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タイトル:Daily Drama Express 2005/04/15 タイガー&ドラゴン (1)  2005/04/26


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/04/15 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル タイガー&ドラゴン
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 山崎虎児(長瀬智也)
 谷中竜二(岡田准一)
 林屋亭どん兵衛(谷中正吉)(西田雅行)
 林屋亭どん太(谷中竜平)(阿部サダヲ)
 リサ  (蒼井優)
 メグミ (伊藤美咲)
 組長  (笑福亭鶴瓶)
 銀次郎 (塚本高史)
脚  本 宮藤官九郎
主題歌  『タイガー&ドラゴン』 クレイジーケンバンド

あらすじ  睨みをきかせた小虎(長瀬智也)が高座に上がる。

 「えー毎度ばかばかしいお笑いを一席

 今年の初めにひょんなことから、林屋亭どん兵衛(西田敏行)師匠に
弟子入りしまして…わたしは人には言えない、もう一つの顔がありま
して、、、新宿流星会とかいう組に所属する平たく言えばヤクザでご
ざいまして、、こちらは10年近くやってまして。昼は咄家、夜はヤ
クザ。兄さんたちには、落語界のジギルとハイドと言われまして…


 喫茶店よしこ
 「あれから2ヶ月近くになるのに、あんた一向に噺覚えないね。」
オムライスを食べているどん兵衛は言う。真向かいに座っている虎児
は「思うんだけど、あんた教えるの下手じゃね?名選手だから名監督
になれるわけじゃねーっていうのあんだろ?あんた教えるの向いてな
いよ。だから息子も出て行ったんじゃねーの?」


 裏原宿の“ドラゴンソーダ”
 「すいませんこれなんですけど、無地のヤツある?メッシュじゃな
いやつ。」
 メッシュの生地に“タイガー&ウラハラドラゴン”のプリントTシ
ャツを手に客は言う。店長の竜二(岡田准一)は「無地でメッシュじ
ゃなかったら、普通のTシャツじゃねーか」

 バイトのリサ(蒼井優)が「店長〜店の家賃振り込もうとしたら、残
高315円しかなかったんですけど、立て替えようと思ったけど、わ
たしの給料3ヶ月も降り込まれていませんので。デザインは他所に任
せて、店の売り上げ上げること考えて下さい。」

 「かねかねかねかねうるせー」いらいらした竜二はキレル。


 喫茶店よしこ
 「息子の道楽に400百万も振り込んでよーばかばかしいと思わね
ーのか。竜二が咄家になって後を継いだら、すべてがまるくおさまる
んじゃねーのか。」どん兵衛は虎児に怒り「あんたの言うとおり、あ
んたに言われなくってもわかってるよ。落語の天才だよ。あんたみた
いなチンピラがいくら逆立ちしたって、かなわねーよ。くやしかった
ら高座に上がって客を笑わせてみろっ」


 で、ここにあがっているわけで。 では、タイガー&ドラゴン。」



 浅草雷門
 「みなさーん。お土産はお買いになりましたかぁ〜」小旗を振るバ
スガイドのメグミ(伊東美咲)に、ハトバスツアーに、先週の土日も参
加した銀次郎(塚本高史)は「買いましたぁ」と上機嫌。参加者たちに
お年寄りが多いため、勝手な行動をしようとするのを見ると、「もた
もたするんじゃねー」とお年寄りを怒鳴りつける。


 高座に“小虎”が上がっている。
 「…おーい、寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚クリームシチ
ュー…食う寝るところの住むところ。やぐら工事の…」


