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タイトル:Daily Drama Express 2004/07/28 ラストプレゼント (4)  2004/08/09


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/07/28 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル ラストプレゼント〜娘と生きる最後の夏〜
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 平木明日香(天海祐希)
 百瀬有里(永作博美)
 小田聡(佐々木蔵之介)
 廣川来実(須藤理彩)
 安芸蓮太郎(要潤)
 小田歩 (福田麻由子)
 平木綾音(田畑智子)
脚  本 秦建日子

あらすじ  第4話「告白」
 平木明日香(天海祐希)はすい臓癌で余命3ヶ月。元夫である小田
聡(佐々木蔵之介)は福岡に2泊3日の出張を言い渡され、娘の小田歩
(福田麻由子)の面倒を聡の恋人百瀬有里(永作博美)がみることに
なった。
 その晩有里は歩から「私が感じの悪い子だからママが出て行った」
と泣きながらの告白を聞く。有里は歩の思いを伝えるために明日香に
会いに行った。

 歩が部屋で目を覚まし手にしていたバンダナがないことに気がつく。
有里が家に戻ると、歩が何かを探していた。有里が尋ねると歩は何か
言いかけるがすぐに「ううん」と首を横にふる。

 有里は歩が明日香とお揃いのバンダナをずっと持っていたこと、聡
が出張中で明日は有里も夜遅くまで家にいないからと、明日香にバン
ダナを手渡す。
 明日香と一緒にいた恋人の安芸蓮太郎(要潤)は有里の提案に「ど
うするのそのバンダナ?」と尋ねる。「あんたには関係ない」と明日
香は素っ気無い。

 昨日、明日香は南埼玉市民会館のプレゼンの途中で模型を自ら壊し、
うまくいっていたプレゼンを失敗させた。会社の前で明日香が昨日の
失敗を思い出し佇んでいると、牛尾加奈子(中島ひろ子)から「昨日
の市民会館の件、気にしてるんだー」と声をかけられる。坂本の新居
の設計は明日香から廣川来実(須藤理彩)の担当に代わったことを知
らされる。明日香は「そう」とあっさりした反応だ。

 明日香が社長古茂口豊(松重剛)に謝ると「次の締め切りは2週間
後だ。やり直すんだろ。頑張れ。期待してるぞ」と言われる。明日香
は叱られることを覚悟していたので、予想外の言葉に驚くが「ねばる
からには、良いものに仕上げろ」と社長は力強く言う。

 来実は昨日のプレゼンに設計図を届けに来た蓮太郎のことを「いい
なあ。あんなに若くてかっこいい彼氏がいて。そこはかとなくワイル
ドでしかも、ト、シ、シ、ター」と社内でばらす。彼氏じゃなくて弟
みたいな存在だと明日香はかわす。

 弟昇(林泰文)から明日香に電話が入る。妻の綾音(田畑智子)が
昇がキャバクラに行ったことを怒って家出したらしい。電話口では両
親が揃って昇を責めている。明日香は9ヶ月の妊婦は自分の体に慎重
で用心深いから大丈夫だろうと言う。母伸子(大森暁美)は今度の赤
城稲荷神社の夏祭りに歩を誘えと言い、父清孝(平泉成)は祭りで金
魚すくいの店を出すのだと張り切っている。

 有里は仕事に出かける前に、歩に今日は遅番で夕食は冷蔵庫に入れ
てあると話す。もし、誰か家に来て出かけるようなことがあれば店に
電話してと歩に言う。明日香が来ると言えないので、遠まわしに出か
けても良いのだと伝えている。歩が「何て呼べばいい。ママ、それと
もお母さん」と聞く。有里が突然のことで迷っていると歩が「じゃあ
お母さん」と決め「いってらっしゃい。お母さん」と送り出す。

