を下げる。
 「お前、バカ。待ってもらえばいいのに…」
 と ずっと後ろの席で話を聞いていた龍太(山本耕史)。テーブル
の上には食べ終えたケーキの皿を、まるで“回転寿司”のように積み
上げ、島男にも勧める。
 「いらないよ。甘いものダメなの 知ってるだろ?」
 「昔 スミレちゃんからバレンタインのチョコもらって、無理やり
食って吐いてたもんな」
 と龍太は笑いながら、追加注文したショートケーキを口に運ぶ。
 会計書には “3280円”。島男はぎょっとして「お前払えよ!」
と 喫茶店を後にする。

 『小倉ホテル』の喫茶室。
 経営者の小倉男爵(藤村俊二)と高柳(堤真一)が 話している。
 「この前お話したとおり、このホテルを売る気は全くありません」
 「そうですねー。こんな日に 仕事の話は無粋でした」
 と愛想良く笑う高柳。高柳は、小倉の所有するこのホテルの買収を
 話し合いで解決しようとしているのだが、小倉はなかなかいい返事
をくれない。
 「ところで 今度の『金沢行き』は、車ではどうでしょうね」
 小倉の提案に、高柳はうなずく。
 「あ、そうだ。ちょうどいいのがある」
 と 小倉は思いついて、携帯電話を取り出す。
 「この前見せてもらった車だけどね、いくらだっけ?一番でかいの。
――5000万。ああ、そう」
 小倉は電話を切り、「旅行にぴったりだ」と笑う。
 「ところで この車、どうやって支払おうか?」
 「ワリカンにしましょう」
 と高柳。
 「ここのお茶代をお願いします。僕が車のほうを支払う、というこ
とで」
 高柳は、会計書を小倉に渡して 立ち去る。

 島男の歓迎会が 高柳のマンションで開かれることになった。七海
(和久井映見)が「みっともない格好をしていたら 社長が恥をかく」
と あつらえてくれたスーツ(総額100万!)を身につけ、島男は
まり子とともに現れた。
 「始めまして! いつも テレビ観てますっ!」
 まり子は高柳の前で すっかり舞い上がってしまう。

 「紹介します。こんど経営事業部に入った 鈴木島男です」
 「アイランドの島に 男と書きます!」
 高柳に連れられ、証券会社や銀行のトップに紹介される島男。その
姿を、神谷(谷原章介)が 苦々しく見つめている。

 パウダールームでは、裕美(滝沢沙織)と香織(松下奈緒)が鏡を
前に 化粧直しの真っ最中。その険悪なムードの中に、七海に案内さ
れたまり子が入ってきた。七海は、まり子に香織を紹介する。
 「白川香織です」
 「あ! 香織?!」
 日曜の朝 島男が寝言で言っていたのは、この香織のことだとまり
子は気づく。

 翌日。
 出先から会社に戻ってきた宮沢(鈴木浩介)が、「毎日通ったがダ
メ」と神谷にぼやくと、神谷はにやりと笑い、島男を呼びつける。
 ムリだと宮沢は止めるが、神谷は「だからやらせるんだ」と小声で
言う。
 「うちのネットショップの目玉として、欲しい和菓子屋がある。
『清川堂』。秩父にある老舗の和菓子屋だ――」
 神谷は、コンピュータの画面を見せながら、「噂が口コミで広まっ
て、週末には行列が出来るほど」だと島男に説明する。
 「でも、もう参加してるんじゃ…?」
 「これはダミーだ。参加が決まってからサイトを作ったのでは 間
に合わない」
 神谷は「期限は10日」と冷たく言い放つ。何も知らない島男は、
やる気マンマンで会社を飛び出していく。
 「社長のお気に入りがどのくらいのものか、見せてもらおうじゃな
いか…」
 島男の後姿を見ながら、神谷はつぶやく。

 地図を片手に『清川堂』を探す島男。ふと顔を上げると、どこかの
営業マンらしき男が「帰ってください」と怒鳴られ、ふてくされなが
らこちらに歩いてくるのが見えた。――そこが『清川堂』だった。
 島男は恐る恐る、店のドアを開ける。
 「ごめんください」
 「帰れと言ったら 帰れっ!!」
 ――島男は、思いっきり水をかけられてしまう。

