メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2004/12/08 一番大切な人は誰ですか? (9)  2004/12/15


===================================================== 発行部数   19 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/12/08 (Wed) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 水曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 一番大切な人は誰ですか?
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 中町東子(宮沢りえ)
 松ヶ谷要(岸谷五朗)
 松ヶ谷路留(牧瀬里穂)
 坂下公也(内藤剛志)
 藤尾哲春(佐藤隆太)
 中町小南(小林涼子)
 北村逸子(吉田日出子)
脚  本 大森寿美男

あらすじ  向こうから ジョギングしてきた西口に、小南(小林涼子)は近
づく。土手では、当のナツミが木陰に隠れて 二人の会話を盗み聞き
しようとしているが二人ともナツミには気づいていない。
 「ナツミのこと、どう思ってるの?」
 小南は ナツミのために、西口の本当の気持ちを確かめようとする。
 「――俺、とっくに中町のこと 好きだし…」
 小南は急に恥ずかしくなって「何言ってんのよ」と言って その場
を走り去る。西口は後悔したのか しばらく立ち止まっていたが、気
を取り直して再び走り始める。
 ナツミはあまりに慌てて隠れたので、足をくじいてしまったようだ。

 要のマンション。
 要(岸谷五朗)は夜勤明け。電話がなり、路留(牧瀬里穂)が 慌
てて受話器をとると、やはり病院の逸子(吉田日出子)から。くも膜
下出血で入院中の父隆夫(田村亮)の意識が ようやく戻ったとのこ
とだった。

 路留は、父から渡されたメモを頼りに、父の愛人 園川美貴子(中
村久美)の家を訪ねた。何段もの階段を上り詰めた 坂の上に、その
家はあった。

 路留から、隆夫の意識が今朝戻ったと聞いて、美貴子はほっとした
様子だ。
 「母は、あなたのこと 気づいているんでしょうね」
 「そりゃあね。同じ屋根の下にいて、気づかないほうが難しいでし
ょ?」
 「あなたは、それでも平気だったんですか?」
 「平気にしたの。だって、それが私のしたことでしょ? ずっと罪
の意識を感じて、生きているわけにはいかないじゃない、好きな人の
前で。 違う?」
 「……」
 「これでも一度は 別れようとしたのよ。あなたが生まれてすぐの
頃だったと思うけど、あの人から 切り出されてね…。私もうなずい
て…。ここを出て行く あの人見送って…。――坂の上から見ていて、
私、気づいたら 駆け出してた。坂を転がるように駆け下りて、あの
人の、車の前に 飛び出したの」
 路留は、はっとする。美貴子が 足を引きずっているのは、その事
故のせいだったのだ。
 「それだけのことを わたしはやったの。あなたのお父さんを苦し
めたの。今更 罪を感じて生きてますって、そんな甘えたこと 言え
ないでしょ?」
 「――あなたは、醜悪です」
 路留は 美貴子をにらみつける。
 「そう言ってもらって、嬉しいわ」
 表情を変えることなく、美貴子はそう言って かすかに微笑む。

 自転車で 商店街を巡回中の要と藤尾(佐藤隆太)。偶然会った久
内(高田純次)が「ずいぶん陽気じゃないか」と 要にイヤミっぽく
声をかける。
 「あんた、俺に親身なフリしやがって。――そうだよねぇ? 別れ
た女房にちょっかい出すような男、哀れに思わなきゃ やってらんな
いよねぇ?」
 「あの…、それー 誰に?」
 どこからバレたのだろうか。隣で藤尾が、首をブンブン横に振って
いる。
 「そういえば 東子ちゃんも言ってたよなー。酔っ払った時に『別
れた男は今頃後悔で泣いてるんだ、自分とは離れられない人なんだ』
って――」
 そこに 久内の妻加奈子(三浦理恵子)がやってくる。慌てて口を
つぐむ久内。二人が 道端でフラメンコを踊り始めた隙に、要と藤尾
は逃げ出す。
 「ほんっとに 俺じゃないですよっ!」
 と言い訳をする藤尾に、要は冷たい視線を投げかける。
 ――真犯人は藤尾の彼女、清美(ベッキー)。この間にも、肉屋の
主人にペラペラ話しまくっていた…。

