メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2004/09/17 ああ探偵事務所 (最終回)  2004/12/27


===================================================== 発行部数   19 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/09/17 (Fri) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 金曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル ああ探偵事務所
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 妻木  (永井大)
 井上涼子(酒井若菜)
 森野泉 (辺見えみり)
 松本康介(東幹久)
 藤島薫 (川島なお美)
脚  本 高山直也他

あらすじ  最終回「さよならの推理!Hラジオの媚薬」

 深夜の公園で、中年サラリーマンの死体。背広の襟には、『D』マ
ークの社章。
 丸山マリモ(杉本彩)は、ある日、ジョギング中の公園で不審な人
物に遭遇する。

 DJ・マリモの深夜ラジオ『チューリップナイト』。電話コーナー
に悪戯電話がかかってくる。
 マリモは、元アイドルで、現在はセクシー路線で多方面で活躍中。


 松本康介(東幹久)が井上涼子(酒井若菜)を呼び出し。「オレの
みそ汁を作って下さい」と言う。
 「いいですよ」と涼子。
 喜ぶ松本に、いつも探偵さんのお弁当も作っているから、警察に届
けてもいいけど、と涼子。

 松本は、婚約指輪を差しだし、一緒になって欲しいという。
 とまどう涼子に、「もしかして、あのヘボ探偵と!?」と焦る松本。
 答えない涼子に、「まさかね.....オレは全力で涼子さんを守りま
す」と松本。


 妻木(永井大)は、家賃として払うはずだったお金で、着物を買っ
てしまう。
 藤島薫 (川島なお美)は、今度こんなことをしたら、コスプレグ
ッズごとたたき出す、と言う。

 涼子は妻木に、結婚してもこんなことを続けるのか聞く。
 妻木は、探偵にとって変装は必要なこと。推理をするためには、女
房子供を泣かせてもいいと言い、涼子をあきれさせる。

 そこに森野泉(辺見えみり)が仕事を持ってくる。
 マリモが脅迫されている件。依頼者は芸能プロダクション社長・植
村(斉藤暁)で、支払いはばっちり。


 妻木達が会いに行くと、マリモは脅迫されている。脅迫状が送られ、
ストーキング行為を受けている、と。


 マリモは商店街のイベントに出演。
 妻木はおばさんに変装して、警備。

 ファンとの握手会をしているマリモには、妻木もファンに化けて警
備、等々。


 マリモは、自宅マンションに入ろうとして、襲われる。
 だが、危機一髪、車のヘッドライトに驚いた犯人は、逃げていく。


 妻木は、自分が撮った写真の中に犯人がいないかと、プラカード持
ちのスケさん(スケアクロウ(阿南健治))に調べて貰うが、いない。

 でも、どの写真にも写っているサラリーマン風の男。襟に『D』の
社章。広告代理店・電王堂の社員だった。


 サラリーマンに化けた妻木は、社員食堂に潜り込む。
 隣では、只野仁(高橋克典)が、うどんを食べている。
 只野は妻木に、なぜ隣のテーブルの様子をうかがっているのか聞く。
 妻木はその男に見覚えがあってと言い、只野から、彼が井波と言う
名であることを聞き出す。

 妻木は、只野は一見、さえないふりをしているが、鍛え上げられた
肉体、絶えず周囲を伺う、度の入っていない伊達めがね。
 ということは、ショーパブで踊るプロのダンサー.....と、くだら
ない推理をしているうちに、井波はいなくなってしまう。

 慌てて井波を捜す妻木。

 すると、井波の部下が殺されていて、松本と曽根慎太郎(金児憲史)
が聞き込みをしている。
 彼らと会った妻木は、いつもと同じように言い争いをする。
 だが、松本は、涼子を巻き込まない限りは妻木の好きにしてもいい
と言い出す。


 松本にプロポーズされたと悩む涼子に泉は、要は涼子が松本を好き
かどうかだと言う。
 でも、妻木に期待してもダメ。探偵することだけに全てを賭けてい
て、友達にはなれても、結婚はできない。そう知っていても未練たら
たらで探偵続けているバカな女もいるけど.....要するに、大切なの
は涼子自身がどうしたいということだとアドバイス。


 妻木はスケさんから、井波の情報を入手。
 井波はこのあたりの飲屋街なら金遣いが荒いことで有名。でもその
金は会社の金を横領しているらしく、近々会社の特捜部隊が動く始め
るらしい、と言う。


