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===================================================== 発行部数 17 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2004/07/29 (Thu) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 人間の証明 局 名 フジテレビ系 放映日時 木曜22時 キャスト 棟居弘一良（竹野内豊） 本宮桐子（夏川結衣） 横渡篤 （大杉漣） 新見隆 （風間杜夫） 那須英三郎（緒形拳） 郡恭子 （松坂慶子） 郡陽平 （鹿内孝） 郡さやか（堀北真希） 佐伯友也（田辺誠一） 小山田武夫（國村隼） 小山田文枝（横山めぐみ） 翔平 （高岡蒼佑） 路子 （松下奈緒） 相馬晴美（りりぃ） ケン・シュフタン（Bo.Svenson） ジョニー・ヘイワード（池内博之） 草場健次（おかやまはじめ） 山路利雄（佐藤二朗） 河西善行（津嘉山正種） 富永雅彦（山崎樹範） 原 作 森村誠一 脚 本 前川洋一 あらすじ 第４話 『霧積温泉の変死者』 ジョニーの所持品の古い詩集から、手がかりになる詩を発見した棟 居。 西条八十の『麦藁帽子』という詩の中に、『霧積』という文字 があったのだ。 ジョニーの言葉『ストーハ』が麦藁帽子で、『キス ミー』が『霧積』だと 棟居は推測する。 捜査本部で発表するもの の 横渡以外からは棟居の意見は受け入れられない。 管理官 富永 の提案で、語学の専門家の意見を聞くことになった。 ジョニーの７月２日・３日・４日の足取りも 200万円の出所も、 捜査本部ではつかめないままだ。 ジョニーは 三日間の間に群馬県 の霧積温泉に行ったのではないかと 棟居は意見し、那須も 詩集は ジョニーの父親の持ち物ではと、意見する。 アメリカ兵だったジョ ニーの父 ウィルシャーが ベトナム戦争に従軍する前に 日本の基 地に寄った可能性は無いのか、アメリカへ確認を要請する。 ウィルシャーが日本に来たのかどうか 国内の基地にあたる事にな る。 横須賀からと持ち掛けられるが、棟居が避ける。 横須賀出身 の棟居には 思い出が重すぎた。 二人暮らしで貧しかった父に 子 供だった棟居が、クリスマスケーキをせがんだ。 その時の 父の困 ったような顔を思い出す棟居。 霧積が『キスミー』、ストローハットが『ストーハ』と聞こえる可 能性があると 専門家の判定が出た。 行方の定かでない三日間にジ ョニーが桐積にいたと主張する棟居と横渡に 霧積行きの許可が下り る。 桐子は、病院で恭子と陽平を 取材していた。 しかし、いつまで 経っても 理想の夫婦像ばかり見せられる事に 満足できずにいた。 恭子の著書に書かれているとおりの 美しい家族愛に。 桐子は、 秘書の佐伯に 恭子の本音を聞くために もっと時間を割いて欲しい と頼む。 小山田と新見は、文江のアルバムから 写真を選び、人探しのビラ を作ることにする。 美しい文江の写真を眺める2人の男。 文江を 愛する2人が 協力して事に当たることになった。 駅前でビラ配りをする小山田と新見。 会社を休んで積極的に取り 組む新見に対し、車椅子の小山田は 挫けがちになる。 そんな様子 を指摘する新見。 新見「小山田さんは見栄っ張りで 意地っ張りだと 文江さんが言 っていました。」 怒った小山田は 愛用のマジックハンドで新見に殴りかかる。 し かし反対に取り上げられ、そのまま立ち去る。 マンションに戻った翔平と路子。 部屋では、翔平の悪い仲間が 群れて麻薬を吸っていた。 警察沙汰は困ると 仲間を追い出した翔 平は、路子を誘う。 翔平「このままじゃ危ない。 安全なところへ避難しよう。」 