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タイトル:Daily Drama Express 2005/04/18 エンジン (1)  2005/05/05


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/04/18 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル エンジン
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 神崎次郎(木村拓哉)
 牛久保瑛子(高島礼子)
 神崎猛 (原田芳雄)
 神崎ちひろ(松下由樹)
 水越朋美(小雪)
 星野美冴(上野樹里)
 春山万里男(角野卓造)
 一ノ瀬新作(泉谷しげる)
 菅原比呂人(青木伸輔)
 末永たまき(岡本綾)
 鳥居元一郎(堺雅人)
脚  本 井上由美
主題歌  −

あらすじ  Lap1 13番目の子供現る

 神崎次郎(木村拓哉)は、トレーラーの中でレーシングスーツを着
ると、ヘルメットをかぶり、テスト・マシンに乗り込む。

 ユーロ オリビアン サーキット。

 マシンがうなりを上げて走り出す。
 二台のレーシングカーが絡み合うようにスピードを上げる。


 春山万里男(角野卓造)が説教師ながら子供達にお菓子を配る。
 いつも春山の話は長い。

 霊感の強い女の子が「また感じちゃった」と言う。男の人が近づい
てくると言うのだ。


 ヒートアップする二台の車のレース。テスト走行と言うことを忘れ
ている?

 次郎は、『下がれ』という指示を無視し、スピードを上げていく。

 遂に二台のマシンのタイヤが接触し、二台はスピンする。
 次郎のマシンは死んでしまった.....

 諦めてマシンから降りた次郎を、もう一台のマシンのドライバーが
こづきまくる。
 彼は、自分は 1st Driver、次郎は 2nd Driver 。いわば次郎は自
分のスペアだと言う。
 怒りに、1st Driver に殴りかかる次郎。

 次郎はクビだと言われる。


 自転車に買い物を沢山積んでいた水越朋美(小雪)は倒れる。
 自転車を起こそうとすると雨。
 三段折りの傘がなかなか開かないうちに大降りになる。
 「何?これ!!」と朋美。


 F1 オーストラリア グランプリ。

 次郎は殴られたけがをサングラスで隠して、ドックを訪ねる。

 レーシングマシンが次々とコースに出て行く。


 女の子が駆けてきて、次郎の鞄にアイスをぶつけて転ぶ。
 アイスを付けられて次郎は怒ろうとするが、女の子が足を押さえて
いるのを見て、新しいのを買ってやろうか?とサングラスを取って言
う。
 女の子は殴られた痕の残る次郎の顔を見て、「変な顔」と言って、
走っていってしまう。
 「だからガキは嫌いなんだよ!」と毒づく次郎。


 タクシーを降りて、風の丘ホームへ向かうランドセルを背負った少
年・草間周平(中島裕翔)は中年男女(森原夫妻)に連れられてきて
いる。

 森原夫妻とホームの人が話している間、周平は自ら、「外しましょ
うか?」と言う。慣れている。
 周平は、森原夫妻に引き取られる前には、100人ぐらいいる施設
にいたと言う。
 ここは12人。小さい分、家族のように暮らしていると朋美。
 周平は、高校生の男子と同室になる。

 森原夫妻は、周平が半年経ってもなつかない。じっと自分を観察し
ている。前の里親が3ヶ月で返したのもわかる、と言う。
 ホーム長の神崎猛(原田芳雄)は、子供はペットか!?と怒鳴る。

 朋美がジュースを持っていくと、周平が部屋にいない。


 周平は駅にいた。
 ポケットの中から小銭を取り出して数えるが、改札口を見ていると、
次郎が改札機に引っかかる。切符が20円足らなかったのだ。

 周平は次郎に、母親が入院していて、見舞いに行きたいが財布を忘
れた。だからお金を貸して欲しいと言う。
 取りに帰ればいいじゃんと言う次郎。
 「取りに行くと、面会時間、過ぎちゃうんです」と周平。

 次郎はポケットをごそごそした後、「誰が貸すか。ガキはキレーな
んだよ」と言う。


 周平は次郎の後を付いていく。
 次郎は公衆電話から電話。
 でも猛が出て、次郎が「オレ」と言うといきなりきってしまう。
 もう一度かけ、今度は神崎ちひろ(松下由樹)が出る。でも、次郎
と知ると、「ローマ?今忙しい」と切ってしまう。