 屋上で煙草を吸う明日香。昨日の有里の「あなたとお揃いのこのバ
ンダナ、1日中ずっと持ち歩いていたんですよ」という言葉を思い出
している。そこへ加奈子がやってくる。二人で初仕事って肩に力が入
るんだよねと思い出話をする。明日香の初仕事は六本木のステーキハ
ウス。「この建物は未来永劫残るんだって錯覚がさあ」「せいぜい30
から40年の寿命なのにね。私の初仕事の家が建ってた場所なんて今じ
ゃコイン・パーキング。代わりに新しい物ができちゃえば、その前の
古いものなんてきれいさっぱり忘れられちゃうのよ」「その方が相手
のためになるって場合もあるでしょう。老兵はただ消え去るのみ」と
意味深な言葉を残して明日香は屋上を去る。

 撮影助手をクビになった蓮太郎は面接を受けている。仕事に対する
考え方を問われ「写真の仕事こそ自分の生きた証だと思うんですよ。
どんな小さなカットの仕事でも1つ1つが俺の生きた証。絶対手を抜き
たくないし、そういう人を見るとスッゲェー悲しくなるんです。だか
ら仕事って楽しくないと…」と熱っぽく語っている。

 花屋では高橋真子(深浦加奈子)が気を利かせ遅番を代わってあげ
るから早く帰りなさいというが有里は断る。有里は歩が気になり電話
する。「お客さん来た?じゃあ電話は?」まだ明日香は来ていないよ
うだ。電話のやりとりを聞いてお母さんって呼ばせてるんだとからか
う真子。

 明日香が薬を飲んでいると社長が真剣な顔で「俺にだけに正直に話
してみろ」と寄ってくる。一瞬たじろぐ明日香だが、社長は自分のミ
ルミルを2本飲んだ犯人を探していただけだった。社長は明日香に訳
ありの客が来てるぞと告げる。お客とは綾音だった。

 明日香は綾音に「キャバクラが(家出の)原因じゃないんでしょ
う?」と尋ねる。綾音は「私いつまでも子どもで。もうすぐ母親にな
るっていうのに、全然自信持てなくて。自分の気持ち1つコントロー
ルできなくて。昇さんは一生懸命優しくしてくれるのに、私どんどん
不安になって」「私たちロボットじゃないんだ。気持ちをコントロー
ルするのもされるのも止めようよ。私さあ、高校時代の仇名『ロボッ
ト』だった。あれ本当に嫌いだった」と明日香は綾音を励ます。明日
香は綾音を部屋に残してビールとつまみを買いに出かける。

 明日香は、実家へ綾音が来ていると電話。昇に明日綾音を迎えに来
るように言う。昇は明日重要な会議があるから行けないし、自分は会
社のつきあいでキャバクラへ行ったので悪くないと言う。明日香は
「どっちが悪いかなんてそんなのどうでもいいの」と言う。

 不意に有里の昨日の熱のこもった言葉を思い出した。「誰が悪いか
なんてそんなのどうでもいいんです。問題は歩ちゃんがあなたが出て
行ったことを自分のせいだって思っていることなんです。だから、あ
なたがわざわざ会いに来てくれるその事実があるだけであの子は絶対
に救われるんです」明日香は昇に綾音を迎えに来るようにと強引に言
って電話を切る。

 有里が聡の家に帰ると、夕食が手付かずだった。歩が出かけたかど
うか部屋へ見に行くと、歩は部屋に入らないでくれという。有里の言
葉から明日香が訪れてくるのではと期待したようだが明日香は来なか
った。歩は一人部屋で落ち込んでいる。

 初仕事の坂本の設計に悩む来実の元に蓮太郎から電話が入る。

 福岡ショールームの初日の成功を祝って乾杯の音頭をとっている聡。

 明日香が朝寝を覚ますと綾音は家に帰ると言う。明日香は「実はさ
あ、私もね何度も家出しているの。その度にさ、1晩で家に帰っちゃ
ってさ。自分の中で何も解決していないのに、彼とも分かり合えてい
ないのに。何度も家出する自分に罪悪感があってね。心の中ではね私
は悪くないって思っているのに『ごめんなさい』なんて言っちゃって
さ。もっともっとあの時自分の気持ちに向き合ってたら、もっともっ
と正直になってたら、違う人生になってたかなあって思ってね。こん
な風に手遅れになる前に」綾音に自分の経験を話す。昇に迎えにきて
欲しいかと明日香が尋ねると綾音はうなずく。綾音は明日香の勧めで、
昇が迎えにくるまで明日香の部屋に居ることにする。

