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タイトル:Daily Drama Express 2004/11/04 黒革の手帳 (3)  2004/11/12


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/11/04 (Thu) ☆☆
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(鈴木)


== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 黒革の手帳
局  名 テレビ朝日系
放映日時 木曜21時
キャスト 原口元子(米倉涼子)
 安島富夫(仲村トオル)
 山田波子(釈由美子)
 中岡市子(室井滋)
 岩村叡子(山本陽子)
 橋田常雄(柳葉敏郎)
 長谷川庄司(津川雅彦)
 楢林謙治(小林稔侍)
原作  松本清張
脚本  神山由美子

あらすじ  第3話 「仁義なき戦い」

 安島富夫(仲村トオル)は、原口元子(米倉涼子)を助けると、携
帯を取り出す。警察に通報するためだ。
 元子は安島を止める。藤岡(小野武彦)には妻子がいるし、事情も
ある、と。
 藤岡は、元子がそんなこと言ってたって、とんでもない女だ、と言
う。
 元子は、どっちがまともかわかるでしょ!と言い、藤岡は、今に安
島も同じ目に遭うぞ、と捨てぜりふを言うと出ていく。

 安島は、元子と藤岡の会話を、店に入る前に立ち聞きしていた。

 安島は、藤岡との事情を問う。
 元子は、以前勤めていた会社の上司で、不倫していたが、別れ方が
まずくて、と答える。

 続いて安島は、カルネを退職金で買ったわけでもあるまい。数千万
円はしたはずだ。その金の出所は?と問う。
 元子は、これじゃ尋問ねと言って、はぐらかそうとする。
 すると安島は、再び携帯を取り出す。
 「遺産.....父が残してくれた。といっても、わたしには父はいな
いの。母と2人。戸籍上の父が死んで、お金が転がり込んできて。普
通ならマンション買うところを、わたしはこうしてこの店を。前の仕
事にもううんざりしていて。何かこう、女にしかできない仕事、して
みたくて。それをあの男、自分は落ちぶれたのに、わたしがこういう
暮らしをしているからって.....」と元子。
 「ウソじゃ、ないだろうな」と安島。
 「ええ」と元子。
 「なら、オレも似たような境遇だ。同感するよ。でも、それを知っ
ていて、そんな作り話をしたら.....」と安島。
 「本当の話ですもの.....」と元子。

 安島は、優しい声になると、今日のお客の接待を元子に頼む。
 そして、元子の着物の袖をめくる。
 元子の二の腕には、藤岡に掴まれた時の指の跡がくっきり。
 「もう当分、長袖しか着られない.....」と軽く流そうとする元子。

 おもむろに安島は、その跡に口づけし、「それじゃ」と去っていく。
 呆然とする元子。


 院長室で、楢林謙治(小林稔侍)が、観念した顔をしている。そし
て、看護師を下がらせると、ソファーに座っている元子に、アタッシ
ュケースを渡す。
 元子は中を見て、「3,000万しかないんですけど」と言う。
 「もう充分だろ」と楢林。
 「あの時のこと、お忘れですか?」と元子。

 元子は、なおもおもねろうとする楢林に、「税務署にばれたら、
5,000万じゃ、すみませんよ」と追い打ちを掛ける。

 楢林は、机の下から、紙袋に入った2,000万円を取り出す。
 元子が取ろうとすると、楢林はしっかり握っている。
 元子はそれをもぎ取ると、「領収書要ります?」と聞く。
 「要らん」と不機嫌な楢林。
 「それじゃ、バーデンバーデンのお祝いには駆け付けますから」と
言って、元子は院長室を出て行く。


 楢林は鳴った電話に出ると、「今、忙しいの!!」と怒鳴ると切る。

 電話の主は山田波子(釈由美子)。
 波子は美容院にいて、気の利く美容師に、五千円札を渡す。

 髪のセットを代わったオーナーの櫻井曜子(紫吹淳)に、「お金の
力って、ええねぇ」と言うと、開店の日の着物は、白と他の色と、ど
ちらがいいか聞く。
 曜子が、大きな流れしかわからないと答えると、波子は「使えない
ねぇ」と言い、手にした雑誌の占いで、ラッキーカラーが『ホワイト』
となっているので、白い着物に決める。


 元子は、自宅で5,000万を並べて数えると、「5,000万、
ちょろいものだ」とつぶやく。
 それから中岡市子(室井滋)に電話し、楢林が退職金1,000万
円払ってくれた。すぐに取りに来るか聞く。

