メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2005/01/19 87% (2)  2005/01/22


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2005/01/19 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 87%−私の5年生存率−
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 小谷晶子(夏川結衣)
 黒木陽平(本木雅弘)
 宇月寅蔵(橋爪功)
 宇月薫 (酒井若菜)
 杉山紘一郎(古田新太)
 剣崎護 (渡辺いっけい)
 寺田弓子(杉田かおる)
 小谷蒼太(川口翔平)
脚  本 秦建日子

あらすじ 第二回 「負けない!乳がん手術への決意」

 肩を落として帰ってきた晶子を弓子が玄関先で出迎えてくれた。

 「もしかして心配してくれたの?大丈夫、大丈夫。乳がんって言っ
ても、ステージ1って言って初期のがんだからほぼ治るんだって。」

 「ほぼ?」

 「まだまだ小さいがんらしいから・・・」

 「まだまだ・・?」

 「そう。・・・だから医者なんか余裕かましてて、3番目に行った
医者なんかね、ベッド空いてないからもう少し待ちますか?って言う
し、2番目に行った医者なんか、個室オンリーだから、一日3万円だ
って言うし・・・」

 「病院なんてどこだっていいじゃん!!これからもあんたとは、最
下位争いしたいんだから・・・これ持って朝一で病院に行く事!!」

 弓子はそう言って、お金の入った封筒を晶子に手渡した。

 蒼太は先日の陽平からの電話のことを思い出していた。
 そこへ晶子が帰宅する。

 トイレの電球が切れたので、晶子が変えていると、蒼太が話しかけ
てきた。

 「そんなの、ふつう、男の仕事だろ?俺は全然かまわないよ。新し
い父ちゃん出来たらサッカーとか教えてもらったりするからさ・・・」

 「・・・蒼太、あんた、父さん欲しいの?」
 「欲しくないけど、母ちゃんが欲しいならいてもいいぞって言うか
・・・。俺に気を使わずに母ちゃんの好きにしろってこと。」

 「新しい父親・・・・」


 墓地・・・
 陽平は黒木家の墓前で、亡くなった百合に話しかけている。
 毎月、26日が百合の月命日で、病院を休んでここに来ている。
 帰る途中で、かつて、一緒に働いていた看護婦の江里子(相川七瀬)
と出会う。

 江里子は無視して、通り過ぎたあと、振り返り陽平に声をかけた。

 「まだ医者続けてるんですか?」

 「続けてる。」
 「へぇ、すごいですね。」

 「おれは君にも続けて欲しかった。」
 「私は忘れてませんから・・・。黒木先生のことも、杉山先生のこ
とも・・。私たち3人で百合さんを・・・・」

 そう言って去っていった。


 陽平に担当医になってもらいたいと思った晶子は、宇月医院にやっ
て来るが、陽平は休み。
 明日の予約を入れて、仕事に向かった。
 少しでも治療の足しになれば・・・と、今までご法度としていた、
蒼太のクラスメートの名簿を手に「背に腹は変えられない」と、勧誘
の電話をし始めた。


 弓子が幹事の合コンに晶子も参加することになった。
 その中の一人、河合に目をつけると、子供は好きか?など質問をし
て、気を持たせる。
 あっけに取られる、弓子と真奈美。

 その頃、陽平は自宅で杉山と話していた。
 学生の頃からの付き合いで、その頃からよく遊びに来ていた。
 父、正十郎とも顔見知りで、昔話に花が咲く。
 母、友恵が酒の支度をして食卓にやってきた。
 席に着く3人をよそに、「百合はコーヒーでいいわね。」
 と、いつもの席にコーヒーを置く。
 その姿を見てこわばる杉山・・・。


 合コンで飲みすぎた弓子を、一人ではつれて帰れないので、河合に
手伝ってもらい、家まで送ってもらう。
 弓子を部屋へ運び、お礼を言う晶子。
 ・・・と、突然後ろから河合が抱きついてきた。そして手が胸を触
ったとたん突き飛ばす。

 「そっちにその気があると思ったからついてきてやったのに!!家
まで送れってことはイコールそういうことでしょ?ちょっと胸触った
ぐらいで、中学生じゃあるまいし・・減るもんでもないし・・・しら
けるんだよ。」

 傷つき、怒った晶子は、乳がんであること、もうすぐ手術したらこ
の胸がなくなることを話し、こんな胸最後の記念にいくらでも触らせ
てやるから、保険の契約をしてくれ・・・と迫る。
 そんな晶子を振り切り、河合は部屋から出て行った。