 交番に戻る途中、二人は路留に出会う。路留は 東子の家に行く途
中だと言う。東子の家で待望のパソコンを買ったが、うまく使えない
ので、路留は手助けに行くらしい。
 短い会話の後、要と藤尾は立ち去る。路留は振り返って、要の背中
を見つめる。

 『アトリエ東子』。
 「ちょっとぉー、聞いちゃったわよお」
 「別れたダンナさん、あそこの交番の お巡りさんなんだってえ?」
 騒々しく入ってきたのは、加奈子と秋絵(手塚理美)の“おばさん
コンビ”。
 どう答えていいか分からないまま 東子はうなずく。
 「…その話、誰に?」
 東子と要が元夫婦だったというウワサは、今や 商店街じゅうに知
れ渡っていた。
 ふと加奈子が、店の奥でパソコンを触っている路留に気づく。
 「あ! あなた、うちの店に買い物に来たことない?あの お巡り
さんと」
 「!…は、はい…。こんにちは…」
 「――ちゅーことは、“奥さん”?!」
 と驚いて 目を見張る加奈子と秋恵。東子と路留は 開き直ってう
なずく。
 「なあんだー!!仲いいんだあー!! 心配して損しちゃった」
 「最近の離婚は こうでなくちゃ、ネ!」
 そう言って、加奈子と秋絵は帰っていった。

 「ごめんね」
 と東子は 路留に謝る。
 「これ(パソコン)があれば、もう小南と会わなくて済むでしょ?」
 東子の意外な言葉に、路留は驚く。
 「あ、会わないでって言ってるんじゃないのよ。――路留さんに作
ってもらったホームページは 大事にしていく。分かんないことは 
これからも教えてもらおうと思うけど。――どうしようと、あなたの
自由だから。それだけは忘れないで」
 と東子。路留はうなずく。
 「疲れるよねー、やっぱり。疲れを、見せられるまでになってみる
か、お互い――」
 「東子さん、私…」
 「んーん! 終わったことは考えない! これからのことだけ 考
えよう!」
 路留は何か言いたい気持ちを抑えて、「はい」と答える。

 家に帰った路留は ぼんやりとパソコンの前に座っている。仕事に
身が入らず、ごろんと畳の上に 横になる。ふと、美貴子の言葉を思
い出す。
 ――それだけのことを私はやったの。あなたのお父さんを苦しめた
の。
   今更 罪を感じて生きてますって、そんな甘えたこと 言えな
いでしょ?――
 あの時 美貴子は、自分のことを言っていたのだと、路留は改めて
思う。
 「♪私は私と はぐれるわけにはいかないから。
   いつかまた 会いましょう。
   その日までさよなら 恋心よ…」
 路留の口をついて出てきたのは、ポルノグラフィティの「サウダー
ジ」。

 翌朝。
 東子の店の前を 西口がうろうろしている。ようやく出てきた小南。
 「今度の日曜、俺と付き合ってくれ」
 「そんな気 ないから」
 「一日でいいんだ、一日だけ! そしたら、もう何も言わないよ」

 要は夜勤が終わり 家に戻るが、路留の姿はなかった。いつものよ
うに財布から小銭を取り出して 招き猫の貯金箱に入れようとすると、
置手紙があるのに気づく。
 『ごめんなさい。私は要さんがいなくても 生きていけます。さよ
うなら』
 「!!ばかやろう…」
 要はマンションを飛び出していく。よく小南と会っていたという川
原や神社、商店街とあちこち探し回るが、どこにも路留は 見当たら
ない。

 いつしか要は 東子の店に飛び込んでいた。要の異様な雰囲気に、
東子はたじろぐ。
 「路留に、何か言ったか? 昨日、来ただろ?」
 「何も言ってないわよ!! なあに?!!」
 「…何か言われて、そんなことするやつじゃ ないんだ…」
 要が「ちょっと喧嘩しただけ」とウソを言うと、「いちいち家に来
られちゃたまんない」と 東子はあきれる。

 要は 店を出て行く。すぐ店の外で、女の子が止めていた三輪車に
 要は思いっきり足をぶつける。
 「こんなとこ、置いとくなよ、これっ!!」
 怒りに任せて つい出てしまった言葉に傷つき、持ち主の女の子は
大泣き。
 「ごめんごめん。置いといて いいよ…」
 要は、女の子をなだめるのに 必死になる。

