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タイトル:Daily Drama Express 2004/08/31 君が想い出になる前に (9)  2004/09/07


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/08/31 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 君が想い出になる前に
局  名 フジテレビ
放映日時 火曜22時
キャスト 佐伯奈緒(観月ありさ)
 望月光彦(椎名桔平)
 結城和也(玉山鉄二)
 富田ちひろ(加藤あい)
 阿久津順子(木村多江)
脚  本 清水友佳子
 横田理恵

あらすじ  祐輔(広田亮平)の新しい小学校の初日。「今日は皆に新しい友
達を紹介します。望月くんご挨拶できるかな」祐輔は教室の後ろに一
人居る光彦(椎名桔平)の方をちらっと見て、「望月祐輔です。よろ
しくお願いします」と元気に挨拶をする。光彦も満足そうに手を叩く。

 「親子ハイキング?」祐輔が学校で家族も自由参加のハイキングの
お知らせのちらしを持って帰って来る。お弁当作ってあげるから二人
で楽しんで、と奈緒(観月ありさ)も嬉しそうに言うが「奈緒お姉ち
ゃんも一緒に行こうよ」と祐輔が誘い、光彦もそれに同意する。

 親子ハイキングの日、奈緒は光彦の隣で歩いていると、祐輔と一緒
のクラスのたかしくんの母親が話しかけて来た。「祐輔くんのお母さ
ん?」奈緒は笑顔で「叔母です」
 お弁当を食べるときも、たかしくんの母親に親切にしてもらい、祐
輔もすっかりたかしくんと仲良くなる。「今度家に遊びに来てよ」た
かしくんの母親は気軽に誘う。

 家に帰って来て「良かったねお友達できて」奈緒も嬉しそうに祐輔
に言う。祐輔はたかしくんも持っているからと、奈緒の部屋にあるパ
ソコンが使いたいと言う。しかし、奈緒のパソコンは壊れていてまだ
直していない・・「直して、直してお父さん」祐輔は光彦にいい、光
彦も「わかったわかった」と嬉しそう。奈緒は祐輔に手を洗いに行か
せる。「今日は本当にありがとうございました」光彦もあらためてお
礼を言う。


 ちひろ(加藤あい)の実家で電話が鳴る。そばに居る母親はなかな
かでない。電話が鳴り止まないので、しぶしぶ出ると「結城さん、な
んどもお電話頂戴して、あの子また出かけているんですよ・・はい・
・はい・・」電話を切ってから、傍に居るちひろに「いいかげんにし
て頂戴!お母さん嘘が下手なんだから。何考えてるのかしら・・」

 ちひろが外に出ると、門の前に和也(玉山鉄二)が来ていた。

 公園で和也は「今度の撮影で信頼できるスタイリストを探している
んだ。撮影は2週間程度。どう?」と聞く。「わたしに構う暇がある
のなら、奈緒さんのこと考えて下さい。幸せになって下さい。わたし、
本当にそう思っているんです。」ちひろの言葉を無視して和也は仕事
の話しを続ける。「もう決めたんです。どうしてこんなことするんで
すか?わたしがかわいそうだから・・」「俺は好きとかかわいそうと
かで仕事をするわけじゃない。それは奈緒も同じだ。ちひろちゃんに
とってその程度だったんだ。スタイリストになる夢は。だったら何も
言わないよ」和也はそう言い残して、ちひろの前から去って行く。


 「出来た」奈緒が事務所で祐輔のために、絵の具バックと上履き入
れを作る。優子(中山 恵)と社長は「和也さん幸せだなぁ」とこの
先の結婚を視野に入れてちゃかす。奈緒は真面目な顔になり、「ごめ
んなさい。もっと早く言うつもりだったんですが、結婚なしになりま
した。和也とは別れたんです・・」優子が理由を聞こうとするが、奈
緒は夕飯の用意があるから・・と帰ってしまう。