 「私ってば、何やってんだか・・・」と、座り込む。


 翌日、晶子は宇月医院へ向かう。

 診察室に入り、陽平と向かい合い、
 「先日は失礼しました。」と、この間、いきなり帰ったことをわび
る。
 「こちらこそ」と陽平。

 「あの・・・手術してください。私は黒木先生に手術して欲しいと
思いました。私、あれからいろいろ考えました。口のうまい人は信用
できないし、一見親切でやさしい人だって、中身までそうだとは限ら
ないし、ほぼ治るとか、まだまだ小さいとか、そういう気休め言う人
に自分の命預けるのは怖いし・・・黒木先生だけでした。私の今の現
状に真正面から向き合ってくれたのは・・・」

 だが、答えは手術できないとの事だった。
 理由は、手術できる設備ではないこと。最後にした手術から4年が
たっていること。そして、聖和医大の杉山を尋ねるように紹介状を渡
そうとするが、晶子は思いもよらぬ返答に、困惑しながら、手術して
くれないのなら、病院は自分で探す、手術できない外科医なんて意味
がないと、陽平をなじり、病院をあとにする。

 そんな時、蒼太の同級生の母親から保険のことで連絡が入る。
 すぐに家に向かう晶子。
 母親がもうすぐ出産予定の妊婦で、家族も増えるので、今のうちに
がん保険に入っておくと父親が言ってきたらしい。
 親戚にもがんの人はいないから、大丈夫なのに・・・と言う母親に
晶子は説明する。

 「がんになりやすい、なりにくいは遺伝とは関係ないことが多く、
すべての人のDNAの中に発ガン遺伝子というのは組み込まれている
らしいんです。だから、誰にでも同じだけのリスクが存在しているん
です。」
 と、陽平に聞いた話を思い出しながら説明した。


 契約は進み、印鑑を捺印して終了となる。
 母親は、「これで、万が一主人ががんになっても保障していただけ
るんですね。」

 そう言って、捺印する傍らに注意事項が映る。

 『がんに関する保障の支払い開始は、契約日から3ヶ月経過した翌
日からとなる』



 晶子が帰宅すると、蒼太が見かけないお菓子を食べている。
 問いただすと、どうも河合が先日の事はなかったことして欲しいと、
菓子折りを持って謝りに来たらしい。
 そこへ、インターホンが鳴る。
 また、河合がやってきたのかと、玄関を開けるとそこには陽平が立
っていた。

 驚いた晶子を見ながら陽平は話を切り出した。

 「医師によってはステージ1というのは簡単な手術だと言う人もい
ます。病院によってはキャリア2、3年の若い医師の勉強に丁度いい
と考えるところも・・・でも私はそうは思わない。命は一人に一つし
かな以上、ベストな設備、ベストな人材がいる所を慎重に選ぶべきで
す。そしてそれについては、あなたより、私の方がはるかに詳しい。
突然変異を起こした一つの細胞が1cmに増殖するのに10年かかる
と言われている。ですが、1cmが10cmになるのにはたった・・
・・」

 そこまで話して、中に蒼太がいることを知り話を止める。
 そのまま紹介状を置いて帰る陽平。

 以前、電話をかけてきたのが今の男だと知った蒼太は、その事を晶
子に話す。
 追いかける晶子。
 近くを走りながら陽平を探す。
 雨が降り出し、それでも探しているとようやく見つけ、声をかける。

 「先生、息子から聞きました。わざわざ家にまで電話してきたなん
て・・・それなのに、昼間あんなひどい事を言って・・・」

 雨にぬれた晶子に上着を着せながら、
 「人が乳がんで死ぬのだけは見たくない、ただそれだけです。別に
やさしさとか、そういうのじゃない。もしも、死ぬんだったら、他の
理由で死んでください。」

 雨の中を陽平をただ見つめるだけの晶子

                     第3話へ


寸  評  陽平は手術を引き受けてくれるのでしょうか?
 これから、どうやって恋愛感情へと進んでいくんでしょうね。
 医学的なことと、保険の専門的なことが増えてきて困りまし
た・・・
 なんだか、新しくがん保険に入ってもらった、夫婦と人波乱
ありそうですね。
 ちなみに、母親役が高橋かおり、父親役が今井雅之です。

執 筆 者 タッキー(futagochan2525@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今回のドラマはこの87%と、救命24時の二つだけしか見ていませんが、
さすが第3弾、スケールが大きくてびっくりしました。
 久しぶりにのめり込んでしまいました。
 震災をテーマに被災した人々、その中で苦渋の選択を強いられる救命医師た
ちの壮絶なドラマが繰り広げられて、あっという間の一時間でした。
 私も十年前阪神大震災を経験しているので、人事ではなく、今後の起こるか
もしれない天災の教訓になるようなそんなドラマに仕上がってほしいと思いま
す。(タッキー)

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