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タイトル:Daily Drama Express 2005/03/16 87% (最終回)  2005/03/29


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/03/16 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 87%
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 小谷晶子(夏川結衣)
 黒木陽平(本木雅弘)
 宇月寅蔵(橋爪功)
 宇月薫 (酒井若菜)
 杉山紘一郎(古田新太)
 剣崎護 (渡辺いっけい)
 寺田弓子(杉田かおる)
 小谷蒼太(川口翔平)
脚  本 秦建日子

あらすじ  今日を生きる 明日を生きたい

 4年前に発見された百合の乳がんは、肝臓にも転移したステージIV
の段階で、手術自体、行うべきかどうか、非常に判断の難しい状態だ
った。しかし、百合は、陽平の手で手術をして欲しいと強く希望する。
 手術に対して後ろ向きだった病院側は、当時、正十郎(細川俊之)
の製薬会社と共同で研究開発中だった新しい麻酔薬を使用することを
条件に手術を許可した。 そして百合はその薬の使用を了承し、手術
はミスもなく順調に進んだ。
 ところが、極めて低い確率で起きる悪性高熱による合併症が起こり、
百合は急死してしまったのだった。
 善後策を考えた陽平、杉山、江梨子の3人は、医局長、正十郎と相
談の上、事故の隠蔽を謀ったのだった。

 記者たちに囲まれ、質問攻めにあっているところへ、晶子が駆けつ
けた。
 一度にいろんなことがありすぎて、混乱しながらも医師免許が剥奪
されはしないかと気になる晶子。
 晶子の体を気遣いながら医師でなくなれば、一緒にがんと闘えなく
なる・・・謝る陽平。
 医者でなくなっても一緒に闘って欲しい・・・そっとつぶやく晶子
・・・・

 医学会の会議では今回の騒動で陽平、杉山、江梨子の3人の医師免
許剥奪が妥当であると話し合われていた。
 その時、宇月医院長が話を止め、人間というのは本音とたてまえを
使い分けているものだ。
 うそが必要なときもある。今回彼等がしたことは、たてまえ上はし
てはいけない事だったかもしれない。
 でも私利私欲で動いたわけではなく、たくさんの患者を助ける事が
医師の仕事であると信じて一人でも多くの患者を救いたくてついた嘘
である。
 だから前途ある彼らの医師としての未来を考えて欲しいと説得した。


 会議後、陽平と江梨子は結果が気になって駆けつけていた。
 2年間の医業停止という結果に陽平は安堵し医院長に感謝した。
 だが江梨子は自分のせいで医院長にも迷惑がかかったのになぜそん
なに普通にしていられるのか・・・もっと自分を責めて欲しいと訴え
る。
 そんな江梨子に医院長は人に頼って楽になってはいけない・・・も
っと苦しみなさい。
 すぐに立ち直れないのはそれだけあなたが真剣に考えている証拠だ
・・・と叱咤激励するのだった。
 そして陽平も江梨子に出来れば医者を続けて欲しいと言う。

 宇月医院では、医院長の帰りを待っていた。薫たち看護婦一同で医
院長へ眼鏡を贈る。
 陽平が2年の医業停止ですんだ事を喜び、陽平が戻ってくるまでの
2年間を一人でがんばって欲しいとの気持ちからだった。
 笑顔が戻る薫たち・・・・

 友恵と正十郎は百合の墓へ、花を供えにやってきた。
 そこにはすでにきれいなゆりの花が供えられていた。
 「この子は幸せだったのかしら?」友恵が問いかける。
 「幸せだったさ・・・・確かに短い人生だったが、長さだけで決ま
るもんじゃない・・・」
 「あなた、ありがとう。」
 「なんだい、それ・・・」
 「ふふふ・・・とにかくありがとう。」見つめあい、微笑み会う二
人。

