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タイトル:Daily Drama Express 2004/08/12 人間の証明 (6)  2004/10/22


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/08/12 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 人間の証明
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 棟居弘一良(竹野内豊)
 本宮桐子(夏川結衣)
 横渡篤 (大杉漣)
 新見隆 (風間杜夫)
 那須英三郎(緒形拳)
 郡恭子 (松坂慶子)
 郡陽平 (鹿内孝)
 郡さやか(堀北真希)
 佐伯友也(田辺誠一)
 小山田武夫(國村隼)
 小山田文枝(横山めぐみ)
 翔平  (高岡蒼佑)
 路子  (松下奈緒)
 相馬晴美(りりぃ)
 ケン・シュフタン(Bo.Svenson)
 ジョニー・ヘイワード(池内博之)
 草場健次(おかやまはじめ)
 山路利雄(佐藤二朗)
 河西善行(津嘉山正種)
 富永雅彦(山崎樹範)
原  作 森村誠一
脚  本 前川洋一

あらすじ  第6話 『輝ける青春の記憶』

 ジョニーの死から一ヶ月、捜査本部では 相馬晴美がジョニーの母
親だと断定した。 7月3日にジョニーが話していた中年女性が 相
馬晴美とも考えられる。 重要参考人として手配するが、その所在は
全くつかめない。

 晴美の行方を追う棟居と横渡は、晴美の学生時代の知人を訪ねる。
 晴美は 左翼運動の運動家として 有名だったらしい。 集会に参
加して目覚め、過激派の赤色連合と付き合うまでになった。 晴美が
書いた論文の載った同人誌を見せられる棟居たち。

 その帰路、横渡は 晴美が参加していた反戦デモに 機動隊として
対峙していたと 懐かしげに棟居に語る。 大変で必死な出来事だっ
たはずなのに むしろ楽しそうに語る横渡。
 横渡「今にして思えば、骨のある連中だったなあ。 それが今じゃ
 親父さんですからね。」


 小山田たちが拾ったテディベアを取り返そうと、路子は市のヘルパ
ーに成りすまして、小山田の家にもぐりこむ。 掃除をしながら 取
り返そうとするが、狭い家の中では小山田の目を盗めない。 そこへ、
新見からの電話連絡が入る。 テディベアの手がかりを テディベア
協会から得られそうだというのだ。

 手がかりがない今 僅かな手がかりでも大事にしたい新見が、小山
田を誘いに来る。 しかし、偶然落ちていただけの テディベアにこ
だわる新見の気持ちが 小山田には理解できない。 やる気がない小
山田に怒った新見と 口論になる。
 そこに訪ねてきた市の職員によって、先のヘルパーが偽者だと発覚
する。 小山田は、偽者のヘルパーが掃除をしながら テディベアを
手に取っていたのを 思い出す。 新見が話すとおり テディベアに
手がかりがあるのかも知れないと思い直す小山田。


 捜査本部では、依然行方のわからない晴美について 意見が交わさ
れる。 那須は ハイジャックを犯した赤色連合に加担するほど左翼
運動に熱を入れていた晴美が、米兵と子どもをもうけるのはおかしい
と言う。 晴美が反対していたベトナム戦争に参加していた米兵と 
そんな関係になり得ないだろうと。 しかし、出生届が出ている以上
 ジョニーの母親であることは 間違いない事実。 主任の山路は 
晴美は真剣じゃなかったのだと 簡単に受け流す。

 捜査本部を離れた棟居は、横渡に心中を明かす。 棟居は、晴美が
ジョニーを殺害したのではないかと考えていた。 何故なら、ジョニ
ーが殺されたことはニュースになっている。 一月たっても名乗り出
て来ないのは、自身が殺害したからではないかと。
 棟居「人間は 殺す時は殺すんです。」
 横渡「・・・母親が 子を殺す?」
 棟居の推理を聞き、息を呑む横渡。


 恭子の 新しい選挙事務所に、たくさんの支援者が集まってくる。
 そのスタッフの中に、正体を隠した相馬晴美の姿があった。 動揺
を隠し 笑顔で挨拶する恭子。

 テディベアの奪還に失敗し 翔平と路子も事務所に戻る。 2人の
態度を 秘書の佐伯が怪しむ。 選挙に臨む恭子に同棲を咎められた
翔平は、マンションを引き払って自宅に戻り、路子はアパートを借り
ると言う。 アパートの敷金を恭子にねだる翔平は、妹さやかにも責
められる。

