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タイトル:Daily Drama Express 2005/02/01 救命病棟24時 (4)  2005/02/06


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/02/01 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 救命病棟24時
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 進藤一生(江口洋介)
 小島楓 (松島菜々子)
 寺泉隼人(仲村トオル)
 黒木春正(香川照之)
 大友葉月(MEGUMI)
 佐倉亮太(大泉洋)
 河野純介(川岡大次郎)
 河野和也(小栗旬)
 磯部望 (京野ことみ)
脚  本 福田靖

あらすじ  第4話「あなたを探しに行きたい!」

 地震発生後3日目。東都中央病院高度救命救急センター玄関前で自
殺未遂女性小久保(井上真央)を研修医河野純介(川岡大次郎)が見
送っている。小久保は明るさを取り戻し「もう死のうなんて考えない」
と純介に言って退院して行く。

 ナースセンターでは地震後家に帰ってしまい母に諭されて戻ってき
た看護師大友葉月(MEGUMI)に、地震後も救命センターに残り
患者の対応に追われていた婦長須藤昌代(鷲尾真知子)や井坂千秋
(田村たがめ)たちは冷たい態度をとる。不眠不休のシフトで残留し
た者たちは気が立っている。進藤一生(江口洋介)は、救命センター
に残り小島楓(松島菜々子)を手伝うことになる。純介の弟で医大生
の和也(小栗旬)も残ってセンター内の雑用を手伝っている。

 医局。楓は婚約者加賀裕樹(石黒賢)が東記念病院に搬送されたと
いう携帯の留守番メッセージを聞く。すぐに搬送先の病院に電話する
が、病院はカルテが整理されておらずに加賀が入院しているかどうか
わからなかった。地震後家族の安否を心配して帰ってしまった日比谷
学(小市慢太郎)が医局に出勤してくる。純介は日比谷に反抗的な態
度をとる。進藤は楓に加賀の安否を自分の目で確かめて来いと助言す
るが、ICUでは7歳の木村省吾(広田亮平)が喘息発作を起こす。省吾
は両親の安否がわからない精神的な不安もあって楓でないと処置でき
ない。

 地震後に残って対応に当ったスタッフたちが疲労困ぱいしているこ
とを敏感に察知した進藤が医局長黒木春正(香川照之)にスタッフを
交替制にした方がよいと進言するが人手が足りないことを理由に却下
される。

 ICUでは省吾の傍らに代議士寺泉隼人(仲村トオル)の娘千尋(福
田麻由子)と千尋の通う小学校の養護教諭磯部望(京野ことみ)が付
き添っている。千尋と望は千尋の母香織(渡辺典子)が別の病院に搬
送された後も、救命センターに残っている。葉月が省吾の様子を見に
来る。葉月が望に家族に連絡しなくていいのかと問うが望の携帯は壊
れ、公衆電話は長蛇の列で連絡する方法がない。
 葉月が望に地震後家に戻ってしまったことでスタッフとの溝ができ
てしまったことを打ち明けている。望は仕方ないと慰める。葉月が看
護師になったのは、母が看護師だったから何となく選んだけだった。
家に帰り母から仕事を放棄したことをいさめられて救命センターに戻
ってきた。

 福岡県博多の中華料理店前では、磯部望の両親(渡辺哲と筒井真理
子)が望の安否が知れないことを心配している。父は車に野菜の箱を
積み込んで東京に出かけるようだ。

 ICUでは省吾がまた発作を起こす。看護師が楓を呼びに行くが、苦
しむ省吾を見過ごすことができない望が吸入器の横に置いてあったベ
ネトリンの瓶をあけて吸入器に入れ省吾に吸わせた。その様子を進藤
は2階から見ていた。進藤がICUに現れ省吾を診察し、望に礼を言うが、
望は気まずい表情をする。

 2階へ行く階段。望は省吾の処置を終えた進藤の後を追いかけ、自
分がしたことを皆に黙っていてほしいと口止めする。進藤は望に看護
師経験があることを見抜き手伝ってほしいと頼むが、望が自分は薬を
間違えて投与して患者を死なせてしまったことがあると告白する。望
は1週間に2ミリしか投与してはいけない薬を医師の指示通り毎日2ミ
リ投与して女子中学生を死なせてしまった。進藤は医師のミスで望の
ミスではないと言うが、望は現在も良心の呵責にさいなまれている。
望の話が終わると、楓が省吾の処置に向かおうとやって来る。進藤は
省吾の発作は問題ないことを教える。
 進藤は楓に「最愛の人のためなら一人の人間になってみてもいいん
じゃないのか」と言う。楓は進藤が植物状態の妻早紀を献身的に看病
していたことを思い出す。

 医局。進藤から勧められて加賀の元に出かけようとした楓に東記念
病院から電話が入る。加賀は病院に搬送されたが自分から出て行って
しまい行方が知れない。症状は上縦隔拡大。胸部大動脈損傷の恐れが
あり、いずれ動脈瘤が破れたら手術の必要がある。
 埼玉第2病院から電話がある。省吾の両親は地震で負傷し病院に搬
送されていた。
 怪我が治り次第省吾の元へ駆けつけるとの連絡だった。楓が省吾に
両親が無事であることを告げると省吾はようやく安心する。

 ナースセンターでは、千秋が婦長須藤に「いつまでこんな状態が続
くんですか」と苛立ちをぶつけている。

 寺泉が救援物資の缶詰を抱えて首相官邸から救命センターに4時間
かけて歩いてやって来る。千尋に缶詰をこっそり食べさせようと持っ
てきたのだが、千尋は隣のベットにいる矢島や矢島に付き添っている
北島(徳井優)に気前よくやってしまう。
 更に千尋は病院にいる人にも配ると言い出す。千尋の純粋無垢な願
いをこばむことのできない寺泉は作り笑顔で承諾する。

