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タイトル:Daily Drama Express 2005/02/04 3年B組金八先生 (15)  2005/02/09


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/02/04 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 3年B組金八先生
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 坂本金八(武田鉄矢)
 坂本乙女(星野真里)
 坂本幸作(佐藤泰臣)
 花子先生(小西美帆)
 小林先生(黒川恭祐)
 遠藤先生(山崎銀之丞)
 和田教育長(長谷川哲夫)
原  作 小山内美江子
脚  本 清水有生

あらすじ  第15回 給食費未払い3年の両親

 2月1日。都立推薦合格発表日。

 坂本金八(武田鉄矢)が、娘の乙女(星野真里)に丸山しゅう(八
乙女光)が弁当を残してしまったというと、乙女はサンドウィッチに
してみる、と言う。

 金八は、仏壇に向かってみんなが受かってくれるように祈る。

 坂本幸作(佐野泰臣)は、金八に教育学部を受験することにした。
教師は楽しそうだし、夏休みもあるし、と。
 教師はそんな甘いものじゃない、と金八は説教を始めるが、幸作は
金八のような教師になりたい。金八の背中を見て育ってきたから大丈
夫と言う。


 杉田祥恵(渡辺有菜)、田中奈穂佳(石田未来)、島健一郎(筒井
万央)が合格。


 給食の時間。
 食欲のないしゅうと健一郎。
 狩野伸太郎(濱田岳)が2人の分まで平らげようとする。
 でも、伸太郎は入学以来一度も給食費を払っていない。

 都立・私立の推薦には、三年生全員合格。
 金八は、小塚崇史(鮎川太陽)は、都立二次には間に合うだろう。
しゅうは就職すると報告。
 北先生(金田明夫)は、2人とも優秀なのにもったいない、と言う。

 そこに健一郎が倒れたという知らせが来る。
 本田知美養護教諭(高畑淳子)が診ると、軽い貧血。
 健一郎は給食を食べていない。
 いや、健一郎は自分は給食を食べちゃいけない、と言い出す。

 わけをさらに問いただすと、二月分の給食費が払えなかった。父親
は大工だが、作業中にケガをし、母親がパートに出たが風邪を引き、
今月はお金がない。

 伸太郎は、健一郎のために、『愛の給食費募金』と言うが、逆にみ
んなから、入学以来一度も給食費を払ったことのない伸太郎の方が、
責められる。
 飯島弥生(岩田さゆり)からも、給食費払え、と言われる。


 職員室で遠藤先生(山崎銀之丞)が、給食費の滞納が1千万を超え
る区、給食費不払いの父母に財産差し押さえを裁判所に訴えた区もあ
ると言う。


 伸太郎は、両親に給食費が欲しいと言うが、父親(田口浩正)は、
払っているという。税金で、と。人一倍税金を払っているのだから、
と。


 しゅうは、サンドウィッチでも、やはり食が進まない。
 気分転換に金八がマイクがない禁断症状と闘っている金丸博明(府
金重哉)の話をして笑うと、しゅうは笑えないと言う。


 伸太郎は不払い給食費の累計が約17万になっていることを知る。
 居間に行った伸太郎は、両親が出かけたことを聞くと、妹のアミ
(枚田菜々子)のお年玉を借りようと、いろいろ機嫌を取るが、逃げ
られる。


 夜、スウェットに着替えた金八は、しゅうに、今度リンゴをむこう
か?と言う。
 しゅうは素直に礼を言って、二階へ上がる。

 金八の携帯が鳴る。
 金八は着替えると大森(鈴木正幸)巡査と伸太郎の家に駆け付ける。
 伸太郎は、父親の高価な壺を持ち出していた。
 質屋に預けて、自分と健一郎の分の給食費を払おうとした。

 でも、息子が壺を持ち出したことを怒った父親が警察に通報したの
だ。息子でも、盗みは許せない、と。
 だから、金八と大森も伸太郎に付添う。

 伸太郎は金八に促されて、給食費を払うために壺を持ち出したとい
う。
 父親は、その件はもう片付いている。給食費は払わない。給食費を
払わないから食べないことが立派だと思っているバカが、世の中多い、
と父親は伸太郎を怒る。

 伸太郎は、給食費を払って貰えるまで、ハンストする、と言う。


 翌日の職員室で、給食費を払ってくれるのは嬉しいが、何も受験時
期に騒ぐことはない。ちゃんとケアしているのか、と教頭の国井美代
子(茅島成美)は、金八を責める。

 健一郎の方は、区から生活費を借りられることになり、一段落。


 伸太郎は欠席。
 給食の時間、健一郎は、伸太郎が自分も助けようとしてくれたのが
申し訳ない、と食が進まない。
 みんな、伸太郎を助けられないのか?と金八に言うが、金八はこれ
は伸太郎親子の問題。伸太郎が1人で乗り越えるしかない、と言う。


 帰りの掃除の時、健一郎は、やはり伸太郎のために何か力になれな
いだろうか、と言いだし、3Bの何人かも同調する。
 健一郎は、麻田玲子(福田沙紀)にも声を掛けるが、玲子は「1人
で乗り越えなければならないって、言われたでしょ」と断る。


