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タイトル:Daily Drama Express 2004/09/09 バツ彼 (11)  2004/10/23


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/09/09 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル バツ彼
局  名 TBS系
放映日時 木曜22時
キャスト 安達恭介(高橋克典)
 佐久間陽平(高嶋政伸)
 川口夏樹(真矢みき)
 山根正博(天野ひろゆき)
 藤井真奈美(滝沢沙織)
 森下美加(北川弘美)
 姉崎俊貴(阿部サダヲ)
 姉崎章子(稲森いずみ)
脚  本 小松江里子

あらすじ  柿崎章子(稲森いずみ)は自室で、安達恭介(高橋克典)に思わ
ず告白してしまったことをびっくりしている。

 そこに恭介が訪ねてくる。
 章子は恭介を座らせると、お茶を入れる。
 恭介はにこやかに章子を見ている。台所もきれいに片付いている、
と。

 訪ねてきた用件を聞く章子に、恭介は、「オレと付き合わないか?」
と聞く。自分は章子に嫌われていると思っていた。佐久間陽平(高嶋
政伸)のことは気にしなくていい。陽平には男女のことはわかってい
ない。バツイチ同士というのもいいかもしれない。お互いに結婚に懲
りているから、章子が結婚を迫ることもないだろう。大人の男女とし
て、気楽に楽しもう、と言うと、章子の腰に手を回し、キスしようと
する。
 でも、固い表情のままの章子。

 「アレ?殴らないんだ」と恭介。
 「こんなことして嫌われようとしなくて、いいです。取り消しまし
ょ。そんなにわたしに好かれるのって、迷惑?」と章子。
 「陽平の好きな女だけは勘弁して欲しいんだ」と言うと、恭介は章
子の部屋を出る。

 いつもの焼鳥屋で恭介が飲んでいると、陽平がやってくる。
 でも陽平は恭介とは離れた席に座り、恭介を拒絶する。


 翌日店で、章子は川口夏樹(真矢みき)に、恭介への告白は取り消
した。陽平と恭介がややこしいことになるのはイヤ、と。
 夏樹は、もう三人は三角関係状態。充分ややこしい状態になってい
る、と。

 夏樹は退社時の恭介に電話し、「章子に嫌われようとしたんだっ
て?」と聞く。
 恭介は、陽平の好きな女は、女としてみられない、と答える。


 陽平は、テレビを見ている息子・太一(佐藤勇輝)に、また夏樹に
修理を頼まれたから行ってくる、と工具箱を持つと出かける。

 だが、陽平が夏樹の部屋に入ると、そこには章子もいる。
 修理は口実で、恭介も呼んであるから、四人で飲もう、と夏樹。

 章子は陽平に、先日、もう二度と会わないと言ってしまったことを
謝る。
 夏樹も、章子は謝っているのだから、許してあげてと口を添える。
 陽平は、許すも何も.....と戸惑う。

 そこに恭介がやってくる。恭介も三人を見て驚く。
 夏樹は恭介に買ってきて貰ったワインを開けて、と頼む。

 乾杯の前に、夏樹が一言。学生時代でなくて、大人になってからこ
れだけ友達ができることは少ない。水に流せる物は流して、乾杯!と
言う。

 でも陽平は暗い顔のまま、自分は友達として付き合っていくことも
できるが、章子は恭介を諦めていいのか?と聞く。
 章子は、もう取り消したと答える。
 なおもそれでいいのかとう陽平に、夏樹は、恭介が章子のことを女
として見られないんだって、と言う。

 でも陽平は、「女として見られない」と連発する恭介を責める。
 章子は気にしていないと言う。
 でも、陽平は帰ってしまう。

 恭介と章子は一緒に帰る。
 陽平との間を心配する章子に、自分たちは18年も付き合ってきた
のだから、陽平のいいところも悪いところもよくわかっているから大
丈夫、と言う。


