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タイトル:Daily Drama Express 2005/02/27 Mの悲劇 (7)  2005/03/06


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/02/27 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル Mの悲劇
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 安藤衛 (稲垣吾郎)
 相原美沙(長谷川京子)
 久保明 (佐々木蔵之介)
 島谷有紀(岡本綾)
 下柳晃一(成宮寛貴)
 中西瞳 (吉岡美穂)
 安藤愛子(浅見れいな)
 安藤礼子(吉行和子)
 島谷専務(伊武雅刀)
脚  本 橋本裕志

あらすじ  Chapter 7

 −− 復讐のために相原美沙(長谷川京子)は、ボクを監禁し、
500万円の借用書と辞表、遺書まで書かせようとした。
    その時ボクは、ただ美沙が心配だった。


 安藤衛(稲垣吾郎)はタクシーを降りると、痛む足を引きずって、
美沙を追い掛ける。
 埠頭に座り込む美沙。

 衛は、「美沙ー!」と叫ぶと駆け寄り、美沙をつかむ。
 「どうして!?」と美沙。
 「イヤなんだよ。君まで死ぬのなんて、イヤなんだよ」と衛。

 美沙は気を失い、衛が美沙の額に手をやると、すごい熱。


 美沙は病院で点滴を受けている。過労が原因。熱が下がれば問題な
い、と言われる。


 本社の正面玄関で立ち番し、出勤してくる社員1人1人に朝の挨拶
をしていた下柳晃一(成宮寛貴)。だが、久保明(佐々木蔵之介)は
無視する。

 明は衛からの電話を受ける。


 美沙に付添っていた衛は、美沙が目を覚ますと、今は心と体を休ま
せた方がいいと言って、飲み物を買いに行く。

 衛が母・安藤礼子(吉行和子)の病室を覗くと、看護師が、今礼子
は眠っている。もうすぐ退院日も決まるだろう、と言う。
 衛は眠っている礼子に、「よかったね、母さん」と声を掛ける。


 明は島谷専務(伊武雅刀)に、衛から死のうとした美沙を引き留め、
病院に付添っていると連絡があったと報告。
 島谷は、最悪の事態は避けられた。衛が戻ってきたら、サポートし
て欲しいと頼む。
 引き受ける明。

 明が出ていくと島谷は島谷有紀(岡本綾)に、衛とどうするのか聞
く。
 有紀は衛と一緒になる。島達もそれを望んでいるはずだと答える。

 島谷は、衛は、美沙の件が解決してからにするように言い、こんな
時だから支えたいという有紀と対立。


 自席に戻った明は、イライラとし、部下の高井真治(井澤健)に当
たる。


 衛が、美沙の寝ている所へ戻ると、美沙はおらず、『ご迷惑をおか
けして申し訳ありませんでした。安藤さんが心配しているようなこと
はもうしないつもりです。美沙』とのメモだけが残されていた。

 衛は病院の中を探し回る。


 その頃美沙は、昨夜の埠頭の突端まで行くが、そのまま途中まで戻
り、ポケットの中に入っている衛からのメッセージを読む。
 メモは美沙の力になりたいと結ばれていた。


 藪本は、カレーを(取り立て屋・尾崎雄介(大西滝次郎)に)ごち
そうになりながら、尾崎に、相原亘(柏原収史)の件には、ちょっと
した裏があると言って、ニヤリとする。


 自室へ戻った美沙はまた、衛の手紙を読む。そして、昨日写真立て
から取り出した写真を見る。


 衛は島谷に仕事をどうするか聞かれ、会社に残れるなら、もう少し
現場で自分を見つめ直したいと答える。
 島谷は、自分は衛をすぐに営業に戻してもいいと思ったが、衛がそ
う言うなら、それでいいだろうと答える。

 衛は、有紀との件も、もう少し見つめ直したいと言い、島谷も了解
する。

 島谷は、『香田美沙』の様子を聞く。
 自分で自分を責めている状態だと衛。
 それは心配だ、と島谷。


 美沙は『ひかりの家』へ行き、子供のころのことを思い出す。


 有紀は衛を、別れると言ったのは美沙のせいだろう、と責める。
 衛は自分のせいだと言うが、有紀は尚も、衛は美沙に遠慮している
のか?むしろおかしくなったのは美沙のせい。衛は悪くない、と言う。
 衛はまだ、自分には人を幸せにできるだけの力がない、と頭を下げ
る。

