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タイトル:Daily Drama Express 2004/07/21 ラストプレゼント (3)  2004/07/30


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/07/21 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル ラストプレゼント〜娘と生きる最後の夏〜
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 平木明日香(天海祐希)
 百瀬有里(永作博美)
 小田聡(佐々木蔵之介)
 廣川来実(須藤理彩)
 安芸蓮太郎(要潤)
 小田歩 (福田麻由子)
 平木綾音(田畑智子)
脚  本 秦建日子

あらすじ   第3話「孤独」

 平木明日香(天海祐希)はすい臓癌で余命3ヶ月。元夫である小田
聡(佐々木蔵之介)の元に残した小田歩(福田麻由子)と思い出作り
をするために会社の仲間たちとのサバイバル・ゲームに歩を連れ出す
が、歩が怪我をしてしまう。


 歩が運ばれた病院に聡と恋人百瀬有里(永作博美)が駆けつけた。
歩は幸い軽い捻挫。しかし、聡は明日香に「どういうことなんだ。歩
の前に二度と顔を出さないでくれって言ったはずだぞ」と詰め寄る。
 「これで最後にするつもりだったのよ。頼まれたってもう二度と歩
に会うつもりはない」明日香は聡に責められつい言い過ぎてしまう。


 歩は明日香の「二度と会うつもりはないという」言葉に深く傷つく。
明日香は「歩。ママ別に」と歩に言いかけるが言葉を飲む。聡と歩と
有里は病院を出て行く。


 レストランで聡と歩と有里は食事をとろうとするが、歩は「おなか
すいてない」とトイレへ行ってしまう。
 3人が帰った病院廊下で一人じっと椅子に座り込んでいる明日香。


 聡は有里に明日香の自分勝手さをなじると「明日香さん、歩ちゃん
への気持ちまだちゃんとあるような気がする。だからいろんなことが
不器用なだけ」有里は明日香をかばうが「あいつはそんなやつじゃな
い」と聡は否定する。


 歩はレストランのトイレの中で、明日香がサバイバル・ゲームのと
きに負傷した腕に巻いてくれたバンダナを握りしめて泣いている。


 明日香は自分の部屋でパソコンに向かい南埼玉市民会館コミニュテ
ィ・モールの設計図を引いている。サバイバル・ゲームに歩を連れ出
しけがをさせ、「二度と会うつもりはない」という言葉を歩に聞かれ
て傷つけてしまったことなどを考えているとなかなか仕事に集中でき
ない。朝、やっと設計図が完成するが明日香は出来上がりに不満のよ
うだ。

 花屋で有里は歩が明日香の言葉で深く傷ついた一件で落ち込んでい
ると、高橋真子(深浦加奈子)が「ラッキーだって思えばいいの。敵
は戦わずして逃げた。あとは歩ちゃんとゆっくりあんたが親子関係を
築けばいいのよ」と励ますが有里は「ラッキー」という気持ちにはど
うしてもなれない。



 聡の勤めるサンエー事務機株式会社。聡は常務から営業の応援で2
泊3日の出張を言い渡される。聡は断るが、再婚相手に歩をみてもら
えと強引に言われ承諾。常務は再婚したら実力のある聡を上司は営業
に戻したい意向のようだ。



 港南医科大学付属病院のロビーで明日香が順番を待っていると、伊
藤一範(小倉久寛)から待ち時間が長くて勿体無いと話し掛けられる。
伊藤は余命半年であること、伊藤が癌であることが発覚してから家族
が急に優しくなって今が一番幸せだと誇らしげに告白される。伊藤は
明日香の思いに関係なくどんどん話していく。「残された時間がとて
も貴重な訳ですよ。味覚がちゃんとあるうちに世界で一番うまいもの
を食ってやろう」明日香の順番が来て席を立つと「そう言えば食べて
ました。世界で一番うまいもの。今朝カミさんが作ってくれたお味噌
汁と娘たちが作ってくれただし巻き卵。あれはうまかったなあ」と伊
藤は話す。