 陽平の部屋のチャイムが鳴る。
 夏樹が陽平の忘れていった工具箱と、残ったワインを持ってきたの
だ。そして、恭介と陽平を仲直りさせようとしたのに裏目に出たこと
を謝る。
 恭介は更に陽平に嫌われたのかと心配していると夏樹。
 陽平は、先日、自分が好きになった女はみんな恭介を好きになる。
それが許せず、恭介を殴ってしまった。だから自分が恭介から嫌われ
ているのだ、と言う。


 章子は恭介に、あの時、あのままキスをしていたら、どうしたか問
う。
 答えられない恭介。
 章子はその話題はやめ、これからは友達として、と言って、自分の
アパートに入る。


 夏樹は店で章子に、4人の中の誰もくっつかなかったな、と言う。
自分も妊娠を知らなければ恭介のことをものにしていただろうけど、
と。
 章子は、夏樹は母親になるのだから、しっかりしなければ、と言い、
わかっている、と夏樹。


 会社で陽平がボーっとしていると、部下が陽平を一緒に飲みに行き
ましょう、と誘う。断ろうとする陽平になおも、「最近主任、冷たく
ないですか?」と言い、陽平は「それなら行こう」と答える。

 飲み会で、日本酒をがぶ飲みする陽平。
 田辺紘子(中山忍)が太一を心配すると、「もう小学三年生だ。
1人でメシ食って風呂入ってるよ」と答える。

 だが陽平は何杯か飲んだ後、腕時計を見ると、突然、「帰る。息子
と約束した門限があるんだ。11時」と言うと立ち上がる。そして、
ここの勘定は払っておくから、と言う。
 紘子が一緒に行こうかというと、陽平は、「1人で帰れる!」と怒
鳴る。

 でも、結局ふらつく足取りの陽平を紘子が支えている。途中、気持
ち悪くなったとしゃがみ込む陽平。


 恭介が風呂上がりのビールを飲もうとしていると、携帯が鳴る。
 太一からで、門限を過ぎても陽平から電話がないし、携帯の電源も
切れていると言う。

 恭介は太一の所へ行き、太一を寝かし、自分が陽平を待っていると
いう。


 陽平が朝帰り。気付いたら紘子とホテルにいた。紘子はタクシーで
帰したが、帰り際、「あとは会社で」と意味ありげに言われたという。
でも、陽平は肝心なことを覚えていないと、頭を抱える。

 そこに太一が起きてきて、恭介は朝食は自分が作る。陽平には、熱
いコーヒーを入れる。『夜明けのコーヒー』と言って。

 2人は一緒の通勤電車に乗る。
 恭介は弱っている陽平に、いつも陽平の言っている『男の責任』を
見せてくれ、と追い打ちを掛ける。


 会社で陽平は、お茶を持ってきた紘子から、「昨晩は楽しかったで
す。また夕食、作りに行きますから」と囁かれる。


 恭介は喫茶店で元妻と会っている。
 でも、娘・彩香(三浦成)のことで話していて、ショックを受ける
ようなことを言われたらしい。

 会議の後、恭介は藤井真奈美(滝沢沙織)に見合について問われ、
自分は結婚はしない。だから結婚したいなら見合いすればいいと答え
る。
 「ハッキリしないと、嫌いになっちゃうわ」と真奈美。

 廊下で森下美加(北川弘美)が恭介に声を掛け、見合いを勧められ
てしまった。取引先の人、と言う。
 恭介は気のない声で、「すれば、見合」と答える。


 休日、陽平は盛んに太一を出かけようと、盛んに誘うが、ゲームに
夢中の太一は相手にしない。

 遂にチャイムが鳴る。
 すぐに出ない陽平だが、太一に促され、ドアを開けると、夕食の材
料を持った紘子が立っている。少し早いけど来てしまった。今日は茶
碗蒸し、と言う。


