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タイトル:Daily Drama Express 2005/04/10 あいくるしい (1)  2005/04/17


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/04/10 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル あいくるしい
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 真柴由美(原田美枝子)
 真柴徹生(竹中直人)
 真柴明示(杉浦直樹)
 真柴みちる(綾瀬はるか)
 真柴豪 (市原隼人)
 真柴幌 (神木隆之介)
 真柴唄 (松本梨菜)
脚  本 野島伸司
主題歌  『ベンのテーマ』Micheal Jackson

あらすじ  第1話「はじめて流した涙」

 山あいの町に暮らす真柴家は七人家族。タクシーの乗務員の父・徹
生(竹中直人)と母由美(原田美枝子)、長女みちる(綾瀬はるか)、
長男・豪(市原隼人)、二男・幌(神木隆之介)、二女・唄(松本莉
菜)、そして家族を支える祖父の明示(杉浦直樹)。ある日、由美が
入院する。

 幌が小学校の教室で「家族と将来の夢」について作文を読んでいる。
幌は1993年生まれ。生まれたときに泣かなかったので医者が何度もお
尻を叩いたが泣かなかったのだという。父は幌に障害が残らないよう
にと好きなお酒を断った。母はいつもニコニコ笑っている。幸せだか
ら笑うのだと言って入院したからも笑っている。姉のみちるはドジで
ドジしたことを引きずるタイプ。兄の豪はとにかく熱い性格で母の入
院費用は自分が払うとバイトのハシゴをしている。妹の唄は自分にと
っては不思議な存在。祖父の明示は天文台の管理人をしており、亡く
なった祖母は星になったので毎日天文台で会えると言うロマンチスト。
幌の作文には将来の夢がかかれておらず夢を質問される。幌は「世界
を救うこと」と答え笑われる。幌は生まれてから今まで泣いたことが
ない。

 2005年3月、みちるが一家の主婦代わりをしている。朝食前にトイ
レに入った徹生がトイレに大便が残ったまま流されていないのを激怒
して子どもたちに文句をつける。やったものは名乗り出ろというのだ
が誰も名乗り出ない。ねちねちと文句をつける徹生に豪がたまりかね
て言い返し二人は喧嘩になる。みちるは二人の喧嘩を早く止めさせた
くて「私でいいわよ」とつい言ってしまう。二人はみちるの顔を見て
納得し即座に喧嘩をやめる。みちるは「私じゃないわよ」と取り消す
が二人は聞いていない。

 スーパーで食材の買い物をした幌が店を出たときに万引きをした小
学4,5年ぐらいの少女坂巻奈々(志保)が店員に追いかけられて走っ
て出て来る。奈々は逃げる際に幌に盗んだタマネギの袋をパスする。
店員は奈々を取り逃がし店の前でタマネギの袋を持っていた幌を奈々
の仲間だと勘違いしてしまう。

 豪は石油スタンドでバイトしている。奈々が灯油缶を買いに来る。
幌と同じぐらいと見て親近感を覚えた豪が話しかけると「下心がある
んじゃないの?」と警戒される。

 床屋を営む花井芳夫(高橋克巳)と妻京子(高橋ひとみ)が、店の
外の通りを警官大伴一(ドランクドラゴン)と幌が歩いて行くのを不
思議そうに見つめる。芳夫は幌のことが気になり、二人の後を追って
真柴家について行く。

 真柴家。幌は万引きした罰で家の外で立たされて食事抜き。徹生と
幼馴染の芳夫と一は真柴家でカレーをご馳走になっている。徹生と一
は最近国道の向こうに出来たスナックのママが美人と評判なので気晴
らしに飲みに出かける。原沢篤(浅野和之)を途中で見かけて誘い
3人はスナックへ向かう。


 スナック夕鶴。美人のママは南雲夕子(桜井幸子)。店は繁盛して
いる様子で徹生と一と篤はカウンターで飲み始める。

 原沢家。篤の妻千秋(南果歩)がリビングで長女聖子(後藤果萌)
に化粧をしてあげると真っ赤な口紅を塗る。聖子は幌の同級生。千秋
は「男は見た目でしか判断しないの。女は心の中に魔性を持つの。何
度も変身できるように」と口紅を塗った聖子に話し掛ける。怖くなっ
た聖子はその場を立ち去り洗面台で顔を洗って化粧を落とす。
 リビングに一人残された千秋は「もううんざりだわ。こんな田舎」
と言って口紅を床に落とす。

 スナックでは千秋の夫・篤が千秋の不満の原因がわからず、妻の愚
痴を言いながら飲んでいる。

 真柴家。家の外で罰を受けていた幌を明示がもういいからと言って
中に入れてやる。母・由美が突然病院から帰って来て子どもたちは喜
ぶ。幌は自転車で父を迎えに行く。

 スナック。幌は父を迎えに行くが夕子から、引っ越してきたばかり
で友達のない息子愁(本郷奏多)の友達になってあげてと言われて、
母が帰ってきたことが言えずに2階の愁の部屋へ行く。部屋に来た幌
がゲーム機に興味を示すと愁は「ど田舎菌がうつる」と冷たい態度を
とる。

 店では愚痴を止めない篤に苛立っていた客の中川竜一(荻原聖人)
が「片田舎から出たことのないびくびくした臆病者。夢も希望もない
旦那じゃ、かみさんも愛想をつかす」と篤の態度に文句をつける。夕
子は喧嘩するなら外出してちょうだいと二人に言う。竜一は篤の右腕
をひねって動けなくして外へ出て行く。夕子は竜一に「ボトル入れて
おくから」と次の来店を誘う。商売熱心だなと言う竜一に夕子は生き
ていくためには仕方ないとにこやかに笑う。

