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===================================================== 発行部数 15 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2004/10/11 (Mon) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.月曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 月曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル ラストクリスマス 局 名 フジ系 放映日時 月曜21時 キャスト 春木健次（織田裕二） 青井由希（矢田亜希子） 日垣直哉（玉木宏） 葉山達平（森山未來） 藤沢律子（片瀬那奈） 高瀬彩香（ＭＥＧＵＭＩ） 須藤恭子（田丸麻紀） 柴田幸子（りょう） 新谷伍郎（伊原剛志） 森山美樹（坂下千里子） 塚本信輔（坂本雄吾） 白川仁美（桜井幸子） 特別出演 青木貴子（加賀まりこ） 澤口孝太郎（児玉清） 脚 本 坂元裕二 あらすじ 第一話 「二人の秘密」 『‘０４クリスマス カナダ イエローナイフ』 雪山を歩く男２人。一人が言う。「君はラッキーだ。今夜はオーロ ラがくるかもしれない。日本人はよく来るけど…一人で来るのはお前 一人だ…」 もう一人の男、春木健次が言う。「一人じゃないっすよ…」。 春木は胸から赤いリボンに結ばれた白い小箱を取り出す。 *------------------------------------------------------------* 『それより３ヵ月前 ‘０４秋 ニュージーランド』 スノボーで次々とゲレンデを下りてくる選手達。大会スタッフとし て働く春木。後輩社員の葉山達平（森山未來）もスタッフとして働い ている。 大会終了後、ゲレンデでスノボーを楽しむ春木と葉山。しかし、ゲ レンデで携帯に出る春木。「おい、ちょっと待てよ！はい、わかりま した！」 春木は新谷伍郎に呼び出され、雪道での車のトラブルを解決しにか けつけさせられている。新谷は取締役で春木は主任だ。助手席に清楚 な雰囲気の女性が座っている。青井由季だった。車を何とかするため に去っていく青木を見ながら新谷が言う。「いい奴だろ。あいつ最近、 婚約解消されてね。大学時代スキー部からの付き合いなんだよ」 *------------------------------------------------------------* ひとすべりする新谷と由季。実は今日は由季の誕生日だった。 青井と過ごす時間にすっかりはしゃいでいる新谷。「なだれに遭っ た奴はナーダレ？」など、オヤジギャクをとばしまくる。 由季は元々社員ではなかったが、新谷の抜擢で社員になった。 「雪の妖精みたいなコっすね！」と由季にデレデレの葉山。 ゲレンデに粉雪が舞う。空を見上げる春木。 *------------------------------------------------------------* 自転車でマンションに帰ってくる春木。引越屋のトラックから荷物 が運び出されている。８年前のレディースの集合写真を拾う春木。 携帯で誰かと話している春木。「隣とウチは元々１つの部屋だった …」としゃべりながらベランダに出て、下を見る春木。トラックから 荷物を下ろしている女性が上を見上げる。その顔は…、なんと由季だ った。 レディースの写真に写っている由季。 部屋に入って、春木の部屋とのハメ殺しのドアを動かしてみる由季。 ドアはガタガタと緩い感じ。「なーにコレ、変な男が住んでたらどう すんのよ！」 一方、つぶやく春木。「どこが雪の妖精だよ！」 *------------------------------------------------------------* タイトル『ラストクリスマス』 *------------------------------------------------------------* 「ユーキちゃん！」 由季の部屋には営業のアキタ、コバヤシを初め、プレゼントを持 った男がぞくぞくとやってくる。 *------------------------------------------------------------* 会社で…。「そのオンナ、キャバクラカップだと絶対Ｎｏ．１だ よ！」と盛り上がる葉山。「今度入って来た派遣のコなんか、前の会 社ではラブテロリストなんて言われてたみたいですよ」。葉山の視線 の先には高瀬彩香（ＭＥＧＵＭＩ）がいた。 由季の部屋に次々と訪れる男たちをゴレンジャーに例える春木。 「モモレジャーもいたりして」。そこへピンクのネクタイの新谷が やってきた。