 演芸ホールから虎児や兄さんたちが谷中邸に帰って来る。

 「お疲れさまです」家に上がると銀次郎が挨拶をする。驚く兄弟子
たちに「俺の舎弟」と銀次郎を紹介する。

 「ここは堅気さんのお宅なんだ」虎児が銀次郎をたしなめると、小
百合さん(銀粉蝶)が大学の何年生になったの?と銀次郎に話しかける。
「4年生。商学部の大学生」


 組長の自宅に虎児は日向(宅間孝行)と共に呼ばれる。庭でゴルフを
する組長(笑福亭鶴瓶)は、
 「最近、銀次郎の様子がおかしいな。朝はよー起きよる。それで、
7時か8時には手土産持って帰って来よる。雷おこしとか、人形焼き
とか。」日向は虎児に「ぼっちゃん新宿流星会の2代目だぞ。それな
りの女じゃないとつりあわねー」組長も「わしものめり込むタイプだ
から銀次郎が女の名前を体に彫り込んだりするのが心配なんだ」「ち
ゃんと見張っとけよ虎。おまえぼっしゃんの教育係なんだから。それ
となくさぐり入れてみろ。」


 谷中邸
 「落語って儲かるの?一日何万もらってるの?」銀次郎が兄弟子た
ちに聞くと、1000円か1,200円・・どん吉がテレビに出たくないから
バイトをしていると言えば、居間へ入って来たどん太(阿部サダヲ)は
「出たくても出れないよおまえの顔じゃ」といい。テレビをつける。

 画面には、どん太が熱湯に入ろうとして、皆をじらせる場面が映り、
とうとう熱湯へ飛び込む。テレビの中の観客席も沸きあがる。

 突然小百合さんがテレビを消してしまう。

 その時、どん兵衛が居間へ入って来る。
 虎児に「おまえさんにぴったりの噺がみつかったんだよ。芝浜って
言ってね。借金まみれの夫婦の人情話なんだけど、明日高座にかける
から、良くみておくんだよ」


 虎児は銀次郎と借金の取り立てにやって来る。
 「ねえ奥さんこれっぽっちじゃ利息にもならないの。亭主が働かね
ーから奥さんなんとかするしかないね。もう一日しか待てないんだね
〜」銀次郎の取り立ての仕方に虎児がちゃちゃを入れる。「うるせー
よ。ヤクザやるならヤクザに集中して下さいよ。」「どうせ、金取ら
れるなら、面白おかしいほうがいいじゃねーか」喧嘩を始める二人に
奥さんは「どっちにしたって、今日はこれしか…」とお金を出す。


 帰りの車の中
 「なぁ銀次郎。おまえさぁ彼女とかいるのか?」「好きな人ならい
るよバスガイドさん」「バスガイドか。おまえのこと好きなの。?」
「これ以上この話題続けるのなら、兄貴のことホモだと思うよ。」


 どん兵衛が高座に上がる。

 「えーあいかわらずのお笑いで、皆さんのご機嫌うかがいますが、
 よく、江戸っ子は宵越しの銭はもたないといいますか、そう言った
江戸っ子は今流行りのオレオレ詐欺なんてものはひっかからないんで
すわ。
 誰だい?こちら江戸っ子。どうしたい?事故をね起こしちゃって、
なぁちょっと振り込んでくれねーかなと思って。夕べだったら競馬で
とった500万があったんだよ。今頃電話かけてきたってあるわけじ
ゃねーか、
 威勢がいいのか間が抜けてるのかわけわかんねー

 また、東京が江戸と申しました時分、当時芝に魚河岸がございまし
て、そこに出入りする男がおりまして、難を言えばお酒が大好きでし
て、
 桶に入っている商売道具の魚も一緒になってエラーエラー。


 “男が虎児で、妻がどん兵衛・・”
 「おまえさんおまえさん起きとくれよ。」
 「すいません師匠今何時ですか?」
 「嫌だよこの人寝ぼけてさ」
 「ああ、あんたオレの女房?」
 「今さら酷いわー。ちゃんと起きとくれよ。約束したじゃないか
よー商い。」

 うちの嫁は鬼嫁だと言い触らしながら、しぶしぶ出かけて行ったん
だわなぁ。

 男が慌てて帰って来る。
 「外見てくれ誰か追って来てねーか?」
 懐から皮の財布を投げる。
 「出る時間が早過ぎたため、問屋はどこも閉まってる、しょーが
ねーから海を見ながら煙草すってたら眠くなってきてよ。こいつは
いけねーっていうんで、海で顔洗ってたら・・」