恭子の選挙事務所に来た翔平が、路子と共に選挙を手伝うと言い出 した。 喜ぶ恭子だが、佐伯は何か裏があると 翔平に疑いの眼を向 ける。 翔平が愛車にいつも乗せていた熊のぬいぐるみが無い事にも 気づいた。 それは翔平が常に手放す事無く、大事にしているぬい ぐるみで、文江をさらった現場で落としてしまった物だった。 横川駅に下り立った棟居と横渡は、新聞に捜査情報が漏れた事を 警察本部から知らされる。 西条八十の詩集について 桐子に尋ねて いた棟居は、桐子を疑い電話を入れる。 桐子「弘ちゃんを裏切る様な事、私がすると思っているの？ そん な事してると 本当に一人ぼっちになっちゃうからね。」 タクシーで霧積に向かった棟居と横渡。 しかし、崖崩れで道が通 行止めになっていた。 地元の女性の案内で、険しくうらびれた山道 を一時間歩く事になる。 聞けば、霧積は昔観光地として栄えたが、 軽井沢が賑わうようなってから 寂れてしまったのだという。 へと へとになりながら上った先、開けた視界の向こうに きれいな草原が 広がった。 両親と祖母と娘の４人が細々と営む旅館『金湯館』。 ジョニーの 写真を見せるが、黒人が泊まりに来た事はないという。 しかし、祖 母は24年前なら そういう事があったと答える。 黒人の父・日本人 の母と子供の親子連れが 訪ねてきたのを、当時の仲居 タエが見た と話していたと言う。 霧積に来る前、横須賀で居酒屋を営んでいた タエと 知り合いだったのかも知れない。 最近ボケが始まったとい うタエに 棟居たちは会いに行く。 タクシーの車中から 広がる霧積の草原を眺めた棟居は、楽しげに 走るジョニーたち親子の姿を思い描く。 タエの家にはパトカーが止 まっていた。 タエが 風呂場で急死したという。 一人暮らしの水 死で 不審な点は無い。 しかし、重要な証人だったタエの突然の死 に 納得がいかない棟居は、越権行為と知りながら 地元の警察に食 って掛かる。 地元警察から戻った棟居は、雨の中 勝手にタエの家の痕跡を調べ 始める。 そこに現れた地元の刑事が、地元を無視した上に 近所の 犬を蹴り上げた棟居に抗議する。 小競り合いになった2人を 仲裁 しようとした横渡の眼鏡のツルが折れてしまう。 東京への 帰りの電車の車中。 棟居「すみませんでした。 犬は苦手なんです。」 棟居の行動の元になっているのは、正義感なのか 警察官としての 使命感なのか、自分にはよくわからないと 冗談を交えながら横渡が こぼす。 そして、棟居は ついに横渡に打ち明ける。 子どもの頃 横須賀で アメリカ兵に父親が袋叩きにされ 殺された。 その場 所に犬がいたから 犬も横須賀も嫌いなのだと。 思わぬ棟居の告白 を聞き、横渡は言葉を失くす。 〈クリスマスの横須賀の町で 幼い棟居と父は、若い女性が数人の アメリカ兵に無理やり連れて行かれるのを目撃した。 通行人は多い のに、誰も恐れて助けようとしない。 棟居を待たせ 女性の開放を 頼んだ父は、何度も何度も 殴られ蹴られ 血まみれになり動かなく なった。 棟居がすがり付いたアメリカ兵の腕の刺青と、落ちたケー キを食べた野良犬。〉 車窓に顔を向ける棟居の記憶が 鮮明になっ ていく。 帰京した棟居たちが 捜査本部で報告する。 霧積を訪れた黒人の 親子連れが ジョニーの両親ではないのかと。 そして、横須賀でタ エと顔見知りだったのではないかと。 しかし、アメリカからの報告 では ウィルシャーはフィリピンにはいたが、日本の基地にいた記録 が無いという。 また、捜査情報を漏らしたのが、『キスミー』につ いて問い合わせた大学教授だと 判明した。 桐子ではなかったのだ。 自分の思い通りの取材をさせてもらえない桐子は、内緒で 恭子の 突撃取材を試みる。 部屋に招き入れた恭子だが、昔の事はあまり覚 えていないという。 