それを見て春木、「モモレンジャーはおまえかぁ」。エ レベーターの中にはゴレンジャーのように赤青黄桃緑のネクタイの男 が勢ぞろいしている。 屋台で話している由季と彩香。実は二人はレディース仲間だった。 「男なんて、エサあげたらすぐに調子に乗るんだから」と、クールな 由季。 しかし、屋台の外を女性と歩く商品部の日垣直哉（玉木宏）を見る と、複雑な表情。 *------------------------------------------------------------* ビデオのついている春木の部屋。青木はスノボーの板の手入れをし ている。春木の部屋で新谷がビデオを見ている。「栄光の日々だな ぁ。」 春木や新谷の学生時代のようである。画面には白河仁美（桜井幸子） が映っている。「仁美ちゃんも映っているよ」と新谷の声に春木が振 り向く。 春木の回想。「好きな人ができました」と、仁美に言われる。 春木の気も知らず、しゃべり続ける新谷。「フラれたのがそんなに ショックか？最近、仕事張り切ってるし。カナダ支社に転勤の希望出 してるのもそれでか？」「おまえが将来社長の会社なんて」という春 木に「俺が社長になったらおまえには副社長になってもらおうと思っ ているのに」と答える新谷。 そうこうしているうちに、大きな氷を見つける新谷。「これさ、氷 河期の氷なんだ」。後生大事に取っている春木。 その時、ピンポーン！と春木の部屋のインターホンがなり、由季が ドアの外に。由季「開けて〜！開けて〜！」「何か御用ですか？」焦 りまくる春木。「いいから開けてぇ〜！」 *------------------------------------------------------------* 帽子をかぶってとび出してくる春木。 由季「鍵、落としました。こっちの部屋からうちに入れるでしょ」 嫌がる春木に、由季「呪いますよ〜」と、訳のわからないことを言 い出す。 部屋から出てくる新谷に、「見せられないから。ショック受けると 思う」と言いながら目隠しをして、エレベーターに連れて行く春木。 ようやく新谷をエレベーターに押し込んで春木が振り返ると、すでに 由季はいない。 すでに春木の部屋に上がりこんでしまっている。 春木は隣の部屋とのドアを壊そうとするが壊せない。「これさぁ、 やっぱ無理だよ、無理」と、いう春木のそばで由季がドアを蹴り壊す。 驚く春木。 自分の部屋に入れて問題解決、といった態度の由季に 春木「キミさぁ〜、オレのこと覚えてないわけ？」 由季、「ナンパだったら明日にしてくれる？」 春木「顔、近づけすぎ」 由季「しょうがないでしょう？コンタクト、落としたんだから」 春木「何で逆ギレなんだよ」 由季「何よ、ドア貸したくらいでエラそうにさぁ」 めがねをかけて驚く由季。 由季「じ、事業部の…」 春木「春木です」 春木に「どっちかが出て行くしかないじゃないですかぁ」と、無 理をいう由季。 「６股の一人なんて真っ平」と返す春木。そこに新谷から由季にメ ール。 「ゴローのことは？」と聞く春木に、「私は、私の役に立つ人が好 きなんです」と答える由季。新谷とは、新谷が上司になる前から友達 だった春木としては納得がいかない様子。そこで急に吐き気をもよお す由季。春木、「自分のトイレに行けよ」 床には‘９９．１２．２０のラベルのビデオ。 *------------------------------------------------------------* 会社に出社する春木。エレベーター前。 由季が頭を押さえている。 春木、「二日酔いの薬、あげようか？」「何のことでしょうか？」 しらばっくれる 由季。「ホ〜ウ、会社じゃキャラ違うんだ」と春木。 *------------------------------------------------------------* 春木がオフィスに着くと、日垣(玉木宏）と葉山が、とある企画に ついて、激論を戦わせていた。 *------------------------------------------------------------* イラストレーターとして働いている藤澤律子(片瀬那奈）に気があ る日垣。 日垣を避けて外出する律子を追いかけ、まとわりつくようについて いく日垣。 日垣、「いつまで死んだ人のこと思っているわけ？」「私、先生の ことを忘れられないからあなたのことを避けているんじゃありません。 あなたのこと、大キライなんです」と答える律子。 *------------------------------------------------------------* DJ柴田幸子（りょう）のスタジオ。男性スタッフのところにやって くる春木と葉山。そこへオンエアを終えてやってくる幸子。入ってく るなり、 幸子、「ケンにい？」「やっぱりサッチー？」答える春木。「紹介 します、私の初めての男です。」