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タイトル:Daily Drama Express 2004/09/14 君が想い出になる前に (最終回)  2004/11/02


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/09/14 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 君が想い出になる前に
局  名 フジテレビ
放映日時 火曜22時
キャスト 佐伯奈緒(観月ありさ)
 望月光彦(椎名桔平)
 結城和也(玉山鉄二)
 富田ちひろ(加藤あい)
 阿久津順子(木村多江)
脚  本 清水友佳子
 横田理恵

あらすじ  ・・シンガポール・・
 空港に降り立ち、タクシーに乗り込む奈緒(観月ありさ)と光彦
(椎名桔平)を杉山(山口馬木也)が見ている。
 杉山は光彦らがホテルにチェックインしたことを電話で専務に報告
する「杉山くんわかってるね、今度失敗したら、わたしも君も終わり
だよ。」

 ホテルの部屋で光彦たちが住んでいた場所を地図で確認に、奈緒と
光彦は一緒に向かう。

 管理人に部屋を案内してもらう。奈緒が持ってきた写真を管理人に
見せ、ハウスキーパーのリンの住所はわかるが、ベビーシッターのサ
フィアは光彦らが連れて来たから、住所はわからないと言われる。

 リンの住所へ向かうとき、腕に刺青をした男が2人の後をつける。

 リンが洗濯物を干しているところに光彦らがとおりかかり、リンが
声をかけてくる。事件のことは驚いたと言うリンに、事件の頃のこと
を聞く。リンは事件の起こる2日前に家に強盗が入ったけど、光彦は
何も盗られていないからと、警察に届けなかったと聞く。
 サフィアの居所も聞くが、親のいない子で、どこかの施設から通っ
ていた。バスで通っていたから、多分遠くないと思うと聞く。

 夜遅くなり、奈緒と光彦はホテルに帰って来る。そこへ突然阿久津
(木村多江)が近寄って来る。「お二人にどうしてもお伝えすること
がありまして」

 レストランで、柏木専務と杉山が電話で、事件のことで警察が柏木
専務を訪ねて来たら慌ててシンガポールに杉山が向かったことを話す。
そして、これ以上二人で行動するのは危険だと助言する。光彦はサフ
ィアの写っている写真を見せ、「この子にあって話しを聞きたいので
す。ディスクの件はこの子が何かを知っているかもしれません。」
 阿久津は光彦の真剣な様子を見て、「わかりました。わたしも手伝
わせてください」と申し出る。


 翌日
 光彦と奈緒は、阿久津と別れて、サフィアが居そうな養護施設を捜
す。メモした施設名で訪ねた場所にラインを引いて行く。

 光彦と奈緒が次の場所へ行こうとすると、どこからか教会の鐘の音
が聞こえる。「前にここに来たことがあります」光彦はそういい、教
会の中へ入って行く。門の前まで来ると、子供たちに混じったサフィ
アの姿が・・

 礼拝堂に入り、サフィアから光彦と美穂がベビーシッターの仕事を
くれ、大学まで行かせてもらった。サフィアの首に下がっているペン
ダントのことを光彦が聞くと、サフィアは自分から外し、事件の前日
に大切なものだからと、誰も渡したりせずに預かってほしいと光彦が
渡したと言う。ペンダントの蓋を開けると、中からディスクが出て来
る。

 そのディスクを見て、光彦は自分がPCから情報コピーし、PCに残っ
た情報は自分の手で削除したことを思い出す。

 阿久津もまた、サフィアの居所を他の施設の人に聞いていた。

 教会からの帰り道、突然止まった車に光彦と奈緒は連れ去られてし
まう。教会へ向かおうとした阿久津はその現場を目撃する。「・・望
月さん・・」


 使われていない倉庫に連れて来られ、車から無理矢理降ろされる。
そこには杉山が・・

 「お待ちしてましたよ。望月さん。例のもの出してもらえません
か?」男達にポケットに入っていたディスクを取り上げられてしまう。
 「返せ!」「何言ってるんですか?もともと会社の重要な種類を盗
み出そうとしたのはあなたでしょ?」