 次郎と周平は並んで階段に腰掛けている。
 次郎がなぞなぞを出す。昔ローマで医者が集まってレースをした。
でも、一台だけクラッシュした。何科の医者ですか?
 周平は即答する。『歯医者=廃車』のダジャレ。
 でも、次郎はお金は上げないと言う。

 今度は周平が出題。
 10円玉と100円玉と1000円札が散歩していて、そこに車が
突っ込んできた。どれが助かったか?という問題。
 次郎はポケットから実際にお金を取り出して考えている。


 ちひろと朋美は周平を捜す。
 ちひろはきっと、周平は自分たちが真剣に探してくれるか試してい
るんだ、と言う。


 次郎は周平に千円札を取られる。
 次郎は真剣に取り返そうとする。

 そこにやってきた朋美が周平をかばい、ちひろは「弟だ!」と驚く。


 ちひろは次郎の布団の用意を、屋根裏部屋にする。
 次郎は実家が養護施設になってることに驚く。
 ちひろは、次郎がレーシングのような命を捨てるようなことをやっ
ている間は勘当されているんでしょ、と言う。
 次郎は、ちひろは出戻りで心配掛けているだろうと反論。そして、
日本でのレースの途中で立ち寄っただけと言い訳。

 ちひろは夕食は7時に食堂でと言い、次郎は子供達と一緒なんて
.....と言うが、空腹には勝てない。


 食堂では、牛久保瑛子(高島礼子)の給仕で夕食。
 猛はここでのルールはたった1つ。夕食はみんな揃って食べること。
それを守るためにどうするかは、各自考えることと訓辞。

 次郎は食堂に入れず、ドアの外で中の様子をうかがっている。

 みんな順に自己紹介。
 周平は親に三度捨てられたと言う。1度目は実の親に。二度目は
3ヶ月で、三度目が今回、と。


 瑛子が次郎に気付き、招じ入れる。
 次郎は32歳。車関係の仕事、と自己紹介。
 子供達は次郎に興味を持ち、レーサー、F1も少しと次郎が言うと、
かっこいいと言うこと無視する子がいる。


 次郎と猛は、お互いに口を利かない。


 周平は明るくないと眠れない。
 同室の大輔(石田法嗣)は明るいと眠れない。
 ライトを点けたり消したりで争う。

 すると、部屋の電気がついて、次郎が入ってきて、周平に昼間のな
ぞなぞの答えを教えろと迫る。
 でも、周平は狸寝入り。


 次郎がタバコを吸いに外に出ると、瑛子がタバコを吸っていた。
 仕事は終わったし、急いで帰っても、誰も待っていないと瑛子。


 富士サーキット。
 次郎がやってくると、車の整備をしていたスタッフ達が、「神崎先
輩!!」と駆け寄ってくる。

 そこに一之瀬新作(泉谷しげる)監督の車椅子を押したマネージャ
ーの末永たまき(岡本綾)が「関係者以外、立入禁止よ」と言いなが
らやってくる。
 一之瀬に挨拶し、詫びを入れる次郎。
 だが一之瀬は、今チームには、いいドライバーがいる。次郎より速
い。次郎より若い、と言う。

 マシンが轟音と共に発進。
 「監督、オレ、走りたいんです!!」と思わず叫ぶ次郎。

 次郎は、たまきから、レーサーの全盛期は20代前半。向こうでも
新しい契約先、ないんでしょ、と冷ややかなたまき。
 「オレ、ラップ落ちてないし」と次郎。
 「確かに五年前は、F1も狙えた。でも、海外で一度でも表彰台に
登ったことある?あなたは終わったのよ」とたまき。
 「オレ、終わってねぇよ!!」と次郎。
 「フフ、成長してないわね。すぐ、熱くなる」とたまき。

 次郎はたまきを追い掛け、キスしようとする。
 たまきは顔をそらし、「その髪、切ったら?」と言って去っていく。
 次郎は、「よけんなよ」とつぶやいた後、大声で、「わかった!わ
かっちまった!!」と叫ぶ。


