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タイトル:Daily Drama Express 2004/08/24 君が想い出になる前に (8)  2004/08/31


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/08/24 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 君が想い出になる前に
局  名 フジテレビ
放映日時 火曜22時
キャスト 佐伯奈緒(観月ありさ)
 望月光彦(椎名桔平)
 結城和也(玉山鉄二)
 富田ちひろ(加藤あい)
 阿久津順子(木村多江)
脚  本 清水友佳子
 横田理恵

あらすじ  光彦(椎名桔平)は美穂(森口瑤子)と写る割れた写真を眺めて
いた。“もうあなたとやって行く自信ないから”何が原因で喧嘩をし
たのか・・思い出せない。
 「お帰りなさい。遅くまでお仕事大変ですね」奈緒(観月ありさ)
の落ち込んだ様子を心配し、光彦が「どうしたんですか?」と聞くと、
ちひろちゃん(加藤あい)が撮影中に和也(玉山鉄二)のことを庇っ
て怪我をして、命に別状はないけど、和也がついている・・と。

 奈緒は、携帯を気にしながら衣装の直しのため、ミシンに向かう。

 病室でちひろが目を覚ます。すると、和也が気がつき、「気がつい
た?気分は?」聞く。動こうとするちひろを制し、精密検査をするけ
ど、レントゲンには異常がないと伝える。和也がずっとついててくれ
たことにちひろは驚く。
 撮影は、無事終了したと聞き、最終日だったのにとちひろも残念そ
う。「ごめんな俺のために・・」和也は謝る。「心配しないで、寝て
ていいよ。俺がついているから・・」ちひろは安心したように目を閉
じる。


 病院から和也は奈緒に連絡をする。まだ病院にいると複雑な奈緒だ
が、ちひろの病状を聞き、和也は引き続き午前中も病院に居ると聞き、
「わかった。ちひろちゃんによろしく」と電話を切る。

 会社のデスクの廻りを光彦は探す。阿久津(木村多江)が入って来
たときに、「言われていたディスクなんですが、どこにもありません。
本当にわたしが持っていたのでしょうか?」まだ、シンガポールにあ
るとかと疑う光彦に阿久津は、シンガポールも、光彦の住んでいた場
所もかなり探したと応える。

 奈緒は仕事が終わり和也に電話をする。和也は「企画会議が遅くな
りそうだから」と断る。しかし、企画会議は今日ではない。「明日、
お袋たちと会うの1時からだから昼過ぎには奈緒とお父さんを迎えに
行く」と電話を切る。

 ちひろの病室へ和也がやって来る。頻繁に来る和也にちひろの母親
も仕事を心配する。和也は病室へちひろの好きなガーベラの花束を持
ってくる。体には異常がないので、痛みが治まれば2、3日で出られ
そうだと、先生の話を伝える。

 奈緒がお見舞いへ病院へやって来る。

 和也はベットのちひろに、スタイリストを辞めないように説得をし
ていた。事務所に居づらかったら他の事務所を紹介するとまでいい。
しかし、ちひろは「責任感じないで下さい」と決心は固い。「責任じ
ゃないよ。ちひろちゃんにはいつも前を向いててほしいから・・」

 奈緒はその様子を病室の入り口で聞いていた。ちひろが奈緒に気づ
き病室へ入る。奈緒はお見舞いにガーベラの花束を持って来ていたが、
それが、和也の持ってきた花束とかぶる…

 「奈緒さんお仕事忙しいのにすいません。なんだか最後まで迷惑か
けちゃって」気まずい空気を感じ、ちひろが慌てて口を開く。
 部屋を出ていた、ちひろの母親が入って来る。「結城さんまたいら
してくれたんですか?」ちひろは母親に奈緒を紹介し、奈緒と和也が
もうすぐ結婚することも伝える。

 病院を出ると、車の中で「思ったより早く企画会議が終わってさぁ」
と言い訳をする。奈緒は「気にしてないから」と。車を降りるときに、
「明日、12時30分に迎えに来る」と和也と別れる。

 家に帰って来ると、祐輔(広田亮平)が出迎える。「おじいちゃん
来てるよ」明日のために、正治郎(小野武彦)が来ていた。
 正治郎は、式の日取りを聞き、美穂が一番奈緒の花嫁衣裳を見たか
っただろうなと言う。祐輔は、奈緒が結婚したらこの家から出ていっ
ちゃうんでしょうと寂しそう。正治郎は「心配するな。いつでも会え
るんだから。和也さんが祐輔のおじさんになるんだ。…いつも美穂の
後ろにくっついていたおまえが結婚かぁ」