 夏樹は章子が誰かを好きになったのを見たのは、知り合ってから初
めて、と言う。
 「結婚してたでしょ」と章子が言っても、「3年間付き合ってた惰
性でしょ」と夏樹に言われ、章子は素直に認める。
 恭介と章子はお似合いだと思うけど、と夏樹に言われても章子は、
「もう一度人を好きになれるとわかっただけでも充分」と言う。

 章子が店からの帰りに恭介の部屋の新聞受けを覗くと、新聞がたま
っている。
 部屋の前まで行くと、チラシが散っている。

 章子が思いきってチャイムを鳴らすと、だるそうな恭介が出てくる。
 章子が恭介の額に手を当てると、すごい熱。


 陽平は紘子を送る。
 紘子は陽平を「主任」ではなく、「陽平さん」と呼ぶ。
 でも、親しげにする紘子に陽平は、あの晩何があったのか覚えがな
い。責任逃れでそう言っているわけではない。責任は紘子の納得のい
くように最大限頑張る、と言う。
 だが紘子は、「そんなこと望んでいるのではありません。1人で帰
れます!」と怒って行ってしまう。


 章子は恭介の看病をする。友達でしょ、と。
 恭介はおととい寒気がしてから熱を出しているという。
 彩香に又会えなかったショックで?と問う章子に、もっとショック
なことがあったと恭介。元妻は彩香を連れて二年間、シンガポールへ
行ってしまうのだ。
 飛行機に乗って、会いに行けばいいじゃないという章子に、「すぐ
に会いたくなったらどうするんだ?今までなら会いたくなったら保育
園を覗きに行けば見られたのに」と恭介は駄々っ子のように言う。
 さらに、「オレの人生の失敗は2つ。1つはオレのような男が結婚
したこと。もう一つは離婚されてしまったこと。ほとほとイヤになっ
たよ」と恭介は愚痴る。

 「それだけしゃべれれば、もう大丈夫。ホンとわたしにはよく愚痴
るよね。女には愚痴らないって人が。まあ、わたしを女として見てい
ないってことなんでしょうけど」と章子は言うと、立ち上がってお湯
を沸かす。


 井の頭公園で陽平と恭介は、並んで座り、アイスキャンディーを食
べている。
 恭介が風邪で寝込んでいたことを聞くと、陽平は女を泣かすことだ
けはやめておこうと思っていたのに、泣かれるとどうしたらいいのか
わからない、と言う。

 恭介は、今までに一度だけ、本気で好きになった女性がいたと言う。
高校生の時に学級委員をやっていた子で、しょっちゅう注意されてい
る間に、好きになってしまって、勇気を出して告白した。
 でも彼女の返事は、「ふざけないでよ!」だった。
 それ以来、本気で好きになりそうな女性には近づかないようにして
いる。
 「それで章子さんも!?」と陽平。
 「わからないんだ」と恭介。
 「わからないって、自分のこと.....って。オレもなんだけどな」
と陽平。


寸  評  このドラマ、高橋克典の下から見上げるような視線が好きになれ
ませんでした。特に只野仁をやってから、どうも言外に「女なら誰で
もオレを好きになる」といっているような態度がイヤだったんです。
 でも、それ以上にこのドラマでは、高嶋政伸のいかにも自分は清廉
潔白という感じがイヤです。『こちら本池上署』の椎名署長役もそう
なのですが、あの笑顔が作り物めいて.....

 男性陣にもう少し魅力があれば、と感じてしまいますが、きっと彼
らのファンでこのドラマを見ている方も多いのでしょうね.....

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 東京地方は、地震の後は台風直撃。このところ天災続きです。
 幸い、わたしの友人・知人に災害は発生してはいませんが。

 つい最近まで、このまま猛暑が続いたらどうしよう、と思っていましたが、
急激に涼しくなりました。
 『暑さ寒さも彼岸まで』とは、昔の人はよく言ったものです。(鈴木)

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