唖然とする葉山と男性スタッフ。 その後、二人で話をする春木と幸子。DJサリーシバタとして公表さ れている幸子のプロフィールはデタラメ。年齢も、出身地も…。春木 は幸子がきれいになって驚いている。 *------------------------------------------------------------* クラブにいる由季。そこへ現れる日垣。由季、「早かったね。また フラれた？よく飽きないねぇ、４年もフラれて」「ホテルでもいく？」 と返す日垣。何か、乾いてるなぁ、などと言い返しながらも嫌がる様 子でもない由季。 *------------------------------------------------------------* 暗い会議室。プレゼンする春木。終了後、「じゃあ、春木、これで 進めてくれ」と言う新谷。それに異議を唱える日垣。しかし新谷には 相手にされない。 *------------------------------------------------------------* 楽器の生演奏が流れる夜のレストラン。春木、由季、葉山、新谷が 席に着く。「いい感じになったところで二人にしてくれよ」と、春木 にささやく新谷。 酔っ払う葉山。新谷はまたまたオヤジギャクを連発。 新谷がいなくなったところで、由季、「春木さんは日垣さんの提案、 何とかできないんですか？」 それを聞いて日垣の悪口をいう葉山。 葉山は日垣の女性関係の激しさが鼻につくようだ。そういう葉山に日 垣を擁護する由季。とうとう葉山を殴って店から出て行ってしまう。 戻ってきた新谷は状況がわからず、「あれっ、青井君は？」 倒れて いる葉山。たまたま同じ店にいた彩香が葉山を介抱する。 *------------------------------------------------------------* ラブホテルのベッドで眠る葉山と彩香。目覚めて驚く葉山。 *------------------------------------------------------------* 自転車で部屋に帰る春木。部屋の電気がつかない。ブレーカーが落 ちている。ため息をつき、慌てて冷蔵庫を見る。氷河期の氷が…溶け ていた。 隣の部屋に呼びかける春木。「ブレーカー落ちた？」「ビデオでも とってた？」と由季。「氷が溶けた」という春木。由季、「もしかし て…婚約破棄された彼女との思い出の品だったとか…」。図星である。 春木は由季の男性関係のことをいろいろと聞く。だが、「ただのセフ レです」と答える由季。 「ゴローのことは？あいつのこと、好きじゃないの？」という春木 に、「私が好きなのは自分だけです。お説教ですか？あなたはそんな に立派な恋愛してるんだ」と言い返す由季。「そんな氷、いつまでも 大事にして、私だった２秒で忘れちゃうのになぁ」という由季に、 「君がそんなこと言えるのは、誰も君のことを好きにならないからじ ゃないの」と言い返す春木。フッと無言になる由季。言い過ぎたか？ といった表情の春木。 *------------------------------------------------------------* 病室に寝ている青木貴子（加賀まりこ）。春木がそばにいる。貴子、 「いつになったらこんな生活、終わるんだろうねぇ」「病気が治った ら終わるよ」と答える春木。春木の母はもう１０年も入院している。 そこへ見舞いに来る幸子。幸子に「婚約破棄は私のせいよ」という貴 子。 病院から２人で歩く春木と幸子。幸子、「ケンにいは昔から貧乏く じ引いてるから。私が旅行に行ったとき、代わりにオヤジに殴られて くれたよね？」 「オヤジが空手やってたって知ってたら、やらなかったよ」と答え る春木。「今度は私が婚約者の身代わりになってあげようかなぁ」 「ケンにいが私の初恋だったから」 去っていく春木を見守る幸子。 *------------------------------------------------------------* 自分の部屋にいる春木。床に落ちている‘９９．１２．２０のラベ ルのビデオに気づき、デッキに入れる。画面に由季が出てくる。やや 所帯じみた様子の部屋で撮影されている感じ。カメラ目線で話始める。 「えっと、青井由季です。１９９０年神奈川県生まれ、てんびん座 のB型。１２月２４日、手術をします。この部屋に帰ることはもうな いかもしれません」 画面内の由季、突然、離婚届を取り出す。「独身だぁ、イェーイ！」 明るい表情がかえって痛々しい。「彼のことは恨んだりしてません。 フッてくれてサンキュー！って感じ」と言いながらも涙ぐむ画面内の 由季。 その画面を静かにじっと見つめている春木。画面内の由季は、病気 を宣告された日に、ブランドもののバッグを持って、ヒールの靴を履 いたOLを見かけ、憧れたことを語りだす。「もし、これを見てたら、 もう一度、頑張ろうよ！」