 その頃、路留は後輩の萌子(山口紗弥加)のアパートにいた。
 「路留さん、どうかしたんですか? …聞かないほうが いいです
ね…」
 「別れてきたの。結婚は私には 向かなかったみたい」
 「やっぱりそうですか。体中から そういう決意みたいなのが み
なぎってましたから」
 萌子は、路留の告白には驚かずに、冷静に答える。
 「それは、萌ちゃんの部屋に 男がいたらどーしよーってビクビク
してたのよ…」
 「いますよっ」
 と 萌子はクローゼットを指差す。
 「うそっ!?」
 「じょーだん!」
 二人は笑う。

 とうとう要は 路留の実家に電話をかけた。
 「あ、すいません、お義母さん? え? 病院??」
 要は、義父の隆夫の病状を 始めて知った。

 隆夫の病室。
 逸子の不在を狙って、美貴子が見舞いに来ていた。
 「もう行かないとね。奥さん 来るんでしょ?」
 と立ち上がる美貴子の手をつかみ、「来てもいいさ」と隆夫は引き
止める。
 「責任は取るさ。地獄に堕ちるよ…」
 「一緒には行きませんよ。お葬式にも出ませんよ。お墓だって 行
きませんから…」
 涙ぐんで見つめる美貴子に うなずく隆夫。
 「また…会えると 思わなかった…」
 そう言って 美貴子は声を押し殺して泣く。

 病室の外では、逸子が黙って二人の会話を聞いていた。
 そこに、要が現れる。逸子は 要に向かって「しーっ」と言いなが
ら、病院の中庭に案内する。

 「で、どうなんですか? お義父さん」
 「大丈夫よ。そう簡単に 死ぬ人じゃないわ」
 逸子は「それより」と 路留のことを心配する。
 「私のとこには、来ないでしょうね、それじゃ。そういうのがイヤ
になっていなくなったんでしょうから」
 要には逸子のいうことがよく分からない。 

 『アトリエ東子』。
 坂下(内藤剛志)が「いい話がある」と 訪ねてきていた。
 「イノウエキョウコって、覚えてる? 今はフリーのスタイリスト
だ――」
 と坂下は かつて東子の後輩だった女性の話を切り出す。
 「この間ばったり会って、東子の話したんだ。そしたら 東子に仕
事して欲しいって言うんだ――」
 仕事というのは、今売れてきているバンドの初めての全国ツアーで、
ボーカルの女性が着るステージ衣装のデザインだった。
 「業界に 東子の名を売り出すチャンスになると思うよ。考えてみ
たらどうだ? 新しい道が 開けるかもしれないだろ?」

 「あーっ!!どーしよー!!やっちゃったー!」
 萌子のアパートで、ノートパソコンを開けている路留が 急に慌て
だす。明日までの約束だったやりかけの仕事を、家のパソコンから持
ってくるのを忘れてしまったのだ。
 「家に取りに帰ったら いいじゃないですか?」
 と萌子が言うと、路留は おもむろにかばんから鍵を取り出し、し
きりに「ね?」と 萌子に哀願するように見つめる。
 「ね?って…イヤですよ、私…」

 結局、来るハメになってしまった 萌子。誰もいないことを確かめ
て家に入り、和室のパソコンを見つける。
 「ミッションインポシブル だよ。これじゃあ…」
 大急ぎで目的のファイルをCDーROMに保存し、玄関に急ぐ。靴
を履こうとしたその時、ドアの鍵が回る音が!要だ!――萌子は、玄
関のすぐわきの風呂場に とりあえず身を潜める。

 要が一番奥の和室に行ってしまったので、萌子は風呂場から出て 
再び玄関へ。靴を履こうとしたその時、“ピンポーン”とチャイムの
音が!誰か来てしまった!――萌子は間一髪、風呂場に戻ることに成
功。
 ドアの向こうにいたのは 逸子だった。