 「ぎんぎんタコかいな。」銭を数える。
 「こいつは運が向いてきたぜー」


 たけしの働くレコード屋
 「男が酔っ払って寝ちゃうんだよ。そんで起きるんだ。そんで女房
が嘘をつくんだよ。」虎児はやって来て竜二に話す。

 竜二は「その噺知ってるから。あいかわらずへたくそだね。」とい
い、ちびT(桐谷健太)も「あんたの噺じゃ泣ける気がしない」と冷た
い。


 “男が竜二で妻がメグミ”
 「ちょいと起きておくれよ。料理どうするんだい?」
 「50両入ったからいいだろ」
 「50両?知らないよ」
 「しまいには張り倒してやるから」
 「知らないって言ってるだろ。」
 「50両がねー」
 「夢でも見たのね。呆れたねー普段から商売もしないで、おまえさ
んお酒飲みたい、お金がほしいとばっかり考えてるから、そんな夢ば
っかり見るんだよ。」
 「それじゃあ何かい。財布を拾ったのは夢で酒を飲んだのは本当だ
って言うのか?」
 「そうだってよ。割りにあわねー夢だな」
 「金毘羅さんに今度こそお酒は立ちますって言うから、バチが当た
ったんだよ。」
 「すまねーこの通りだ。おまえに約束する。酒は止めて明日から稼
ぐから」

 男は好きな酒を止めて仕事にせいを出す。

 ちびTが噺の途中なのに手を叩く。
 「まだ終わってねー」竜二が言う。
 「半端じゃねー、竜ちゃんにそんな才能があったなんて。」ちびT
は絶賛する。


 ちびTに会いに来たのは、リサのことを話すためで、
 “ドラゴンソーダ”にやって来る。
 「彼女リサって言うけど、給料3ヶ月払ってねー。かねかねかねか
ねうるせー。そんな金欲しいんだったら、キャバクラとかヘルス行っ
たらいいじゃねーか。このブス。」そして、フォローのつもりで「そ
したら俺指名してやるよ」
 「冗談でも殺したくなる。ブスって言った回数」リサは手帳に今日
は何回とブスと言った回数をメモしていた。

 「お世話になりました。給料振り込んで下さい。今月中に払わなき
ゃ訴えますから。俺だって、ブスにブスとは言わないって。わりのい
いバイト見つけるって言って出て行った。今までの経験からすると、
無断欠勤するわ、レジの金、持ち出すわ。男出来ると見境が無くなる。
」ちびTも同意し、「どSの専門学校生」と二人で笑う。「やっぱ男
だ。男だったら給料払えねー」竜二は虎児に「それとなくさぐり入れ
て下さいよー」とお願いする。しかし虎児は「給料払やいいだろ。そ
んなに心配だったら、自分で聞きゃいいだろ。それとなく聞けたため
しがねーんだよ。」


 「兄貴」
 店の前で話していると、銀次郎が現れる。
 「よっ」
 竜二は銀次郎を睨みつける。

 銀次郎は“ドラゴンソーダ”の店内へ入って行く。「へー服屋やっ
てるんだぁ。俺は大学行ってる。儲かってる?落語家より儲かるか。」
店の椅子に座っていた虎児は銀次郎に命令する。「銀次郎何か買って
やれ。」「じゃあ何買おうかなぁ」物色して、店の中心に飾っていた
洋服全てをレジにもって行き、レジのところにあるライターも空ける。

 「おめーみてーな、ダサいヤツに着てもらいたくねー」竜二は怒っ
て店を出て行く。


 リサはバイトのちらしを見てる。そこへ電話が入る。
 「もしもし」「俺もうダメかもしれない。」「ジュンくんどうした
の?」「修理代に20万もかかるって言うんだよ」「リサも今・・」
「店のレジから盗ってくればいいじゃねーか」

 “ドラゴンソーダ”にリサがやって来る。
 レジを開けても金はない。「やっぱそうだよね〜」と思って床を見
たら、財布が…中を開けるとお札がいっぱい。。「まじでーー」