 事務所から奈緒が出て来ると光彦が「お仕事終わりましたか?」と
待っていた。食事でもどうかと思って迎えに来たと言う。しかし、祐
輔のことを聞くと「たかしくんのところです。泊まるといいまして。
明日は日曜日だから向こうのご両親にぜひにと言われまして」それを
聞いた奈緒は、「じゃあ美味しいものでも食べに・・」と嬉しそう。

 レストランで食事をしながら、祐輔のお友達のたかしくんのご両親
はいい人ですねと話す。奈緒も今度家にも遊びに来てもらいましょう
か、と話す。奈緒は食事を口に運び、「辛いけどスパイスがきいて、
美味しい」と。光彦はワインもお願いしましょう。とメニューから適
当なワインを選び注文する。

 帰り道「始めてですね。お兄さんと食事」光彦も応える「また来ま
しょう」と。しかし、奈緒が黙っていると。「たまにもこういう食事
もいいかなと思って」と光彦は言葉を続ける。すると、突然雨が降り
出す。光彦は上着を脱いで遠慮する奈緒にかけ、二人で走ってマンシ
ョンへ帰って行く。

 ずぶ濡れのままマンションに着いて、タオルで拭いていると、雷が
鳴る。突然のことで奈緒は光彦に抱きつく。そのまま緊張して二人見
つめ合う。

 しばらくして、奈緒は「おやすみなさい」といい部屋へ帰って行く。
光彦も「おやすみなさい」と応える。


 翌朝、祐輔の様子を伺うために、たかしくんの母親へ電話をする。
祐輔の行儀の良さを誉め「朝ご飯食べさせたら返すね」と電話を切る。
昨日のことが忘れられないため、光彦とは気まずいまま挨拶をし、祐
輔のことも事務的に話す。そして、チャイムが鳴る。

 奈緒が出ると、「失礼します。佐伯奈緒さんですね?」家に上がっ
た男は生命保険会社の調査部の名詞を光彦に見せる。保険加入者の不
正に関して調査をしているというその男は、美穂にかけられた保険は
現段階ではお支払いすることが出来ない。シンガポールの事件で不審
な点が見つかりまして・・

 祐輔がたかしくんの家から出て来る。「また遊びに来てね」「はい」
祐輔が道路を歩いていると、不審な男が祐輔の後を追う。早足で歩く
祐輔の肩をその男が掴む。「望月祐輔くんだね。お父さん元気?」祐
輔は振り払って逃げる。しかし、途中で転んでしまう。振り返るがそ
の男はもう居ない。

 調査部の人が帰った後、「お姉ちゃん強盗に狙われたんですよね?
犯人捕まったんですよね?不明な点ってなんなんでしょうか・・」


 光彦は会社に行き、阿久津(木村多江)に先日のことを話す。自分
が美穂に2億もの保険をかけていて、そのことで保険会社の人が見え
て、なんだか捜査中と言っていたと素直に聞く。阿久津もシンガポー
ルへ問合せ、最初はお金目当てで日本人を襲ったと言っていたが、犯
人は自供を覆し、本当はカモフラージュだった、と。強盗に見せかけ
たかどうかは、わからないが・・と知っていることを光彦に教える。

 「奈緒さん奈緒さん、衣装変えです」保険会社の人が来たことで、
仕事中考え事をしていた奈緒はスタッフに呼ばれて気がつく。

 ちひろの実家の電話が鳴る。母親はちひろに電話に出るように言う。
ちひろが電話にでると優子からだった。ファイルの場所を聞く優子に
教えると、さりげなく奈緒のことをちひろが聞く。優子は「元気そう
にしているけど、なかなか立ち直れないんじゃないですか?奈緒さん
と和也さん結婚辞めちゃったんですよ」 ちひろは初めて奈緒と和也
が別れたことを知る。