 東林銀行・北口支店の支店長宛に、原口元子に電話を取り次いでく
れるよういう電話がかかってくる。支店長は、元子は退職したと答え、
電話が一方的に切れる。

 電話したのは、安島だった。


 −− 今のわたしには、何でもできる気がする。世の中がこんなに
楽しいものだったなんて。


 さっそく元子と市子は喫茶店の物件探し。
 そして、いい物件に入ると、姪御さんをアルバイトにして、とイメ
ージがふくらむ。

 「だも、わたしには少し広すぎないかしら.....」と市子。
 「何を.....あんな大きな病院、切り盛りしていたんだから」と元
子。
 「それは言わないで」と市子。
 「それより早く決めないと。いい物件は早いもの勝ちよ」と元子。

 市子は元子に感謝する。自分1人なら、またどこかの小さな病院で
平看護婦からのやり直しだったと言って。
 元子は強くならなければ、と言う。
 市子は、「元子さんみたいに?」と言うと、もうお店の時間、と元
子を行かせる。


 楢林は、1人の看護師にセクハラしている。
 でも、院長室に1人になると、「5,000万!」と悔しがる。


 橋田常雄(柳葉敏郎)は元子に、元子の部屋でコーヒーを飲みたい
と言う。三日に上げず通っているのだから、と。
 だが、元子は自分の部屋は断り、橋田は、なら週末、箱根に行こう
と提案し、元子は承諾する。


 料亭では、長谷川庄司(津川雅彦)が、安島相手に、秋葉の話をす
る。そしてあいつは実は浪花節だからな、と言うと、5,000万を
安島に渡す。
 「ありがとうございます。きっとご期待に添えるように頑張ります」
と安島は頭を下げる。
 「ややこしい女はいないだろうな。女性票に響く」と長谷川。
 「いません」と答え、安島は出ていく。


 橋田は、同伴で遅れている元子に対して、相手は安島かと嫉妬して
いる。
 ホステスは、安島はあれきり来ていないと言う。

 そこに元子がやってくる。
 橋田は、自分は日本一忙しい男なのに、なぜかここに.....と言う
と、銀座一の店、RODAN が今、売りに出されている。買ってやっても
いいと言う。
 「わたしには大き過ぎて」と元子。
 「銀座一の大ママになりたくないか?銀座一ということは、日本一
だ」と橋田。
 「なりたい」と元子。
 「楢林が波子に買ってやったような、小さな店じゃない。それじゃ、
店が終わってからゆっくり話そう」と橋田。


 元子が夜道にたたずんでいると、曜子が、「お月見?」と声を掛け
る。
 元子は、RODAN が売りに出されているか聞く。
 曜子は、売りに出されているかどうかは知らないが、大ママが引退
するという噂はある、と答える。
 いくらぐらいかしら?と聞く元子に、2,3億というところでは?
と曜子。

 元子はきびすを返し、自宅で風呂につかると、「2,3億用意して、
買えばいいだけ。買って貰うんじゃ、波子と一緒だわ」とつぶやく。

 架空口座が武器では、楢林同様、5,000万がいいところ。3億
手に入れるなら、橋田のもっと大きな弱点を手に入れなければ、と元
子は決意する。

 そこにまた、無言電話。
 「いい加減にして下さい!支店長」と元子が怒鳴ると、電話は切れ
る。


 安島は右記場に頭を下げる。
 世話になった江口未亡人を裏切っておいて、よく言うよ、と言う秋
葉に安島は、自分は母1人、子1人で育った。母に、家の前に黒塗り
の車を止めてやると誓った。どうか自分を男にして下さい、と安島は
懇願する。


 楢林は、思わず「婦長」と呼んでしまう。
 そこに波子が派手なかっこうできて、あとのお金をねだる。
 楢林は、忙しくて、と言う。
 でも、波子はしつこく楢林を誘い、今夜の約束を取り付け、買い物
の約束までさせる。


 橋田は安島の前に無造作に裸の500万円を放り投げる。そして、
秋葉の首尾を聞き、うまくいったなら、代議士だという。

 橋田は安島に元子と寝たか聞き、安島が否定すると、「オレは寝た
よ」と言う。


 市子は、楢林が出かけるのを物陰から見送ると、空の院長室へ入り、
大きく息を吸う。そして、楢林の脱いだ白衣を手に取ると、白衣に顔
を埋める。
 そこに、忘れ物を取りに戻った楢林。市子に気付くと、にらみつけ
る。


 元子の部屋のチャイムが鳴る。市子だった.....