 「申し訳ありませんでした。お客様に とんだ失礼を…」
 島男は『清川堂』の居間に通された。店主の清川(小市慢太郎)は、
島男をさっきのデパートの営業マンと早合点して 水をかけてしまっ
たことをわびる。
 「しつこい奴らで…。出店してくれって 毎日通ってくるんです」
 「何で 出店しないんですか?」
 「私一人で 作ってますから。一日500個が 限界なんです」
 全て手作りだと清川は言い、「どうぞ」と噂のあんこもちを差し出
す。甘いものが苦手な島男だったが、仕方なく一口、震える手で食べ
てみる。
 「――うまい! 本当に美味しい! 世界一です!」
 「……ところで、お名前は?」
 「あ、自己紹介が遅れてました。『フロンティア』の鈴木島男です
――」

 「いいから帰れ!」
 清川は 島男の正体を知ると、手のひらを返したように、島男を追
い出した。息子の大介(深澤嵐)が島男に、上着とネクタイを無言で
手渡す。

 その頃。
 『小倉ホテル』にまた 高柳がやってきていた。
 「このホテルはね、もともと曾おじいさんの家だったところなんで
すよ…」
 小倉の思い出話を いささかうんざりしながらも耳を傾ける高柳。
 「生まれてきた私のために、母親はここに バラの花を植えてくれ
ました。今は咲いていませんが、暖かくなると見事な大輪のバラを咲
かせてくれる。――あなたは、私が金のためにこのホテルを経営して
いると思っている、そうでしょ?」
 高柳は「違います」と作り笑顔で微笑む。
 「あなたは何もわかっちゃいない。私は、この思い出の庭を維持す
るためにホテルを経営しているんです。庭をつぶしてまで 何かを変
えなくてはならないんだったら、私は ホテルを辞めます」
 笑いながら「冗談ですよね?」と言う高柳を 小倉は「本気です」
とにらむ。

 夕方 会社に戻った島男は、高柳に『清川堂』の件で苦戦している
と伝える。
 「金はいくら積んでもいい。和菓子屋をオトしてみろ。金で動かな
い人間はいないぞ」
 島男に向かって、高柳は自信たっぷりに話す。

 島男が会社を出ると、香織が待っていた。島男は香織を避けようと
する。
 「どうして逃げるの? 目を合わせようとしないじゃない!」
 香織は、高柳のマンションのソファで眠っていた夜のことは「誤解
だ」と釈明する。
 「徹夜続きで 疲れて寝ちゃっただけ!」
 「僕とあなたは 住む世界が違うんです。あなたは毎日シャンパン
を飲んでキャビアを食べて 優雅に暮らしてればいいんです!」
 「信じられない! あなた、私のこと そんなふうに思ってた
の?!」
 「僕は、油まみれの貧乏人で、あなたは泥にまみれたことのない
“無菌室純粋培養のお嬢様”ってことですよ!」
 島男は言い切って、さっさと歩き始めた。
 「ばかやろう!!」
 島男の背中に、香織は大声で捨て台詞を吐く。

 龍太と居酒屋で飲み、ほろ酔いで帰宅した島男は、まり子が靴下を
繕っているのを見かけ、「靴下くらい 新しいのを買えよ」と言う。
 「借金してるの、運送屋さんだけじゃないんだよ。毎月利子だけで、
私の給料 全部とんじゃうの。お兄ちゃんの給料だけで、返していか
なきゃいけないんだよ。みんながみんな 待ってくれるわけじゃない
んだよ。着るものなんか買えるわけないじゃない…」
 まり子は、島男の顔に靴下を投げつける。島男の酔いは 一気に覚
めた。
 「…俺、もっとがんばるから」
 部屋に入っていく島男の背中を 悲しげにまり子は見つめる。

 『清川堂』。島男は、毎日のように通い続けた。ノートパソコンを
片手に、ネットショップのコンテンツや仕組みを説明したり、高柳に
言われたとおり、「参加した時点で200万を渡す」と 大金の話を
ちらつかせたり。
 だが、清川には全く応じる気配はない。

 がっかりして、店を後にする島男。ふと、川原でリコーダーを吹く
大介の姿が目に留まった。
 「ずいぶん古い笛だね」
 と隣に腰を下ろすと「お母さんの」と答えが返ってきた。だが、そ
の母はもうこの世にいないと言う。
 「――じゃあ、お母さんの形見なんだ。俺のお母さんも この間死
んじゃったんだ…」
 大介は「ほんとに?」と驚く。
 「死んじゃったらどうなるの? お父さんは天国に行ったって言う
けど、どうしたらお母さんに会えるの? お父さん、もうお母さんに
会えないって言うけど、ほんと?」
 矢継ぎ早に質問をしてきた大介。島男は自分の胸に手を当てて話し
だす。
 「目をつぶって 胸に手を当てて、お母さんのこと思い出して。
――耳を澄ましてごらん。お母さんの声は 遠くて小さいから、うん
と耳を澄まさないと…」
 川のせせらぎ、風のそよぎ、小鳥のさえずりが心地よい――。
 「あ、ほんとだ」
 と大介。
 「お母さんは見えないけど、君といつも一緒にいるんだよ」
 大介は、キラキラした瞳で島男をじっとみつめる。

