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タイトル:Daily Drama Express 2004/08/20 世界の中心で、愛を叫ぶ (8)  2004/08/25


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/08/20そ (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 世界の中心で、愛を叫ぶ
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 松本朔太郎(山田孝之)
 廣瀬亜紀(綾瀬はるか)
 松本朔太郎(緒方直人)
 小林明希(桜井幸子)
 中西光太(西洋亮)
 谷田部敏美(松下由樹)
 廣瀬綾子(手塚理美)
 廣瀬真 (三浦友和)
 松本謙太郎(仲代達夫)
 大木龍之介(田中幸太朗)
 中川顕良(柄本佑)
 上田智世(本仮屋ユイカ)
 松本芙美子(夏帆)
 松本潤一郎(高橋克実)
 松本富子(大島さと子)
脚  本 森下佳子

あらすじ ●2004年
 朔太郎(緒方直人)は明希(桜井幸子)と一樹(中條友彪)を連れて、近
くの河原にやってくる。沢がにと戯れる一樹を見ながら、朔太郎は明
希に「実は死のうとしてさ……。でも全然ダメでおぼれただけ」と語
る。明希は「馬鹿過ぎ」と少し怒る。朔太郎は「だけどさ俺本当は生
きたいんだな、生きたいんだなってやっとわかったよ」と言う。明希
はほっとした様子で笑みをこぼし、「ねえ、もし亜紀さんの存在がな
かったら、松本くんは一樹を産めって言った?そういう形で亜紀さん
は松本くんの中で生きてんじゃないかな。忘れるとか忘れないとかじ
ゃなくて、もうずっといる……(笑顔を作って)と私は思うよ」と言っ
て一樹のそばに寄る。

 夏空を見上げる朔太郎。蝉時雨れ。
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 −夏にしては穏やかな朝だった。走り出すことはなく、けれどとど
まることはなく……。時は緩やかに流れていくのだろうと、ふとそん
なことを思った。
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●1987年
 真夜中。病室のベッドに横たわる亜紀(綾瀬はるか)。目を静かに閉
じ「さよなら、サクちゃん」と心の中で言う。

 自宅で謙太郎の遺影に向かって手を合わせる朔太郎(山田孝之)。潤
一郎(高橋克実)が隣に来て「特効薬ができますように」と手を合わせ
る。驚く朔太郎。富子(大島さと子)が背後から「これ、(亜紀に)持っ
ていきな」と手提げカバンを差し出す。

 朔太郎は病院の敷地内で富子から頼まれた手提げカバンを綾子(手
塚理美)に渡す。綾子が中を見ると卵がたくさん入っている。朔太郎
は「卵はなんにでも効くと思ってて」と富子のおっちょこちょいを弁
解するが、綾子は「ありがとう、でもあまり気を使わないで。先は長
いし、あまりデリケートだと持たないわよ」と言う。そこへ真(三浦
友和)が現れて朔太郎に「こんにちは」と言う。緊張して何も言えな
い朔太郎に真は「人にあったら挨拶しなさい」とたしなめる。綾子は
「日曜だから(真は来た)」と補足する。真は「君は毎日来ているらし
いな、勝手に」と意地悪く言う。朔太郎は「じゃあ、これからはお父
さんにちゃんと」と慌てて言うが、「お父さん?」と真は攻撃の手を
緩めない。居づらくなった朔太郎は「今日はこれで」と言って帰ろう
とするが、真は「誰が帰れと言った」と呼び止める。

 病室で真から渡された封筒からアボリジニ(オーストラリアの原住
民)の本を取り出す亜紀。亜紀はうれしそうに「お父さん、こんなの
よく見つけた……」と言って真を見るが、真はソファでうつらうつら
している。そんな様子を見て亜紀は「お父さん最近疲れてない」と心
配するが、真は「疲れてたらわざわざ来るか」と憎まれ口をたたく。
亜紀は「マスク取ったら、サクちゃん」と言うと朔太郎はマスクをと
る。しかし真は「お前もつけなさい」と亜紀に注意する。それを聞い
て朔太郎はあわててマスクをつけなおす。亜紀は「これじゃ話もでき
ない」と不満を言いながらマスクをつけるが、真は「前向きにがんば
るって言ったんだろ」と釘をさす。