 妻木は、マリモに井波を知っているか聞く。
 マリモが思い出す。2週間前の夜、ジョギングをしていて、夜の公
園でぶつかってきた男。あの、本田が殺された夜だ。

 ということは、殺人現場を見られたと思った井波は、マリモをつけ
ねらっていたということか。


 ホステスと遊んでいる井波を、男装した泉が尾行。
 だが、客引きに声を掛けられているうちに、見失ってしまう。


 妻木と涼子は、マリモの放送に付き合う。
 まりもは、「今夜はどんな服?」という投書の質問に対して、とっ
さに、涼子の服装を答える。

 マリモの番組中、涼子が妻木に、大事な話があると言い、妻木も大
事な話があるから、仕事が終わったら事務所で待っていて欲しいとい
う。


 「チューリップナイト」が終わり、妻木はマリモを車で送ることに
する。
 涼子は一足先に、自転車で事務所に戻ることになるが、途中で襲わ
れる。


 松本と曽根は、本田殺しの時、公園をジョギングしていた男から、
マリモもそこにいたことを聞き出し、マリモに話を聞こうとラジオ局
に来ていた。
 ラジオ局に入ろうとした時、涼子の悲鳴を聞く。

 涼子を襲った犯人は、彼女がマリモではなかったことに気付く。

 そこに犯人の腕を押さえた男。あの只野だった。

 只野は、松本や曽根に名前を聞かれても、「ただの通りすがりの者
です」と渋く答えると、背を向けていった。

 松本達が只野に倒された男の顔を見ると、井波!!


 妻木が慌てて病院に駆け込むと、泉が涼子は肩の骨に日々が入った
だけで命に別状が無いと伝える。

 しかし、松本は病室から飛び出してきて妻木に、「貴様、どういう
つもりだ!女1人守れなくて!!」と言うと殴りかかる。
 曽根が慌てて止める。

 泉が妻木に、松本が怒るのは当然。松本は涼子にプロポーズしてい
たのだから、と言う。

 涼子は見舞いに来た妻木に、助手失格と謝る。
 妻木も、マリモが涼子の服装をラジオで自分の服装として言ったの
だから、襲われることを予見すべきだったと反省する。
 涼子はもっと頑張って、妻木にふさわしい助手になりたいという。

 だが妻木は、「ああ探偵事務所」は閉店だという。ロンドンの探偵
学校から、手伝ってくれと頼まれていて、迷っていたが、やっと行く
ことを決めたという。
 涼子は、自分が失敗したからかと聞くが、妻木はもっと早く打ち明
けるべきだったと答える。

 病室から出てきた妻木に、薫が、やっといい助手に育ったのに.....
でも、シャーロックホームズに憧れて探偵になったんだからね.....
と理解を示す。

 涼子は妻木に、妻木のワトソンになって欲しいと頼まれた時のこと
を思い出していた。


 妻木はさくら(牛尾田恭代)に、牛丼カレーを出され、別々の方が
好きだという。


 涼子が退院のための精算をしていると、隣の窓口では酔ってけがし
た男が労災の申請をしようと粘っていて、「便乗するなんて、虫が良
すぎますよ」と係の人からいわれていた。それを聞いて涼子はひらめ
く。

 涼子がマリモの部屋を訪ねると、ドアが開いている。
 リビングのソファーに横になっているマリモ。
 涼子が近づくと.....


 妻木は泉に手伝った貰って、事務所を片づけていた。
 だが、手を滑らせて愛用のカップを割ってしまう。
 その時、松本から電話。涼子がそちらに行っていないかとの用件だ
った。
 だが、事務所にはいない。


 泉にマリモの所属する芸能プロから電話。

 泉が妻木と一緒に駆け付けると、今夜のチューリップナイトのため
にマリモを迎えに行ったら、
 「しばらく旅に出ます。捜さないで下さい。マリモ」
 とすれた文字で書かれた置き手紙が残されていた。

 折角ストーカーも掴まったのに.....と社長の植村は頭を抱えてい
る。
 本番まであと6時間。それまでに捜し出してくれと妻木に頼む。


 妻木がマリモの部屋を見る。

 事務所で妻木は泉に説明。
 マリモが旅に出たのなら、スーツケースや着替えを持っていってい
るはずなのに、そうは見えない。
 それに、ギプスに使われた石膏の破片も落ちている。
 マリモと涼子は一緒にさらわれたのだ。

 そこに薫が妻木にゴミの収集日を守るようにいいに来る。今月から
曜日が変わったので、メモを渡しただろうと。
 妻木が思い出してポケットからメモを取り出すと、字がすれている。

 薫は右手を突き指してしまい、左手で書いたからという。
 妻木はひらめく。

 妻木は泉と薫と一緒に歩きながら、『牛丼カレー』という。
 則ち、脅迫とストーカーとは別物と説明。

 妻木は植村に電話。ラジオを付けるようにいう。
 マリモのチューリップナイトが始まっている。
 「間に合った!」と万歳をする植村。
 事務所の奥では、左利きのマリモのマネージャーの塚田が字を書い
ている。