 夜になっていた。
 台所のテーブルをはさんで、逸子は要に 話し始める。
 「結婚してすぐに路留を授かって…。その頃から、あの人にはよそ
に 大事な人が出来たの。――女の人。でも、別れる気はなかった。
路留がいたでしょ、お腹に。一度あきらめちゃうと、何でもないこと
だわ、夫婦でいることなんて。ただ、いい父親でいてくれたらって、
それだけ願ってた。――路留ね、最近その女の人に会ったんだと思う」
 「じゃ、お義父さんは最近までその人と?!」
 「今もよ。続いてるのよ」
 逸子は笑う。
 「だってその人のところで、倒れたんだもん。その人が 路留に連
絡してくれたんだと思う。路留だったら理解してくれると 思ったん
ですかね。大人として見過ぎてたんだわ。おかげで路留は、とことん、
理解しちゃったのね、自分のやってること…」
 話は 続く。
 「もちろんあなたは 家の人なんかとは大違い! だってちゃんと
離婚してるんだし、路留とも結婚して下さったし。でもね、今の路留
にとって 同じことだったんじゃない? その女のようになりたくな
いと思ったのか、私のようになりたくないと思ったのか、分からない
けど、それしかないでしょ? 路留がいなくなった 原因…」
 要はうなずく。
 「それとも、要さん 浮気でもしてるんですか?」
 「ば、ばかなこと言わないで下さい」
 タイミングよく、というか悪く、風呂場から見知らぬ女 萌子が出
てくる。
 「あのー、もう、限界です!我慢できません!」
 要も逸子も、あんぐり口が開いたまま。
 「え? そういうことだったの?」
 と逸子は 要の顔を見つめる。
 「路留に頼まれて ものを取りに来ただけです」
 と萌子が言うと、要は萌子につかみかかり、台所まで連れてくる。
逸子はまだ疑っている。
 「路留は 君のところにいるのか?」
 「それは…言えません」
 萌子はおしっこをこらえながら、苦しげに逸子の問いかけに答える。
 「何か、言ってました?」
 「あ、あの、結婚には…向いてなかったって」
 「離婚するなら、ちゃんと会って話し合って 納得してから離婚し
なさいって 言ってください」
 「納得は…してるんじゃないですか?」
 二人の会話を聞いた要は「君のところへ行こう」と萌子を連れ出そ
うとするが、逸子がそれを押しとどめる。
 「ちょっと 待って。もうちょっと時間置いた方が いいと思う」
 「その前に…トイレ…借りて…いいですか…」
 と萌子が 崩れそうになりながら一言。

 萌子を送ろうと、要はマンションの玄関まで出てきた。萌子は要に、
「義母の言う通りだ」と言う。
 「路留さん、今は相当の覚悟で来ていると思います」
 「そんなこと、分かるのか?!」
 「あなたが離婚した時も来たんですよ、うちに」
 要ははっとする。
 「『これでもう、あの人に会えなくなる』って、今にも会いたそう
にして…。その時の路留さんとは 違ってました。恋愛は、結婚した
ら終わりますからね。後は あきらめていっしょにいるか、居ごこち
がいいかのどっちかじゃないですか。両方ダメなら 独りに戻るしか
ないじゃないですか」
 萌子は 帰っていった。

 その頃、東子は 坂下から渡された資料をちゃぶ台に広げ、そのバ
ンドのビデオを見ていた。だが、あの日の路留や要の様子が気になっ
て、上の空。

 翌日。
 東子の元に 路留から封書が届く。
 「それがヘンなの、パソコンのことしか書いてなくて。何か説明書
みたい」
 と 封を開けた小南。東子は いよいよ心配になってきた。

 一方、要の家にも 路留から封書が届いていた。慌てて開けると、
中にはちゃんと判のついた離婚届と この家の鍵が。
 「そりゃ ないだろ…」
 と 要は一人つぶやく。

