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タイトル:Daily Drama Express 2005/02/25 3年B組金八先生 (18)  2005/03/04


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/02/25 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 3年B組金八先生
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 坂本金八(武田鉄矢)
 坂本乙女(星野真里)
 坂本幸作(佐藤泰臣)
 花子先生(小西美帆)
 小林先生(黒川恭祐)
 遠藤先生(山崎銀之丞)
 和田教育長(長谷川哲夫)
原  作 小山内美江子
脚  本 清水有生

あらすじ  第18回 「しゅうに迫る悪魔の影」

 −− 思いがけぬ事件がわたしを待ちかまえていました。
    それはわたしの教師生活を揺さぶるほどの大事件でした。


 2月24日。


 −− 久しぶりにヤヨとタカシも出てきて、卒業を前に久しぶりに
3B全員が揃い、嬉しく思いました。手を焼かせた3Bですが、卒業
式を前にみんなの顔が輝いて見えました。
    その輝きを打ち消す出来事が突然襲ってきたのです。


 都立の発表まで後5日。

 坂本金八(武田鉄矢)は、クラス全員が揃ったことを喜ぶ。

 小塚崇史(鮎川太陽)は教卓の脇で、みんなに心配掛けたことを謝
る。そして、「ボクはあの時.....」と苦しみながら話そうとする。
 麻田玲子(福田沙紀)が立ち上がり、「もういいよ。謝ってくれた
んだから」と言い、みんなで拍手する。

 金八は丸山しゅう(八乙女光)を呼び、崇史を席に連れて行くよう
指示。
 みんな机をどけて道をつくり、崇史の椅子を後ろに片づけておく。
 席に着いた崇史は、しゅうと固い握手をする。


 しゅうは夜遅くまで、必死に受験勉強していた。

 丸山家の前に、サイレンを鳴らさず、赤色灯だけを点滅させたパト
カーが数台止まる。

 丸山家のチャイムが鳴る。
 しゅうの母・丸山光代(萩尾みどり)が出ると刑事が、しょうを覚
醒剤取締法違反で逮捕に来たと告げる。
 光代が必死に刑事を止める。
 しゅうは二階のベランダから飛び降り、逃げようとする。

 目の前に河合(甲本雅裕)が現れ、「お前の家にはまだ、シャブが
残ってたんだってな。それをちょっと頂いて、お前もシャブ中か。殺
すぞ」と言って、迫ってくる。


 冷や汗をかいて、しゅうは目覚める。
 徹夜で勉強中に寝てしまっていたらしい。
 すでに朝。

 光代はしゅうに、あまり無理をしないように言う。
 しゅうはまた怖い夢を見てしまったという。
 光代は、クスリは必ずやめられる。今は辛いかもしれないが、頑張
ろうという。
 光代が受験を金八に報告しようと言うと、しゅうは自分で言うとい
う。


 息子・幸作(佐野泰臣)は、仏壇に向かって祈り、埼玉大学教育学
部の受験へと向かう。

 金八は仏壇に忘れられた受験票に気付き、慌てて外に飛び出すと、
幸作に渡す。

 そこに、まだ早い時刻なのに、しゅうがやってくる。金八に話があ
る、と。

 金八は寒いから、としゅうを家に上げる。
 しゅうは緑山の二次を崇史と受けると報告。でも、レベルが高いの
で心配と付け加える。
 金八は、しゅうには崇史という強い味方がいる。彼についていけれ
ば大丈夫、と言う。
 そして、腕の傷を本田知美養護教諭(高畑淳子)が心配していた。
光代に虐待されているのではないか?と聞く。
 しゅうは、自分で眠気覚ましにやった。

 金八は、自分は急いで朝食を食べるので、一緒に登校しよう、と言
って、しゅうを居間のこたつに座らせ、自分はダイニングに座る。

 しゅうは、「殺すぞ、殺すぞ」という声を聞き、不安に立ち上がり、
キョロキョロする。
 娘の乙女(星野真里)が金八に、しゅうがおかしいという。
 しゅうはなんでもない、と慌てて否定。


 『幻覚・幻聴』
 「実際にないものを見たり、音を聞いたりする現象。よくある例と
して、実際にいない虫が見えるというのがある。麻薬中毒患者に多く
見られる現象である」