 杉山のほうへ近寄ろうとした光彦は肩を撃たれる。その拳銃の音で、
美穂が撃たれたときの状況、その理由を思い出す。

 肩を押さえながら「わたしは柏木専務の横領の事実を掴んだ。ディ
スクを返さなければ、家族の安全は保障できないとわたしを脅したん
だ。」杉山は「あなたの余計な正義感のせいで奥さんは亡くなったん
だ。専務がこのディスクを首をながーくして、待ってますから。俺は
出世しますよ。どんな手を使ってでも。それでは望月さんさようなら」
 怪我をした光彦らを残し、杉山はディスクを持って一人で倉庫を出
る。

 そこへサイレンを鳴らしながらパトカーが近寄って来る。慌てて車
に乗るが、杉山は警察に包囲されてしまう。その一台のパトカーから
阿久津が降りて来る。
 倉庫の中に居た、光彦も警察に無事保護される。


 事件現場に美穂の写真を立て、光彦は号泣する・・その様子を奈緒
と阿久津は静かに見守る・・

 光彦は泣きながら、「わたしが間違っていたんです。もっと早く気
がつけばこんなことには・・」美穂との想い出がよみがえる。
 “そんなに仕事が大事?わたしや祐輔よりも?”あの頃のわたしは
自分の出世が家族の幸せとなると信じて疑いませんでした。ある日横
領の事実を知り家族を犠牲にしてまで、そんな男の手助けをしていた
とわかったら、自分が許せませんでした。“そのディスクを警察に渡
したら会社には居られなくなる。美穂は笑顔で、わたし達が居るじゃ
ない。家族3人で日本に帰ってやり直しましょう。わたしはどこまで
もあなたについて行く…“


 奈緒がホテルの部屋に居ると阿久津が訪ねて来る。

 外へ出た奈緒と阿久津は、光彦の記憶が戻ったことを喜ぶ。奈緒は、
「光彦が美穂のことをどれほど想っていたのか良くわかりました。」
 阿久津も「わたしなんて、元々かないっこなかったんですよね。で
も、後悔してないんです。望月さんのこと好きになったこと。一生に
一度の恋でしたから。」

 「わたし、あの家を出ようと思っているんです。お兄さんの記憶も
戻ったし、わたしが一緒に居る必要ないですから・・」


 日本へ戻って来ると、空港に祐輔と和也、ちひろ、そして、正治郎
(小野武彦)まで。正治郎は光彦の顔を見ると「光彦くんいろいろす
まなかった」と頭を深々下げる。「辞めて下さいお父さん。わたしが
美穂を守ってやれなかったから・・」「何言っているんだ。美穂は喜
んでいるよ。君がちゃんと犯人をあげてくれて。・・帰ろう・・。」

 空港から出てくるとテレビのニュースで“・・さきほど、警視庁は
横領の疑いで同社社員の柏木孝行を逮捕しました。また、同社社員の
妻の殺人容疑でも取り調べをする模様です…”と流れていた。


 家に戻った光彦は「わたし、会社を辞めようと思っています。今ま
で見えなかったものが見えるようになって、もっと自分らしく生きて
みようと思います。」奈緒は「良かったお兄さんもう大丈夫ですね。
わたし、この家を出ようと思っています」と決心していたことを口に
する。


 マスターの店で、奈緒が事務所の近くにいい物件を見つけたから引
っ越しすると、優子から聞いたことを和也とちひろに話す。ちひろは、
これからも奈緒は光彦と祐輔と3人で暮らすと思っていたとマスター
に言う。しかし、マスターは家族じゃないわけだし、これ以上引きと
めないほうがいいと思ているんじゃないのかなぁ。と光彦の気持ちを
察する。

 光彦が会社で荷物整理をしていると、阿久津がやって来る。「何か
お手伝いをしましょうか?望月さんこれからどうされるんですか?」
会社を辞めることになった光彦のことを聞く。光彦は学生時代の友人
がやっている会社に誘われていて。と説明する。阿久津は納得したよ
うに「チーフお元気で」と挨拶をする。