 夕方。
 東子は要の家に向かった。
 要は「何しに来た」と嫌がるが、東子は強引に家に上がり込む。
 「やっぱり! 要ちゃんが血相変えて、家に来た時からでしょ?」
 と、東子は家の中を見回して、路留が家出したことに気づき、テー
ブルの上に置いてあった『離婚届』を「なっつかしーい」と つまみ
上げる。
 「探さないの?」
 「もう見つかった。友達の部屋だ。それとも自分の部屋を借りた
か…」
 「話がそこまで進んでんだあ」
 「勝手に進んだんだ! どいつもこいつも 女は勝手だ」
 要は 自嘲気味に「ははっ」と笑ってみせる。
 「みっともない。何で隠すの? 言えばいいじゃない。『俺は今で
も東子が好きだ、だから時々隠れて会っていた、でも間違いは起こさ
なかった、東子が好きで好きでたまらない。それでもよかったら 俺
と一緒にいてくれ』って。そしたら 路留さん笑って言うわよ。『し
ょーがないなあ、要さんが迷うのも当たり前よ、でもこのままじゃ 
続けられないわ、私と別れるか この街を出るかしましょう』。そし
たら 要ちゃん言うのよ『警察官なんか辞めてもいいから どこかの
街へ引っ越そう』って」
 と 東子は一息にまくし立てる。
 「何 血迷ってるんだ!」
 「そう言えばよかったじゃない? そのほうが よっぽどましでし
ょ?」
 「ふざけるな!!――誰がおまえなんか『今でも好き』か!? 昔
からウンザリしてたんだ。自分のことしか 考えない、俺の気持ちな
んか無視して 一人で好きなことやって、生きていけさえすればそれ
に越したことはないと 思ってるだけだろーが! 都合のいいときだ
け 俺によりかかりやがって!」
 「路留さんだって 同じじゃない?! だから出て行ったんでし
ょ?」
 「出て行けよ!!」
 「ほんとはさ、私とやり直すチャンスだと 思ってんでしょ?」
 「微塵も思ってない!」
 「ウソウソ。本当は嬉しいくせに。私にしがみつきたくて、うずう
ずしてるくせにィ」
 「もうよせ…」
 怒鳴っていた要の声が 急に小さくなった。
 「やめてくれ…たまらなく心配なんだよ…。あいつは 人に簡単に
よりかかれるような人間じゃないんだ。何でもすぐあきらめて、人の
負担になるくらいなら 避けられたほうが楽だと思うような やつな
んだ。――自分が一番になるのが怖くて、おびえてるような人間なん
だよ。だから俺は、あいつを一番にしようと 思ったんだ…」
 「考えたってしょうがないわよ。言わなきゃ。路留さんだって 答
えようないじゃない! 何で動かないの? 何で そこにいるの?!」
 要は、東子の言葉にはっとする。
 「分かったでしょ?自分の気持ち」
 「東子、…お前…?」
 「要ちゃんが幸せになんなきゃ 意味ないんだからね! 自分が幸
せになれるんだったら、今すぐ その人のとこ、行きなさいよ! 」
 東子の大きな瞳が うるんでいる。
 「ちょっとでも、不幸でいたほうが楽だと思ってるの、要ちゃんで
しょ? 幸せになりきってよ! そうじゃなきゃ、私も小南も、要ち
ゃんに気兼ねして幸せになんか なれません!」
 「お前…」
 「チルチルミチルを 確保しなさい!」
 東子は要に向かって 敬礼して見せる。投げつけられたジャンパー
を片手に、要は無言で外へ出て行く。
 「――うっとおしい…ほんっと。あんなのが…そばにいると、うっ
とーしー!!」
 一人残された東子の目から 涙が溢れてくる。


寸  評  やっと要の口から、「一番大切な人」が出てきました。それは、
小南ではなく、路留でした。東子はひょっとしたら 坂下の持ってき
てくれた仕事を成功させて、この街を去ることになるのかもしれない
ですね。
 来週はいよいよ最終回。西口クンと小南の関係も 気になるところ
です。
 ところで、この西口クンですが、むかしのマッチと似てると思いま
せんか?最初に出てきた時から、「古いタイプのアイドル系の顔」だ
と思っていたんですが、よくよく見ると近藤真彦に似てるな、と。や
っぱし、ジャニーズなのかな? でもちょっと違う気もする…。

執 筆 者 三森(anponhana@mail.goo.ne.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 末子のおゆうぎ会が近づいてきました。我が家のビデオカメラは、現在8歳
の真ん中の子が生まれたときに買ったもの。当時は 「一番いい」ものでした
が、今や他の誰のよりも「一番大きい」ものになってしまいました。でもまだ
まだ使えるし、買うタイミングも逃してしまったようだし、大体お金もないし
…。デジカメを持っていないので、買うならデジカメかな、と思っています。
でもやっぱり お金が。はああ。(三森)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。