 有紀は一方的に、衛がそういうならいい。どうせ最初は父に言われ
て、衛と付き合った。衛も同じでしょ、わたしたちはこうなる運命だ
ったと言いつのり、去っていく。


 美沙がひかりの家を出ようとしたところに、ハイヤーが止まる。
 美沙が柱の陰に身を隠すと、ハイヤーから島谷が降りてくる。


 衛は明に、美沙と別れたという。
 明はこれで美沙の件も片付いた、と言うが、衛はまだ美沙が立ち直
るきっかけをつかまなければ、と言う。
 明は、衛は美沙にあれだけのことをされたのだから、もういいじゃ
ないかと言うが、衛は聞かない。


 美沙は尾崎に、自分名義の500万円の借用書を差しだし、衛の借
用書は破棄して貰う。
 尾崎は、一年前の事件.....と言いかけ、やめると、これで新しい
一歩になると言う。


 有紀は会社の島谷の部屋に入り、島谷の椅子に座る。そして机の上
に、美沙の調査票が載っているのに気付く。

 そこに島谷が戻ってくる。
 有紀がどこに言っていたか聞くと、「取引先」と答える島谷。


 有紀はひかりの家へ行って、美沙のことを調べていたのかと問う。
 島谷は、ちょっと調べただけと言い、有紀に仕事に戻るよう言う。
 有紀は島谷の部屋を出て行き、島谷は美沙の調査票に目を通す。


 衛が美沙のアパートのそばまで行くと、中西瞳(吉岡美穂)に会う。
 瞳は、「安藤さんも美沙のこと、好きになっちゃったんですね。あ
の子、男を誘うのが上手いから」と言う。
 衛は否定し、「おすしなこと、言わないでくれ」と言うと、そこを
立ち去る。


 警視庁城西警察署に衛が来る。
 美沙が出頭したからだ。

 取調室で、刑事の大川(佐藤二朗)と蒼井(奥田達生)から美沙は、
一千万円の窃盗や、安藤愛子(浅見れいな)の監禁は大きな罪になる
と告げられるが、衛が被害届を取り下げたことで、美沙は釈放される。


 警察署を出た美沙は、衛に頭を下げ、自分は罪を償いたいと思った。
お金も必ず返す、と言う。
 衛は、美沙は充分苦しんだ。それよりミサに連れて行って欲しいと
ころがあると言う。


 花束を手にした衛が、美沙に連れられてくる。
 そこには墓石があり、『香田雅之』、『香田舞子』、『相原亘』と
刻まれている。
 衛は花束を供えると、墓前に手を合わせる。「遅くなって済みませ
んでした。あの時は助けて頂いて、ありがとうございました。申し訳
ありませんでした」と言う。
 そして衛は立ち上がり、「ようやく亘さんに会えた」と言う。

 今度は美沙が「わたしは、亘がわたし1人を残して死んでしまった
ことに、どうしても耐えられなかったんです。その悲しみを自分1人
でどうしていいかわからなくて、あなたを恨むことで、そのつらさを
誤魔化そうとしたんです。ごめんなさい.....済みませんでした。も
う、安藤さんに会うことはないと思います」と涙を流して頭を下げ、
謝る。「さようなら」

 衛も深々と一礼し、立ち去る。


 下柳が立ち番をし、「お疲れ様です」と挨拶をしていると、藪本の
姿を見付ける。
 驚く下柳に同僚が、交代だという。
 下柳が再び顔を上げると、もう藪本の姿はない。


 衛が今までのことに一区切り付いたと報告。
 礼子は美沙も大変だったんだと同情した後、衛もいい顔になってき
たという。


 衛が帰宅すると、留守電にクレジット会社何社から、口座引き落と
しに関する問い合わせが入っていた。


 衛は常駐警備室へ行き、明日から出社すると挨拶。シフト表が渡さ
れる。


 城西署の大川刑事から衛に電話。怪文書の件は美沙が身に覚えが無
いと言っていた。会社にも衛を陥れようとしている人がいるようだか
ら気を付けるようにと、忠告する。


 明が高山に、企画書を作るのが遅い、と責めると、高山は開き直り、
自分は大切に扱わないといけない、と言い返す。


 美沙はひかりの家で、子供が犬に噛まれてしまったぬいぐるみを直
していた。
 シスターは、卒園以来連絡の取れない美沙を心配していた。今日は
顔を見られて嬉しいという。