 その夜。
 「何でもうかることが分かってるのに やらないんだろ。ネットで
売れば、大金持ちになる可能性だってあるのに…」
 龍太の刺身をつまみながら 島男が言うと、「こだわりがあるんだ」
と龍太。
 島男はなるほどとうなずく。

 翌日。島男はたくさんの和菓子屋を回り、和菓子を買い集めた。
 「何やってんの?」
 和菓子を一口食べてはぶつぶつ言い、何やらメモをとっている島男
に、七海が声を掛けた。
 「『清川堂』さんの餡が美味しかったんで、どこも同じかな と思
って。でも、同じものがありません」
 名店と言われている店のものでも、『清川堂』にかなう味の餡はな
かった。悩む島男に「そんなの、和菓子屋にしか分からない」と七海。
 その一言に、島男ははっとする。
 「数日、休みを下さい!!」
 島男は和菓子を七海に押し付けて、どこかへ飛んでいった。

 島男が向かったのは、近所の和菓子屋の伊勢屋。
 「僕に 和菓子を教えてください!」
 「お前“ネジや”だろ? それに、甘いもん嫌いだったんじゃねえ
のかい?」
 伊勢屋の主人(河原さぶ)は ついに島男の熱意に負けた。和菓子
屋の弟子となった島男に、主人は小豆のとぎ方から 厳しく教えた。
 「うちでは北海道産のを使ってるが、つぶ餡の最高級品で使われる
のは、丹波だ――」
 いくつかの皿に盛られた小豆を前に、小豆の種類について話し出す
伊勢屋。
 「有名なのは、京都大納言、瑞穂大納言、馬路大納言。この馬路っ
てのは、なかなか手に入らねえ。がんばって地元まで行きゃあ、手に
入らないこともないがな…」
 島男は「手に入れてきます!」と行って店を飛び出すと、その夕方
には馬路大納言を携えて戻ってきた。

 今度は、実際に餡を練る作業。伊勢屋の怒号がとぶ。
 「ばかやろう! 餡を避けるな!」
 顔や手に 熱い餡がとびちり、毎晩のようにまり子に手当てしても
らう。
 「餡とは対決しなくちゃいけないんだ。避けたら俺の負けなんだ。
和菓子の基本だ」
 まり子は首をかしげながら、絆創膏を貼る。

 何日もかけて、島男はついに納得のいくあんこもちを作り上げた。
 「しま、よくやった。見直したぜ」
 と もちを口に運びながら、伊勢屋の頬がほころぶ。だが、島男は
その時、何かに気づく。

 一方『小倉ホテル』。
 高柳は、ここまで通っても買収に応じない小倉に、125億という
高額の買収額を伝える。
 「高柳さん、それであなたは幸せですか?」
 「?」
 「私は本気であんたが心配だ。お金で全てを解決する。そういう生
き方で、これからもやっていけるのかなって」
 心配無用と笑い飛ばす高柳に、小倉は冷たい視線を向ける。
 「売らない理由、ご存知ですかな?――あんたが 嫌いだからだよ」
 苦虫をかみつぶしたような顔の高柳の前で、今度は小倉が笑う。
 高柳は、ホテルを出た直後、『小倉ホテル』の株を買い占めるよう、
部下に命令する。

 意気揚々と社長室に戻った高柳に、香織は「誠意や真心という方法
もあるのではないか」と問いかける。
 「君はどうやって誠意のあるなしを判断するんだ?」
 逆に尋ねられて、香織は答えに困る。
 「判断するのは 君の主観だ。だが、金は違う。万人に平等だし、
裏切らない。裏切るのは、人の心の方さ」

 七海から「島男を探ってきて」と頼まれ、香織は島男の家にやって
きた。出てきたまり子によれば「『清川堂』に行った」とのこと。
 「お兄ちゃんさ、和菓子作りずっと習ってて、おかげで家の中が小
豆だらけで 砂糖臭くってありゃしないんだから」
 まり子はそう言うと、家の中から島男の作ったあんこもちを一皿 
持ってくる。
 「これ、お兄さんが作ったの?」
 「そう、一から! この豆なんてね、丹波までもらいにいったんだ
から」
 香織はそのあんこもちを、しげしげと眺める。