 事務所を離れた恭子は、穏やかだった態度を一転させ 現れた晴美
を睨み付ける。
 恭子「何しに来たの。」
 自分は役に立つはず、裏取引や根回しは得意だから 参謀になって
 2人で世界を変えようと 晴美は持ち掛ける。 恭子が取り合わな
いと、昔のことをばらすと脅しにかかる晴美。
 晴美「恭子ちゃんの役に立ちたいのよ。」
 恭子「見苦しい。 もう二度と私の前に現れないで。」
 手を払いのけられ、愕然と恭子を見送る晴美。


 桐子の書いた恭子の記事が 雑誌に掲載される。 しかし、すっか
り手を加えられ 内容は全く違うものになっていた。 編集長に抗議
するも 相手にされない桐子は、恭子の選挙事務所で 佐伯を問い質
す。 記事を書き換えるよう編集長に要望したのは 佐伯なのかと。
 佐伯は、選挙に利用できるなら誰でもよかったのだ。 さらに 恭
子への協力依頼を持ち掛けられるが、桐子は拒絶する。 佐伯と別れ
た足で、出版社に向かった桐子。
 桐子「私には 売れる記事はかけません。 お世話になりました。」
 呆気にとられる編集長に 感謝していると告げると 桐子は退社し
た。

 桐子は、以前連絡を取ってきた南原に会う。 恭子の夫 陽平に不
当解雇された男だ。 会社の不正を告発したいのだと言う。


 会いたいという晴美からの しつこい電話に苛立つ恭子。
 晴美「あたしを 殺したいの?」
 恭子「あなたに 殺す価値なんかない。」
 受話器に向かって口走ったセリフは 通りかかった佐伯の耳に入る。
 気になった佐伯は 晴美が残した論文を手に取り、晴美と恭子に繋
がりがあった事を感じ取る。


 晴美が生きた時代を理解するため、晴美の論文や 資料室で見つけ
た大学教授 徳永孝明の本を読み漁る棟居。 昨年亡くなったという
徳永は、左翼に多大な影響を与えた人物だ。 論文を読む棟居に、安
保の頃 交番勤務をしていた那須は、御茶ノ水のデモを 横渡同様 
懐かしげに語る。
 那須「あるだろ、誰でも。 一番輝いていた頃が。」
 相馬晴美も この頃が一番輝いていたのだろうか。


 棟居を呼び出した桐子は、仕事の不満をこぼす。 発表された記事
は 編集長に勝手に直されたもので、出版社はやめたと。
 棟居「お前は長続きしないな。 仕事も男も。」
 桐子は、郡陽平の会社の不正を調べるため、アメリカに行くのだと
いう。 内部告発した人物によると、アメリカで戦争の武器につなが
るあくどい商売をしているらしい。 桐子の行動力に 驚く棟居だが、
人を簡単に信じ過ぎると忠告する。
 高校生の頃、桐子に絡んだ男に 棟居がけんかを吹っかけた事を 
桐子が口にする。 昔を覚えていないと言っていた棟居も、その事を
覚えていた。
 桐子「いい思い出は 覚えておいて、悪い思い出は 忘れちゃいな
さい。」
 タクシーから手を振る桐子を見送りながら、棟居は考える。 人は
自分が輝いていた頃の思い出を 大切にしているものだと。

 棟居は、人は 過去の輝いていた自分を知っている相手に 思い入
れがあるものだと 考える。 だから、信奉していた大学教授 徳永
の葬儀に 晴美が列席し、受付に 記帳しているのではないか。 徳
永の家に向かった棟居と横渡は、未亡人が差し出した 分厚い葬儀の
列席者名簿の中に、相馬晴美の名前と住所を見つけだす。