 3月1日。
 都立港東高校。
 狩野伸太郎(濱田岳)達が合格を喜ぶ。

 都立港南高校。
 姫野麻子(加藤みづき)は、やはりダメだった。


 3Bは合格者数が3Cを抜き、2位に躍り出た。
 金八は、麻子には力があるので、二次を頑張ろうと励ます。
 あと、崇史としゅうが二次試験を受ける。

 みんなの拍手を受けながら、しゅうはまた、「丸山、殺すぞ」とい
う幻聴を聞く。

 怖がっているしゅうに金八は、無理するなと言い、少し話をしよう
と言う。


 金八はしゅうに、少しおかしい。何があるのか話してくれ、と言う。
 しゅうは勉強がうまくいかなくて、あまり寝ていないから、と答え
る。
 金八は緑山でなくても、少しランクを下げればいくらでも高校はあ
る、と言うが、しゅうは崇史と同じ高校でなければ、意味がないと答
える。
 金八は、勉強がうまくいかないのなら、自分の家に来ればバッチリ
教えると誘う。
 しゅうは曖昧に笑う。


 帰宅途中のしゅうに、稲葉舞子(黒川智花)が声を掛ける。しゅう
の腕に注射痕を見てしまった、と。
 しゅうは点滴の痕だと誤魔化そうとするが、舞子は尚も覚醒剤につ
いて調べた。今日のも幻覚だろう、と言う。
 そして、「お願い、覚醒剤はやめて!廃人になっちゃう」と舞子は
言い、しゅうの腕を握る。

 しゅうは注射痕の上に貼ったテープをはがしてみせ、「もうやめた
んだ。母さんに手伝って貰って」と言う。
 安心した舞子は、「そう、よかった」と言う。
 しゅうは舞子の頬を伝う涙を人差し指で触り、舞子を抱きしめ、
「オレ、もうやめたんだ。高校へ行くから、もう誰にも言わないでく
れ。信じてくれ」と言う。
 舞子もしゅうの背に手を回す。


 しゅうが帰宅すると、崇史が来ていた。一緒に受験勉強しよう!と。
 光代は出かける。

 しゅうの勉強は進まない。
 崇史が一生懸命教える。
 でもしゅうは、「オレ、ダメみたいだ。崇史が一生懸命教えてくれ
てもわからないんだ」と言う。
 「大丈夫だよ、しゅうなら。一緒に高校行くんだろ」と崇史。

 崇史が帰る時間になり、しゅうは送る。


 夜、しゅうは金八の家の前で座って待っていた。
 そこに金八が帰ってきてしゅうを見て、びっくりする。

 しゅうは必死に金八に勉強を教えて欲しいという。
 金八はしゅうを家にあげようとする。

 しゅうは金八の肩に虫がついているのに気づき、教える。
 金八はしゅうにとってくれと頼む。

 手を伸ばしたしゅうは、自分の手を無数の虫が這うのを見て、びっ
くりして手を引っ込める。
 本当は、しゅうの手に虫は付いていない。

 しゅうは、「今日は帰ります」と言って、去ってしまう。


 金八が丸山家に電話するが、誰も出ない。

 その頃しゅうは、幻覚に怯えながらゲーセンをほっつき歩いていた。
 そこにいた不良高校生達が、しゅうの挙動の不審さに目を付け、自
分たちのアジトに連れ込む。

 乱雑に汚れた室内。
 不良はしゅうに覚醒剤の袋を見せる。
 目を輝かせるしゅう。

 他の不良がしゅうの鞄を漁り、学生証、受験参考書を見付ける。金
はほとんど無い。

 不良は、受験生なら覚醒剤で勉強バッチリ、と誘う。

 しゅうは光代や金八、崇史、舞子らの言葉を思い出し、踏みとどま
ろうとした。
 でも、高校に合格.....ということが頭をよぎり、思わず手を伸ば
す。


 登校途中、しゅうは舞子に声を掛けられると、逃げるように足を速
める。そして、板橋香奈(木野花)にぶつかり、板橋が手に持ってい
た書類が散る。
 舞子が拾うのを手伝う。