 「佐伯さん。佐伯奈緒さんだよね」奈緒が事務所から出て来ると、
一人の男が待ち伏せしていた。喫茶店に入った奈緒は、男から週刊ス
クープの名刺を渡される。「お姉さんが巻き込まれたシンガポールの
事件俺ちょっと調べてるんだけどね。頼まれてやりましたと犯人がげ
ろしたらしいんだよね。犯人は日本人・・はなっから誰かに狙われた
わけ。 去年のスリランカ事件覚えてない?犯人は保険金殺人の夫。
お兄さんのところに警察は来てないの?保険会社の調査が入ったって
聞いたから、そろそろかなぁと思って。お兄さん、本当に記憶喪失な
の?忘れたふりしてるんじゃないの?」週刊記者は事件の経緯と疑わ
れている点を奈緒に教え、光彦が怪しいと疑う。「兄は被害者なんで
す」奈緒は怒って席を立つ。

 「お父さん凄い」奈緒の部屋にあるパソコンを光彦が直す。

 奈緒は光彦を呼び、さっき週刊記者に聞いたことを光彦に話す。
「変な感じの人だったから、多分お兄さんのところにも来ると思うけ
ど、あんまり気にしてはいけませんよ」と気遣う。


 光彦が阿久津の後から会社を出て来る。すると、例の記者が光彦を
カメラで撮っている。そのフラッシュが別の女性の手鏡に反射し、同
時に荷台から台車が落ちる音が混じり、光彦の脳裏にフラッシュバッ
クが起きる。
 “銃口が美穂を襲い、美穂の眼から涙がこぼれる…”
 光彦は路上で倒れてしまう・・

 「無理はいけませんから、今日は病院に泊まられたほうがいいです
よ」病院に奈緒がかけつけると医師からそう言われる。

 「望月光彦さんの担当の先生ですね」刑事が医師に声をかける。

 家に奈緒だけ帰ってくる。心配する祐輔に「ちょっと疲れちゃって、
今日は病院にお泊まりするの」

 家に電話がかかる。「お兄さんの具合どうですか?良かったらお話
し伺えませんか?」無視する奈緒に記者は「奈緒さん最近婚約解消し
たんですって?お兄さん良い男だもんなー」


 奈緒がマンションから出てくる。「優子ちゃんこれからショップ廻
って現場には直で行くから」電話を切るとまた週刊誌の記者がまた。
無視をするが「お兄さんと暮らしているうちに情がうつったんじゃな
い?」「辞めて下さい」奈緒は振り切ろうとすると、病院から帰って
来た光彦がマンションの前に居る。光彦は週刊誌の記者を奈緒から離
し、殴りつける。「こりゃいいわ。面白い記事になりそうだな」捨て
台詞を吐いて記者は去って行く。


 優子と衣装の返却の話しをしていると他のスタッフが奈緒を見る眼
がおかしい。

 家に帰って来ると、近所の人が噂話をしている。奈緒が挨拶をして
も、奈緒の視線をそらすようにこそこそと逃げるように去って行く。

 ポストに英談社から封筒が送られている。中を開けると“週刊スク
ープ”が、表紙には“保険金殺人”そして、“シンガポール白昼の銃
弾”光彦は目隠しされているが写真まで載っている。

 伍代物産の専務(平泉 成)は「面倒なことになったなぁ」とつぶ
やき、光彦を呼び「会社としては君の名誉を守りとおすつもりだ。し
かし、明日から自宅待機ということにしてもらえないか」と言われる。

 奈緒が週刊誌を見ながらぼんやりしていると光彦が帰ってくる。あ
わてて週刊誌を片づけるが、光彦は週刊誌を取り出し、「明日から出
社しなくて良いそうです」「そんなぁ」
 「奈緒お姉ちゃん。たかしくんのお母さんがもうたかしくんと遊ん
じゃいけないって。どうして?どうして遊んじゃいけないの?」
 食事中祐輔にムッとする光彦に、「お兄さんつらいのはわかるけど、
祐輔にあたらないで、お願いだから」と奈緒は言う。


 チャイムが鳴る。「望月光彦さんですね」警視庁国際課の刑事が光
彦に任意同行を求めて来た。しかし、光彦には記憶が無い・・しかし、
刑事はそれもわかっているが同行してほしいと言う。