 小学校終業式で通知表を受け取る歩。「自分から友達を作ろうとし
ないのが心配です」と書かれていた。



 診察室で医師澤口久雄(升毅)から病状が安定していると言われる。
「治っているわけじゃないんですよね」「悪くなるスピードにブレー
キがかかっています」「でも、悪くなるんですよね」「はい」「もっ
とおいしくなればいいのに」「はっ」「お薬です。だって後何回物を
食べられるかわからないのに、おいしくなきゃ損じゃないですか」
「まずいことにも意味があるんです」「はっ」「まずいからこそ思い
出せることもある」真剣に答える澤口だが明日香は意味がわからず首
をかしげる。



 病院の外では大騒ぎがおきていた。病院の屋上に伊藤が立っていた。
伊藤が飛び降り自殺をした。さっき話していた伊藤の突然の自殺に衝
撃を受ける明日香。



 警察の事情聴取を終えて病院廊下を歩く明日香を配達の車中から有
里が偶然見かける。



 南埼玉市役所にタクシーで向かう明日香は自殺した伊藤の最後の言
葉を思い出し涙ぐむ。



 小学校校門前では突然福岡出張の決まった聡に歩の面倒を頼まれた
有里が、歩を待っていた。「歩ちゃん今日1日花屋さん。一緒にいい
汗かいて。一緒においしいご飯食べようよ」と暗い顔の歩に明るく話
しかける。



 市役所に遅れて到着した明日香を社長古茂口豊(松重剛)らが迎え
る。明日香は伊藤の自殺ショックから立ち直れず、気持ちを切り替え
ようとハイテンションで「おじさんが降ってきて」と口早に伊藤の自
殺騒ぎに巻き込まれ、伊藤と最後の言葉を交わしたということで事情
聴取を受けたことを話す。
 廣川来実(須藤理彩)が設計図のないことに気付き大騒ぎとなる。


 撮影現場で助手を務める明日香の恋人安芸蓮太郎(要潤)は、雑誌
に載せる寿司の写真撮影にクレームをつけクビを言い渡される。そこ
へ明日香から電話が入り蓮太郎は病院に忘れた設計図を取りに行く役
目を頼まれる。



 南埼玉市役所では市民会館建設のプレゼンテーションが始まる。



 蓮太郎は病院受付で設計図を受け取り、明日香の忘れた薬袋も渡さ
れる。



 花の配達の車中で歩は「大丈夫。そんな風に優しくしてくれなくて
も私大丈夫。パパとお姉ちゃんの邪魔はしないから。私一人で全然大
丈夫」と有里に打ち解ける様子はない。



 来実は路上で蓮太郎の乗ったタクシーを強引に止め、設計図を受け
取るとタクシー代として一万円札を蓮太郎に渡し、来実はあわててプ
レゼン会場へ戻る。



 来実がプレゼン会場に戻るとプレゼンは終了していた。厳しい表情
の社長から明日香は「建築はお前の自己満足じゃないんだ。仕事に対
する取り組み方を考え直せ。今のスタンスを変えられないなら、お前
はクビだ」と言い渡される。牛尾加奈子(中島ひろ子)は「明日香だ
って精一杯良いものを作ろうと思っているから」とかばうが、社長は
正否を判断するのはクライアントで「俺達は芸術家じゃないんだ」と
帰っていく。何が起きたかわからない来実は明日香に説明を求める。



 「私、口うまいじゃない。もう大拍手よ」とプレゼンは設計図なし
でも明日香の熱弁で大絶賛された。しかし、説明の途中で形勢は一転。
明日香が自分のデザインが気に入らなくて、クライアントの前で、模
型を壊してしまったのだ。「平凡なデザイン。私じゃなくても書ける
なんて思っちゃってさ。もし今夜事故で死んだらこれが私の最後の仕
事になるんだなあって思ったら我慢できなくなっちゃってさ」



 一人になりたいと言う明日香を残し来実が市役所のロビーに来ると、
タクシー代のおつりを手にした蓮太郎が待っていた。二人は明日香を
残し帰って行く。



 明日香は実家に電話をして、小さい頃に食べた「ごっちゃり鍋」の
作り方を母に聞こうとする。あいにく母は留守。弟昇(林泰文)の妻
綾音(田畑智子)が「まず新鮮なマグロを用意して戴いて」と作り方
を説明し出すと父清孝(平泉成)が陽気な声で「こんにゃく」弟が
「鶏肉も欠かせない」と実家はとても楽しそうだ。



