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タイトル:Daily Drama Express 2004/07/20 君が想い出になる前に (3)  2004/08/09


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/07/20 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 君が想い出になる前に
局  名 フジテレビ
放映日時 火曜22時
キャスト 佐伯奈緒(観月ありさ)
 望月光彦(椎名桔平)
 結城和也(玉山鉄二)
 富田ちひろ(加藤あい)
 阿久津順子(木村多江)
脚  本 清水友佳子
 横田理恵

あらすじ 「大丈夫ですか?」児玉(モロ師岡)に突然殴られた光彦(椎名桔
平)は、阿久津(木村多江)から帰りのタクシーの中で、以前の取引
先で契約上のトラブルがあったが、既に裁判でこちらに落ち度がない
と証明されているので、光彦が気にすることは何もないと説明される。

 マンションに到着し、「そろそろお仕事に復帰されてはどうかと提
案が出ているのですが・・」阿久津は聞くが、奈緒(観月ありさ)が
躊躇する様子に「そうですよね。わかりました」と理解を示す。


 事務所に到着した奈緒は、社長が「奈緒ちゃんに頼みたいって、急
の話しで撮影は来週の月曜日だけど」と奈緒指名の仕事があるけど、
と聞く。しかし、「大丈夫です。やらせてください」と受ける。

 打合せに奈緒が出向くとマネージャーに呼ばれ、アーティストのエ
リカとまた組むことになる。「エリカがどうしても奈緒ちゃんじゃな
きゃって聞かなくて」奈緒に新曲の歌詞カードとMDを奈緒に渡す。

 事務所に戻って来た奈緒はエリカの歌詞カードとMDを机の上に置
く。次に思い出したように「優子ちゃんこれもお願いできるかな?」
違う仕事の依頼を優子にする。歌詞カードとMDはノートやファイル
に埋もれて行く。


「祐輔(広田亮平)ピーマン食べなきゃダメだよ」夕食時に奈緒が注
意すると、光彦の食もすすんでいない。「お兄さんは食べないんです
か?」光彦の心中を察し、気にしなくていいと思うと言う・・

「ショックだっただろうなお兄さん」部屋で和也(玉山鉄二)に電話
する。和也は出張先で夜遅くまでパソコンの前に向かっていた。「出
張、明後日までだっけ?明日の夜会えない?たまには息抜きしたって
いいって」明後日の夜会う約束をする。奈緒がふと外を見ると綺麗な
月が・・「綺麗・・和也、月見える?」「見えるけど?どうしたの?
奈緒ってさぁ意外と夢見る女の子だろ・・」明日も早いからと二人電
話を終わらせる。

 光彦は外で月を見ていた。奈緒は嬉しくなり外に出る。「綺麗です
ね」「はい」奈緒は光彦の顔をじっとみる。

 和也との約束の日「今日は遅くなりそうですけど、夕飯二人で大丈
夫ですか?」朝からカレーを用意するが、祐輔の様子が元気がない。
「祐輔行って来るね」と仕事へ向かう。


「奈緒さんお疲れさま」バーのカウンターで和也が待っていると奈緒
が入って来る。「出張無理矢理切り上げたのは、奈緒さんに会うため
だったのか」マスター(松崎しげる)にからかわれる。
 奈緒は和也の隣で、光彦はあいかわらずだけど、今朝祐輔元気が無
かったと話す。そこに、奈緒の携帯に仕事の電話が入る。スケジュー
ル帳を出して「・・大丈夫です。明日の14時ですね」と書き込む。
手帳には今日は祐輔の誕生日と書かれている。「忘れてた」今日祐輔
が元気が無かったのはこのことだったのだ。

「今日、誕生日だったんだ。和也ごめん。帰っていいかな。本当にご
めんね。また電話する。」飲み物も出る前に、奈緒は慌てて帰って行
く。残された和也は呆然とする。ちひろ(加藤あい)は離れたところ
から見ていた。

「祐輔遅くなったけど、お誕生日会しよう。お姉ちゃんがいたころは
いつも手作りケーキでお祝いしていたの」光彦にそういい、祐輔と光
彦と3人で誕生日ケーキを作る。

「見かけはあれだけど、味で勝負ということで・・」
 光彦が「祐輔くん」と言うと、「前から気になってたんですけど、
やっぱり変ですよ。今日から祐輔に敬語とか禁止にしましょう。」
「いいですね」「はい」
 そして3人で祐輔8歳の誕生日の姿をポラロイドカメラで写真にお
さめる。