 晶子と三沢は杉山と陽平を見送る為、空港へ来ていた。
 2年間、カンボジアへ災害支援へ向かうことになったのだ。
 別れの挨拶をする二人・・・
 「いつも前向きに、ポジティブに・・・規則正しい生活をしてバラ
ンスの良い食事を取ること・・・」
 そう晶子に言う陽平。
 「黒木先生、たった2年です。私はこの先ずっと闘い続けるんです。
5年、10年・・・・だから戻ってきてください。2年たったら必ず
戻ってきてください。それまで待ってますから・・・・ちゃんと生き
て待ってますから・・・」
 「あたりまえです・・・・  行ってきます。」
 「いってらっしゃい・・・」


 季節は春から夏へと移り変わり、晶子はまた生保レディとして働い
ている。
 若い女性にがん保険を勧める。
 10年後には89万人の人ががんになるという予測がったている事
・・・今、一年に3万5千人の人が乳がんになっている、でも10年
後には4万8千人と確実に増えて行く事・・・・。
 もう珍しい病気ではないのだと説得する晶子。

 やがて秋が来て冬が来る。
 晶子は相変わらずセールスレディとして働きながら、3ヶ月に一度
の検査を受けている。
 宇月医院は相変わらずのんびりとしていた。
 三沢は手術を執刀するほどの腕を持つようになり、薫はその助手と
して手術に立ち会っていた。
 友恵と正十郎は、食事をしてる・・・そこには当然二人分の食事だ
けしか用意されていない・・・蒼太もたまに友恵に会いに遊びにやっ
てくる。
 そしてインフルエンザの予防接種会場で江梨子はひそかに医師を続
けていた・・・

 そして季節は巡り2度目の春・・・・
 蒼太は晴れて中学生になり、制服姿の蒼太を晶子は感慨深げに見つ
め話し出した。
 「中学生になったら言おうと思ってたんだけど、ずっと黙ってたん
だけど、お母さんね、実は・・・」
 「知ってたよ。でも知られたくないんだろうな・・・って思ったか
ら知らない振りしてたんだ。」


 検査の日、宇月医院へ行くと医院長はじめ、皆がおそろいで晶子を
待ち受けていた。
 「そうしたんですか?」
 「主治医の先生がお待ちです。」

 その言葉で気づく晶子。
 診察室に入るとそこには陽平が2年前と同じように座っていた。
 「おかえりなさい・・・」
 「ただいま・・・約束どおり帰ってきました。」
 「約束どおり生きていました。」
 「また一緒にがんばりましょう」
 「はい」
 お互いを見つめる二人・・・・


 〜〜〜〜〜〜〜〜私は決して忘れない・・・・
         病気になった時の不安と悲しみを・・・
         でも、病気になったからこそ気づいた事がある
         病気になったからこそ出会えた人がいる
         私はがんになったことを嘆くだけの人生を送りた
くない
         前向きに一歩ずつ歩いていきたい・・・
         未来は誰にも予測できないのだから・・・・〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜



                      完


寸  評  終わりましたね。私の予想はもっと早くから陽平と晶子の関係が
もっと密接で恋愛感情をもった関係で進んでいくものだと思っていた
ので、最後まで微妙な距離を保ったまま終わってしまったのは物足り
ない感はありましたが、このドラマは大切な事は何かを私達に訴える
為には、ラブストーリーは必要なかったのかもしれません。
 命の大切さを知り、前向きに生きることのつらさの中に希望が満ち
溢れている晶子の姿に、力をもらった気がします。

執 筆 者 タッキー(futagochan2525@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 最後の最後で配信が遅れてしまって、本当にごめんなさい。もう終息に向か
っているというのに、子ども達が次から次へと3人が順番にインフルエンザに
かかってしまい最後に私もダウンしてしまい最悪な日々でした。
 初めての執筆に悪戦苦闘しながら、何とか最後まで勤めることが出来ました。
 私のつたない文章を読んでくださった皆様本当にありがとうございました。
(タッキー)

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