 虎児は借金の取り立てをしながら、その夫婦の前で“芝浜”の練習
をする。
 「酒を断って3年、お得意さんも借金を綺麗に返した。得意先を廻
って・・」ところどころつかえる虎児に夫婦は「読んだほうが早いと
思います」
 隣で、銀次郎がポケットに入れていたはずの財布を探す・・しかし、
ない。
 慌てて銀次郎はその家から出て行く。

 だんなが虎児に言う。「要するにこういう話しでしょ。夫が酒を止
めるために奥さんが一芝居うつ話。確かにいい話ですけど、現実はそ
う簡単には、、」隣に座る奥さんも「サラリーマンなんですこの人、
魚屋さんみたいに手に職がある人ならいいけど、」「3年後なんて想
像も出来ないよ。」


 どん兵衛の家で
 「あの話は現代人には通用しねーってこと、よーわかった。他のや
つ教えてくれ。」
 どん兵衛の隣には、どん太やどん吉他の兄弟子が座っている。

 「わたしの噺聞いてどう思った?」「泣いた笑った感動した」「あ
の噺のどこが一番おまえさんの胸にじーんと来たんだ?」「女房大明
神の辺りかなぁ」
 「じゃあ、あそこ以外はみんな捨てちゃいな。」「捨てるってなん
だ?」「あの噺を全部ちゃんとやるって、あんたにはまだその力はな
いんだ。一番ここを聞かせたいんだってところをね。サラリーマンだ
ろうが、なんだろうか、客はちゃんとわかってくれるよ。」「師匠、
あんた名監督だな。」


 小虎が高座で、
 「おまえの言うとおりだ。よくぞ騙してくれた。おかげで俺は目が
覚めて借金のない正月が遅れるからな〜女房大明神」「おがまなくて
いいよー。おまえさんはもうお酒に飲まれる人じゃないだろぉ」

 どうにかこうにか“さげ”まで行きそうになると、どこからか携帯
が…

 舞台の上の小虎がとる。竜二がそば屋の前から、「約束4:30だ
ろ」と、リサと待っているから来てくれるようにお願いする。
 そのそば屋は、小虎の高座を見ていた。

 「悪い悪い今度からマネーモードにしておくから」客席に向かって
小虎は言うが、興ざめしたと客は帰って行く。


 銀次郎は財布を落としたと交番に届ける。


 そば屋で、竜二と虎児はリサが男に騙されているから、普通にして
たら出会えると諭す。リサは素直に竜二の話を聞きお酒を飲む。

 酔いながら店を出て街を歩くリサは、財布を交番に届けようと思い
つき、交番の前まで来ると、交番から出ようとしていた銀次郎とぶつ
かる。リサは銀次郎に恋こごろがうまれる。


 屋台のおでん屋で、虎児と竜二は乾杯をする。「付き合わせて悪か
ったな」
 虎児は「ずっと言おうと思ってたんだけど、落語やれよおまえ。新
しい感じだし、テンポも早いし・・」「親父に頼まれたのか?俺が実
家に戻れば親父の借金返せるし。」「服って楽しいの?やりたくてや
ってるの?」竜二は「ヤクザに咄家なんか無理!」と怒る。虎児は屋
台を壊し、「あんたに俺の何がわかる。」と帰って行く。


 谷中邸に帰って来る。
 どん太に「ここはおまえん家であると共に、俺ん家でもある。」ど
ん兵衛は小虎と何かあったか直感し、「あの男はわたしの弟子だ。生
半可な気持ちで弟子入りしたいと言ったわけじゃない。」


 “ドラゴンソーダ”
 リサが昨日恋をしたと竜二に報告し、「かっこいい須賀ジャン、バ
イト辞めます。」


 組長宅へ呼ばれた虎児が行くと、銀次郎の腕に“M”と彫ってある。
相手はバスガイド・・


 「向かって右手に見えますのが風神。左手が・・」その左手を虎児
が掴まえる。「咄家さん…」バスガイドのメグミはひっぱられて行っ
てしまう。


 喫茶店よしこ
 メグミは、バスガイドになったいきさつを虎児に言う。そんなもの
には興味なく、銀次郎とメグミが知り合ったきっかけを聞く。「バス
ガイドでですね。」

 外に呼び出した銀次郎に「おまえと同じタトゥーを入れている男が
5・6人いる。おまえは新宿流星会の二代目だ。女に振りまわされる
な。女を振りまわす男になれ」と諭し、先に帰らせる。