 市子は手土産を持ってきている。
 元子は、この間の物件、押さえられたのでは?と聞くが、市子は
1,000万円を取り出すと、「お返しします」と頭を下げる。

 元子は説明を求める。そして、市子の引っ越し先が中央線沿線なの
に、新橋のお店のお菓子の手土産。楢林美容外科に行っていたのか?
と聞く。
 市子は、楢林美容外科に戻りたいらしい。

 元子はそれを許さない。市子のためにお金を貰ってきて、それは楽
しい仕事じゃなかった。輝かしい未来がすぐそこにあるのに、と。

 市子は、過去も大切、と言う。
 元子は、それは男から離れられないだけの、腐れ縁。そうやって男
に踏みつけにされてきた女を、沢山見た。市子は自分と同じかと思っ
たけど、正反対だった、と言うと、1,000万円を回収する。

 市子は、喫茶店をやる夢を見て、楽しかった。しかも、初めて女友
達ができたように感じて。それが、こんな別れ方をして残念、と言う。

 そして振り返ると市子は、「1つだけ言っとくわ。あなたには女の
気持ちがわからない。人の気持ちがわかってないのよ」と言う。
 明るく「さよなら」と言って、市子は去っていく。


 エレベータに乗り合わせると、元子は、「ねぇ、波ちゃん、開店、
遅れているみたいね」と声を掛ける。
 「いいえ」と波子。
 「困ったことあったら、相談にのるわ」と元子。

 でも、3階について元子が降りようとすると、波子が立ちふさがり、
「なんでそんなに優しいの?こないだ、あんなに怒ってはったのに、
何かたくらんでるんじゃないの?」と波子。
 「いいえ」と元子は言い、カルネに入る。

 元子がカルネに入ると、また無言電話。
 元子は藤岡からだと思うが、バーテンは違う、と言う。先日、藤岡
がカウンターに座っていた時にもかかってきたから、と。

 そこに、地味な服装の女性が入ってきて、カルネで働きたいという。
 どうしてこの店を?と聞く元子に、銀座をうろうろと歩いていてカ
ルネの看板が見えたから、と答える。
 元子が、『カルネ』とは、フランス語で『手帳』のこと、と教えて
いる間に、橋田から電話。

 元子はバーテンに彼女の感想を聞く。
 バーテンは地味では?と言うが、元子は雇う気、と言う。

 「お待たせ」と出た元子に、「いつのことだ?」と橋田。

 橋田は今、カルネから10分程度の、赤坂の料亭・梅村にいると言
う。
 元子は、約束があって行けない、と言う。
 「すっぽかせよ。得意だろ」と橋田。
 元子は話題を変える。海を見たい、と。そして、電話を切る。

 元子が席に戻ると、今のは橋田では?とその女性。
 女性は、紺野澄江(吉岡美穂)という名で、元、梅村で中居をして
いたから知っていると言い、橋田と会っていた人たちの話をする。
 元子は澄江の話に乗ってきて、一緒にさぬきうどんを食べに行こう、
という。
 「お約束があるのでは?」と澄江。
 「銀座では、上手なウソの方が、下手な本当より、喜ばれるのよ」
と元子は教える。

 元子は澄江に梅村を辞めたわけを聞く。
 澄江は、梅村が売りに出されるらしいからと答え、買うのは橋田と
の噂、という。橋田は梅村を安く買って、転売するのでは?と。

 元子が従業員一同に澄江を紹介。澄江は本名で店に出るという。

 そこに波子が乗り込んでくる。楢林の弁護士が来て、もう金は出せ
ないと言われ、バーテンバーテンは開店できなくなった。元子がたく
らんだに違いない、というとつかみかかる。
 組み付かれた元子は波子と体を入れ替えると、すべては波子自身が
招いたことだという。
 「銀座にいられへんようにしたる」と波子。
 「その前に、あなたがいられないんじゃない?わたしはあんたなん
か相手にしてないの。もっと高みに登りたいの」と元子。
 波子は元子をにらみつけて、店を出て行く。

 澄江は元子に、「ママ、かっこよかったです。わたし、ママみたい
になりたい」という。

 澄江の客あしらいは上手い。

 店の外に出た元子に、安島が声を掛ける。
 「君、銀行に勤めていた時、何したの?」と安島。


 元子は安島とホテルに入ると、自分から安島に口づけ。
 「口止め料か?」と安島。
 「自分でもわからないの」と元子。


寸  評  元子を中心に見ていると、元子のやっていることが正しいことの
ように見えてきてしまうから、不思議です。
 所詮元子の資金は、横領と恐喝です。
 元子は、高みに登りたいと口癖のように言いますが、実態は犯罪者
なのですから、足元を掬われないようにすることが先ですね。

 ところで、楢林をいいように翻弄した元子ですが、安島とは、ホテ
ルに行ってしまいました。
 これから2人の関係は、どうなっていくのでしょうか?

執筆者  鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 サザンが今年は年越しライブをします。切符が手に入れられるか、ドキドキ
です。シングルの予約も始まったので、早速限定版を予約してしまいました!
 発売されて入手できるようになるのが、楽しみです。(鈴木)

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