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タイトル:Daily Drama Express 2004/09/16 南君の恋人 (最終回)  2004/11/03


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/09/16 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 南君の恋人
局  名 テレビ朝日系
放映日時 木曜21時
キャスト 堀切ちよみ(深田恭子)
 南 進 (二宮和也)
 日下部征一郎(田辺誠一)
 野村麗花(宮地真緒)
 南 桜 (安倍麻美)
 堀切千次(北村総一朗)
 南謙一 (西村雅彦)
 南竹子 (名取裕子)
脚本  中園ミホ

あらすじ  堀切ちよみ(深田恭子)と南進(二宮和也)は、今度こそちよみの体
が元に戻れると信じ『月下の泉』に向かった。

 その頃、病院では堀切千次(北村総一郎)の容態が悪化し、手術も出
来ない状態に。日下部征一郎(田辺誠一)は医師から「何があっても
おかしくない状態です。覚悟してください。」と告げられる。日下部
は南の携帯へ連絡を入れるが圏外。

 月下の泉がある山まで到着した二人は、泊まる宿を探す。
 ある温泉旅館へ到着し、南は宿帳に名前を記入する。
 夜まで時間があるため、二人は温泉に入ることに。ちよみは小さい
器に温泉を入れてもらい大満足。そのとき、ちよみが入っていた器が
露天風呂に落ちてしまい、焦って探す南の前に元の大きさに戻ったち
よみの姿が。しかし、それは錯覚だった。
 その後、二人はゲームセンターで遊んだり、二人だけの旅行を楽し
んでいた。

 日下部は何度も南の携帯へ連絡するが圏外のまま。

 夜になり『月下の泉』に向かった。
 暗闇の中、水の音が聞こえ、無事に月下の泉に到着した二人。
  〜 愛し合うふたりが心をひとつにして願い事をすると望みが叶
う 〜
 月にかかっていた雲が流れ、綺麗な満月が見えた時、二人はちよみ
が元に戻るようにお願いをする直前、南の携帯が鳴った。日下部は疲
れきった声で千次の容体が急変し今夜を持ちこたえられそうにないと
告げた。
 ふたりは、同じ思いでお願いをした。

 《…おじいちゃんの命を助けて下さい…》

 そのとき、病院では千次の心拍数が正常に戻った。再び日下部から
千次が持ち直したという連絡を受けたふたりに笑顔が浮かぶ。

 ちよみは南にお礼を言った。試しにちよみの体が元に戻るようにお
願いをしてみるが、やはりそれは叶わなかった。月下の泉からの帰り、
ちよみは南からプレゼントされたペンダントを置き忘れてしまう。

 旅館へと戻り、二人は夕ご飯を満喫。
 南は家に電話をかけ「帰ったら紹介したい人がいるんだ」と南竹子
(名取裕子)に伝える。

 南家では竹子が喜び、南謙一(西村雅彦)に「大事な話があるの」
と言い、以前に撮った家族写真を飾る。

 南はちよみに「今まで、コソコソ隠れさせてごめんな。小さくても
胸を張ってろ」と言う。そして「ちよみはすぐに自立して生きていく。
と言う。そんなこと言わず、俺の側にずっといろ」といい、ちよみは
「ずっと一緒にいる。絶対に離れない。」と約束をする。
 南は改めて「ちよみ。僕のお嫁さんになってください。」とプロポ
ーズする。ちよみは喜び「はい」と答える。
 その夜、二人は同じ布団に寝ることに。
 「小さくても何も心配いらない。俺たちはこれでやっていける」

 翌朝、南は宿の人にお願いをし宿帳を借りてきた。そしてちよみは
「南ちよみ」と記入した。

 二人は病院へ戻り、千次の病室を訪れた。
 元気になった千次をみて二人は顔を合わせて微笑む。
 ちよみは元に戻れなかったけど、月下の泉に行って本当に心がひと
つになったと報告した。

 ちよみと南が病室を出ると、千次は「まさか、生きて二人に会える
とは」と呟いた。それを聞いていた看護婦は「ご家族の祈りが通じた
んではないですか」と言う。
 その言葉を聞いて「まさか。あの二人、私のことを祈ったんじ
ゃ…」。ちよみと南が月下の泉でお願いをしたことに気づいた。