その姿を桐子は棟居に重ねる。 桐子「友達も同じ事を言いました。 子供の頃の記憶がぼんやりし ていると言うんです。 それは 思い出したくない事があるからで す。」 恭子は父を３歳、母を１４歳で亡くした。 恭子の記憶の母は怖い 人だったが、優しい人だったと口にすると、息子翔平の話題にすり替 えてしまう。 あくまでも 恭子の内面への取材にこだわる桐子。 恭子の出身地 富山での生い立ちを追いたいと 編集長に訴える。 しかし、生意気 だ 契約社員の代わりはいくらでもいると 退けられてしまう。 苛 立つ桐子のもとに 棟居からの呼び出しの電話が入る。 棟居「あの記事、お前じゃなかった。」 桐子「謝る時はサングラスをとって、人の目を見てごめんなさいっ て言うのよ。」 桐子に対しては、素直な棟居。 ごめんねと詫び、立ち去っていく。 棟居によって気を取り直し 再び記事に着手した桐子のもとに、垂 れ込み電話が入る。 恭子の夫 陽平に不当解雇されたという男から だ。 文江のいない暮らしで、棚の上の物を取るのにも 苦労する小山田。 手の届く場所に荷物を広げて 生活せざるを得ない。 マジックハ ンドを返しにきた新見は、小山田が荷物にまみれているのを見、荷物 を下ろすのを手伝う。 新見に助けられる事にこだわりがあった小山 田が、初めて新見に提案をする。 小山田「ビラは配るだけじゃなく、電柱や壁に貼ったらどうかな。」 小山田は 文江のイヤリングを見つけた場所へ 新見を案内する。 そこで風に飛ばされたビラを集めるうち、文江の行きつけの店のマ ッチと 熊のぬいぐるみを見つける。 それを物陰から ぬいぐるみ を探しに来た翔平が見ていた。 捜査本部に新しい情報が入る。 7月３日に ジョニーらしい黒人 青年が 中年の女性とホテルで話していたのが目撃されていたという。 年は、40代か50代で、ジョニーの母親の世代。 棟居の推理が正し いと信じる横渡は、報告書が完璧だとは限らないと、ジョニーの両親 の手がかりを得るために 棟居を誘う。 横渡「横須賀へ行きますか。」 寸 評 前回 桐子が編集長に 佐伯との関わりや仕事の仕方について 口汚く罵られていました。 どうして編集長は あんな酷い言い方を するのでしょう？ 編集長という仕事についているからなのか、男性 並みに仕事している女性として肩肘張っているのか、もともとそうい う人物なのか、桐子を軽蔑してるのか・・・？ どういう演出意図な のか 掴みかねています。 棟居と同じ施設出身という事もあり 桐子にもダーティーな部分が あるのかもと ちょっと勘ぐってみてしまいました。 でも、捜査情 報を漏らしたのが 大学教授だとわかって安心しました。 桐子に素 直に謝る棟居との結びつきは 深いようですね。 桐子・横渡・那須 ・・・、棟居の仲間が着実に増えているようです。 執 筆 者 飯塚() ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- またまた遅くなりまして 申し訳ありません。 遅れを取り戻すよう頑張り ますので、お許し下さい。 今話題はオリンピックですね。 流行の柔道にかこつけて 古本屋で見つけ た『１・２の三四郎』を読んでいます。 昔大好きだった漫画ですが、今読ん でも決して古くありません。 若い頃は薄気味悪いと思っていた岩清水くんも お気に入りになりました。 心の中に 熱い『闘魂』がたぎります。 そし てまた テレビに向かって応援してしまうのです。 『ウッシャー！！』（飯 塚） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 （http://www.mailux.com/) ====================================================================== |