 周平が部屋を片づける。
 帰ってきた大輔は勝手に片づけるな、と言い、ケンカになる。
 周平は殴るなら殴れ。お前は甘いんだよと、突っかかる。親がいる
のに、暴力ふるってここに来たくせに、と。

 「親に捨てられたのが、そんなに偉いか?」と大輔は周平を締め上
げる。

 2人のケンカを朋美が止めようとするが、火に油を注ぐ結果に。
 大輔はますますいきり立って、食堂で椅子を振り回す。

 そこに次郎が帰ってきて、周平を探す。
 そして大輔に馬乗りになられている周平に、事故に遭わなかったの
は千円札。なぜなら、千円札だけ4桁。すなわち『避けた』だから、
と次郎。
 にっこりする周平。

 次郎は周平から、無理矢理千円札を取り戻す。
 「男のくせに、千円ぐらいで」と周平。
 「お前、そんな態度だと、そのうち痛い目に遭うよ」と次郎。

 いつしか大輔と周平の争いは収まっていた。
 そして、部屋で、次郎のことを『本当のバカ』と言う。


 次郎は幼女をあやす猛に、「オヤジ.....オレ、しばらくここいて
もいいかな。次のサーキット見つかったら、すぐ、その近くに引っ越
すから」と一息に言うと、家の中を一回りして、「オレが反対押し切
ってレーサーになったのは、悪いと思っている。でも、父ちゃんだっ
て、勝手にこんな施設始めて、姉ちゃんまで巻き込んで」という。
 猛は寝かしつけていた幼女が起きてしまったと文句を言う。
 幼女の母親は高校生。父親はわからない。その母親も母親の両親も、
幼女を育てる気がない。だから、幼女は誰よりも捨てられることを恐
れている、と猛。

 そして猛は、次郎に、ここにいるなら仕事をしろ、と言う。
 「オレ、無理。 子守りとかできないし.....」と次郎。


 翌朝次郎は、教会から貰い受けてから、ずっと物置として使われて
いたバスをきれいにし、子供達を送っていくという。
 小さい子たちは喜んで乗るが、中高生は、格好悪いからと、乗らず
に歩き始める。

 次郎はエンジンをかけ、バスを走らせ始める。

 ちひろは次郎に運転させて大丈夫かと心配するが、猛はあいつにも
何かやらせないと、と言う。
 「結局お父さんは次郎に甘いんだから」とちひろ。


 朋美は次郎が一番子供っぽいと文句を言う。
 瑛子は、今、ここには次郎が一番大切、と言う。この施設の子供達
はみな、一刻も早く大人になろうとしている。その方が傷つかないか
ら、と。


 子供達は次郎に、もっと速く走らせてとせがむ。
 最初は安全運転をしていた次郎も、歩いていた子を見付けると、ス
ピードアップ。
 でも、すぐにバスのエンジンはヒートアップし、止まってしまう。

 子供達はバスに見切りを付けて下りてしまい、次郎1人、エンジン
の焼けたくさい匂いに閉口する。


寸  評  かっこいいレーサーのキムタクかと思ったら、最初のシーンのし
かも最初だけで、実は引退した方がいいような状況なのに粘っている
ロートル・レーサーといったポジションだったんですね。
 月九のキムタクだから、プライドのようにかっこいいスポーツマン
なのかと思っていたのですが。
 そういういみで、こちらの方が、野島伸司っぽく感じてしまいます。
野島伸司のドラマには、孤児院もよく出てきますし。
 ところで、猛は自宅を孤児院にしているらしいのですが、あんなに
多くの子供を預かれるなんて、広い家だったんですね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 『ゴールデン・ウィークだ!』と喜んでいましたが、気付いたらもう半分過
ぎているんですよね。
 休みは、始まる前は、きらきらと輝いて見えるのですが、始まってしまうと
矢のように速く過ぎ去ってしまい、終わってみると何もできなかったという後
悔が残ります。
 計画的に生活できる人がうらやましいと思います。人生、計画通りに進まず
に後悔してばかりいるのは、欲張りだからでしょうか?意志の弱さでしょう
か?両方でしょうね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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