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タイトル:Daily Drama Express 2005/03/02 87% (8)  2005/03/06


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/03/02 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 87%
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 小谷晶子(夏川結衣)
 黒木陽平(本木雅弘)
 宇月寅蔵(橋爪功)
 宇月薫 (酒井若菜)
 杉山紘一郎(古田新太)
 剣崎護 (渡辺いっけい)
 寺田弓子(杉田かおる)
 小谷蒼太(川口翔平)
脚  本 秦建日子

あらすじ  哀しすぎる現実・・・私は負けない

 解雇を言いわたされた晶子は剣崎に詰め寄る。子どもを抱えてどう
しろっていうのか。
 病気になった自分が悪いと言うのか・・・
 会社が決めた事と突っぱねるが、納得できない晶子。
 「今、仕事がなくなったら本当に、本当に困るんです。」
 「では、ご結婚なさったらどうですか?どなたかいらっしゃらない
んですか?そういう方・・・」
 「そういう人がいるんだったら私も苦労はしません。もう若くもな
い、子持ちの女を養ってくれる人がいるんだったら是非、連れてきて
くださいよ。所長。」
 申し訳なさそうな、困ったような顔をしながら退職に関する書類を
手渡す剣崎。

 翌日から晶子は心機一転就職活動をするつもりで、求人案内を見て
いた。
 弓子がやってきて、もう少しねばって署名を集めて思いとどまって
もらおうと言うがその気はない。
 もうすぐ35歳になる晶子にとって年齢制限もあることからゆっく
りはしていられないのである。
 事務関係を片っ端から受けてみると弓子に話す。
 いろいろな企業へ面接へ向かうが、子どもがいる事と前の勤め先を
やめた理由がネックでなかなか相手にされない。

 厳しさを感じながら家に戻りシャワーを浴びる晶子。
 頭を洗い髪に手を通したとき、大量の髪の毛が抜けていた。排水溝
にもかなりの髪の毛が溜まっていた。
 副作用の一つである症状だと気づきショックを受ける。

 次の日、早速カツラを買いに行った。
 蒼太には就職活動するのに面接官に短い方がやる気があるように見
えると思って・・・と誤魔化す。


 3回目の抗がん剤を投与される晶子。これを入れてあと2回、抗が
ん剤治療が終わると、次は聖和医大での放射線治療が待っている。
 どんどん食欲がなくなっていき、ダイエット中だと誤魔化す晶子。
 それでも仕事は探さなくてはならない。なのにどこからも同じ質問
をしては同じ理由で不採用だと言われてしまう。


 ある喫茶店に薫が江梨子を呼び出し4年前の事を聞きだそうとして
いた。
 相手にしない江梨子。
 「看護婦の中では医療ミスの隠ぺいだって噂している人もいるんで
すよ。江梨子さん・・・何があったか全部知っているんでしょ?」
 「知ってるよ。でも言わない・・・・あなた、看護婦でしょ?人の
過去を詮索するより、今、目の前にいるたくさんの患者の事を考える
のが先じゃないかしら・・・・?」そう言って席を立ち出て行った。
 そのやり取りを、近くの席で記者らしい怪しげな男が聞いていた。
 そっと、江梨子をつける。


 休日の公園で蒼太と陽平はサッカーをしていた。
 ベンチに座ってそれを眺める晶子。
 お弁当を広げて3人で仲良く食べる。
 「でも、いいんですか? せっかくの休みなのに、蒼太の相手で一
日がつぶれてしまって・・・。」
 「休みの日くらい息子と遊んでやれ・・・って母が繰り返し言うん
ですよ。
 ぼくも家にいると怒られるんです。」
 「やっぱり・・・その・・自分の孫だと?」
 「えぇ・・すみません。」
 「あの・・ちなみに私はなんて・・・?」
 「あの、ええと、家政婦さんって・・・・」
 「家政婦?ですか・・・」
 雑談をしているところに友恵が現れた。
 蒼太が行きたがっていた、サッカーフェスティバルのチケットが手
に入ったとうれしそうにチケットを手に蒼太を誘う。
 タクシーを待たせてあると言って、さっさと、蒼太と陽平を乗せて、
晶子には家の鍵を渡し、飼い猫に餌をやっておいてくれと頼み、行っ
てしまった。

 残された晶子は仕方なく黒木家へと向かい言われたとおり、猫に餌
をやる。
 広い家の中を見渡し、リビングに飾ってある亡くなった奥さんの写
真を眺めていると陽平が戻ってきた。