 久々に『清川堂』を訪ねた島男は、今度はあっさり 居間に通され
た。
 母親が死んでから口をきかなくなり、学校ではいじめられている大
介。だが、この間島男と話したことで 口をきいてくれるようになっ
たと、清川は礼を言う。
 「――ですが、ネットの件はお断りします」
 「はい、ムリです」
 島男の答えにあ然とする清川。
 島男は、実は甘いものが苦手だったが、『清川堂』のもちが美味し
く食べられたことを 打ち明けた。
 「実は、僕なりの方法で いろいろ調べてみたんです。――まず、
小豆。たいていの和菓子屋は二級を使ってるみたいですね。でも、こ
このは味香りとも最高の 丹波の馬路大納言ですよね? これは、幻
の小豆と言われています」
 清川はうなずいて 島男の話を聞く。
 「でも、それだけじゃない。ここのつぶ餡は、一粒一粒 丁寧によ
り分けて炊いてますよね? とても、手間と時間をかけてます」
 「どうして、そこまで…?」
 「自分でやってみて 分かったんです、『清川堂』さんのこだわり
が。こんなに手の込んだもの、機械では決して作れません。
 僕は、『清川堂』さんの味が大好きです。その味を変えるくらいな
ら、あきらめます」
 島男は、清川に向かって頭を下げる。

 清々しい気持ちで 町を後にする島男は、途中 いじめにあってい
る大介を見かけ、助けに走る。
 だが いじめっ子たちは、大介の持ち物を川に放り投げて逃げてし
まった。
 大介と島男は、川に入って回収するが、あの 母親の形見の笛だけ
が沈んでしまって見つからない。
 「どうしたの?」
 そこに香織が現れた。大切な笛がなくなってしまったと聞いた香織
は、白いスーツが汚れるのも構わず、川に入ってくる。
 「だめですよ! 冷たいし危ないし、大体あなたの仕事じゃないで
しょう」
 と島男は止めるが、香織は倒れそうになりながらも探し続ける。

 大介が呼んできた清川とともに、4人で川底を探るうち、やっと笛
が見つかった。大介の嬉しそうな顔に、香織と島男は 顔を見合わせ
て微笑む。

 その頃。テレビに、『小倉ホテル』が『フロンティア』に買収され
たというニュースが流れる。
 バラ園を前に、立ち尽くす小倉。従業員たちに見送られ ボストン
バッグ一つでホテルの玄関を出ると、入れ代わりに高柳がやってくる。
口端に笑みがこぼれている。
 「お金はいくら持っていても、天国へは持っていけませんからね」
 すれ違いざまに 小倉がつぶやくが、高柳は知らん顔でホテルに消
える。

 翌朝。経営事業部は 一本の電話に沸いていた。
 あの『清川堂』が、限定250個の条件で ネットショップに契約
すると申し入れてきたのだ。
 神谷はというと、このまさかのニュースに素直に喜べずにいた。
 出社して初めて七海からそのことを聞き、島男も驚いている。

 早速、社長の高柳自身が、清川に電話を入れる。
 「さっそくそちらに、謝礼をお届けしたいのですが…」
 「いえ そのような話はありません」
 この店は もはや金の力でしか動かないと信じていた高柳は あ然
として、二の句が告げない。
 「私は今まで たくさんの営業を断ってきました。札束で頬をたた
くような商売には、正直うんざりしています。
 私は、鈴木島男さんの人柄に惹かれたんです。お金で、とあれば、
お受けしていなかったと思います」
 高柳は、経営事業部で『清川堂』のあんこもちを配っている島男の
横顔をにらみ付ける。

 その夜。帰り道の島男を、香織が待っていた。
 「ご飯、まだでしょ? 何食べたい?」
 島男は 黙り込む。
 「まだ、私のこと 避けてる?」
 「あの…できれば、“甘いもの以外”のものを…」
 香織は 飛び切りの笑顔で微笑み「行こう」と 島男と並んで歩き
出す。


寸  評  小倉の「お金で全てを解決する。そういう生き方でこれからもや
っていけるのか」という台詞。フジテレビとIT企業との攻防を思い
出しました。今日の放送で、高柳が「かの人」に見えてきました(こ
っちはずっとかっこいいけどね)。
 金の力で株を買占め、ついにホテルを手に入れた高柳。「君が嫌い
だから」――この台詞は、フジ側がかの人に最も言いたい言葉なのか
も。ドラマでの報復とは、恐るべしフジテレビ!

執 筆 者 三森(anponhana@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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 最近原稿が遅れ気味です。すいません。
 ゴールデンウィークです。ここ2日間、何だか花粉症がぶりかえして、鼻が
完全に壊れています。明日は観光牧場に行くのですが、山の空気を胸いっぱい
吸ったらいったいどーなるのやら。怖いけど 行ってきます…。(三森)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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