メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2005/02/02 87% (4)  2005/02/09


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/02/02 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 87%−私の5年生存率−
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 小谷晶子(夏川結衣)
 黒木陽平(本木雅弘)
 宇月寅蔵(橋爪功)
 宇月薫 (酒井若菜)
 杉山紘一郎(古田新太)
 剣崎護 (渡辺いっけい)
 寺田弓子(杉田かおる)
 小谷蒼太(川口翔平)
脚  本 秦建日子

あらすじ  「守れ命と同じくらい大切なもの」

 川上勇介の妻(高橋かおり)からの訴えを電話で聞き、宇月医院を
後にした晶子はそのまま会社に向かった。
 会社では会議室で剣崎(渡辺いっけい)が待っていた。

 「あの・・・ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。私あの
日うっかりしてて・・・」

 剣崎は晶子にコーヒーを差し出しおいしいか?と聞く。
 おいしいと答えると、
 「良かった。あなたにはまだ、このコーヒーを美味しいと感じるゆ
とりがある。確かにご自身の入院の事やそれにかかる費用の事で頭が
いっぱいだったんでしょう。しかし、今ここで本当のことを言っても
あなたはクビになるだけですし、あちらも保険がおりるわけではな
い。」

 そう言って、ちゃんと説明したと言う、覚書にサインするよう晶子
の前に差し出した。

 「私にうそを書けと言うんですか?」


 別の部屋で待たされていた川上の妻はいつまで待っても晶子が現れ
ないので、とうとう会社内を探し始めた。
 会議室にいるのを見つけるや否や、
 「小谷さん、本当のことを言ってください!あの日、あなた私に未
保障期間があるなんて話されませんでしたよね。主人の会社も不景気
で経営難なんです。家も抵当に入ってるし・・・それに二人めももう
すぐ生まれるのに・・・少しのお金でもうちにとっては死活問題なん
です。ちゃんと本当の事を話してください!」

 「小谷さんよーく考えて本当の事を思い出してください。ちゃんと
説明されたんですよねー?」
 畳み掛けるように話しかける剣崎。

 「私は・・・私は・・・・。」



 −競艇場−

 陽平が誰かを探している。
 そこには江梨子がいた。どうしても麻酔科の担当を江梨子に頼みた
い陽平は江梨子を探していた。
 晶子の様態を話す陽平の話をさえぎり、
 「そんなの、杉山先生(古田新太)にお願いすればいいじゃないで
すか。聖和医大ならいくらでも麻酔科はいるでしょう。」
 「江梨子がいいんだ。ぼくが知っている麻酔科医の中では君が一番
腕がいい。」
 「私は人殺しですよ。」
 「あれは事故だ。」
 「事故じゃない。人殺しです。私も杉山先生も黒木先生、あなた
も・・・。」

 「今はその話はやめよう。とにかくぼくは医者として一人の患者を
助けたい。それには君の力が必要なんだ。」
 「・・・・競艇は好きか、ってさっき聞きましたよね。好きですよ。
ばくちは負けてもお金がなくなるだけで、人の命はなくなりませんか
ら・・・」


 その頃、川上は妻を引き取りにきらきら生保へ向かっていた。
 晶子をにらみつける妻。
 川上は妻が迷惑をかけたと詫びて出て行った。

 剣崎は事なきを得て一つため息をついた後、晶子に退院したら一日
も早い復帰を願うと話し、部屋から出て行った。

 弓子と真奈美が晶子を気遣う
 「まったく、まいるよね。よく考えたらさー、契約から3ヶ月以内
に発見されたがんには、保険金は支払われませんってちゃんと契約書
に書いてるんだよね。ちゃんと読みもせずにサインして後で怒鳴り込
んでくるなんて・・・勝手だよね。」
 「晶子・・・・」
 「まあ、これで生保レディとしての経験値もアップしたのかな?こ
の歳での再就職なんて難しそうだし、今はここにしがみついとかない
と蒼太のサッカーの合宿代も払えないわけで・・・・なんて、蒼太を
言い訳に使ってみたりして・・・・こういう時ちょっと便利だよね、
シングルマザーって・・・最低だよね!・・・・私は最低だ!!」

 晶子は覚書にサインしていたのだった。

 川上は車で妻を送る途中離婚届を渡す。
 かなりの額の借金を背負う事になったので、生まれてくる子供も含
めて3人には迷惑をかけられない理由から一時しのぎの離婚だといい、
必ず病気のことも借金の事もすべてクリアして迎えに行くと約束する。