 二人は、公園で残ったお弁当を食べながら雑談を始める。
 「なんか変ですよね。こんな素敵なリビングで余り物のお弁当を食
べてるなんて・・・」
 話をしながら笑いながら食べる食事は陽平にとって久しぶりの楽し
い時間だった。
 いつもは3人で食事をしていてもそれぞれが違うことを考えていて、
食べた気も味もしなかった・・・と話す。
 「今日は楽しくておいしいです。」


 家に戻ると剣崎が玄関先で晶子の帰りを待っていた。
 仕事は見つかったのかと聞いてきた剣崎を冷たい態度で
 「もう所長には関係ありません。」そう言って、中へ入ろうとした
晶子に結婚を申し込んできた。
 以前から気に掛けていた事を話し、
 「自分は若くもないし出世の見込みもない、かっこもよくありませ
んが、あなたとお子さんを養うだけの甲斐性はあります。」
 そう言って、足早に去って行った。


 江梨子が飲み屋で酒を飲んでいる。注文していない酒が前に置かれ
る。
 見慣れない男からだった。それは先日喫茶店で薫との話を盗み聞き
していた男だった。


 陽平は家で一人、4年前の事を思い出していた。葬儀の後、父、正
十郎が自分自身に言い聞かせるように
 「仕方がなかったんだ。がんの発見が遅れたそれだけの事だ。」
 泣き続けている母、友恵はそうは思っていない。
 「家族一人助けられないで何が医者ですか!何が薬の開発ですか!」
そう言って二人を非難するのだった。


 晶子はサッカーフェスティバルに行って遅くなっている蒼太の帰り
を一人で待っていた。
 そこへ、弓子と真奈美が押しかけてきた。
 さっきプロポーズされた事を話すと、盛り上がる二人。
 恋人には向かないが堅実そうで結婚相手にはいいかも・・・と勝手
にその気になる弓子。
 その時、電話が鳴った。三沢からだった。
 たった今、静岡から電話があり、ひとみが亡くなったという知らせ
だった。
 驚く晶子。通夜が明日、いとなまれるらしく、
 「私の最後の演技を見てくれた人たちに見送って欲しい。」と言い
残して息を引き取ったそうだ。
 もし、参列するならみんなで行きましょう。宇月医院で待っていま
す。と言った。
 晶子は参列すると返事をして電話を切った。

 晶子の様子を気にして弓子が尋ねる。
 自分と同じ病気で入院中に仲良くなった高校生の女の子が死んだと
話す。
 一人になりたい晶子は二人に帰ってくれと頼む。心配しながらも二
人は出て行った。

 しばらく動く事も出来なかった晶子はおもむろに立ち上がり、部屋
中の片付け、掃除、ガスコンロを磨き始めた。
 無心で働いたがふと気づくとひとみの事を思いだしていた。手は止
まり、涙が止まらない晶子。
 思わず陽平に電話していた。
 突然電話して、とりとめもない話をするが、どうしようもない恐怖
感、脱力感というものが陽平に伝わる。
 「今から行きましょうか?そちらへ行きましょうか?」
 そう言って、陽平は晶子の家へと向かった。
 インターホンがなり、静かにドアを開け、陽平を中へ入れ
た・・・・

                      第9話へ


寸  評  剣崎がいきなりプロポーズしてきたのには驚きました。
 もう少し、そんな素振りを見せてくれても良かったのに・・・・
 唐突過ぎて「ありえない・・・」と思ってしまいました。だんだん
4年前の百合の死が明らかになろうとしています。
 事故だったのか、事件だったのか・・・。
 きっと、賛否両論な意見が出てくると思います。医学の進歩の為に
は仕方がないのか、人の命はもっと尊いものと思うべきなの
か・・・・。

執 筆 者 タッキー(futagochan2525@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 先日主人の誕生日でした。子ども達の誕生日も含めそれぞれの誕生日、結婚
記念日、クリスマスはみんなでお祝いする我が家です。主人の誕生日とクリス
マスは我が家で私が腕を振るって作ります。
 今年は、ネットでフォアグラを取り寄せ、フィレステーキを買い、メインデ
ッシュに、フォアグラステーキを作りました。これがもうすっごく美味しくて、
主人もとっても喜んでくれて高かったけど作ってよかった。って感じです。
(タッキー)

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