 「おまえみたいな不思議な女、姉さんなんて呼べねーんだ。」「そ
れって束縛ですか?別にいいけど、今度いつ会ってくれます?何番教
えて、携帯」メグミは虎児を誘う。


 リサは荷物の整理をする。相手が幼なじみの銀次郎と知り、ほって
おけない竜二は「おまえさぁ、夢でも見たんじゃねーか?めちゃめち
ゃ酔っ払ってたじゃん。交番に届けたのは本当だ。」銀次郎からメー
ルも来ないので、竜二の言うとおり悪い夢でも見たと思って諦めよう
と、けなげに働き出す。


 小虎が高座に上がる。
 「えーお笑いを一席。
 反物屋の若旦那に竜という男がおりました。たちの悪い女郎のせい
で、胸にタトゥーを入れた男。ひょんなことから竜と気の合わない、
ヤクザもんの幼なじみに会ったわけで、仕事に身が入らなくなったわ
けで、


 竜二は紙袋いっぱいに洋服を入れて、銀次郎の家へ向かう。

 「全部もらってもいいって、言っただろ。」と銀次郎の前に服を出
す。着ている服を脱いだとき、胸にMのタトゥーを銀次郎が眼にする。
「袋の中に入っている封筒に10万入れて、後で店に持って来い」と
言って、竜二は帰って行く。


 ドラゴンソーダに銀次郎がやって来る。リサの顔をみて「そっか、
あんたここで働いていたんだ。昨日ここの店長にシャツとかトレーナ
ーとか買わされたんだけど」と“給料2月分”と書かれた封筒をリサ
に渡す。

 「アドレスもう一回教えてくんね?おまえ酔っ払ってたでしょ。全
然読めねー」


 そば屋で、リサに他の店で働くようにすすめようとするが、リサは
ドラゴンソーダで働きたいと言う。
 「店長のおかげで銀銀と付き合えたんだもん。それにあのとき騙さ
れていなかったら、わたしうざい女になったと思う。
 若旦那大明神ですよ。どんなに銀銀がいい男でも、嫌われたらもと
もこもないんだもん・・」「リサ飲もうか・・」
 リサは酒を口にしようとするが、「やっぱ辞めておきます。夢にな
っちゃいけませんので」


 「たいしたもんだよ、ヤクザ大明神!」客席から割れんばかりの拍
手。どん兵衛も裏で、銀次郎とリサも客席から見ている。

 演芸ホールから、リサと銀次郎は腕を組んで出て行く。借金の取り
立て先のリストラされた、だんなは先週から演芸ホールでお世話にな
っていると、働いている。


 喫茶店よしこで
 「じゃあこれ今月の分10万」どん兵衛は、確かにと万札を確認す
る。「どうも、ありがとうございました」と、虎児に10万を渡す。
「・・あんたの噺に出てくる反物屋の竜ってあれ…」「教えられねー
よ」


 ラブホテル街で竜二と虎児は顔をあわせる。「芝浜上手く行ったら
しいですね。リサから聞きました。すいません俺、何も知らなくて…」
困った顔をして何も言わない虎児に「じゃあ」と去ろうとする。
 すると、その後ろからメグミが「虎さん」と虎児に声をかける。竜
二の顔を見たメグミは「どっかでお会いしましたっけ?」と虎児の腕
に腕をからめる。


寸  評  今回は【芝浜】
 竜二と銀次郎が幼なじみとわかり、その銀次郎とリサが付き合うこ
とになるとは。虎児が昼と夜の顔を使い分けることが出来ています。
 竜二の才能も素直に認めるところがいいですね。

執 筆 者 田村()

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2. 編集後記
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 友達に眉毛の手入れをしてもらいました。
 自分では決して出来ない形になり、眉だけ素晴らしいです。デザインセンス
のある子は本当に羨ましいです。(田村)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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