 佐伯は 恭子に黙って 恭子の代理として 古びたビルに住む晴美
を訪ねる。
 佐伯「事務所への出入りを やめて欲しい。」
 晴美「私が誰だか 知ってるの?」
 興味ないと 目の前の晴美に 関心を示さない佐伯。 マスコミに
ばらすと 再び脅そうとする晴美に それをすれば晴美の過去に傷が
つくと釘をさす。 恭子は今が大事、もう少しで夢が叶う。 革命と
いう夢を持っていた晴美なら わかるはずだと。
 佐伯「過去にすがって生きている あなたは亡霊です。 でも恭子
さんには未来があります。」
 部屋に一人残された晴美の脳裏に 昔の思い出が浮かぶ。 学生時
代 晴美のようになりたいと目を輝かせて、晴美の話を聞いていた
初々しい恭子。


 新見の意見が正しいとわかった小山田は、新見に偽善者と罵った事
を 謝罪する。 反対に、新見は 社長の姪と愛のない結婚をして 
取締役の地位を手に入れた自分は 偽善者と呼ばれても仕方ないと打
ち明ける。 文江との出会いで 満たされない生活を埋めようとした
という新見の話を聞いても、小山田は怒る事ができなかった。

 テディベア協会を訪ねた小山田と新見。 そこで、文江の拉致現場
から見つかったテディベアは、セント・フェリス幼稚園の卒園記念に
贈られている特注品だという情報を得る。 首につけられたリボンか
ら、そのテディベアは 1986年の卒園生に配られたもので、市場には
出回っていないという。

 自宅に引っ越した翔平の部屋に、幼い頃のおもちゃが溢れているの
に 驚く路子。 中に 小さな手形を押した記念写真があった。 そ
の写真の子供が抱いているのは、あのテディベア。 翔平は、セント
・フェリス幼稚園の卒園生だったのだ。


 晴美の住所を突き止めた棟居たちは、捜査令状を頼んで 晴美の家
に急行する。 しかし、晴美の姿はすでになかった。

 佐伯や恭子の言葉に、激しく傷ついた晴美は、恭子から脅し取った
金と かつて自分が書いた論文が載った本を 焼き捨てる。 町の中
をふらふらと歩く晴美は、恭子の街宣車とすれ違う。 街頭テレビに
は 恭子の姿が大写しになる。 今を生きる恭子を 強く思い知る晴
美。 ビルの屋上に立った晴美は、昔を懐かしみ 遠くを見つめ静か
に微笑む。

 棟居たちの車に 那須から連絡が入る。 相馬晴美らしい人物が 
飛び降り自殺したというのだ。 新宿に急行した棟居たちは、目撃者
もいるため 自殺に間違いないと 那須に聞かされる。 棟居は、物
言わぬ死体となった晴美のそばに 佇む事しか出来なかった。

 〈死は あらゆる記憶を葬り去る。 彼女が昔 輝かしい日々を送
った事を 誰も知らない。 誰にも語られる事もない。 彼女の人生
が ひっそりと幕を閉じた。〉


寸  評  晴美は弱い人間でした。 人には誰でも 人生の中で 華のある
時期があるように思います。 その華がコンスタントなら 幸せです。
 でも、その波が早く来過ぎてしまった人は 後の残りをどう生きて
いけばよいのでしょう? 強い人なら 新しく あるいは 乗り越え
て生きていくのでしょう。
 それに対する恭子の強さはどこから来るのか・・・。 桐子ではな
いですが、恭子にはまだまだ 謎が残ります。 晴美を慕っていた 
初々しい恭子は何処へ? (ただおばさんになったからとも言える様
な・・・。)

執 筆 者 飯塚()

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2. 編集後記
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 すっかり遅くなり 最終回を迎えまして 申し訳ありません。 秋のスペシ
ャルの間に 遅れを取り戻すよう頑張ります。
 『13歳のハローワーク』が流行っていますね。 NHKのテレビでも 若者
向けに いろんな職業を紹介する番組をやっています。 常々思う事ですが、
世の中全員お医者さんでも、世の中全員弁護士さんでも、世の中全員サッカー
選手でも、ゲーム作家でも困るのですよね。 皆 持ちつ持たれつ、いろ〜ん
な職業の人がいてくれるから 暮らしていけるのですよね。 大勢の人の持ち
つ持たれつに 感謝する事が大事ですね。 (私自身は持たれて持たれて 生
きています。 少しは持てる様 自分にはっぱをかけなくては。)(飯塚)

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発行元:ドラマ研究会
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