 職員室で、教頭の国井美代子(茅島成美)が、板橋を紹介する。三
月中は、校長の席に座っているが研修中の身だと前置きして、「板橋
『次期』校長」と紹介。

 板橋は、従来のカリキュラムに捕らわれない授業をやりたい。薬物
とか、性教育とか.....と挨拶。国井と対立する。


 無人の教室で、しゅうが、江口哲史(竹下恭平)の席を触っている。
 それを女生徒が見ていた。


 3Bの教室に戻ってきた哲史が参考書を買うために持っていた五千
円が無くなったと騒いでいる。
 そう言えば小村飛鳥(杉林沙織)の時も.....となる。
 小野孝太郎(竹内友哉)が五千円札を持っていたという生徒がいて、
哲史と揉める。
 揉めていたすぐそばの席のしゅうが、うるさい、眠いんだと文句を
言う。

 その時、目撃していた女生徒が、しゅうが哲史の席で何かやってい
たという。
 しゅうはふてた態度で、「返せばいいんだろ!」と哲史の額に、盗
んだ五千円札を押しつける。

 謝るように言うxxも、しゅうは突き飛ばす。

 しゅうは教室を飛び出す。
 やってきた金八もしゅうを追う。

 校庭で舞子がしゅうを捕まえ、「またやったの!?」と聞く。

 しゅうはやってきて男子生徒に連れられて、3Bの教室へ戻る。

 金八は舞子に、知っていることを話すよう強く迫る。
 舞子はしゅうはやめると約束した。注射痕もなかったのに.....と
悔しがる。


 そこに、千住東署の刑事達がやってくる。
 金八が用件を聞いても、職員室でとしか答えない。


 職員室で刑事達は国井に、昨日都内の高校生が覚醒剤取締法違反で
逮捕された。そして、桜中の生徒に売ったといっている。学生証を見
たが、名前までは確認できていないという。

 金八はそっと職員室を出る。それを本田が見る。


 金八は3Bの教室へ入ると、生徒を廊下に出させる。
 最後に教室を出た舞子は、廊下で泣きじゃくる。

 しゅうはみんなが出た痕も、1人机に突っ伏して寝ていた。
 金八が上半身を起こしても、起きない。
 金八はしゅうの腕の包帯を取り、注射痕を確かめる。
 注射痕は三つ。


 その頃職員室では、その生徒をどう特定するかで揉めていた。
 板橋は生徒の持ち物検査をというが、それでは他の生徒のショック
が大きい、と反論も上がる。

 そこに金八が戻ってくる。
 みんな、どこへ行っていたかと非難するが、金八は警察が捜してい
る生徒が、3Bの丸山しゅうだと報告。
 教職員にショックが走る.....


寸  評  遂にしゅうの覚醒剤中毒が公になってしまいましたね。
 刑法犯を出してしまってどうするのでしょうか。
 これでは、高校受験どころではないですね。

 始まりがナレーションで、どうしたのかな?と思ったのですが、こ
んな衝撃の結末だったとは。
 誰かも書いていましたが、金八が、つくづくと年取ったな、と思い
ます。対策が遅いですね。それに、前なら、もっと舞子の苦しみにも
目を向けてあげられると思うのですが。

 今回、しゅうの麻薬ネタと弥生のネタと両方出したのがまとまりを
悪くしているのでしょうか?
 でも、きっとしゅうの問題も片付き、崇史も緑山の二次に合格して、
涙の卒業式を迎えて終わるのでしょうね.....

 ところで、金八ともあろう番組で、幻覚・幻聴の説明文で、「〜た
り、〜たり」の副詞の呼応が無視されていました。残念です。正しい
日本語を使って欲しいです。金八は国語教師なのですから。
 このあらすじでは、『たり』を使わない表記に訂正してあります。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 最近、とっさに英語を使わなければならないことがあり、ちょっと大変です。
 外人との会議がいつあるとあらかじめわかっているとか、一日英語の会議だ
と、まだ、覚悟ができたり、その人の英語に慣れたりできます。でも、突然外
人さんの会議に呼ばれたり、電話会議に出たりすると、慣れる間も無くて、パ
ニックです。
 なんとかして、楽して英語ができるようにならないか.....そんな夢のよう
な方法が無いことを理性では知っていても、夢見てしまいます。
 もし今、中学生や高校生の自分に対してアドバイスできたら、もっと英語を
真剣に頑張ってね、と言いたいと思います。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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