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タイトル:Daily Drama Express 2005/04/20 anego (1)  2005/05/04


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/04/20 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル anego〜アネゴ〜
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 野田奈央子(篠原涼子)
 黒沢明彦(赤西仁)
 沢木絵里子(ともさかりえ)
 沢木翔一(加藤雅也)
 長谷川真名美(市川実和子)
 早乙女加奈(山口紗弥加)
 加藤博美(戸田菜穂)
原  作 林真理子
脚  本 中園ミホ
主題歌  −

あらすじ  =====
 女はなぜ愛に執着するのでしょうか。『女にとって男とは愛をひっ
かけておく釘くらいの価値しかもっていない』しかし、釘なら何でも
良いのではなく、何もかも投げ捨てて一生自分の愛をささげてもいい、
そういう1本の釘を探して女はジタバタあがくのです。丸の内にある
東済商事・経営戦略部。勤続10年。野田奈央子(篠原涼子)32歳。い
くつか恋もしたけど、そのたった1本の釘が見つかっていません。
 〜私、ジタバタしています〜
 =====

 経営戦略部。
 定時の鐘がなり、契約社員や派遣社員は一斉に席を離れる。
 契約社員の長谷川真名美(市川実加子)は奈央子に「野田さん。先に
スタンバッテます」と言う。奈央子は他の女子社員の世話係も行って
いる。今日は契約・派遣の女子社員のために社内合コンを開催するこ
とになっていた。

 合コン会場で楽しんでいる他の社員。男性社員が奈央子に合コンを
仕切ってくれたお礼といい、北京支社から戻ったばかりの35歳エリー
ト社員の宮本を紹介。奈央子は、宮本を見たとたん心をときめかす。
 〜こんな人がまだ残ってたんだ〜
 宮本は奈央子を誉め、奈央子は照れながら女性らしい1面を見せる。
 〜努力すれば好きになれるかも〜
 二人で話がはずむ。タバコを吸ってもいいか聞く宮本に「どうぞ」
と笑顔で返す。
 〜タバコを吸う人は嫌だな 早死にしそうだし この際、未亡人で
もいいか 一生独身より〜
 そんな二人の様子をみていた女子社員達は席替えを希望。
 帰り、宮本は奈央子に声をかけるが真名美が一緒に帰っていく。

 〜合コンに運命の出会いなんてあるわけないって〜

 電車の中で奈央子は酔っ払いに絡まれてしまう。そこへ、素敵な男
性が現れ、奈央子を助ける。車内では拍手がわき、奈央子はお礼を言
う。運命的な出会いにドキドキし、名前と携帯番号を聞こうと声をか
けるが、男性の左手には結婚指輪がはめてあった。

 〜いい男はミンナ結婚している。それがこの世の定めじゃない。危
ないところだった。いい男をみたら指輪をチェックする。不倫は絶対
にしない。それが私の掟だ〜

 翌朝の通勤時、毎年見ている桜が咲いているのに気づく。
 「今年も咲いたなぁ。この桜をみるのも11年目か」
 人事異動で経営戦略部に新入社員の黒澤明彦(赤西仁)と繊維部から
立花渡(山口馬木也)が配属されてきた。男前の二人に若い女子社員達
は相当盛り上がっている。明彦は奈央子に色々と聞くが奈央子は全く
相手にしない。

 坂口部長(升毅)は派遣社員をチェンジしたから面倒を見て欲しいと
奈央子に指示をする。その上、昼休みに坂口に社外へ呼び出され真名
美の社内書類ミスを注意して欲しいと頼まれてしまう。
 奈央子は損な役目だと解かっているが、真名美を注意する。そこへ
派遣社員の早乙女加奈(山口紗弥加)がやってきて「あの。いつも思う
んですが、どういう権利があって私達を叱るんですか?私、野田さん
がいつも男の人の代わりで文句を言うのが嫌なんですよね」という。

 〜なかなか鋭い〜

 その夜、奈央子は加藤博美(戸田菜穂)といき付けの立ち飲み屋に行
く。そこには奈央子と同年代の働く女性達が来る。最近は厄除けの話
で盛り上がっている。博美は「宮本はやめた方がいい」と言う。
 「先輩、矛盾していますよ。立ち飲み屋で厄除けの相談をしながら
白馬の王子様を待っているなんて」
 「まったくだね」

 〜私達は矛盾している。毎日、女の子とおばさんの間で、夢と現実
の間で揺れている。独身の女達はきっとみんなそうだ。そういう自分
がすごく好きで、すごく嫌いだ〜

 博美の提案で厄落としにゴルフに行くことにした。奈央子と博美と
坂口に明彦と立花がついてきていた。坂口は「奈央子に会いたいと、
もう一人くる」と言う。以前、奈央子の後輩だった沢木絵里子(とも
さかりえ)だ。絵里子は奈央子に憧れていて、是非会いたいと部長に
頼んだらしい。
 絵里子はすぐに寿退社をし投資コンサルタント会社社長の夫と5歳
になる娘がいる。ゴルフの腕前も達者で幸せオーラにすっかり調子を
狂わされた奈央子はゴルフの調子があがらない。