 真と朔太郎が病室を出て行った後、亜紀は綾子に「お父さん、仕事
大変なの?私の治療費ってすごく高かったり」と尋ねるが、綾子は
「変な心配しないの」と言う。
 「でも……」とすっきりしない亜紀に綾子は、じゃあ罪滅ぼしには
真が置き忘れた書類を真に届けるようにと頼む。

 亜紀が真を探しに行くと玄関近くで真と朔太郎が話をしているのを
見つける。亜紀が近づいていこうとすると、真は朔太郎に「君は大学
はどうするんだ。亜紀の治療は何年かかるかわからないんだぞ。君の
人生ってものがあるだろう」と諭す。朔太郎は焦った感じで「うちの
祖父の恋人が結核だったんですけど、がんばって生き延びていたら、
ある日特効薬ができて治って。そういうことだってあると思うし」と
言い返すが、真は「そう願いたいね」とさめた口調で言い、立ち去っ
ていく。そのやりとりを聞いた亜紀はその場に立ち尽くし真に書類を
渡すことができない。

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 −そうはいっても僕は亜紀のお父さんの言うことを気にしていた。
たとえばその日(特効薬ができる)まであと何日、あと何年、あと何十
年、何本テープがたまるまで……。
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 病室へ戻る朔太郎。ふと目をやると、ラジカセの前に何本ものテー
プが並んでいる。亜紀はオセロ版を机の上に並べ「勝負!」と朔太郎
に声をかける。

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−でもとにかく生き延びればいいのだから、その日まで。
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 朔太郎たちが通う高校。教室で谷田部(松下由樹)が一人一人にパス
ポートを渡している。顕良(柄本佑)が朔太郎に「おい、なんで廣瀬の
見舞いに行っちゃいけないんだよ」と朔太郎に文句を言っている。龍
之介(田中幸太朗)が「お前が行ったら学校の話をするだろ(そうした
ら亜紀がさみしがる)」と朔太郎をフォローする。龍之介は「お前さ
ん、これ」と一通の封書を渡す。顕良は驚いて「まさかラブレター」
と大声をあげる。たまりかねた谷田部は3人を注意し、朔太郎に後で
職員室に来るようにと付け加える。

 職員室で谷田部の話を聞いている朔太郎。朔太郎が(強制ではない
方針なので)修学旅行へ参加しないつもりでいることを亜紀に気を使
ってのことと知っているので、谷田部はかえって亜紀の負担になると
注意する。朔太郎はそれでも行きたくないからと参加を拒むが、谷田
部は明日まで待つからよく考えなさいと言う。

 その日朔太郎が亜紀の見舞いに行くと、先に智世(仮屋ユイカ)が来
ていた。亜紀は朔太郎に「ラブレターもらったんだって」と笑いなが
らも怖い目つきで朔太郎を問いただす。智世のおしゃべりに朔太郎は
「余計なことを」と口走ると「ふーん、余計なことなんだ、へー」と
意地悪く言う。智世が帰った後、亜紀は怖い顔をして朔太郎を睨み付
けるので、朔太郎は封書を亜紀に差し出す。中には龍之介の姪の七五
三の写真が出てくる。松本写真館で撮ったので、お礼の手紙を送って
きたのだった。
 朔太郎は真が持ってきた本に目をやるのを見て、亜紀は「前に弔辞
で読んだ詩、真島さんがアボリジニの詩なんじゃないかって」と話し
出す。真島のことを口にするので、朔太郎は自分が死ぬことを亜紀が
考えているのでないかと思って不安がる。
 笑いながらそれを否定した亜紀は「アボリジニの聖地ってウルルっ
て言うらしいよ。世界のへそとか、中心とかそういう場所らしいよ。
行ってみたいなあ」と軽くため息をつく。亜紀は「サクちゃんは修学
旅行で行くんじゃないの?」と聞くと、朔太郎は「俺、行かないよ。
別にオーストラリアに興味ないし、学校も休みだし」と言う。朔太郎
が気を使っていると察した亜紀は「いつか一緒に行こうよ。下見のつ
もりでいっぱい写真撮ってきてよ、ねっ、ねっ」と笑顔で頼み込む。