 翌日、ホテルで両家の会食をする。父親同士釣りが趣味とわかり、
和やかなまま会食は終了する。

 光彦の家に阿久津が光彦が頼んでいた資料をもってやって来る。シ
ンガポールで関係されていた仕事のファイルも渡す。
 死亡保険金の用紙を見せ、海外赴任される方はご家族も生命保険に
加入していただいていている。そして、光彦個人でも加入していたみ
たいだ。と、「よろしければ、そちらの手続きを進めて行きましょう
か?」光彦は阿久津へ一任する。祐輔が他の部屋で遊んでいるのを見
て、「祐輔くん、美穂さんに良く似ていらっしゃいます」と目を細め
る。

 ホテルの前で和也のご両親と別れる。正治郎を送ろうと和也はする
が、「今日は出前でもとるから」と奈緒にゆっくりして来い。とタク
シーで先に帰って行く。

 レストランへ入った奈緒と和也は隣のテーブルで誕生日を祝うカッ
プルをみていた。「そういえば、去年この店で奈緒のお祝いしたよな」
「あれから一年なんて嘘みたいだね」

 食後、海を見ながら散歩をする。和也は奈緒に昨日、企画会議だと
嘘をついたことを謝る。奈緒は「わかっていた」といい、自分も前、
お兄さんと祐輔と海に行ったのに、家に居たと嘘をついたと謝る。

 「わたし達、このまま進めて行っていいのかな?和也無理してるよ
うに見えるけど・・」「無理って何だよ!」「和也だけじゃない。わ
たしもきっと無理してる。わたし、この間からずっと自分に言い聞か
せていた。全部なかったことにして二人で最初からやりなおせば、前
みたいに楽しかったころになれるから・・でも、間違っていた。ごめ
んなさい。」
 奈緒の言葉に和也は怒るが、奈緒は、ちひろちゃんの事故で良くわ
かった。「和也はちひろちゃんが好きなんだよ。わたしも前みたいに
和也のことみれなくなってる。」
 「終わりってことか?」「そうかもしれない」
 しかし、和也は三年も付き合っていて、結婚も決まって親同士も上
手くいって・・「一人で勝手に決めるな!」と怒鳴る。

 3人で夕飯のお寿司を食べ終わる頃、奈緒が帰って来る。
 父親が「こっちに来て一緒に飲もう」と光彦と飲もうとしていると
ころへ誘うと、改まった顔で奈緒が、「お父さん話したいことがある
んだけど、わたし、婚約を解消したい。和也との結婚考えなおしたい
の。今、彼とも話して来た。」今日、向こうのご両親と会って来たの
に、辞めたいという理由を問い詰められるが、奈緒は応えられない。
「ごめんなさい。お父さんや向こうのご両親には申し訳ないと思って
いる・・」

 和也はいつものバーにやって来ている。

 奈緒は一人部屋で考える。


 ちひろの病室へちひろの母親が「早く退院できそうで良かったわね
え」とやって来る。ちひろは母親にお願いがあると言う。

 光彦が和也の会社へやって来る。平日の昼間に外に出れる光彦に嫌
味を言う。奈緒が婚約を解消するかもしれないということを聞いたの
で、考え直してほしいと言いに来たのだった。上手くいかなくなった
のが、自分が記憶喪失になったからなのなら申し訳ないと。和也は
「一つ聞いていいですか?お兄さん奈緒のことどう思っていますか?
俺と奈緒のことはあなたに関係ありません。これは俺達二人の問題で
す。勝手な詮索は止めて下さい。失礼します。会議があるんで」と、
喫茶室を出て行く。

 和也は息を吸って病室へ入る「ちひろちゃん・・」しかし、ベット
には誰も居らず、部屋も片付いている。病室を出て、看護婦に聞くと、
先ほど退院したと言われる。「もしかして、結城さんですか?お手紙
預かっています」とちひろからの手紙を渡される。
 “いろいろお世話になりました。・・黙って退院してすいません。
・・顔をみると決心が鈍りそうで、困ったのです。・・このまま田舎
に帰ります。…夢なら夢のままメールと一緒に夢の中にしまっておき
ます。どこに居ても和也さんを応援しています。奈緒さんと幸せにな
って下さい。さようなら”
 「ちひろちゃん」