 警視庁へ到着し、会議室へ通される。刑事は「逮捕された実行犯が
意外なことを話し始めたんで、被害者の望月さんからも話しを聞かな
ければならなくなったんです」と経緯を説明する。刑事は光彦の前に
2枚の写真を並べ、実行犯だと教える。そして、もう1枚写真を出し、
マフィアの一人で現在逃亡中。知らないという光彦に「もっとよくみ
てください。」と続ける。

 家の電話が鳴る。「もしもし、読んでもらいました?」電話に出た
奈緒は「ありもしないことを・・」と反論する。「このままだと、そ
ういうことになっちゃうよ」と週刊誌の記者は脅す。

 刑事は続けて、「奥さんの生命保険、傷害保険とかなりの額をかけ
ていましたね。半年前に増額しているのはどういうわけですか?」
「覚えてないんです」「本当は覚えてるんじゃないですか?」「記憶
喪失も偽装工作じゃないんですか?」「本当にわたしは覚えてないん
です・・」

 部屋で耳をふさぐ奈緒の前に置いてあった携帯が鳴る。驚いて見る
と着信は和也からだ。雑誌を読んで心配して電話をかけてきてくれた
のだった。「俺に出来ること何かないかな?」「・・和也、わたし怖
い。そんなことあるはずないのに、もしかしたらって思うと…そんな
こと考えたくないのに。お兄さんはそんな人じゃないって信じている
のに…わからなくなって・・」

 刑事から美穂との不仲をハウスキーパーが証言したと光彦に迫る。
刑事は声を荒立てて、「妙につじつまが合う話しじゃないのか、あん
たがやったんじゃないのか?あんたがこの男に頼んだんじゃないのか
って聞いているんだ!」別の刑事が若い刑事を抑え「申し訳ないです
ね、望月さん」


 光彦が警視庁から帰って来る。マンションの下には大勢のカメラマ
ンや週刊誌の記者が押しかけていた。一人の記者が光彦の姿を見つけ
マイクを向けると、他の記者も一斉に光彦を取り囲む。フラッシュを
浴びせ、マイクを向けるが光彦は一言も喋ることは出来ない。
 マンションの下へ奈緒が降りて来て、「辞めて帰って下さい。辞め
て下さい」と光彦を記者たちから守ろうとする。

 「わたしが殺したのかもしれません・・」家の中に入ると光彦はポ
ツリという。美穂と一緒に写った割れた写真立てを出し、「祐輔、こ
れが割れたとき、祐輔は傍に居たよね?お父さんとお母さんはいつも
喧嘩をしていたのか?とても大事なことなんだ。どうなんだ?」祐輔
な泣きながら「いつも喧嘩してた」と応える。


 奈緒が夕食の準備をしているのを祐輔がじっと見ている。奈緒はそ
れに気がついて「もうすぐ出来るからお父さん呼んで来て」と祐輔に
言う。

 祐輔が不安な顔で戻って来て、「お姉ちゃんお父さんが居ない」驚
いた奈緒は、寝室へ行くとベットの上に1枚のメモが・・ “祐輔を
お願いします”

 奈緒は慌ててマンションを飛び出し光彦を探すが、光彦の姿はどこ
にも見えない・・「お兄さん…」


寸  評 嫌な週刊記者がやって来ました。週刊誌でいろいろ書かれたことを
そのままそっくり信じる人がどこにいるんだ?っていっつも思って見
てるので、近所の人が噂話したり祐輔がたけしくんと遊べなくなった
りするのを見ると、絶対おかしい。そんな色メガネで近所づきあいす
る人なんていないよ。と思うのですが…

執 筆 者 田村(t_volr@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 諏訪湖の花火大会へ行って来ました。が、風が吹いていなくて煙が湖上に溜
まっていてしまい、わたしの座っていた位置からは全然見えませんでした。非
常に残念です。今年は週末の夜になると雨が降ることが多過ぎて花火大会へ行
っても中止や雨の中ということばかりでした。来年は綺麗に見えるといいな。
(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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