 主治医に病状の経過説明を受ける亜紀。主治医は「尿酸値とLDHが
高いねえ」と言う。亜紀は「悪くなってるんですか?」と聞くと、
「白血病はそういうものだから、抗がん剤治療で繰りかえし治療して
下げていくんだ」と主治医は説明する。亜紀は「一気に治す方法って
ないんですよね」とためらいながら聞くと「今のところはね」と主治
医は答える。亜紀は「水虫と同じ持病って考えればいいんですよね」
と言うと、主治医はそうだね、明日急に治療法ができるかもしれない
とかもね」と前向きに考えるように話す。

 夜の病室。ベッドに横たわりながら「明日っていつだろう」とつぶ
やく亜紀。

 朔太郎は自宅での夕食時に修学旅行に参加することを話す。それを
聞いた富子は「そんなことして、行っている間に何かあったらどうす
んだよ」と言いだす。それを聞いた朔太郎は逆上し「そんなこと言う
なよ」と怒鳴ってしまう。食後朔太郎は謙太郎の遺影に向かって手を
合わせ、一心に祈るのだった。

 修学旅行当日の学校。みんながバスに乗り込む中、朔太郎はなかな
か乗ろうとしない。谷田部が「行くよ」と声をかけ、バスに乗り込ま
せる。走っていくバスの最後部座席から遠くを見つめる朔太郎。

 そのころ亜紀は病室の窓から空を見上げていた。横に来た綾子に
「行ったかなって」とさびしそうな笑いを浮かべる。青い空を飛行機
が飛んでいくのを見える。それを見つめていた亜紀は急に気を失い倒
れてしまう。

 オーストラリアについた朔太郎は、その晩部屋でカメラのチェック
をしていたが、電池切れで撮れないことに気づく。亜紀の身に何かあ
ったんではと不安になった朔太郎は、顕良に「俺、帰る」と言って部
屋を飛び出していく。後を追いかけた顕良は落ち着かせようとする。
そこへ偶然現れた龍之介や智世は朔太郎が亜紀のことを恋しくなった
んだとからかうので、朔太郎はイライラが頂点に達して「白血病なん
だよ」と叫び声を上げる。それを聞いた3人は言葉を失う。少しして
顕良が「死ぬのかよ」と重たく言うと、朔太郎は「死なねえよ」と大
声で否定する。

 亜紀の病室。再びクリーンユニットが設置され、亜紀は抗がん剤治
療を受けている。綾子が手を尽くして世話する様子を見て、亜紀は
「きっと逆なんだよね、普通だったら私がお父さんやお母さんを介護
したり養ったりさ」と弱気になる。綾子は笑顔で「悪いけどあきらめ
てないわよ」と励まし、外へ出て行く。亜紀は頭がかゆくなったので、
掻くと、大量に髪が抜け落ちたため愕然とする。

 ホテルのロビーで気落ちしている朔太郎。そこへ谷田部がやってき
て「大丈夫、連絡はとっているから」と朔太郎を安心させる。

 亜紀の病室。亜紀は夜ミュージックウェーブを聴いていると、投稿
で彼女の両親がある事情で借金をかかえてしまった、僕は彼女を励ま
し支えてきたけれど、彼女は自分の不幸を嘆くばかりなので、負担に
なり、最近では別の人が好きになりましたという話が流れてきた。亜
紀は瞬きもせずにそれを聴き、真が朔太郎に「大学はどうするんだ」
と言ったのを思い出しつらくなる。

 朔太郎はオペラハウスなどの名所を前にしてカメラを構えるが、撮
れない。だが亜紀の言っていた世界のへそにやってきた朔太郎は疲れ
きった様子で仰向けになり空にカメラをかざしてシャッターを切る。

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 −世界のへそは空に近かった。結局写真は1枚しか撮らなかった。
いつか亜紀と一緒に来るのだから。亜紀がその目で見ればいいのだか
らと、僕は自分に言い聞かせていた。
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 病室で思いつめる亜紀。結局明け方まで眠れない。頭を掻くとまた
髪が大量に抜ける。朔太郎が「ある日特効薬ができて、治って」と言
ったことを思い出すが、亜紀は「無理だよサクちゃん」と泣き出す。