 その頃、南家では、南とちよみの帰りを待っていた。ちよみのこと
を信じない謙一だが、竹子や野村麗花(宮地真緒)や大原幸作(石井
智也)はちよみや南のことを謙一に話す。

 ちよみが月下の泉にペンダントを忘れたことに気づき、二人は急い
で月下の泉に戻ることに。
 その帰り道、旅館の方に送ってもらった車の中にいた二人は、暴走
してきた車と接触。そのまま崖から転落してしまう。

 その時、眠っていた千次が目を覚ました。枕元に真理子が立ってい
た。「真理子。今の夢は本当か?」千次が問うと真理子は黙ってうな
ずいた。

 転落した車の中。南は負傷してしまった。しかし、ちよみは無傷。
 ガソリンが漏れている臭いがする。逃げようとするが車のドアは開
かない。いつ爆発するか解らない状態のため南はちよみに逃げろとい
う。ちよみは「一緒にいる」という。南は「窓を割っていくから、危
ないから先に行け」と言い、ちよみを外に逃がす。
 「…ごめんな。ちよみ。一緒に居られなくて…」南は呟く。
 ちよみは崖を登り、通過する車に大声で助けを求めるが誰も気がつ
かない。
 再び、ちよみは南の元へ戻ってきた。「絶対に離れないって約束し
たでしょ」笑顔で言い、南の胸ポケットに戻る。

 千次は「真理子。私を満月の泉に連れていってくれないか」と言う。
 真理子はうなずき、満月の日の『月下の泉』に千次と真理子の姿が。
 「この命は、お返しします。あの二人を助けてください」

 その瞬間、車が炎上。と同時に車のドアが開き、二人は外へ転がっ
た。

 同じ頃、日下部が千次の病室を訪れると千次は安らかな顔で旅立っ
ていた。。

 千次の葬儀の日。
 参列者にはちよみのことを話し、喪主のあいさつをするちよみ。
 日下部は千次からちよみへの手紙を南に渡した。

 「ちよみ。この手紙を読む頃には私はこの世に居ないだろう。決し
て悲しまないでくれ。これは私の寿命だ。泣くのは今日限りだ。ちよ
み。お前の姿はかなりヘンテコリンだ。しかし幸せそうな姿をみて驚
いた。それは南君がちよみに与えてくれた愛の奇跡かもしれない。そ
うゆう二人を私は誇りに思う。世界中の誰もが羨むような二人になっ
てくれ。命はひとつ、その命をかけて、お前たちだけにしかつかめな
い幸せをつかみとれ。ちよみ。南君。おじいちゃんはいつまでも二人
を愛してるぞ。元気で」

 そして、三年後。
 東都大学のエースとなった南が胸にポケットを縫いつけたユニフォ
ームで走っている。もちろん、ポケットの中にはちよみの姿が。「南
君、飛ばしすぎじゃない?」ポケットの中でちよみが言う。

 今、ちよみは南家で通信書道教室を開いていた。麗花は医大生にな
りTVを見ながら「当然よ。心臓が二人分ですもの」と呟く。大原は
テレビ局のADとなっていた。

 ちよみは「これって本当は反則だよね?」南のポケットの中で微笑
む。


寸  評  ハッピーエンドで物語が終わりました。
 個人的にはちよみが元に戻ってハッピーエンドを望んでいましたが、
『南君の恋人』としてはこの終わり方でよかったのかもしれないです。
 千次の命を二人が願い、二人の命を千次が願い…感動しました。

執筆者  西脇()

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2. 編集後記
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 大変遅くなってしまいました。m(__)m
 今回はドタバタし、ほとんどの回で編集長への提出期限を破ってしまいまし
た。
 編集長さんごめんなさい<(__)>

 さて。スッカリ涼しくなって、おかげで風邪をひいてしまいました。鼻水と
クシャミの次は微熱と咳…。いやですよねぇ。
 気付くともう秋。そしてスグに冬になるんだろうな。。。(西脇)

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