 真柴家。徹生と幌が帰ってくる。徹生は家に入るなり「何やってる
んだ。病院に戻れ」と由美を叱る。由美の膝の上で座っていた唄は徹
生の声にびっくりして唄は激しく泣く。由美は切なそうに「はい」と
答える。由美は徹生のタクシーで病院へ帰って行く。

 残された子どもたちの心に由美の病気への不安が広がる。豪は「前
の手術成功したんじゃないのか?」とみちるを問い詰めるが、みちる
も病状は詳しく聞いていない。
 豪が「母さん死ぬのか」と言うのでみちるは「私だって知らないく
らいなの」と答える。答えたみちるは辛さに耐え兼ねて泣いてしまい、
豪は部屋に居たたまれなくなり出て行く。

 次の朝、竜一の部屋。竜一が目を覚ますと奈々がこぼした灯油を拭
いている。
 竜一は奈々に製材所から貰ってきた弁当を食べるように言うが奈々
は「あんたの世話にはならない」と拒む。竜一は民生委員に奈々が学
校に行けるように頼んだと話す。
 竜一に心を開かない奈々に竜一は「殺してやりたいか。火をつけて
出て行けばいい」とライターを渡すが、奈々は火をつけたら自分が捕
まるとライターを投げる。

 由美の入院する矢口病院の屋上。みちるが研修医で病院長の息子淳
一(小栗旬)に母の病状について質問している。淳一は病院長に聞い
ておくと答えて相談したいことがあったら僕に聞いてと携帯電話番号
のメモをみちるに渡す。淳一は「恋の相談でも」と冗談めかして言う
とみちるとそんな人はいないと照れながら出て行く。二人のやりとり
を研修医の瀬戸政希(田中幸太朗)が聞いていた。政希はみちるに母
は手遅れだって言ってあげればいいのにとクールな表情で言う。みち
るに気のある素振りの淳一に「田舎の女は性格はいいが、大変だぞ。
捨てる時にな」とみちるに深入りしないように釘を刺す。

 ガソリンスタンド。豪の誘導で都会から来たカップルの車が積んで
いたタイヤにぶつかった。車に乗っていた男性客がトイレの前に豪を
連れて行き田舎者と殴る。
 田舎者と言われた豪は客に東京から来たかと尋ねる。客はその問い
には答えないが、豪の頭の中に東京という考えが浮かんでくる。豪は
客を殴ってしまう。殴った後、(母を)東京の医者に見せればいいん
だ、そうすれば助かるとつぶやく。灯油を買いに来た奈々がトイレを
のぞくと殴られてのびている客が奈々を豪と間違えて持っていたお金
を渡す。奈々は豪にお金を渡そうとするが、母のことで頭が一杯の豪
は奈々に気がつかない。奈々は客をこらしめ金に興味を示さない様子
の豪をクールじゃないと羨望のまなざしで見つめる。

 スナックでは田舎暮らしに耐えられない愁が母の夕子に「いつまで
逃げなくちゃいけないの」と問い詰めている。

 天文台で機械のメンテナンスをしている明示を尋ねて幌がやって来
る。幌は母が死ぬかも知れないと兄弟が泣いていたのに、自分は泣か
なかった、自分が冷たい人間ではないかと怖くなってやって来たと明
示に話す。明示は幌は優しい子だ、人は心の中に木を持っている。そ
の木が幌は人よりも太いんだ。普通の人は悲しいことがあると木が折
れてしまうんだよ。幌の幹は簡単に折れない。嵐が来ると普通の人は
心の木が折れると何も考えられない。幌の木はそんな時でも考えられ
る。思いやることができる。誰よりも優しい。世界を救えるほどさと
話す。明示の話を聞いた幌はお父さんよりも?おじいちゃんよりも強
い?と聞く。明示が私は全然ダメさと言うが幌は明示のことが家族の
中で一番好きでいつも自分を支えてくれると言う。明示は幌に苦しか
ったらいいものを上げようと何かを手渡す。

 次の日の朝食。食卓で幌は急に立ち上がり学校で習った「四季のう
た」を歌い始める。家族を元気づけようとしている幌の気持ちが通じ
たのか幌につられて家族も一人ずつ立ち上がり歌を歌う。仕事から帰
って来て明示が玄関で家族の歌声を嬉しそうに聞いている。

 学校へ向かうバスの中で幌が泣いている。幌の手には明示から渡さ
れた目薬がある。「それはまだ本当の涙じゃありません。だけど、僕
もいつかポロポロと涙を流すときがくるかもしれません。僕はいつか
本当に涙を流すかもしれない。大きな僕の心の木が役目を終えて折れ
てしまい世界のすべての人を救い出した後には」


寸  評  真柴家以外にも登場人物が多くて、今回は真柴家の現在の様子と
登場人物の顔見せといった感じでした。田舎対東京という図式で今後
展開していくのでしょうか?
 東京から来た夕子や竜一、今の生活に不満足な千秋といった配役が
語にどのように絡んでくるのか?登場人物の心の中にいろいろな気持
ちの葛藤がありそうなのが垣間見えました。これだけ登場人物が多い
と、もう1つ別の連続ドラマができるような気がしてきます。

執 筆 者 たま(dorama_last@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 「離婚弁護士」のシリーズ1を再放送で見ました。前回は見逃してしまった
のですが、とても面白かったのだなと思いました。今回のシリーズは瀬戸朝香
が登場するそうですが、「大奥」に続いて女の戦いが見られるのかなと思うと
楽しみです。(たま)

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