メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2004/07/19 東京湾景 (3)  2004/07/27


===================================================== 発行部数   15 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/07/19 (Mon) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 月曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 東京湾景
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 木本美香[李美香/涼子][金優里](仲間由紀恵)
 和田亮介(和田聡宏)
 早瀬佳男(佐藤隆太)
 大杉健 (哀川翔)
 神谷文 (仲村トオル)
 井上弘一[朴弘一](中村俊介)
 木本正雄[李正雄](石坂浩二)
脚  本 原夏美

あらすじ  木本美香(仲間由紀恵)は、母・優里(仲間由紀恵・二役)が恋
した日本人青年(川端竜太)と交わした言葉と、和田亮介(和田聡宏)
の話す言葉が非常に似ていることについて、母がその青年からもらっ 
たブレスレットを身につけながら考えていた。

 亮介との出会いは、母と日本人青年との悲劇とは異なり、幸せの始
まりなのだろうか・・・?

 同僚の早瀬佳男(佐藤隆太)が亮介から美香に連絡があったかを尋
ねてきた。美香は亮介と会ったが、そのときに佳男が美香の分も含め
て書道教室を申し込んだけど本当に来るのか?と聞かれた話をした。

 仕事を終えた美香が、出版社のロビーに降りると、井上弘一(中村
俊介)がいた。父親に結婚相手として井上はどうか?と言われた美香
は身構えるが、ただ一緒に食事したいだけだよ、と言って井上は食事 
に行こうと誘う。

 亮介は山根真理(佐藤江梨子)の紹介で真理が働く喫茶店に自分の
書をおいてもらえることに。真理ははしゃいで相変わらず亮介に復縁
を迫るが、亮介は戸惑い気味。店長の薫(池田有希子)によると、真
理は過去に一度リストカットしたことがあると、付き添いできていた
大杉健(哀川翔)に伝える。

 その夜、亮介の部屋で真理は、亮介、大杉、小山ヒロシ(速水もこ
みち)にカレーを作って食べさせていた。亮介の部屋に飾られたたく
さんの書の中に、一枚だけある絵の話題になる。

 亮介は、上京する時に父の健介(夏八木勲)からもらったもので、
健介が誰かからもらったものの、処分に困って自分に与えたのではと
推測する。

 美香は高級レストランで井上と食事していた。井上は、来週行われ
る自分の副社長就任パーティーに妹の紀香(ソニン)と一緒に出席し
て欲しいと誘う。

 美香が迷っていると、携帯がマナーモードで振動する。相手は“亮
介”。美香は電話には出ずに、その日は仕事があると言ってパーティ
ーを断った。しかし、井上は近くなったらまた確認するからできる限 
り都合をつけてほしいと食い下がる。

 留守電になってしまった亮介は、書道教室で待っているから、と伝
言を残す。

 日曜日。公民館での亮介の書道教室には、美香、佳男、大杉、ヒロ
シが来ていた。

 好きな言葉を書くと言うのお題で、美香は“サザエさん”と書いた。
亮介がなぜ?と尋ねると、美香は「いい感じの家族じゃない?」と答
える。しかし、できれば次は漢字を書いてくれ、と亮介に言われてし
まう。

 教室の後、佳男は美香に“和の心特集”で亮介を取り上げようと提
案するが、職業や本名を隠している美香は迷う。

 そろそろ正直に言えばいいという佳男に、事情が変わったと美香は
説明する。その時、亮介が部屋から出てきて、二人を見た佳男は気を
きかせる。

 美香は、亮介のスクーターのタンデムシートに乗せてもらい桟橋へ。
美香の内面をいろいろ想像して知りたくなる、という亮介の言葉に、
美香はなんともいえない気持ちになり、本当のことを話そうとする 
がやはり言えない。

 亮介は美香が書いた“サザエさん”が悪くなかったと言う。美香が
込めた“消えつつある日本の家族愛の象徴”という想いを当てる亮介。

 美香は、キャラクターの中で好きなのは“波平さん”で、理由は古
臭いことばかり言って怒るが、本当は家族思いの父親だと話す。亮介
は“ワカメ”。死んだ妹の“涼子”に、おかっぱ頭が良く似ていたと 
話す。

 そろそろ帰ろうとした時、母から貰い受けた美香のブレスレットが
腕から落ちる。地面に届く寸前に亮介がキャッチして、優しく美香の
腕にはめ直して、大事なものみたいだから金具を変えな、と言ってく
れた。

 美香が夕食の支度をしていると、“海岸浴場”とプリントされたタ
オルを見つけた紀香(ソニン)がいろいろと詮索してくる。紀香は、
この手のタオルを首に巻いているような男なら、国籍の違いなど乗り 
越えてくれそうじゃない?と言うのだった。