 会社を出ると、光彦の携帯が鳴る。

 光彦は喫茶店で和也とちひろと会う。奈緒が引っ越しをしようとし
ているのを止めようとしない光彦に和也は理由を聞く。「奈緒さんが
決めたことですから」奈緒の気持ちを受け止めてやってほしいと、和
也が言っても、「わたしにはその資格がありません。わたしは妻も幸
せに出来なかった男です。そのわたしが奈緒さんを幸せに出来ないと
思います。」光彦の言葉を聞いたちひろは、「それはおかしいです。
幸せに出来るか出来ないかじゃなくて、一緒に居たいか居たくないか
だと思います。奈緒さんお兄さんの気持ちがわからなくて、だから出
て行くんだと思います。」

 奈緒は部屋で荷物整理をしていた。やって来た光彦に「明日出発し
ます。祐輔には何も言わないで行きます。」光彦も奈緒の気持ちがわ
かり「わたしが言います」と言う。


 朝、朝食の後、祐輔が奈緒に今日の夕飯のことを聞く。応えられな
い奈緒に光彦が助け舟を出す。
 学校へ行く祐輔を玄関で、いつものように笑顔で送り出す。

 奈緒は部屋で荷物を詰めながら、光彦と祐輔と暮らした日々を思い
返す。

 チャイムが鳴り、引っ越し社がやって来る。部屋の荷物を運び、最
後の一つを引っ越し業者が運び出す。
 奈緒はベランダに居た光彦に、「長い間お世話になりました。これ
じゃあお嫁に行く前の挨拶になりますね」と笑顔で挨拶をする。「本
当にお世話になりました」

 引っ越し社のトラックの助手席に乗り、地図で行き先を確認する。
ゆっくりトラックは走り出す。

 しばらく走って行くと、引っ越し社の運転手が「お客さんやっぱり
忘れ物じゃないですか?」と声をかける。不思議に思った奈緒がサイ
ドミラーを見ると、光彦が必死にトラックを追いかけて来ていた。

 トラックを止めてもらい、急いで降りて「どうしたんですか?」と
光彦に言う。「葡萄の実が成ってたんです。奈緒さんが育ててくれた
葡萄の実が。来年も再来年もわたしのために葡萄を作ってくれません
か?あなたはわたしの大切な想い出を取り戻してくれました。これか
らは、新しい想い出を作って行きたいです。…奈緒さんと一緒に」

 「お兄さん・・」奈緒は光彦に抱きつく・・


 ・2004年クリスマス・・
 クリスマスムード溢れる夜の街を奈緒が走る。
 「ごめんなさい遅くなって」マスターの店に奈緒が到着すると、既
に光彦や祐輔、和也にちひろ、優子らや阿久津も来ていた。

 マスターが「クリスマスの良き日におめでたい話しをしたい人がい
ます」と話しをふると、和也がちひろと結婚することになりました。
と皆に報告する。一同拍手でお祝いする。
 阿久津が会社を辞めたと聞いた奈緒は聞くと、アメリカの大学に入
り、もう一度勉強し、一からやり直したい。と抱負を語る。

 マスターの音頭で「メリークリスマス」と乾杯をする。

 クリスマスパーティが終わり、皆がそれぞれ別の方向へ帰って行く。
奈緒は光彦と祐輔と楽しそうに帰って行く…


寸  評  クリスマスに、和也がちひろに奈緒の前でプロポーズ。驚きと共
にそういう人間関係に憧れたりします。皆が皆幸せになるのはいいで
すね。

執 筆 者 田村(t_volr@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 ものすごく遅れてしまい申し訳ありません。ウォーターボーイズもビデオに
撮ってあるんですが、まだそれも見ていません。
 先日、職場の宴会がありました。今回から1年、一人じゃないのですが幹事
をやることになり、皆楽しんでくれたのかすっごく気になったのですが、話し
を聞いたり場の雰囲気をみていると、なかなか良かったのかな?と一安心です。
次は忘年会それまでは少し気が楽です。(田村)

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