 美沙は有紀に会い、謝る。
 有紀はここに美沙に会いに来たわけではない。島谷と美沙の関係を
知りたくて、ここに来たという。

 美沙は、島谷のことは知らない。自分もたまたま今日、ここに来た
だけと言う。


 衛は明に、怪文書の件は美沙じゃなかったという。
 明は、ライバル社のしわざかもしれない。衛は優秀だったので、妬
まれていたのだと言う。
 それとも、下柳のせいかも、と。美沙ともつながっていて、有紀を
追い掛けて、この会社に就職している、と言う。
 明は下柳を買っていたのではないのすと衛が問うと、人間、裏で何
を考えているのかわからない、と答える。


 衛がエントランスを歩いていると、下柳が声を掛け、「またよろし
くお願いします」と言い、その後、顔をこわばらせて何か言おうとす
るがやめ、「例の件、解決して良かったですね」と言う。


 衛の前に尾崎が現れ、破かれた借用書を衛に返す。
 衛は自分が帰す覚悟をしていたが、と言う。
 尾崎は、美沙が返したいと言っていたという。
 そして、一年前の事件に裏があるのを知っているか?と問う。藪本
が出所して、自分のところに転がり込んできた。衛は偶然藪本と肩が
ぶつかったと思っているが、本当は誰かに頼まれて、衛を襲った。藪
本は、その頼んだ人間を捜し出して、金を強請ろうとしている、と教
える。
 衛は、藪本の所在を聞く。


 美沙は街で藪本とすれ違い、ショックに、地面に膝をつく。


 衛は藪本を見付け、後をつける。


 美沙は海岸でバスを降りる。


 衛は藪本を追い掛けていたが、信号に引っかかり、見失う。
 だが、再び必死に探し、藪本を見付ける。


 美沙は松林を抜けて、再び香田家の墓のあるところまでやってくる。

 すると、墓前にぬかずく島谷。

 やがて島谷は立ち上がり、歩き始めた美沙と顔を合わせる。


 衛は、藪本のくわえたタバコに火を付ける下柳を見る。


寸  評  このドラマは、単なる美沙の復讐たんだけではなく、裏があると
いうのが、先週チラッと出ていましたが、いよいよ、カギを握ってい
るのが亘を刺した藪本だということが、今回、明らかになりました。
 最初から、あの取り立て屋はなんであんなに美沙に同情的なのだろ
うと不思議だったのですが、ハッキリとではないけど、亘の史に裏が
あることを知っていたからなのですね。

 また、明の謎が未だにわかりません。衛は全面的に信頼しています。
確かに親切な人のようにも見えます。
 でも、時々行動が怪しいです。
 今回の特に、人は心の中では何を思っているかわからないというあ
たり、明の本音が出てしまったのかと思います。
 あと、部下の高山との関係はなんでしょう。衛を追い落とすために
怪文書を作ったのが高山なのでしょうか?

 それと最大の不思議。
 衛は美沙にお金を取られ、手元には数千円しかなく、次の給料日を
待たなければならない状態だったはず。
 それが、なぜ急にタクシーにバンバン乗れるのでしょうか?それと
も、タクシーは全部カードで精算しているのでしょうか?
 カード会社から引き落とせないと言う連絡が来ましたけど、どうす
るのでしょう?島谷専務から貸して貰うのでしょうか?

 こう考えていったら、このドラマで最大の謎の人物は衛なのかもし
れませんね。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 春なのだか、まだ冬なのだか、よくわかりません。
 今、一番春らしいのが花粉症。その次が、晴れた日の日照時間の長さですね。
 一方、いつまでも寒いです。来月になったら、コートが要らないようになる
のでしょうか?

 今回のドラマは、『不機嫌なジーン』とか『H2』とか、いろいろな季節が
出てくるドラマがあります。冬以外のシーンで役者さんが薄着をしていたり、
水をかぶったりしていると、「寒いだろうなー」と人ごとながら心配になって
しまいます。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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