と画面に向かって呼びかける画面内の由季。 ビデオが終了する。 無言の春木…複雑な表情。 *------------------------------------------------------------* 会社での春木。いろいろと交渉してまわる春木。実は日垣の案を取 り入れるようは動いていたのだ。「どういうつもりですか？」という 日垣に、「おまえの案がいいと思ったからだよ」と答える春木。「だ ったら初めからそうして下さいよ」と、日垣。そのやりとりを見つめ る由季。 *------------------------------------------------------------* 部屋で…ベランダから外を見る春木。カップラーメンを食べる由季。 お互いに隣が気になる春木と由季。 「ウワーッ、最高！」ベランダで歓声を上げる由季。「ロックしか ないけど…」と、言いながら出てくる春木。「何、これ？これって…」 怪訝な由季に、春木、「結婚式の日に彼女と飲もうと思って。新婚旅 行もそこ行くつもりだった」。由季、「ごめんなさい」。春木、「い や、いいんだ、こんなのいつまでも持ってるなんてバカみたいだし…」 。氷の溶けるグラスに耳を傾ける春木と由季。 「日垣さんのアイディア通してくれたんですか？どうして?私が言 ったから？」 と聞く由季。打ち解けた感じでいろいろ話し始める春木と由季。由 季は日垣のことが本当は好きだけど、日垣が律子に片思いしているの を知っていて告白できないという。「きっとどこかに相手がいるよ」 と、言い合う春木と由季。 「じゃあ、賭ける？どっちの恋が先にかなうか」「（勝った方に） そのイエローナイフにオーロラ見に行く旅費を出す」 そこへ車で来る新谷。車から降り立ったところで、春木と由季がベ ランダにいるのを目撃してしまう。 部屋に入った春木と由季。春木、「オレ、青井に謝らなきゃいけな いことがあるんだ…これ、部屋に落ちてて…」‘９９．１２．２０の ラベルのビデオ。由季、「そういうわけか…（由季の表情が変わる） だから同情してくれたんですね」。 そこへ日垣からの電話。 由季「わかった、今行くよ」 春木「青井…」 由季「別れたダンナもそうだった。同情なんてすぐなくなるんです」 春木「おまえ、まさか…」 由季「今は治りました」 *------------------------------------------------------------* 翌日。道を歩いている春木の携帯に電話。「新谷さんが？」 重役室前のソファに座る春木。秘書に聞く「あの…、青井さんは？」 *------------------------------------------------------------* 病院で…。「再発の可能性はない」と、由季に宣言する医師。クリ スマスに赤いリボンに結ばれた白い小箱を贈ってもらえるよう、医師 に確認する由季。 *------------------------------------------------------------* 役員室に入る春木。新谷、「おめでとう、転勤だよ！」。春木は中 国の新工場の管理責任者になることを告げられる。春木に詰め寄る新 谷、「この世で最低の奴を知ってるか?友達の女に手を出す奴だよ」 （第２話へ） 寸 評 やはり月９ということで、全体的にはお洒落な雰囲気。春木がフ ラれた状況とか、春木が由季のビデオを見てしまったことを由季が知 ってしまうこと、などを来週以降に引っ張ろうとせずに第一話のうち に展開させてしまい、あえて思わせぶりにしないストーリーにスピー ド感を感じます。ゴレンジャーの例えとか、いろんな遊びもあちこち にありますね。“春木と由季が元々１つだった隣同士の部屋に住んで いる“という状況のために、ベランダ側からカメラを向けた撮り方に して、壁を挟んで２人の様子がわかる、という映像は、目新しいとま では言いませんが、なかなか楽しいですね。５番目に名前の出ている 藤澤律子(片瀬那奈）が第一話ではまだあまりストーリーに絡んでき ていませんが、今後どうなるのでしょうか？ 次回予告で出てきた「恋ははぐくむものじゃないですよ、そこにあ るんです」というセリフがどこでどう使われるのか、期待したいです。 執 筆 者 増井（） ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- （増井） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv/ url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 （http://www.mailux.com/) ====================================================================== |