 夜遅く、奈緒がタクシーで帰って来ると、奈緒のマンションの下で
和也が待っていた。
 公園へ向かった和也は、奈緒に言われたことをずっと考えていた。
「今日お兄さんが会いに来たよ。奈緒のためにもう一度やり直してく
れないかって。俺、お兄さんのせいでこうなったみたいな言い方して
最低だよな。」奈緒の言った通り、俺達終わていた。
 「わかれよう」

 ……・・

 「うん。ちひろちゃんについててあげて、今のちひろちゃんには和
也が必要なんだと思う。そして、和也にもちひろちゃんが必要なんだ
と思う。3年間すっごく楽しかった。」

 「俺も」

 「ありがとう」

 「じゃあな」

 泣き笑いの表情で二人別れる。


 光彦は家で資料を読む。12時を廻るが奈緒は帰って来ない。・・
すると奈緒が帰って来る。「お帰りなさい」「今、和也に会って来ま
した。やっぱりわたしたち、別れることになりました。お兄さんにま
で迷惑かけてすいません。でも、わたし大丈夫ですから」光彦に告げ、
奈緒は部屋で泣き崩れる。


 翌朝の朝食、元気のない奈緒を祐輔が心配する。

 夜バーへ行くと、優子がちひろが辞めて、ちひろの荷物を「お母さ
んが挨拶に来て、その日のうちに荷物もってたんだって。」と他の皆
に話す。それと、奈緒の結婚が決まったことを話す。奈緒は、早々に
バーを後にする。
 マスターが「今日奈緒ちゃん誕生日だったんじゃない?」と気がつ
く。優子らは「じゃあ、和也さんとデートだ。と羨ましがる。」

 「ただいま」奈緒が家に帰って来ると、家の中は真っ暗。「お兄さ
ん、祐輔・・」部屋へ上がって行くと、突然電気がつき、「ハッピー
バースディ〜」祐輔と光彦がクラッカーを鳴らし、奈緒のためにハッ
ピーバースディの歌を唄う。
 「奈緒お姉ちゃんお誕生日おめでとう」祐輔と光彦に花束をプレゼ
ントされる。部屋の壁には、お誕生日おめでとうと書かれた紙が大き
くはってあり、テーブルにはケーキや豪華な夕食が用意されている。

 はしゃぎ疲れてソファで祐輔が寝てしまうと、「わたし、忘れてい
ました。今日が誕生日だって」「今日のことは、祐輔が言い出したん
です。自分のときのように二人で奈緒さんの誕生日を祝ってあげたい
って。」


 朝、事務所から奈緒が出て行く、一日が終わる。事務所がから出よ
うとすると、光彦と祐輔が。驚く奈緒に、「奈緒お姉ちゃん迎えに来
たよ」光彦も「一緒に帰りましょう」と誘う。

 帰り道3人でソフトクリームを買って食べる。

 ベランダの葡萄の苗が大きくなっていることに、水をやりながら祐
輔と喜ぶ。

 夜、ミシンを使いながら奈緒は寝てしまう。光彦はそっと上かけを
かけてあげる。


 和也がちひろのアパートへやって来る。大家に荷物は業者が取りに
来て、松本へ運んで行ったと知らされる。


 奈緒は公園で祐輔とキャッチボールをする。奈緒は疲れたので、笑
顔でキャッチボールを光彦に代わる。「やっと笑顔が戻ってきました
ね。わたしは奈緒さんの笑顔が好きです。」

 阿久津は保険会社の担当と話しをする。「2億円ですか?」光彦が
個人で美穂にかけていた生命保険が総額それくらいになると話しをす
る。しかし、「望月さんの奥さんが亡くなられたシンガポールの件で、
不信な点がありまして…」「不信な点?」


 公園からの帰り道、奈緒は笑顔で祐輔に「何食べる?」「カレー」
と手をひいて帰ろうとしている。


寸  評  ああ、とうとう別れてしまいましたね。別れるときもなんだか奈
緒主導のような感じがしましたが、そこがしっかりして、人にあまり
頼らない奈緒なのでしょうか。でも、お姉ちゃんには何でも頼ってい
たんですよね。しかし、残念です。

執 筆 者 田村(t_volr@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 養老孟司さんの“バカの壁”は立ち読みしかしてないので、全部は読んでい
ないのですが、その人が昔書いた本を図書館で見つけたので、読んでいます。
解剖学をやっていたこともあり、「自分にもついている足が、他人の体から分
離されて足だけ飛んで来ただけなのに、なぜ驚くのか?」のような主張がされ
てて、とても面白いです。(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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