 だが、塚田が倉庫に赴くと、そこにはマリモと涼子が監禁されてい
た。

 塚田の後ろから妻木が現れる。
 あの放送は、塚田に2人の監禁場所まで案内させるためのおとり。

 放送では薫がしゃべり、それをコンピュータ処理でマリモの声にし
ていた。

 塚田は、マリモのアイドル時代から手紙の代筆をしていて、マリモ
の字と思わせる自信があった。だが、左利きのため、字を書く時に手
でインクをこすってにじんでしまった。そして、塚田のワイシャツの
左袖口には黒インクの染み。

 脅迫状を送ったのは、マリモを愛していたから。
 深夜番組でアラレもないことを言っているマリモに耐えられず、ス
トーカー事件に便乗して、チューリップナイトを中止に追い込もうと
した。

 そこに松本と曽根が飛び込み、逮捕しようとする。

 だが、これでおしまいと思った塚田は、灯油をまくと、ライターの
火を付けようとする。

 妻木は、マリモは今の仕事を愛している。
 だから毎日トレーニングを欠かさず、どんなに暑い日でも暑い飲み
物を飲む。
 くだらない番組と卑屈になるなどしない。

 それがよくわかるのは、妻木自身も探偵という仕事には誇りを持っ
ているから。どんなに人から見下されても卑屈にならない。

 「お前のくだらない探偵と、一緒にするな」と塚田。
 「探偵さんは、くだらなくなんて無い。人を助ける立派な仕事です」
と涼子。
 「一番かわいそうなのは過去を見て、今をみようとしないお前の方
だ」と妻木。
 「もうやめよう.....」

 塚田はマリモと涼子を解放すると、ライターの火がついたままのも
のを床に落とす。
 たちまち塚田の前に炎の壁ができる。

 妻木が炎の中に飛び込む。
 続こうとする涼子を止めて松本が炎の中に飛び込み、曽根が続く。

 松本と曽根が、塚田を抱えて現れる。
 塚田は逮捕される。

 涼子は妻木の頬を叩く。
 「なんで危ないことばかりするのですか!!」と涼子。

 松本は涼子の気持ちはわかった。だが、諦められないと言うと、パ
トカーに乗っていく。

 妻木はなぜ、涼子がマリモの所へ行ったか聞く。
 涼子は脅迫状はストーカーの便乗犯。なぜなら、井波に脅迫状を送
る理由などないから。
 「とうとう、涼子さんも引き返せないところまで、来てしまいまし
たね」と妻木。



 ああ探偵事務所の所長の椅子に涼子が座っている。
 なんと、ああ探偵事務所代表になっていたのだ。

 涼子は、妻木からの Air Mail を読む。

 妻木は、ロンドンで探偵修行をし、大いに得る物があると書いてい
る。
 手紙の最後には、「親愛なるワトソンへ」と結ばれている。


 探偵なんて、楽じゃないよという泉に、優秀な助手が2人いるから、
と涼子。
 助手として現れたのは、薫と娘の藤島茜(左近香澄)。最近店も暇
なので、バイトすることにしたと。

 初めての依頼は、飼い犬の母犬を探して欲しいというもの。


 涼子が犬を抱いて歩いていると、海辺の公園で逃げられてしまう。
 涼子が犬を見付けると、同じ種類の犬と並んで立っている。

 その先を見ると、海を見つめる妻木。
 涼子の目が潤む。

 妻木は、「ああ、日本はいいな」と伸びをしていた。


 −− ああ探偵事務所、それは電話帳の最初に載っている探偵事務
所です。


寸  評  遂に最後まで、妻木の下の名前は明かされずに終わりました。
 これは、第二弾も作って、シリーズ化しようという伏線でしょう
か?
 事務所も涼子が守って継続しましたし。

 第二弾になっても、相変わらず松本は涼子を諦めていない気がしま
すが。

 さて、只野仁が出ていました。でも、さすがに、永井大が 勤める
メールボーイとの二役まではこりませんでしたね。
 いよいよ、冬ドラマに、只野仁登場です。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 やっと、最終回をお届けすることができました。大変遅くなってしまって済
みませんでした。
 「今更、いらないよ」という方は、ご面倒でも当メールを削除してください。

 今、少し会社の仕事が楽になり、メルマガやホームページを整備する時間が
取れるようになりました。配信も、プレゼントの当選案内もすっかり溜まりに
溜まってしまって。
 過去のドラマでもメールとして配信して欲しいというご意見を時々いただき
ますので、こうして、以前の分も送らせて頂きました。要らない方には、お手
数をおかけして、済みませんでした。(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。