 宇月医院では突然飛び出した晶子を心配していた。
 そこへ、誰かが入ってくる。晶子だと思い出てみると、一人の女子
高生だった。
 薫(酒井若菜)が声をかける。
 「ひとみちゃん?」
 「聖和医大からこっちに入院する事にしたの。」
 「え?ここに?」
 「黒木先生は?」


 その黒木は江梨子を説得する為に働き先の食堂までついて行きしぶ
とく説得し続けていた。

 晶子は夕方宇月医院に戻ってきて遅れた検査を医院長にしてもらい
少し帰るのが遅くなる。
 夜、弓子と蒼太が二人で食事をしているところへ、琴音(川上の娘)
が電話してくる。
 二人はお互いサッカーの試合とバレエの発表会に行くという約束を
し、憎まれ口を利きながらも仲が良かったのだ。
 しかし、両親が離婚し家も抵当に入っている為バレエもやめ引っ越
す事になったと話す。
 驚く蒼太はいつ引っ越すのか聞くと明日の10時30分の新幹線だ
と言う。

 翌朝、晶子と弓子と蒼太で朝食をとっていた。
 生意気な口を利く蒼太を弓子が、
 「そんな口の利き方をするから女の子にふられちゃうんだよ。」と
話す。
 昨日女の子から電話があった事、今日急に引っ越す事になった事を
話す弓子。
 名前を聞いて晶子は驚き何時の電車かを蒼太から聞き出す。
 「女の子にお別れ言うぐらいなら私が連れてってあげるよ。晶子、
今日も検査でしょ?」
 「その女の子、川上さんのお嬢さんなのよ。だから私も行かな
きゃ!」
 宇月医院へ電話をし、検査の延長をお願いする。
 「急用が出来てどうしても東京駅に行かなきゃならないんです。」
と晶子。
 「検査より大事な用事ですか?」と陽平。
 「はい。検査より大事な用事です。」
 「・・・・はぁ、・・・命よりも大事な用事ですか?」
 「命より大事とはいえないけど、命と同じくらい大事な気がしま
す。」

 タクシーで東京駅に向かう晶子と弓子と蒼太。
 新幹線にぎりぎり間に合い川上親子に声をかける晶子。
 晶子は川上に自分を守る為だけに嘘をついたと真実を告げる。
 川上はわかっていた。しかし、事業が傾いていたのはずいぶん前か
らのことで、こうなる事は、時間の問題で、晶子のせいではないと話
す。
 「生きていればいい事ありますよね。」
 「あります!絶対に!!」

 妻と琴音を見送った川上は晶子に聖和医大で手術することになった
と話す。
 「入院前にもう一度あなたに会えて良かった。すっきりした気持ち
で手術にいどめます。」
 そう言って川上は去っていった。

 晶子たちも帰ろうと東京駅を出ると、陽平が現れた。
 「用事、無事に終わりました?」
 「はい。・・・・でも先生病院は?」
 「今日は患者が少なくて医院長先生にお願いして来ました。それに
今、あなたに無理をして欲しくないんです。もし、何か出来ることが
あるならお手伝いできないかな・・・と。」
 二人のやり取りを眺める弓子と蒼太。
 「変ですか?・・・・いや、自分でも病院を飛び出してからちょっ
と変かな?とは思ったんですが・・・」
 「変です。かなり。」
 「すみません。」
 「でも嬉しいです。」

 「では急ぎましょう今ならまだ検査に間に合います。」
 そう言って晶子の手をとり歩き出す。
 それを眺めながら蒼太が一言、「また黒木だよ。」
 笑いながら弓子と蒼太も後についていく。

                       第5話へ


寸  評  命と同じくらい大切な物、きっとそれは自分に嘘をつかないこと。
真実を川上に告げたことは、晶子にとって、検査より大事な事だった
んですよね。
 川上の妻に詰め寄られるシーンでは、晶子にとっても切実な問題を
代弁しているかのようで、だから尚、晶子は嘘をつかなければいけな
い自分を許せなかったんですよね。
 途中現れる女子高生はどのようにかかわってくるのか楽しみです。

執 筆 者 タッキー(futagochan2525@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 先日、遅ればせながら『ハウルの動く城』を2歳の息子と一緒に見に行きま
した。
 映画デビューの為少し興奮気味で「おっきなテレビだー。」と言っておりま
したが、比較的お行儀良く見る事が出来ました。私は宮崎駿の中では、アルプ
スの少女ハイジが大好きです。でもハウルはカッコよかったなぁ・・・(タッ
キー)

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