 ラウンド後、絵里子は奈央子を食事に誘うが奈央子は断る。が、一
緒にきたはずの博美は先に帰ってしまった。結局、絵里子の車で帰る
ことに。
 そこへ、絵里子を迎えに来た夫を見て奈央子は驚く。なんと電車内
で酔っ払いから救ってくれたあの男性だった。「先日はありがとうご
ざいました」と挨拶をする。

 沢木が送ってくれた帰りの車の中で奈央子の携帯電話がなる。真名
美からだった。「実は私、もてあそばれたみたいなんです。」と言う。
相手は宮本。2回目のデートでホテルに行った後、それきり連絡がな
い。と泣いている。なんとか奈央子は真名美を慰める。


 翌朝。
 《私、宮本さんの事信じています。愛がなきゃ、あんなステキなエ
ッチできませにょね。連絡待ってます。死ぬほど好きです。真名美》

 真名美が宮本に送ったメールが誤ってエネルギー部全体に送信され
てしまった。しかし、真名美は気づいていない。
 奈央子は真名美と話をするために昼食に誘う。そこへ奈央子の後輩
が結婚の報告に来る。しかも相手は宮本。来週結婚するという。それ
を知った真名美はショックを受ける。

 宮本は男性トイレで阪口に真名美を辞めさせて欲しいと頼む。
 「何とかなりませんか?突然、人員削減とかで」
 「う〜ん。君のフィアンセは大事な取引先のお嬢さんだしなぁ」
 そこへ奈央子が「失礼します。宮本さん、このたびはおめでとうご
ざいます。部長、お話があるんですけど、契約社員の長谷川さんのこ
とですが、契約を打ち切られるほどのミスは犯してないとおもいます」
 「職場にあんなメールを送るのはミスじゃないんですか?ルール違
反ですよ」
 「最初にルール違反したのは、あなた(宮本)の方じゃないんです
か」
 「あの時は、野田さんだって楽しんでいたじゃないですか、あ〜、
あの時、僕があなたではなくて若い子に行ったのが気に入らなかった
んですか。気分を害されたのなら謝ります」
 「部長、長谷川さんどうするんですか?契約社員の首はトイレの密
談で飛ぶんですか?長谷川さんが会社を去ることはないと思います。」
 それだけ言い残し、奈央子は出て行った。

 フロアに戻ってきた奈央子は真名美を励ます。
 「男は裏切っても仕事は裏切らない」
 そして、仕事中にチャットをしている加奈を注意する。加奈は「仕
事は裏切らない。。それって正社員だから言えるんですよね。私達派
遣社員は『チェンジ』の一言で切られるんです」と言う。
 真名美は仕事をこなしていった。奈央子が坂口に「やれば出来る子
なんですよ」というが、宮本は人事部長にお願いをしに行ったという。

 博美は真名美が給湯室のゴミ箱にあったラブホに忘れていったとい
う宮本のネクタイを持ってきていた。博美は新入社員のころ、宮本に
ヤリニゲされていた。いつか仕返しをしてやろうと思っていたと言う。
 そして宮本の前に現れ「お久しぶり、これお返しします」とネクタ
イを見せる。
 「つまみ食いの度に忘れ物をする男だってばらしてもいいかしら?
あなたの大事な婚約者に。じゃぁ、どうかご無事に。素敵な結婚式を」

 その後、奈央子の元に坂口から電話がかかってきた。
 「今、宮本君から電話があって、トイレでの交渉は撤回したそうだ」
 「じゃぁ。長谷川さん会社に残れるんですね。」
 「そうゆうことだ」
 「それから、部長。『チェンジ』なんて言葉、二度と使わないでく
ださいね。その一言でやる気をなくす女性もいるんです」
 「はい。わかりました」

 〜私はいつ、女の子からトラブル所員のおばさんになってしまった
んだろう〜

 桜の前で、11年前に東済商事の内定が決まった時のことを思い出し
ていた。東済商事に入っただけで女の幸せをつかんだと同然なんだか
ら、と喜ぶ母。

 〜あれから11回も春がきてあの日と同じ桜が咲いている でも、新
しい自分は見つからない ここから私を連れ去ってくれる人もい
な。〜

 そこへ、明彦がやってきた。明彦は、ここ数日間の奈央子のことを
みていた。
 「野田さん、俺、女の敵は女だって思っていました。長谷川さんの
ためにあそこまでやる野田さん。感動しました。すごいかっこよかっ
たです。今日の野田さん。お願いがあるんですけど、今日から『アネ
ゴ』って呼ばせてもらいます。よろしくお願いします。アネゴ!」
 「あねご?」

 その帰り、立ち飲み屋に寄ると博美と真名美が既に呑んでいた。


寸  評  最近、30代働く女性メインのドラマ(スペシャルドラマ含む)が増
えたように思えます。その中でも、このドラマは奈央子の目線や感情
を完全に表に出し物語が進んでいきました。同じ30代働く女性として
「私ならココでこう言うなぁ」とか思いながら見ていました。
 このドラマは結末が想像できません。けど「次回も見てみよう」と
思えるドラマでした。

 そうそう。「あねご」という呼び名は黒澤明彦がつけたんですね。
ちょっと意外でした。

執 筆 者 西脇()

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2. 編集後記
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 奈央子と同じ働く女性として、このドラマを選びました。
 3ヶ月間よろしくお願いいたしますm(__)m(西脇)

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発行元:ドラマ研究会
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