 明日香の会社では、新居設計を2度やり直しさせた依頼主坂本和史
(村上航)がフィアンセ佐倉美樹(遊井亮子)ともにまた設計のやり
直しを頼みに来ている。明日香に連絡がつかないので来実が話を聞く
ことになる。



 配達が終わり花屋に戻ると真子が歩の手を洗ってやる。歩の持って
いたバンダナ(明日香がサバイバル・ゲームのときに歩の腕に巻いて
くれた)で拭こうとすると「触らないで」と歩がバンダナを大事そう
に戻す。有里は病院で明日香が同じ物を持っていたことを思い出す。



 二人で夕食を食べ始める有里と歩。お腹がすいていないと歩は自分
の部屋に行ってしまう。聡から電話が入る。「歩とうまくいってる?」
「ペナントレースいきなり開幕3連敗って感じかな。私も歩ちゃんと
二人の時間ほしかったし、私結婚しても朝は早いし夜は遅いし」「結
婚しても続けるのか花屋?」と聡の意外な言葉に「えっ」と聞き返す
有里だが、聡は常務から呼ばれ電話を切る。



 浜辺で一人鍋を作る明日香。伊藤の最後の言葉を思い出している。
母の思い出の味である「ごっちゃり鍋」を作り始める。

 妊婦だった頃、聡は明日香を「辛いときほど、前向きなことを考え
ろ。家族3人で海へ行って3人で浜辺でキャンプ。バーベキューしたり
鍋したり。子どもの名前、『歩』ってどう?家族3人一緒に確実にゆ
っくりと一歩一歩」と励ましてくれた。



 歩の部屋へ行き有里は「パジャマ・パーティしない」と誘うが素っ
気無く断られる。有里が花を歩の髪に飾ると「ねえお姉ちゃん。私わ
かんない。どうしてこんなことするの?」「歩ちゃんと仲良くなりた
いんだもん」「うそー。うそー。うそー。私イヤな子だもん。感じの
悪い子だもん」「何言ってるの?誰がそんなひどいこと言ったの?」
「ママがおうち出て行く時にパパに言ったって。歩が感じの悪い子だ
からママ出て行った……」「絶対にそんなことない。歩ちゃんは絶対
に優しくていい子」泣きじゃくる歩を有里は抱きしめて自分も涙を流
す。



 浜辺で鍋を食べ「まずい」と言って、なお食べ続けている明日香。



 明日香が部屋に帰ると蓮太郎が料理を作りながら待っていた。設計
図を届けてくれたお礼を言う明日香に、蓮太郎が病院の大きな薬袋を
見せ「何の薬?デカすぎない?」と問いただす。思いがけない質問に
明日香はうろたえ「最低。ゴミ漁ったの?中身見てないでしょうね」
と蓮太郎を責める。蓮太郎は明日香に病院で渡されたと告げる。蓮太
郎は心配で「何の薬なの?」としつこく問うが「あんたに関係ない」
と明日香は部屋を出てしまう。



 外に出ると有里に出会う。有里は歩が持っていたバンダナを差し出
し「歩ちゃんのことであなたとお話がしたいんです。平木明日香さん
あなたと」有里は歩のために意を決してやってきたようだ。蓮太郎が
明日香を追いかけてきた。明日香は蓮太郎に「私の元旦那の再婚相手。
歩の新しいお母さん」と有里のことを紹介した。明日香の屈託のない
表情に有里は戸惑う。そ


寸  評  余命半年と宣告された伊藤との出会いと自殺によるあっけない別
れがあり、驚くような展開の第3話でした。歩の話を聞いて、有里は
明日香に会いにきたところで話は終了しました。第4話で明日香と有
里はどんな話をするのでしょうか。聡は再婚後、有里に仕事を辞めて
ほしいようですが、有里は仕事を続けていくつもりでいます。二人は
うまくいくのでしょうか。こちらも気になります。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 「ごっちゃり鍋」ってどんな味なんでしょう?昆布とかつお節でだしをとっ
て、まぐろ、油揚げの巾着袋、蟹、エビ、豆腐、白菜、ネギも入っていました。
ちゃんこ鍋の一種と考えていいんでしょうか?食べ物の話ばかりですが、蓮太
郎が明日香の部屋で圧力鍋を火にかけていました。何を作っていたんでしょ
う? (たま)

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