 後片付けのとき、光彦は復職の話しを受けてみようと思うと切り出
す。「祐輔の父親として一人前になりたい」という。


「お兄さん会社に戻るの?」事務所の社長にも、「心療内科の先生も
本人の希望を尊重するように・・」と経緯を説明する。
 事務所から社長が出て行き、奈緒とちひろの二人っきりになる。
 「奈緒さん、和也さんのこともっと大事にしたほうがいいんじゃな
いですか?最近奈緒さんお兄さんと祐輔くんのことでいっぱいで、こ
ないだも奈緒さん和也さんが無理して時間作ってくれたのに、さっさ
と帰っちゃいましたよね?奈緒さん和也さんのやさしさに甘え過ぎだ
と思います。」ちひろの言葉に奈緒は戸惑う。


「お兄さん支度できました?」復帰第一日め、スーツを着て奈緒の前
に出て来ると、スタイリストの奈緒は「おかしくないですけど、ちょ
っと暗いかなぁ」とワイシャツとネクタイを選び直す。着替えると確
かに明るくなる。
「お父さんかっこいい」祐輔に言われどこか嬉しそう。選んだネクタ
イの色はサックスブルーお姉ちゃんの好きだった色。「がんばってく
ださい。きっとお姉ちゃん応援してくれるから」

 阿久津の案内で、しばらくは資料編纂室の配属となる。今日から週
3日、会社に慣れるまではここで働くこととなる。他のメンバーに挨
拶をすると、専務(平泉 成)に呼ばれる。
 専務室で、「君はシンガポールでは地下鉄計画を進めていて、この
プロジェクトの日本側の責任者だった。現地のスタッフも君の復帰を
心待ちにしているんだ。焦ることはない、ゆっくりやってくれていい
んだ。がんばってやってくれ。」と労われる。
 光彦を下がらせてから、「記憶が戻らないほうがいい。忘れていた
ほうが幸せなこともあるだろう。このまま目を離さないように頼む」
と秘書の杉山(山口馬木也)に言う。


 奈緒は3着の服を用意してエリカの元へ行く。マネージャーは誉め
るがエリカは「今度の曲のイメージと合っていないような気がする」
と不満そう。

 和也から「今日会えなかな?」と電話が入るが、祐輔を事務所に預
けっぱなしのため、祐輔と一緒に夕飯食べたいからと断ってしまう。

 光彦は、資料編纂室で有栖川開発の冊子をみつけページをめくる・


 事務所に戻った奈緒は、祐輔の相手をしてくれていた社長に挨拶を
し帰って行く。

 夕飯後、奈緒は会社のことを光彦に聞く。「あの・・ちょっと見て
いただきたいものがあるんですが・・」編纂室から持ってきたファイ
ルを奈緒に見せる。この前光彦に殴りかかった相手と関係のあるプロ
ジェクトだが、奈緒にはわからない。
「知りたいんです。あの人がなぜあんな目でわたしを見たのか、いっ
たいあの人に何をしたのか」少し考えた奈緒は、光彦を連れて、いつ
ものバーへやって来る。マスターは昔商社に勤めていたので、その頃
の話しをしてもらう。
 五代物産は、タイのホテルを持っていた有栖川開発にリゾート開発
を持ちかけた。しかし、五代物産は開発を辞めるといい、資金繰りに
詰まった有栖川開発は倒産した。覚書しか交わしておらず、裁判では
契約と言えないと勝訴して決着している。
「気にすることないですよ。お兄さんが悪いんじゃない。会社がした
ことだし。」「覚書には、わたしの名前が書かれています…」

 奈緒たちが帰ってから、和也が現れる。和也は「今まで奈緒さん来
てたのに〜会わなかった?」と聞かれる。


 朝、午後から出勤の奈緒は祐輔と公園でキャッチボールをしようと
する。光彦がやってきて、殴られた児玉に会いに行って謝罪がしたい
と言う。「わたしが彼を傷つけてしまったとしたら、謝罪がしたいの
です。それでもわたしの過去には違いがありません。逃げたくないの
です。」奈緒は光彦についていくことにする。

 児玉の住むアパートへやって来る。呼び鈴を押しても出ない。困っ
ていると・・「望月…」児玉が帰って来た。光彦らは深々と頭を下げ
る。

 部屋へ上がった光彦らに対し、「今さら、謝りに来たって手遅れな
んだよ。最低だよおまえら。俺の会社を虫けらのように切り捨てた。
覚書を交わすとき、ニコニコしながら手を握り締めた・・」奈緒は光
彦は事故で記憶が・・と言葉を挟み、光彦は「すいませんでした」と
またも頭を下げる。
「帰ってくれ。帰ってくれーって言ってるんだよ。」児玉に怒鳴られ
て、奈緒は光彦の腕をひっぱり玄関までやってくる。すると、未練が
ある光彦が中を見ていると、児玉が苦しそうに畳に倒れこむ姿が…