 伸太郎はそっと居間へはいると、誰もいないのを確かめ、お菓子の
盗み食いをしようとする。
 だが、そこにアミが帰ってきて、今日の桜中の給食のメニューを言
う。
 「なんでそれ知ってるの?」と伸太郎。
 アミは外を指さす。

 家の前には金丸たちが来ていて、今日の給食のはんぺん揚げをかざ
す。
 伸太郎が出てくると、一緒に商店街へ行く。

 そこでは数名の3Bの生徒達が、伸太郎の両親の給食費未納を糾弾
するビラを配っていた。


 崇史の病室には、玲子と笠井淳(上森寛元)が来ていて、一緒に勉
強していた。
 そこに3Bの生徒が来て、崇史にも署名を求める。
 「玲子は書いたの?」と崇史に聞かれて、玲子は(書いていないが)
頷く。

 3Bの生徒達が集結している橋の上に、玲子や、受験の追い込みで
忙しいはずの江口哲史(竹下恭平)まで駆け付ける。3B全員集合。

 そして伸太郎の父親の工場へ行き、『未納給食費払え』の垂れ幕を
垂らす。

 それでも、給食費は払わないという伸太郎の父親と全面対決。


 舞子がしゅうの家を訪ねると、家の中でしゅうが倒れている。
 舞子は慌ててしゅうを助け起こす。そして、しゅうの腕の注射痕を
見てしまう。


 伸太郎の父親から金八に電話。「オタクのバカガキ共、どうにかし
てくれよ」と。

 伸太郎の父親は駆け付けてきた金八に、3Bの生徒達をどうにかす
るよう、言う。


 舞子が職員室に金八を訪ねてくるが、伸太郎の件で出かけた後だっ
た。


 どういうことか聞く金八に、自分たちがやろうと言い出した、と健
一郎。金八は伸太郎の問題だと言ったが、伸太郎の問題は3B全体の
問題、と言う。

 金八は、これは自分の問題、と言う。受験時期にこんなことをさせ
てと謝る。
 そして、これから国語の授業を行うので、是非授業参観して欲しい
と言う。

 『天網恢々疎にして漏らさず』
 どんな悪事もばれるもの。
 逆に不正をしなければ、天に向かって顔を上げられる。
 伸太郎の父親は、天に向かってビルを建てる仕事をしている。これ
はまさしく『足立区の地上の星』だと持ち上げ、みんなで『地上の星』
を歌う。

 遂に伸太郎の父親は、家に給食費を取りに来いと言う。

 家で伸太郎の父親は、金八に「釣りはいらねぇ」と言ってお金を渡
す。
 「そんな言い方ないだろう」と抗議する伸太郎に、「金、ドブに捨
てちまった」と伸太郎の父親。
 なぜなら、自分が一代でこれだけの会社を建てるのに、学校の勉強
は何の役にも立たなかったから、と。

 伸太郎は、学校で仲間を得られると反論。

 伸太郎の父親は、仲間なんてもろいもの。信じられるものは金と物、
と言う。

 伸太郎は父親のコレクションの壺をいくつか割り、物だってもろい、
と言う。

 伸太郎の父親は、伸太郎を殴り、2人は取っ組み合いの喧嘩。

 金八が怒鳴る。
 「子供は親の背中を見て育つ。壺見せてどうするんですか!子供は
自分の成長を見せる。親は子供の成長を楽しみにする。それが親子だ」
と金八は伸太郎の父親を説教。

 伸太郎が金八を送って外へ出る。
 伸太郎は正しい言葉遣いで、今度は喧嘩ではなく、父親と話し合っ
ていく、と言う。
 伸太郎の父親に言い過ぎたかな?と反省する金八に、伸太郎は、あ
んなのでも父親だから、と。
 金八がタメ口でなくて話せるようになったね、と言うと、照れる伸
太郎。


 舞子は、眠り続けるしゅうに毛布を掛けた。
 そして、覚醒剤に苦しむ人たちのサイトを読む.....

 目を覚ましたしゅうは、母・丸山光代(萩尾みどり)が冷蔵庫を開
けて微笑むのを見付けて、笑顔になる。


寸  評  今回のドラマはどうなんだろう、と思います。
 確かに、このドラマは下町らしいお節介さが売りですが、保護者の
給食費未払いを生徒達が糾弾するというのは、ちょっと行き過ぎの気
がします。いい悪いはありますが、保護者のポリシーの話であって、
学校との関係はあっても、生徒に糾弾させるというのは、ちょっとや
りすぎですね。

 税金、伸太郎の父親のいいぶんもわかる気もします。扶養家族がい
ないと、税金も保険料も年金も、かなり取られている気がします。
 今の子供達の贅沢な義務教育の環境を支えているかと思うと、もっ
とまじめに勉強して欲しいと思います。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 『みんな昔は子供だった』の登場人物達が気持ちいいのは、言葉遣いがいい
ことですね。特にアイ子。子供に対しても上から物を言うのではなく、きちん
と対等な人間として話をしています。それも、今はやりの、友達言葉、のよう
ないい加減なものではなく、子供も一個の人格と認めた上での正しい日本語だ
と思います。
 このような正しい日本語、子供の人格を認められる先生に増えて欲しいです。
(鈴木)

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