 修学旅行から戻った朔太郎は荷物を放り出して病院へ直行するが、
綾子は集中治療中は会えないと面会を断る。容態が悪化しているのか
と心配する朔太郎に綾子は「サクくんには見られたくないところもあ
るのよ。もうじき出られるから」と言い、テープを渡す。

 自宅でそのテープを聴く朔太郎。
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 −サクちゃん、あたし最近サクちゃんといるとすごく疲れるんだ。
病人扱いされるのも、治ると信じられるのもうっとおしいし。だから
もう、来ないで下さい。さようならサクちゃん。
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 松本写真館で、修学旅行の写真を現像する朔太郎。亜紀のテープの
言葉を思い出し、やりきれない気持ちの朔太郎はその夜自転車で病院
へ急行し、面会謝絶の札も無視して亜紀の病室へ入る。亜紀は眠って
いたので、朔太郎は声をかけ、クリーンユニットの中に入ろうとする
が、後ろから綾子に止められる。

 病院の待合スペースで話をする朔太郎と綾子。綾子は「亜紀今ね、
毎日お風呂に入ることもできなければ、髪を洗うこともできないの。
24時間点滴打ち続けて、抗がん剤で髪の毛が抜けてきているし、食べ
物だってよく吐いてしまうし。そんな生活がいつまで続くのかわから
ない、それが亜紀の現実なのよ。見なかったことにしてあげて」と頼
む。言葉を失う朔太郎に綾子は「なんかあった?」と聞く。朔太郎は
「テープにもう来るなとかあって。取り乱してすいません」と言う。
綾子は「それから?」と聞く。朔太郎は「俺といると疲れるとか、俺
といると鬱陶しいとか、さようならとか」とテープのことを言うと、
綾子はひとつひとつ「うん」とうなづく。

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−亜紀のお母さんの「うん」は亜紀にとても似ていて……。僕はもう
だめだった。僕はもう何がなんだかわからなかった。何に泣いている
のかわからなかった。ただ現実の前で僕のやっていることはあまりに
も浅はかで、生まれてからこんなに恥ずかしいと思ったことはなかっ
た。飛べない鳥に空を見せる。何を希望と言うのだろう。
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 朔太郎たちの通う学校。谷田部が授業をしている。朔太郎、顕良、
智世の席が空いている。顕良、龍之介、智世の3人は神社で亜紀の病
気快癒を願っていた。

 亜紀の病室。亜紀は綾子に髪を洗ってもらっている。亜紀は「今度
はいつ(クリーンユニットから)出られるかな。出られたらサクちゃん
に……」と言って口ごもる。亜紀は「お母さん、私ね、サクにもう来
ないでって言ったんだ。サクのためを思ったらそうするべきだよね。
手間ばっかりかかるけど、お母さんは付き合ってね」と言う。綾子は
世話を続けながら「今に始まったことじゃないわよ。亜紀ちゃんはね
お腹の中で一回心音が弱くなってね、びっくりして病院に行ったらお
酒飲んで寝てなさいって。生まれたら生まれたで私の言うことは聞い
てくれないし、家は抜け出すし、病院には行ってくれないし、いきな
り倒れて帰ってくるし。だけど手間だと思ったことは一度もないわよ」
とやさしく答える。亜紀は「でもさ、親子と恋人は違うじゃない。サ
クはこれからどんどんいろんな世界に行って、ちゃんと出会いもあっ
て、そのとき私のほうがいいよって言えるもの、私何一つないと思う
んだよ。髪の毛なくて、ひとりで髪も洗えなくて、お金ばっかりかか
って、性格も僻みっぽくて、きっと子供とかも無理っぽいよね。そん
な女選ぶ理由何にもないよね。生きてたら、それって遠くないよね、
でもそれくらいは生きてそうな気がするよね。お母さんはいてね、お
母さんだから、いてね、いてね、ずっといてね」とポロポロ涙をこぼ
す。いたたまれなくなった綾子は亜紀を抱きしめる。

 朔太郎が通う高校の図書室で白血病のことを調べている朔太郎。谷
田部がやってきて「たまには授業に出なさいよ」と声をかける。朔太
郎は「先生、俺、なんか亜紀にできることって……」と打ち明けるが、
谷田部は少し厳しい表情で「わからないなあ、廣瀬が松本に求めてい
るものって。あんたたちにしか」と答える。