 救命センターの廊下で寺泉と秘書青木が残った缶詰を食べている。
苦労して運んだ食料はあっという間になくなり、妻香織を助けるため
に奔走したため寺泉に用意された閣僚ポストも不意になった。
 黒木が寺泉に救援物資を分けてくれた礼を述べる。病院内では患者
に食料をまわすことを優先させていたため、スタッフはずっと乾パン
しか食べていなかった。黒木は寺泉の行為に感激して握手しているが、
感極まって話しているうちに溜まっていた気持ちがつい愚痴になって
しまう。黒木は病院に救援物資が届かないので何とかしてほしいと頼
む。寺泉は自分の仕事ではないと言うのだが、避難所に運ばれている
であろう救援物資を自分が運んでくると約束する。
 寺泉が救援物資を運ぶという気持ちの裏には、避難所には避難民が
大勢つめかけており、マスコミも取材に来ているというも目算があっ
た。救援活動でうまく立ち回り、自分をアピールしようというつもり
らしい。

 初療室では、スタッフ同士の連携がうまくいかず、処置に支障が出
ている。日比谷と純介は患者の処置の方法で対立する。二人は口争い
になり、黒木にどちらの指示に従うのか須藤が意見を求めるが黒木は
即答しない。他の患者を診ていた進藤がたまりかねて「冷静になれ。
患者の顔を見てください」と一喝する。その声でスタッフが我にかえ
る。

 処置後、進藤は黒木に部外者が余計な口出しをしてすまないと謝る。
進藤は、水・食料・人手不足に悩まされる今の状態はまだ続くと言う。
黒木は「今こそ全員がみんなが一枚岩にならないと」と言うが、救命
センターは今までスタッフが一枚岩ではなかった様子。日比谷・純介
・千秋らが口々に不満を洩らす。
 進藤は、極限状態の中でも楓はきちんと対応していると言う。楓は
婚約者が重症でも駆けつけることもできなかった。婚約者は搬送先の
東記念病院に搬送されたが、病院からいなくなり行方がわからないと
いう事情を話す。楓は自分には患者を助ける仕事があるので大丈夫だ
と言う。楓の言葉はスタッフたちの胸を打つ。

 医局。進藤がスタッフの前で楓の私的な問題を持ち出して悪かった
と進藤が謝る。
 楓は皆が事情をわかってくれたので大分楽になったと言う。進藤が
楓に少し休んだ方がいいんじゃないかと優しく言う。そこへ路上で倒
れていたのを助けられた加賀が救命センターへ運ばれて来る。重体の
加賀を見て取り乱し泣いて呆然と立っている楓。

 進藤が加賀の処置にあたりながら楓に「お前が助けるんだ」と声を
かける。楓は冷静さを取り戻し開胸手術を行う。

 寺泉が避難所に向かう。避難所の中はなぜか閑散としている。純介
の父で河野病院院長の(平田満)と看護師河原崎美江子(深浦加奈子)
が患者の診察をしている。避難所には救援物資が届かないので、被災
者は出て行ったのだと言う。

 救命センター2階廊下では純介が弟和也に進藤は冷静で治療判断が
速くてかっこいいと言うが、和也は医局長黒木もかっこいいと言う。
和也は黒木が人の知らない所で頭を下げ苦慮しながら対応に当ってい
る姿をずっと見ていてそう感じたようだ。

 ナースセンター葉月に千秋が「さっきは助かったわ」声をかけてい
る。葉月が加賀を処置するのに使う輸血パックを即座に取りに走った
お礼を言ったのだ。婦長も葉月が戻ってきたことを喜んでいる。スタ
ッフたちは、最初は手をつけなかった葉月の差し入れのせんべいを食
べ始める。そこへ望が「私も手伝わせてください」と申し出る。望は
看護師の資格があることを告白する。

 ICUでは黒木が進藤にCT・MR・電子カルテも作動するようになった
ことを報告する。黒木は仮眠をとりたいので、進藤にその間ICUを見
ていてほしいと頼む。ICUの加賀のベットの傍らには楓が付き添い座
って眠っている。


寸  評  寺泉が必死で運んできた救援物資なのに親の心子知らずで千尋が
気前よく配ってしまうシーンは、思わず笑ってしまいました。仲村ト
オルもドラマのお笑い要員だったのでしょうか?

執 筆 者 たま(dorama_last@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 BS2で再放送している「とっておきの青春」では若い頃の唐沢寿明が脇役で
出ています。脇役といえば須藤理彩が主演していた朝のドラマ「天うらら」に
は仲間由紀恵が、「オードリー」には佐々木蔵之助が出ていました。再放送を
見る楽しみの1つは、こんな所にこんな役者が出演していたのかということで
すが、田宮二郎版「白い巨塔」のダイジェスト再放送を見ていたら関口弁護士
は児玉清、金井講師は清水章吾でした。端役で「ショムニ」の社長役の方(名
前を知りません)が出ていました。昭和53年の作品だそうですが、出演者のア
クが強いです。関係ないですれけど、仲間由紀恵と綾瀬はるか、須藤理彩と青
木はるかが何となく似ているのではと思うのは私だけでしょうか(ファンの方
ごめんなさい)。
 「鬼平犯科帳スペシャル」が放送されるので楽しみにしています。ドラマを
見て全巻読破しました。ただこのドラマの重要な脇役のうちの何人かがすでに
亡くなっているので残念です。同じ池波正太郎原作「剣客商売」は先に原作を
読んでしまったので、ドラマは見ていません。(たま)

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発行元:ドラマ研究会
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