 有里が花屋に出勤すると蓮太郎が待っていた。明日香と歩が今のま
まの状態では良くないと心配して有里に相談に来たようだ。

 明日香が出社すると来実が坂本の新居の設計図ができなくて落ち込
んでいる。来実を励ますために明日香は自分が初仕事で設計したステ
ーキ・ハウスで夕食をご馳走する羽目になる。
 夕方、明日香と来実がステーキ・ハウスの前に来ると、来実の携帯
が鳴り明日香一人で店に入る。明日香が部屋に行くと、有里と歩が待
っていた。外で待っている蓮太郎と来実に携帯で呼ばれた有里は3人
でビア・ガーデンへ。明日香と歩は3人の計画どおり2人で食事をする
ことになる。

 明日香は歩にこの店はママの初仕事の店だよと説明する。明日香は
歩にエプロンをつけてやると歩が涙ぐむ。明日香は歩に泣くとママお
話できないじゃないかと言うと「話って?」「ママは歩のこと大好き
だっていうお話。おうちを出て行ったのはね、ママが弱虫だったから
で、歩はちっとも悪くないんだっていうお話。ママさあバカだから、
いろんな変なこと考えちゃって。歩の新しいお母さんとてもいい人だ
から、ママみたいなヤツが歩の前うろちょろしちゃいけないんじゃな
いかって。ママみたいな冷たい女はそのまま歩に忘れられた方がいい
じゃなかって。バカでしょう?」「バカじゃないもん」「ママみたい
なヤツから歩みたいなこんな優しい子が生まれるなんて」明日香と歩
は今までの誤解を解く。

 明日香は歩を実家の夏祭りに誘うと歩も行きたいと言う。明日香は
バッグからバンダナを出し歩の腕に巻き、祭りの人混みで迷子になら
ないように離れ離れにならないようにと自分の腕にも巻く。

 有里と蓮太郎と来実はビア・ガーデンで飲んでいる。来実が「優し
いですねえ。二人とも」と言うと有里は「私何やってんだろう」と落
ち込み、蓮太郎は「明日香さんは素直じゃないから強引にお膳立てし
てやらないとダメなんです」と言う。
 蓮太郎は有里に明日香は自分のことを恋人と思ってくれていないよ
うで、隠し事をすると愚痴る。明日香は最近時々ふさぎこんだり大き
な薬袋を持っていたりとおかしなことが多いらしい。有里はその話を
聞き一人何か考えている。

 聡が出張から家に帰ると歩も有里もいない。

 明日香は歩との食事の最中にめまいがしてトイレへ行く。歩と一緒
にいるのにと思うがトイレで意識が遠のき倒れこむ。


寸  評  明日香と歩が和解できて良かったです。子どもにとって自分が親
から愛されていないのでは?と思うことはとても辛いことですから、
誤解が解けてよかったと思いました。綾音に自分の体験を正直に語っ
たり、歩にもきちんと「大好きだよ」と伝えたりした明日香の姿勢に
は共感できました。

執 筆 者 たま(dorama_last@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 余命3ヶ月と宣告されながら、3話目までは明日香の体には異変がありませ
んでした。4話の最後で倒れてしまった明日香。残された時間をどう歩と向き
合っていくのでしょうか。第2話のあらすじの配信を読み直していたら、加奈
子が明日香にダイエットを一緒にしようと誘った時の話で「5?ダイエットで
き」という表記がありましたが、「5?」は「5キロ」です。「kg」を英記号
で表記したため、メール送信の際に、消えてしまったようです。わかりずらく
なってしまい申し訳ありませんでした。
 そして第2話の最後の段落ですが、「歩に『赤毛のアン(のチケット)無駄
にしちゃってごめんなさい』と謝る」の文の「歩に」は「有里に」の誤りです。
再度ごめんなさい。(たま)

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発行元:ドラマ研究会
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