 夕暮れの波止場で思い悩む朔太郎。龍之介がやってきて朔太郎に
「俺だって、お前だって明日死ぬかもしれないじゃない。みんな同じ
だよ。明日に死ぬとしたらお前さんは何したい?」と話す。朔太郎は
「私一回も好きって言われたことない」と亜紀が言っていたのを思い
出す。

 その夜朔太郎は再び病院へやってきて、亜紀の病室に入り込む。驚
いた亜紀は「帰って」と言うが、朔太郎はこれ、と言って、交換日記
のウォークマンを渡すので亜紀はそれを聞く。朔太郎はクリーンユニ
ットの外で黙って立っている。

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 −こんばんは松本朔太郎です。今日は俺の嫌いなものを話します。
第5位図書室でキスするような男にガードのゆるい廣瀬亜紀。第4位俺
の前で無理をして俺を特別扱いしない廣瀬亜紀。第3位夜の海で死の
うとする廣瀬亜紀。第2位テープ一本で別れようとするふざけた廣瀬
亜紀。第1位後ろに乗るといってくせに約束を守らない廣瀬亜紀。以
上のみ、あとは好き、全部好き。
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 聞き終えた亜紀は、朔太郎に「私、もうサクちゃんにあげられるも
の何にもないよ。私といてもいいことなんてないよ。もう何にもない
けど本当にそれでもいいのかな」と言って泣き出す。そんな亜紀に朔
太郎は婚姻届の紙を差し出し、「結婚して、ここに名前を書いて。俺
を幸せにして」と言う。それを見た亜紀は笑顔を浮かべクリーンユニ
ットから飛び出し、キスをする。

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 −僕たちは失い続けた。分かち合える未来を、当たり前だと思える
幸せを。もう何一つ残されていなかった。たった一つを除いては。廣
瀬亜紀が好きです。とても、とても……好きでした。
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●2004年
 松本写真館で明希と一樹の写真を撮る朔太郎。ポーズを決めようと
している明希に朔太郎は「小林、あのさ俺も入っていいかな、家族写
真」と言う。明希は一瞬戸惑うが「いいよ」と言う。亜紀の骨の入っ
た小瓶は机上に置かれている。

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 −あのころのような張り裂けそうな思いじゃない。だけどあのころ
のように二人を幸せにしたいと、幸せにしてもらいたいと、そう思っ
たんだ、そう思ったんだよ、亜紀。明日には失う未来とは何一つ気づ
かずに。
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 壁に飾られたたくさんの写真の中に朔太郎とウェディングドレス姿
の亜紀の写真があった。


寸  評   今回思ったのは病気が進行していく中で、朔太郎に迷惑をかけた
くないから会わないことの本当の理由を亜紀は母親に話してましたが、
朔太郎はそれを聞いてません。
 最後、婚姻届を出してキスするところは朔太郎がそういう亜紀の本
当の気持ちを知った上でやって欲しかったです。朔太郎はあくまで
「疲れたから、鬱陶しいから来ないで」というテープでの亜紀の表向
きの気持ちしか知らない状態ですので(無理してるとかを察してはい
るのでしょうけれど)。
 さて次回予告を見たかぎりでは来週がクライマックスのようです。
今までの2人の交流がどのように結実するのか大変楽しみです。

執 筆 者 ケン(kain_evel@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 あらすじ書きをはじめてから、注意深くストーリーを見るようになってきま
した。
 龍之介の姪の七五三の写真のエピソードが出てましたけど、真夏に七五三な
んてと思ってしまったり。単に見ているだけのときは見過ごすようなことが目
にとまります。こういう些細なところから、寸評で書いた亜紀の本当の気持ち
を知らない状態で朔太郎が婚姻届を出すところ、ここは綾子の母親から亜紀の
真意を聞かされた上での行動でないとと思ったのも、普通に見ている分には誰
がどう思っているかははっきりしているのですが、朔太郎の視点に立つと、実
は朔太郎は知らないじゃんと気づいたりと、いろいろな発見があります。(ケ
ン)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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