 病院へ運ばれた児玉が点滴を打っていると看護婦が「児玉さん、お
薬飲んでないでしょ。この人達が来てくれなかったら、大変なことに
なってたんだから」看護婦が去り、病室に残された光彦と奈緒に「こ
の命惜しくもねぇよ。終わったも同然の人生よ。」生きている限り終
わりはないと光彦が言うと、「じゃああんたはどうなするの。この前
五代物産の女社員が事故で記憶を無くしているから、何も言っても無
駄だとさ。記憶も無くして女房も死んで0になって、それでもまだ生
きて行こうと思えるのか。」
「わたしはまだ生きていきたいと思っています。確かに、今のわたし
は無力です。それでもせめて今の自分に出来ることを精一杯やって行
きたいと・・」光彦の言葉が終わらないうちに、「もういい、帰って
くれ。少し眠りたい。・・おい、あんたたちのことは許すつもりはな
い。だが、わざわざ俺のところに来たことだけは、認めてやる。・・
あんた変わったな」光彦は深々と頭を下げる。


 帰り道、光彦は奈緒のスタイリストの仕事は人に勇気を与えること
が出来る素敵な仕事でその仕事を好きな奈緒が羨ましい。はたして、
自分はこの仕事が好きだったのか…

 事務所に預かってもらっていた祐輔を光彦にお願いし、奈緒は仕事
へ戻る。鞄から明日のエリカの衣装を出して、かけると机の上には、
エリカの新曲と、歌詞カードとMDが・・慌ててウォークマンで新曲
を聞いて見る。聞き終わってから、鞄から出した衣装を優子(中山 
恵)に任せ、ショップ巡りへ出掛けて行く。

 ショップへの途中和也と電話をし、明日のやり直しを今からすると
伝え、「お兄さんに言われたの、スタイリストは人に勇気を与える仕
事だって。わたし大事なこと忘れてた。だから精一杯やりたいの。」
そして、長電話できないと電話を切って、シャッターの下りそうなシ
ョップへ駆け込んで行く。

 家に帰って、用意した布を使い、ミシンで縫う、やっと出来あがっ
たときは、朝日が昇ってきていた・・

「おはようございます」エリカとの撮影日、奈緒は突然衣装変更を申
し出る。「ごめんなさい。エリカさんの新曲聴いていませんでした。
夕べ聞かせてもらって、あの曲に合う衣装考えたんです。」従来が黒
を基調とするなら、曲を聴いてからは赤を基調としていた。
 エリカは「やっぱりあなたに頼んで良かった」と、昨日徹夜して作
った衣装を選ぶ。

 事務所に戻った奈緒は鞄から衣装を取り出し、かける。それをちひ
ろが手伝うと申し出る。顔色の悪い奈緒を気遣うと、「昨日徹夜しち
ゃったから・・」と緊張の糸が切れた奈緒は倒れてしまう。

 病院へ運ばれた奈緒のご家族の方はとちひろは聞かれ、とっさに和
也に電話をしようとするが…光彦へ架け直す。

「大変ですねー和也さん、奈緒さん。あれっ?ちひろさんから連絡行
ってません?」優子はバーで和也に会って言うが、奈緒が倒れたこと
を知らされていない和也は驚いて帰って行く。


 部屋で気がついた奈緒は、ちょうど蜂蜜ミルクを作って部屋へ入っ
て来た光彦に、ずっとついててくれたことをお礼を言う。「仕事上手
くいって良かったですね。」「お兄さんのおかげです。」起き上がろ
うとする奈緒のおでこに手をあてる。そして、熱を計ろうとする。…
そこへ、和也が入って来る。

 光彦が部屋から出て行き、「和也。来てくれたんだ。たいしたこと
ないの。ごめんねわざわざ」部屋へ入って来たときの、光彦と奈緒の
様子に驚いた和也は、お見舞いのオレンジを置いて、「あんまり疲れ
させても良くないから・・ゆっくり休めよ」と早々に帰ってしまう。

 奈緒は部屋から月を見上げる。

 和也は一人で帰って行く。すると、和也のマンションの前に人が…
「ちひろちゃん…」


寸  評 タイミングがいいと言うか、悪いと言うか。
 でも、和也との約束を断るのではなくて、和也も交えて皆でご飯を
食べたりして、時間を見計らって二人っきりになればいいじゃーん。
と客観的に見てしまいます。その場ではそんなに簡単にはいかないと
思いますけどね。

執 筆 者 田村(t_volr@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 遅くなりました。申し訳ございません。
 姿勢が悪いと言われ続け、自分でも自覚をしているのですが・・なかなか治
らないものです。どうしましょ・・(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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