 その時、正雄(石坂浩二)が帰宅。正雄は美香が井上のパーティー
への出席を断った話をし、美香、紀香ともに正装して出席するよう命
令する。

 その頃、出版社のビルに入る佳男を真理がつけており、佳男たちの
会社が「ネクサス出版」であることを知る。

 美香と亮介の関係が気になる佳男は、身分をまだ明かしていないと
いう美香に、怖がらずに新しい恋をするべきだ、とアドバイスする。
そんな佳男に美香は、「出歩くときには必ず持ち歩かなければならな 
い外国人登録証が最近またわずらわしくなってきた・・・」と話す。

 また臆病になってきたのだ、とこぼす美香に佳男は「彼ならきっと
・・・ですよ!」

 一方、大杉から「そんなにあの子がいいのか?」と聞かれた亮介は、
心の中に抱えているものをさらけ出す勇気を持ってくれるのを待って
いるんだ、と答える。「待っているだけじゃだめなんですか
ね・・・? 」

 再び佳男をつけようとネクサス出版に来ていた真理が、美香を見つ
けてしまう。携帯の内容から「木本」という苗字を知り、さらにあと
をつけようとするが、佳男に見つかってしまい逃げ出す。

 不安に思った佳男は、大杉を呼び出してその女の子のことを尋ねる
が、お茶を濁される。

 逆に真理は、「木本」という苗字を頼りに編集部に問い合わせて、
美香の住所とフルネームを入手した。

 美香は自宅で母の日記に書かれた「本当の私」にまつわる、日本人
青年とのやりとりや、亮介の書いてくれた「私」の書を見つめながら
考えていた。

 そして、すべてを打ち明けるから土曜日の8時に会いたい、と亮介
にメールする。「了解」との返事が亮介から返ってきた。

 そんな美香のシルエットを、門の外から真理が見ていた。

 土曜日。出社する美香に、祖母の貞姫(森康子)は正雄のために井
上のパーティーへ出てくれないか?と頼む。妻である優里が亡くなっ
た後は二人の娘だけが生きがいで、その二人を自慢したいんだから、 
と言うのである。

 仕方なく、美香はパーティー行きを決意し、亮介との待ち合わせを
6時に変更してもらうよう、亮介にメールするが、そのメールを真理
が盗み見して勝手に「了解」と返信してしまう。

 6時に待ち合わせ場所に行った美香の前に、真理が現れる。木本美
香、そして李美香という二つの名前を言い、韓国人じゃないのか?と
いう疑問を真理は美香にぶつけてきた。

 黙る美香に、だまして亮介に会い続けるのはずるい、自分をさらけ
出せないような人は恋する資格なんてない、と言い放つ。

 亮介は真理といるほうが幸せだ、そんなの美香が一番よくわかって
いるだろう?と言い切る真理に、それならすべてをあなたから彼に伝
えてください、と言い残して美香はその場を後にした。

 井上のパーティー会場では、壇上で正雄が祝辞を述べていると正装
した美香が現れた。美香の姿を見とめた正雄は、娘に語るようにスピ
ーチを続ける。

 日本海は、広いだけでなく、深くて冷たいものである。海が消えて
なくなることはないが、悲観せず、卑屈にならず、屹然と生きること
が大切である。壁にぶつかり、もがき苦しんでいる時こそ自分のアイ 
デンティティをしっかり持ち続けることが大切である、と。

 正雄への満場の拍手の中、美香は涙をためて過去を思い出していた。
いろいろ考えた上で日本の高校、大学へと通わせてくれた父・・・

 感極まって会場を出た美香を井上が追いかけてきた。井上に美香は
「お父さんは自分にとっての“波平さん”だ」とつぶやいた。「お父
さんは全部わかってるんだよね・・・」そういって泣き続ける美香を 
井上は抱き寄せた。

 その頃、時間の変更を知らない亮介は待ち合わせ場所で美香を待っ
ていた。ふと、地面に落ちている美香のブレスレットを見つけていた。


寸  評  親にとって本当に子供はかわいい、そういう親の思いをとても感
じる、正雄のスピーチでした。亮介とうまいっている時の美香だった
らあまり堪えなかったかも知れませんが、あぁいう風に弱っていると
きに親の愛を感じてしまうとやはりやられてしまいますね・・・

執 筆 者 井村(tokyowankei@mail.goo.ne.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 先日、水出しのアールグレイの葉っぱを購入しました。とてもクリアできれ
いでおいしくて、娘と共にガブガブ飲んでいます。ほんとはカフェインも入っ
ているから子供はあまり飲まないほうがいいのでしょうが、やはりおいしいも
のに子供は正直です。(井村)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。